東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2020.01.03

第7回を終えて

仙台二華高校1年の大泉政宗です。 (1)英語交流サロン  今回は、高校生はSNSを積極的に利用すべきかについて英語でディベートをしました。賛成2人、反対2人に分かれて留学生の方に進行をしてもらいながら行いました。私は英語が得意ではなく、意見をうまく主張できなかったので、今まで以上に英語学習を頑張っていきたいです。 (2)哺乳類の進化における歯の重要性              福本 敏教授  はじめに、なぜ乳歯が必要なのか、という問いが投げかけられました。正解は長生きをするためでした。簡単に地上の哺乳類で比べると、歯が生えかわらないキリンの寿命が20歳程度に対して歯が生えかわるぞうの寿命は60〜80歳となっています。人間の乳歯は、2年かけて作られて、30年しか使えないといわれ、顎の中で10年かけて作られる永久歯は150年も使えるそうです。また、歯はエナメル質という固い物質で作られる。(モース硬度は7で石英と同じぐらい固い。)  福本教授は、歯の再生治療の実験に成功をしていて、その仕組みについて教わりました。 乳歯歯髄細胞にiPS細胞をのっけてエナメル質を作る細胞と、同じく乳歯歯髄細胞から歯髄幹細胞にして象牙芽細胞にした2つの細胞から再生歯を作るというもので、まだ完全には理解できなかったのでさらに調べようと思います。 (3)進化する航空機   浅井 圭介教授  航空機の歴史から始まり、飛行機が飛ぶ仕組み、最先端の航空機について教えていただきました。飛行機の仕組みについて中学校のときの宿題の一つにあり、薄く調べたことがあったのですが、ベルヌーイの定理やクッタの理論を用いて詳しく教えてもらいました。飛行機についてはまだ少ししか触れていないので、もっと深い学習をしたいと思いました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.12.27

 岩手県立水沢高等学校の佐々木遥大です。前回の講義で思ったことを書きます。 福本先生の講義では、エナメル質は体で一番固いと分かりました。歯をナイフで傷つけることができないというのは初めて知りました。キリンなどの歯が生えかわらない動物は寿命が短いというのには驚きました。逆に永久歯だけだと6歳くらいまで固いものを食べられないというのはなるほどと思いました。歯科検診で「4」と言われたら「抜きなさい」ということだというのでこれからは注意して聞いてみようと思いました。歯から毛が生えたという話がありましたが、どのくらいの時間で毛が生えてくるのかが気になりました。乳歯は今までは捨てていたので、それを再生医療に利用できるということは確かにすばらしいと思いました。しかし、虫歯になると再生医療には使えないというのは確かにそうだと思いました。 浅井先生の講義では、スズメの体重の25~30%は胸筋だというのには驚きました。ダ・ヴィンチは鏡文字を使ったので後の研究に貢献しなかったというのはなるほどと思いました。ライト兄弟が高卒だったというのは初めて知りました。ライト兄弟は科学書を取り寄せて過去の研究を徹底的に調べたと分かりました。研究の手順としてすばらしいと思いました。風洞を開発して模型を固定すれば人が怪我をしないというのは確かにそうだと思いました。ライトフライヤー1号では自作のエンジンを使ったというはすごいと思いました。ニュートンが何でも粒子だと主張したことは間違いだったというのは面白いと思いました。20191227175633-c53faddb11a4ed1a8cbdb6dc4ebe298d9b9ad433.jpg この実験はやっているときはよく分からなかったのですが、家に帰ってからその面白さに気づきました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.12.22

「12月の講義で学んだこと」

秋田県立能代高等学校二年の中村響です。12月の講義は

「哺乳類の進化における歯の重要性」、「進化する航空機」

の二つです。

 まず、最初の講義「哺乳類の進化における歯の重要性」で学んだことです。

なぜ歯にエナメル質が必要なのかについてです。このような疑問は持ったことがなかったうえに、エナメル質がナイフよりも硬いと言う事にも驚きました。これは砂が付いた食べ物を食べることによる摩耗を防ぐために、進化の過程で備わったようですが、最近は日本では柔らかい食べ物を食べるようになったため顎の筋肉が退化してきていると聞いたことがあります。砂のついた食べ物を食べなくなった今、歯が退化してエナメル質がなくなる人が現れる可能性もあるのかと考えました。

 次に再生医療に歯髄細胞が有効ということです。私は再生医療についての知識はES細胞とiPS細胞のみだったので非常に興味深い内容でした。歯髄幹細胞は再生医療において、神経誘導が少なく拒絶反応が起こりにくい、という利点があるとのことでした。特に乳歯は自然脱落する、一人につき20本ある、遺伝的損傷が少ないため比較的低額・短時間で利用できるそうです。日本や世界で乳歯バンクが普及すると治療の幅が広がるのではないでしょうか。ただ、私的には抜けた乳歯を投げる風習がなくなってしまうのは物寂しい気もします。

次は、二回目の講義「進化する航空機」で学んだことです。まずは、レオナルド・ダ・ヴィンチがはばたき機なるものを作っていたことです。レオナルド・ダ・ヴィンチは天文学や生物学、芸術などマルチに活躍していたことは既知のことでしたが、鳥の観察をして模倣しようと試みていたとは知りませんでした。ものすごい探求心だと感心しました。

次にベルヌーイの定理についてです。地球上では飛行機に揚力が生じる理由はこれが最も確からしいですが、まだ飛行機の性質について説明しきれないことがあったり、他の天体ではレイノルズ数の変化によって翼周辺の空気の流れ方が異なっていたりと未だ謎が多いようです。以前、ネットニュースで銀河系内に現在の物理学では存在すらしないはずといわれるほど巨大なブラックホールが発見されたと知りました。宇宙には、前回、素粒子理論の講義でも習ったように未知のダークエネルギーが存在します。地球上の現象だけでは解明が難しい現象もこのエネルギーを解明する事で理解できるのではないでしょうか。飛行機がなぜ飛べるのか、これも宇宙にある未知のエネルギーを解明すると説明できるようになるかもしれませんね。物理学は効率的で美しく、あるはずなので始まりが同じビッグバンだと考えられているこの宇宙ではすべての現象を統一的に説明できるのではないか、と私は考えます。

以上で終わります。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.12.18

卵からひよこに向けて6歩目

 こんにちは、大船渡高校2年の平田美智子です。今回も活動ブログを書いていきます。「卵からひよこに向けてシリーズ」も6話(?)になりました。時が経つのは早いね。もう12月ですよ。でも、雪はあまり降らない、つまらない。地球温暖化が進んでいるという事なのかな・・・、となんとなく思う。前章はこれくらいにして、本編に移っていきます。

午前は「英語交流会」

 今回は「高校生はSNSを積極的に利用すべきである」というテーマで、全て英語でディスカッションされるはずだった・・・。そして、なりたくなかった「高校生はSNSを使うべきではない」の立場で話し合うはずだったのだが・・・。留学生が前回と同じ。留学生の出身国、ナイジェリアの話で弾み、あまりディスカッションが出来なかった。半分嬉しく、半分戸惑う。まあ、いいや。

お昼

 せめて昼食だけでも健康的にありたいと、サラダと自家製カレーを今回の英語交流会のメンバーと一緒に食べる。あっ、サラダにかけるソース的なやつを買い忘れた・・・。あーあ。

午後は講義

 授業はなぜ眠くなるのか。

理由としてみんなは思いつくのは、「昼食をお腹いっぱい食べたから」「授業はつまらないから」「疲れが溜まっているから」くらいだろうか。今回(いや、いつも)の経験から分かった事を言わせて頂こう。

"疲れが溜まっている中で、昼食をお腹いっぱい食べたらやばい"

月曜日から金曜日の授業と部活分の疲れが残っている中で、朝4時起きで4時間くらいの移動を強いられたら、さすがに誰だって疲れている。そこに、美味しいサラダとカレーを腹一杯。結果、眠くなりますね。講師の方々へ、心からお詫び申し上げます。すみませんでした。講義が面白かったですよ。

ということで今回の講義は、福本教授の「哺乳類の進化における歯の重要性について」と、浅井教授の「進化する航空機~ライト兄弟から火星飛行機まで~」の2コマでした。順番に思い出していくと、まず福本教授の講義はとても刺激的でした。今まで「歯」についてはまったく興味がなかったのですが、聞いてて興味が湧きました。テラトーマ(グロい)など初めて聞いたし、歯の細胞が再生医療に役立つすごい物だったとは・・・、知らなかったです(だろうな)。その次の浅井教授の講義も面白かったです。航空機の歴史や仕組みの説明で、ベルヌーイやライト兄弟など知っている人物の名前を聞くと心が踊ります。実験を行いましたので、ベルヌーイの定理の仕組みが理解しやすかったです。(我が自然科学部の活動の参考にしよう)

この講義が終わったら、今回の科学者の卵もおしまい。帰りには12月なのに雨が降っていました。どうも今年は暖冬らしいですね。雪ではないから、は楽に帰れるので良かったです。この講座で、自分が少しでも成長していることを願います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.12.15

第七回目の卵を終えて

 皆さんこんにちは。題名に統一性のない穂積尚子です。規則性がないという規則だと思っていただければ、ありがたいです(笑)。

 七回目の科学者の卵に際し、ご報告があります。私は現在、発展コースに選抜して頂き、ほぼ週5で星稜キャンパスに通っています。私の目下の課題はピペットの扱いが下手なこと。細胞培養時に、ピペットの「吸う」と「吐く」を間違えることが多く、泡だて器並みの気泡ができてしまうので修行中です。ですが、学ぶことはそれ以外にもとても多く、忙しいとは感じますが、幸せな悲鳴です。

 さて今回、午前中の英語交流サロンでは「高校生はSNSを積極的に利用すべきであるか否か」についてディスカッションしました。私自身は、中学の修学旅行で訪れた香港で、同年代がInstagramなどを使いこなしているのを見て(日本と香港で共通して使えるアプリがInstagramだったということもあり)、Instagramユーザーになってほぼ一年です。SNSの便利さに日常から触れている自分がDisagreeの立場を演じる難しさを感じました。言いたいことが口をついて出てこないし、相手にきちんと伝わっている自信もない。でもとにかく話す、それが大事だし、積むべき経験なのかなと思います。自分の発音はきっと普段練習しているものよりひどかったことと思います。たぶんそれはみんな同じです。この間、あるYoutubeをみていて、「American accentは自信満々に、British accentは上品に聞こえる」と話すイギリス人を見ました。カナダは発音がきれいだと、以前あるカナダ人の方とお話ししたときに聞いたことがありますが、純英語圏でもそのような違いは現れるものなのですね。そして、彼はこうも話していました。「It is ok to be Janglish speaker!」つまり、Japan accent万歳!!ということです。もちろん話すうえできちんとした発音を身に着けることは大事。(そのために夏に卵で英語能力獲得大作戦をしたわけです。)でも、それだけに気を取られて話せなくなっては元も子もない。コミュニケーションの原点だと思います。

 さて午後の一コマ目は「歯から臓器が作れちゃうってホント!?」という歯学科の福本先生によるお話しでした。

 歯から、想定外に毛が生えてきた実験結果、最初はただ面白いと思っただけでしたが、わが身を振り返って、気付くことがありました。発展コースであるポスター発表の再現実験をしていて、電気泳動があまりうまくいっていないことに関してです。実験というのは思い通りにいかないものであることをわかっていても、仮説通りにいかないことをなかなか受け止めきれない私がいました。おそらく福本先生も、想定外の実験結果に相当驚かれたことと思いますが、結果的に研究を大きく進めることにつながりました。私も粘り強くやっていこうと思います。

 また、福本先生の研究で得られる歯髄細胞はiPS細胞よりもかなり優れた性質を発揮することを知りました。ノーベル賞を受賞したのでiPS細胞にスポットライトが当たりがちですが、自分たちが知らないだけで、メディアの陰のホットな分野はたくさんあるわけです。発展コースでも、自分の知らないホットな分野を知って、将来やりたいことが増えました。情報収集の視野を広く持ちたいです。

 午後二コマ目は「進化する航空機」という浅井先生のお話でした。

 以前の英語交流サロンにて、留学生の方が火星で飛行機を飛ばす研究をしていると話していました。今日のご講演を聞き、世界的にこの分野がホットなのだと実感。やはり私が知らないことの方が、世の中多いのです。

 最近有名になっているグレタ・トゥーンベリさんの「飛行機は環境に悪い」という主張についても、先生は言及されており、メディアがなかなか教えてくれない彼女の主張の不完全さを知りました。飛行機は、同じ距離で考えたら車よりもはるかに効率の良い運送機関です。彼女はそれを知っていて、航空機を批判しているのでしょうか。皆が皆、グレタさんのようにヨットで渡航することはできません。まして航空機は必要悪というほど悪い存在ではない。彼女にも今日の講義を聞いてほしかったと思いました。ソーラーパネル搭載で無補給飛行にも成功しているというお話を聞き、航空機の新たな可能性を感じました。

 これで年内の特別講義は終了です。あと三か月で卵が終わってしまうと思うとかなり寂しいです...。すべて上手くいくなんてことはないけれど、勉強で失敗したとき、少しやさぐれそうになった自分をリフレッシュしてくれた、大切な存在です。

 最後まで、走り抜けようと思います!!

投稿者:事務局 |個別ページ

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