6月も残り1週間。あっという間に終わってしまい。。。梅雨も本格的になったようで、木曜日はかなり強い雨でしたし、来週にかけては、ずいぶん雨降りと言う予報だったのが、週末頃にみたら、そうでもなくて。この時期の天気予報は前線の上がり下がりというか、北と南の気圧のバランス。予報の難しさの一端を理解するわけですが。。。なので、午前中まで雨という予報だったのが、朝方には上がり、夜にかけては、あれると。。。出前講義には少しほっとでした。前にも書いたかもしれないですが、少し蒸し暑いのは、温暖化の影響なのか、長いスパンで見たときの経時変化なのか。。。その当たりがわかれば、もう少し対応ができるのですが。。。 今週の火曜日は仙台市教育センターとのコラボで、仙台市立袋原小学校への出前講義。この週末は、学校評議員を賜っている仙台市立片平丁小学校の授業参観日であり、それにあわせての出前講義。講義内容は「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」。と、仙台市立袋原小学校と同じ内容。今回、少し異なるのは、授業参観日と言うことで、6年生だけでなく、参観に来た保護者の方々も一緒にという企画。去年の同じ頃に、河北新報とのとのコラボで、仙台市立泉ヶ丘小学校で行ったパターン。
6年生なので、去年、仙台市教育センターとのコラボで講義を行った皆さん。少しリラックスしているような感じでしたが、参観日という緊張感もあったような。キャベツとブロッコリーを目の前にして、何が起きるのか。そんな雰囲気も。講義の最初は「トマト」をモデルに子葉が展開してから、本葉、蕾形成、開花、結実。最近の小学校では昔と異なり、色々な花・野菜を栽培しているし、家庭菜園などもしていることを考えて、トマトと同じような生長のパターンを示すと思えるのは、何か。たくさんの名前が出てきました。では、キャベツとブロッコリーについてはどうか。キャベツの花も見たことがない、また、どの様に抽苔してくるかは。。。これは、どこの小学校へ行っても難しい問題。
ということで、キャベツとブロッコリーの横断面を見てもらい、それぞれのパーツの名前を考えることをヒントに。グループごとでのその2つの植物の遺伝子を持った新しい植物はどんなものができるのか。その形、名前を。もちろん、最後に発表をしてもらうので、なぜ、そうなるかを理科的に考えてもらいながら。前回の袋原小学校でも、時間の制御が難しかったですが。これは、いつものことで。
発表はホワイトボードを使うようになってから、かなりスムーズに。発表を見ていてよかったのは、グループ全員で説明をしていたところ。想定外の質問がでてきても、しっかり対応したところも。ちょっと問題かなと思ったのは、発表になってもグループでまとまりがないところ、あと、グループで、答えを1つにまとめられないところ。もちろん、3つのideaがでているのは、よいことではありますが。。。
最後に、保護者の方々にも同じように発表を。お母さんチームは、外見図と横断面をしっかり書いているところは、すごかったです。また、お父さんチームのすごくおいしい野菜を作る、キャベツ、ブロッコリーから作るのですが、メロンのようにおいしい。そこでつけた名前が「キャメロン」。なんか、昨日からの時事問題を取り上げていて。。。児童の皆さんには、少し難しかったかも知れないですね、EUの問題。是非、おうちでその話をしてみて下さい。で、最後はいつものように謎解き。2つの植物の遺伝子を混ぜる訳なので、どちらの親に近いのか、それによってももちろんちがうわけです。そうしたことをお話しして。今回は、保護者の方もきて頂いていたので、おうちに帰ってから、また、議論頂けるのではと。。。
講義が終わったあと、成田校長先生、浅野教頭先生、安部先生と夏休み企画について、議論を。楽しい企画を夏休みが始まった頃(スペシャル出前講義 by 四国中央市川滝小学校・村上校長先生)、お盆の頃(セミを見つけよう)に用意していますので。是非、ご参加下さい。最後になりましたが、成田校長先生、浅野教頭先生、6年の安部先生、武田先生、木村先生をはじめとする、片平丁小学校の先生方にはお礼申し上げます。ありがとうございました。次は、昨年度から話になっている夏休み夕方の企画でと思いますので、よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. この企画を統括頂いている仙台市教育センターの豊川先生が前日の金曜日に研究室に。夏に企画している仙台市の教員向けの特別講義(このlinkのpage 40)。講師に、愛媛県教育委員会から「授業の鉄人」として認定されている四国中央市川滝小学校・校長・村上圭司先生をお迎えしてと言うことで。このHPから、紹介するのを失念していましたが、村上校長先生の講義については、四国中央市土居中学校のHPでも、紹介されているくらいのすごさなので。渡辺も出前講義に伺い、まだまだ、修行が足りないなと感じる方です。そんな方をお迎えするので、企画をする側もきちんとした議論をして、こんなリクエストはどうかなど、よりよい方向に議論ができました。ありがとうございました。先生方、児童の皆さんだけでなく、もちろん、研究室でも「アウトリーチ活動」のあり方というか、出前講義のこつというか、そんなことで、ゼミをお願いする予定ですので。また、このHPから、お知らせします。 PS.のPS. もう1つ、別件が前日に。昨年、仙台市立泉ヶ丘小学校で出前講義を行ったのは、河北新報社、東京エレクトロンとのコラボによるもの。今年度も同じく賜りました。出前講義先は、仙台市立長町小学校。実施日は7月21日(木)に。打合せを7月前半に行い、少しばたばたですが、昨年と同じように盛り上がることを期待して。。。
PS.のPS.のPS. 先日の「平成28年度 第1回学校評議員・関係者評価委員会」でご一緒した方に声をかけて頂いたり、学内でお世話になっている方にお目にかかったり。。。びっくりの土曜日でした。
PS.のPS.のPS.のPS. 6/28(火), 19:10. 片平丁小学校のHPに、渡辺の出前講義のことが記されていました。ありがとうございました。
【出前講義】仙台市立片平丁小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」(6/25, 28追記)
2016年6月25日 (土)
よろしくお願いします!
2016年6月24日 (金)
今年度から武田さん、内野さんと一緒に学生アルバイトとしてお世話になっております。農学部1年の平岩愛彩です。
いつの間にかこんなに自己紹介が遅くなってしまい、申し訳ないです。
内野さんの自己紹介にもあった通り、私は石川県出身です。最近の研究室では石川県トークで盛り上がっているので地元感に溢れています。と言っても私は高校3年間しか石川県にはいなかったのですが...
近頃の私は日に日に黒くなっています。揚げパン状態になる日も近いでしょう。しかしこれは全て私が大学生になって新たに始めたことが原因なのです。まさか自分がする事になろうとは思ってもいなかったそれはトライアスロンです。私は今、学友会トライアスロン部に所属しています。この事を周りの人に言うと十人中十人に驚かれます。何より自分が1番驚いています。人生とは不思議なものですね。 トライアスロンはスイム、バイク、ランを一人で連続して行う競技です。距離は大会にもよりますが、スイム1.5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞が基本です。練習はなかなかハードですが、自由な部活で先輩方や同期のみんなもいい人達ばかりなのでとても楽しいです。自分の居場所があるという感じがします。研究室のバイトとも両立できそうなので文句なしです。
春休みに描いていた大学生ライフとは全く違うライフを送っている私ですが、今とても楽しいのできっとこれでよいのでしょう。何事も楽しい事が1番です。これから先、自分がどのような道に進み、何が待っているのかわかりませんが、今は今を思いっきり楽しみたいと思います。
これから、どうぞよろしくお願いします。
P.S. 写真はトライアスロンの大会の1場面と先日大学であった北雄杯駅伝の様子です。色んな意味で熱いです。
苦境、回復、後継(6/22)
2016年6月22日 (水)
どうやら梅雨本番。西日本では、梅雨末期のような雨の降り方。少なくとも、渡辺が子供の頃から、梅雨明け前にはずいぶんの雨が降った。ただ、梅雨の時期に日中に警報が出て、学校から帰れることはなかったと思う。台風が近づくと、そんなことがあって、うれしかった。ただ、来週から出前講義で伺う愛媛県今治市内の小学校のHPを拝見することがあり、ここ数日、警報が出て、早めの下校とか。。。何とも困ったものというか、。。。熊本地震の被災地にさらなる大雨というのは「天変地異」というと、怒られるかもしれないが、そんなことでも考えないといけないような苦境と言える。なぜに、ここまでと思う。この仕掛けを知っているのは、お天道様だけなのかもしれないが、少しでも早く回復できるように、加減がほしいのであるが。。どうやって、だれにお願いすればよいのか。。。わからないのが問題である。 回復というと、植物育種学の講義で出てきたのは、稔性回復系統。生殖形質に重きを置いていたからと言うわけではないだろうが、F1雑種育種をするときに、片方の系統の花粉を不稔にする。もう片親にはF1になったとき、稔性を回復するようにさせておくことが重要である。というか、この文章を書きながら、この理屈をすっかり失念していて、ちまたの図版などを見て、ぱっと思い出さない。どれだけ、脳みそが自家不和合性だけになっているのか、。。。植物の生殖全般と言いながら、受粉の場面だけを考えていたか、。。何とも情けないことである。脳みそを広く物事を考えられるように回復させないとまずい。そういえば、消費者庁から最近のパソコンのOSのアップグレードについてのコメントが。OSを提供している側としては、後継のOSにアップグレードした方が維持管理と言う点ではよいのかもしれないが。。。そうはいかない都合もあり。。。そんなで、日延べするのは、どうにも面倒であった。なにより、手持ちのパソコンが古いこともあって、また、なじみの古いソフトウェアを使っていることも影響して、今の環境でと思っていたら、こうした助け船がでるとは。。。一度、アップグレードしたものを、元に戻すのもありかもしれないが、helpfulな助け船であった。
今のように、一人一台というパソコン環境でなく、学生の頃は、教授室に1台と居室に1台というパソコン環境。一定期間で、CPUが早くなり、これはという後継機種が出たところで、パソコンを新しくして、その時に、教授室からお下がりになるのを使って、書き物などをしていた。そんなで、コンピューターに精通していた先輩からは、パソコンで仕事以外のことをしていると、ずいぶん厳しく指導された。ただ、ブラインドタッチのソフトだけは使わせてもらったような。。。もちろん、そのうち、パソコンの数は増えて、手持ちのノートパソコンを導入したり、OSもMS-DOSからWindowsに。パソコンから見てもずいぶんと時が流れたような。。。脳みそを整理する上でも、パソコン環境はずいぶんよくなり、整備されてきたと。MS-DOSから数えて、何世代目になるのか。。。少なくとも使ったのは、(MS-DOS3.0, Windows3.1, Window95, Windows2000, WindowsXP, Windows7...)。。。パソコンとはちがうが、ちまたでは、別の「後継」をどうするかが、きょうあたりから。。。。パスとか、スルーとかはよくないし、何かの意思を示さないと。。。そのための考えるヒントというか、きっかけを見つけた。なるほどと。。。どんな苦境にあろうと、よりよい環境に回復し、それが後世に残るようなことであってほしいと。そんなことを考えた夕方からの雨であった。
わたなべしるす
【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」研究における情報収集・評価-その2(6/21, 22追記)
2016年6月21日 (火)
午前中は仙台市教育センターとのコラボによる出前講義で、仙台市立袋原小学校へ。HPからの情報発信は、少しお待ち下さい。諸般のことがあり。。。びっくりすることはたくさんあったのですが。そんな夕方にかけて、小雨が降りそうという中、5コマ目が先週に続いて、附属図書館での講義。先週は、情報をいかにgetするのか、また、それをどの様に利用するのか、情報管理を間違えると、とんでもないことになるというのは、先週のコメントの中に、かなり印象としてあったようでした。また、Googleは知っていても、Google Scholarは。。。という方も。 と言うことで、附属図書館にある端末を使っての検索実習。最初はやり方がわかるようにと言うことで「Watanabe Brassica self-incompatibility」という、渡辺の論文を検索しようと言うこと。講義の場所が少し広いこともあって、プレゼンが見えないかもしれないので、この3つのWordをどの順番で入れてもよいと。。。ただ、検索エンジンがどの様なシステムになっているかわからないままで、そんなことをしたら。。。考えて見れば、そうでした。検索結果が少しちがって出てくる。結果的には、そうしたことを理解してもらう上で、よい結果で、結果オーライと言うことで。残りの時間は、レポートを書くために、各自で検索。ただし、困ったこと、うまくいったことは、相互に情報交換。
わかったことというか、大事なこと。論文の引用としては、基本、
Hinata et al. (1995) Genetics 140: 1099.
渡辺の師匠である日向先生が米国遺伝学雑誌"Genetics"と言うのに投稿した論文。日向先生以外に3名以上の共著者がいるので、そこを略するために、"et al."と言う表記。あと、発表年、140というのは、その論文が綴じられている巻(volume)。1099というのは、その論文の最初の頁。これだけあれば、引用としては最低限の情報ですが、十分機能します。途中で質問のあった、"doi"。渡辺も正確な名前を知らなかったのですが、Google先生によると、doiは、Digital Object Identifierの略とか。なるほど。日本語では、デジタルオブジェクト識別子と呼ぶようです。あと、見つけたdoiをそのまま、URLとして使っても、そのpageがでるわけではないようです。訂正します。見つけたdoiの前に、"http://dx.doi.org/"をつけて、その後に、見つけたdoiのaddressをいれるのだと。論文のpdfなどを保存しているserverが移動したとき、探せなくならないようにと言うことのようです。なるほど。。。何かの折りに、使ってみて下さい。 また、昨今、色々なことが教育問題として、大学、大学院にもあります。ただ、学部の1年の頃、渡辺がそんなことを気にしていたか。。。少しだめな感があります。なので、そうならないようにと言うことで。色々な考え方、意見を読んだり、議論して、成長すると言うことで。。そんな参考文献を。読みたいところを読みたいだけ、と言うのが、渡辺の師匠である日向先生のお言葉でしたので。また、情報探索をどれだけちゃんとやるか、また、それを怠ると、どうなってしまうのか。それは、これまでも数多くの歴史が証明しています。と言うか、渡辺もとある遺伝子を探していて、競争相手の情報に惑わされて、すぐ近くにあるのを見ないまま、放置して、痛い目に遭ったこともあります。まさに、「信じるものは、。。。」の世界でした。と言うことを忘れないようにするために、渡辺のdesk topには写真をおいています。大事な言葉と一緒に。その方を60名の受講生の中に知っている方が1名。感動でした。附属図書館の担当の方から、記念の品を。先日、HPで紹介した最近話題になっているEU関連Goods。ありがとうございました。
ということで、2週にわたる渡辺の講義も終わり。今週のコメントシートを明日にでも拝見して、また、コメントを追加しますが、次年度に向けて、よりよくなるような講義の改善をしたいと思いますので。また、ここで講義をした皆さんとお目にかかれることを楽しみにして。。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 講義とは直接関係ないというと語弊があるかもしれないですが、先週の講義に、渡辺と同じ県の出身の方が。遠い愛媛から。と思ったわけですが、昨日、来月の出前講義の件で、市内の小学校で打合せ。担当の先生の大学時代の知人に渡辺と同じ高校の先輩が。。。もっとびっくりだったのは、同じ片平キャンパスのすぐ近くの別の施設で20級くらい若い今治西の卒業生の方が研究員として。。。いずれ、世の中、恐ろしいほど狭いのだなと。。。そんな不思議なつながりを大切にすること。それを講義で言うのを忘れていたので。。。世の中、言うほど捨てたものではないし、ということで。
PS.のPS. 6/22(水), 12:00. 附属図書館の担当の方から、昨日の講義のコメントシートを頂きました。Google Scholarを使って、自学自習をしっかりできたようで、何よりだと思います。レポートというtargetされたものに対して、どの様な情報を集めることが大事かも、短い時間で実習できたのは、企画通りかと、ほっとでした。あと、やはり、英語の論文が多いこともあり、少しなれるまでに時間がかかると思いますが、今のタイミングで英語を継続できるのは、よいことだと思います。是非、がんばってほしいなと。。。検索のwordの順番で、検索結果が変化すること、工学部情報系の学生さんは、そのからくりは、学部での講義できっと学ぶことかと思います。現代における情報収集の重要性を実習を通じて実感できたのは、何よりだったなと。。doiについては、渡辺の勘違いがありました。失礼しました。このHPにそのことは記してありますので。。。今回の実習を通じて、この講義のレポートだけでなく、他のレポートにもより大きな波及効果があれば、何よりだと。。。あと、講義をする際のスピーカーの位置など、工夫したいと思います。次回以降、次年度以降の検討事項として。。。コメント、ありがとうございました。
【出前講義】仙台市立袋原小学校・仙台市理科特別授業「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」(6/21)
2016年6月21日 (火)
土日当たりからでしょうか。梅雨の中休み。夜に少し雨も降りましたが、何とか持ちこたえている状況。この天気もどうやら明日まで。木曜以降は、また雨模様。木曜日は旧遺伝生態研での延期されているスポーツ大会。。。。昨日は、岩手県で竜巻があったと。どうも、天候が安定しません。ちょっと、今年は運に見放されたのでしょうか。いずれ、梅雨の天気。前線がちょうどよいところに来てくれることを祈りつつ。そんな火曜日。昨年度から始まった仙台市教育センターからの依頼による「仙台市理科特別授業」。昨年度は4校(若林小学校、高砂小学校、片平丁小学校、東四郎丸小学校)での実施でしたが、今年度は、6校での実施。これまで伺った頃がない小学校も多く、秋までその様子をお知らせします。その第1弾は、仙台市立袋原小学校。昨年度伺った東四郎丸小学校より少し手前というか、国道4号線に近いところ。広瀬川、名取川という2つの川を超えて、名取市との境界までは行かないですが、いずれ、周りに田畑もあり、住宅地。少し入り組んだところにあるので、学校の近くでキョロキョロしていたら、学校はこちらという案内を持って、担当の山口先生がたっておられて。。。感動でした。学校の玄関というか、入り口を探すのは、いつも考えますので。とても助かりました。ありがとうございました。welcome boardが玄関にありましたが、そのことについては、また、後ほど。 そんな所に位置する仙台市立袋原小学校からリクエストされたのが、「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」。5学年理科担当の山口先生、キャベツ、ブロッコリーなどを用意頂き、最初に植物の形態の共通性を復習。山口先生は、去年のこの企画の第1回目の講義であった、仙台市立若林小学校でお世話になったと。。。こちらは失念しており、申し訳ありません。なにより、講義のことをわかっておられる先生がいらしたおかげで、全体がスムーズに運びました。最初は、種子発芽から開花結実まで、どの様な器官が形成されるのか。また、これまで栽培したことがある植物との共通性は。こちらで例としてお話をしたのは、トマトを使ったのですが。ここまでは順調。では、キャベツ、ブロッコリーはどの様に生長するのか。ブロッコリーの花まではイメージできたようですが、キャベツは少し難しくて。。。それでいくらかはキャベツの花を知っているというのは、周りの環境のおかげだなと。では、この2つの野菜は、元々は同じものを品種改良してできたもの。つまり、2つを遺伝子を持つ植物を実際作ることができるわけです。ヒントは手元にある、キャベツとブロッコリー。
いつものことですが、ここからが班ごとのグループとしての活動。模造紙に植物の名前と形を書いてもらうわけですが、相談が長引いたり、意外と早くまとまったり。グループでの活動をどうするのがよいか、そうしたことも学んでもらえたのではないでしょうか。あと、こちらでいつも頭を抱えるのは、時間の調整。しっかり書いてほしいのですが、その分、後の発表時間が短くなって。。。何とかバランスよくなったのではないかと思います。
発表はどこかの小学校での発表の時に、ホワイトボードに貼り付けるというのを行ってもらってから、裏表に貼り付けて、時間の短縮。今回も、しっかり、ここはというポイントを発表し、質疑応答ができていたのは、よかったと思います。蕾と茎がちゃんとつながっているのを押さえているのは、niceでした。茎を切って、両者を足し算というのも。。。ちょっとこれは。交配、つまり、遺伝を混ぜると言うことなので。。。基本、最初に話をした植物の形の成り立ちのルールを守って、よくできていると思いました。このような発表をすることは多いと思います。これからもしっかりやって下さい。発表の後に、渡辺から謎解き。植物の形の成り立ちのルールを守っていれば、問題ない。つまり、答えがたくさんある。。。これには、小学生のみんなは毎回、頭を抱えるようですが。。。何とか、渡辺の解説でわかってもらえたのは、ほっとでした。代表の方からお礼の言葉の時間が取れず、申し訳ありませんでした。とてもよい発表でした。実際にこうした新しい植物を作ることができると言うことを説明したら、是非やってみたいと。と言うか、チャレンジしてみて下さい。
最後になりましたが、仙台市立袋原小学校、橋本校長先生、5学年理科担当の山口先生をはじめとする5年生担任の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度もリクエスト頂ければ、幸いです。また、企画頂きました、仙台市教育センター・豊川先生、ありがとうございました。今年度も齟齬なく、すすめることができればと思いますので、よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 発表の途中で、マイクにいたずらをした児童が。。。それを見つけた山口先生がそれをしてはいけないとその場で注意。また、5年生の熊谷先生も細かな指導を。5年生全体の先生方の名前をこちらがfollowできてなかったので、申し訳ないのですが、いずれも、グループでの活動の時など、しっかり注意頂き、よいことだなと。橋本校長先生とは、講義のあとに、今日の講義のこと、また、昨今の教育事情について、貴重な意見交換ができました。ありがとうございました。どうやってよい教育体系を後世に残すのか、とても大事なことだと思っていることをshareできたのは、本当にありがたいことでした。今後ともよろしくお願いいたします。
PS.のPS. 最初にも書いたように、理科の山口先生には、昨年度、若林小学校への出前講義でお世話になったと。さらに驚いたのは、5年の熊谷先生は、2007年に立町小学校でお世話になったと。。。人のつながりのなんとありがたいこと。これからもよろしくお願いします。一番、驚いたことは、welcome boardに、2007年に立町小学校の校長先生をされていてお世話になった狩野先生が、学校生活支援巡回相談員として同じ時間帯にいらしたこと。かなり奇跡的なことが起きないと、こんなことは生じないと思うくらいの確立で。狩野先生には、2012年、木町通小学校へキャリア教育で出前講義に伺ったときにも、お目にかかったりして。。。橋本校長先生も交えて、講義を始めるまでの短い間でしたが、教育とはということではないですが、根源に関わること、どうすればよいのかと言うことなど、小中高大連携を本当に考えないといけない時代になったのだなと。何より小学校で始まった教育が大学、社会につながると言うことなので。ありがとうございました。