東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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最終試験,謝恩,寒波

2019年2月14日 (木)

こんにちは、M2の引地です。

先日、我々M2 6名(菅野研含む)は、最終試験を終えることができました!
その以前に発表していたD3のミトマさんもお疲れ様でした。


プレゼン練習をするにあたって、ラボメンバー全体で2回見ていただき、更に同期と一緒に最終チェックをしました。

その練習を通し、ほぼ毎日一緒にいるとはいえ、同期の発表を15分聞いても研究内容をあまり理解できないことに気づき、きっと私の研究も相手に100 %伝わっていないのだと思いました。
それから、当初はこれでいいだろう、と満足していたスライドは、他研究室の方々がご覧になっても情報が入ってきやすいものへと改良すべく試行錯誤しました。(それでも分かりづらかったかもしれません。)




そして、発表当日...

発表の前に皆様にはかなりご迷惑をお掛けしてしまいました。
前日までに配布資料を印刷するということを失念しており、慌てて印刷したところ、設定がうまくいっておらずフルスクリーン片面印刷をしてしまいました
印刷を止めるために「中止」ボタンを押すも、止まらず...(プリンターを新しく交換したため、正しい止め方を分からなかった)バサバサと音を立てるフルスクリーンの紙は無慈悲さを物語っていました。
焦りで全身から冷や汗と、胃痛がこみ上げてきました。この時点でかなり心が抉られていたのにも関わらず、2回目の印刷では非表示スライドを印刷しました。

このようなトラブルがあったことで朝から疲労困憊してしまいましたが、
これも前日までに印刷などの準備を済ませ、当日は余裕を持って出発すれば防げたことです。

書いてみれば当たり前のようなことであるのに、それができなかったことは大いに反省いたします。最終試験という場面に関わらず、今後も遵守しなくてはならないことなので、この記事をご覧になっている方々はこの体験談を反面教師にしてください。


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そして、発表は無事終了し...(マスコさんの記事にもっと発表中の写真があります)

同期の質疑応答を見ていて、自家不和合性に関わる知識を問われるようなことが多く、ハラハラしていました。しかし、私の番では質問に答えるというよりは、実験手法やこれからの方針に関わる非常に有益なご意見を頂きました。
ご指摘いただいた点は、後輩にもシェアしていこうと思います。
この場をお借りして、審査に関わった先生方、お聞きになった方々には感謝申し上げます。

同期と小川さんからの感想は「発表中の顔が迫力あった」とのことで(?)、内容にも触れていただきたいと思いましたが、ネガティヴなことは言われなかったので安堵しました。
個人的には、序盤にレーザーポインターを逆さまに持っていたことを除けば、15分ジャストで終えられましたし、考察部分も修論執筆の時点で沢山のご意見をいただいたのですっきりとしたため、良かったと思っています。あと楊さんの英語は是非とも見習いたいです。

そして、開放された後は女性陣でランチをし、ラボに戻ってケーキ会を行いました。
この詳しい様子もマスコさんの記事にありますね。
我々が発表をした労いの意も勿論ですが、この日は韓国でお世話になった朴さんもいらしていて、更に学部生の金さんが最近なべ研に加入したので、皆様の歓迎会も兼ねました!welcome!


そして昨日の13日は、生命科学研究科修了祝賀会がありました。
東谷先生のご挨拶の後は、食べて飲んで話して、後はお世話になった方々に挨拶に行きました。(あっという間だったため、残念ながら話しかけられなかった方もいらっしゃいましたが...!)


20190214140327-ea7f80b5283e9c6656c68caa5f3f51d90fc5444a.jpg金さんに撮影してもらいました。ありがとう!

こうしてみると、研究科で懇親会(謝恩会)をするのもこれが最後だったので、終わってからしんみりとしてしまいました。
学生が7名も卒業してしまうなんて信じられません。寂しくなりますね。

卒業式まであと1ヵ月なので1日1日を大切にしようと実感しました。


さて、時系列が前後しますが、修論発表の日の夜から三連休、M2の3人で北海道に行ってきました。
20190214142401-15ca7277ad8261d646b1943f5022a300ef98e0ad.jpgこのように、修論発表から開放されて心が軽くなった状態でウキウキでフェリーに乗り込みました。
無事船酔いを回避し、北海道到着後は、なべ研OGのM先輩と合流し、先輩の運転で一緒に観光しました。

20190214142637-10b551b1a8dd82bc17a0a5d5a7af8d841ce71b62.jpg 20190214142704-a970440287c20f2211985e3f707a2717682c2585.jpg

ニュースに取り上げられるくらい北海道は大寒波が襲っていて、実際に気温は-10℃前後でしたが、出発前に防寒具を買い揃えたりした我々は案外ぬくぬくとしていました。
靴用のカイロはとても便利です。

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さっぽろ雪まつりにも行きました。笑ってしまうコミカルなものもあれば、息を呑むくらい精巧な作品もあり、生きているうちに行くことができ、とても良かったです。

アクティブな同期と、M先輩には道中お世話になりっぱなしでしたが、最高の旅行でした。M先輩の人間的な素晴らしさを改めて実感しました。ラボの皆さん、お土産食べてくださいね。
他にも沢山書くネタがありますが、それは他の2人のためにとっておきます。

PS.

ずっと気になっていたオイチーズのチーズケーキを遂に食べることができました。マスコさんに感謝です。

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皆様も良いバレンタインデーをお過ごしください。
それでは長くなりましたが、ここらへんで。

M2 引地

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2月14日

2019年2月14日 (木)

こんにちは、マスコです。昨日は生命科学研究科の謝恩会がありました(詳しくは、ひきちが書いてくれます)。

でっ、そんな昨日、渡辺先生から、たくさんのみかんが届きました。いつもありがとうございます!渡辺先生は、今週、愛媛県とか西日本の方へ出前授業ロードに出ております。

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私は甘平というみかんを食べましたが、とてもおいしかったです。黄色い"ひめのつき"もおいしそうなので、楽しみにしています!ビタミンを取らなくては。。。



そして、今日は2月14日。そう、に(2)ぼ(1→棒)し(4)の日です。

日頃お世話になっている人に煮干しを贈ることでにぼしを贈った人も贈られた人も幸せになれる、ひいては先祖供養になるとの言い伝えが1500年ほど前の文献にも記されているといわれています。。。贈られた煮干しで上手にダシをとったお味噌汁もしくは煮干しラーメン(ニボラー)スープを出身県の違う7人に飲ませると、伝説の煮干たんが瑞雲をまとってどこからともなく現れ、煮干しにまつわるどんな願いでも叶えてくれるともいわれていやいやいや、うそですよ?煮干しの日なのは本当ですけど(全国煮干協会が制定した記念日です)。


。。。仕切り直して、今日はバレンタインデーです。渡辺先生のおくさまや、渡辺研にいつも出入りくださっている科学者の卵のスタッフさんからもチョコレートいただきました!いつもお心遣いありがとうございます!男性メンバーがいただきます!

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渡辺研女子メンバーからは、今年度はチーズケーキ専門店Oi!Cheeseからチーズケーキを買ってみました。ショコラとOi!Cheese(どっちもチーズケーキ)をホールで。切り分けて、ひとり1ピースづついただきました。女子メンバーもいただきましたんで、お返しはナシにしていただこうかと。


黄色いのがOi!Cheese(クレームブリュレのようなトロッとしたチーズケーキ)、真っ黒いのが期間限定のショコラ(オレンジピール風味のビターテイスト、生チョコのよう)です。とてもおいしかったです。

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まだ全然食べてない人、どっちかしか食べていない人は、今日夕方には冷凍しとくから、各自溶かして食べてください。渡辺先生の分も冷凍してますので戻ってからどうぞ!


というわけで、みなさんもよい煮干しの日とバレンタインデーを!魚を食べて、カルシウムをとろう!




マスコ

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よろしくお願いします!

2019年2月11日 (月)

 こんにちは。

 2月から、インターンシップでお世話になっております。宮城教育大学3年の金(こん)あおいです。

 先週は、修士最終試験お疲れさまでした!発表の直前でお忙しいところ、研究室の皆さん、とても優しく親切にいろいろなことを教えていただきました。

 また、ケーキ会にも参加させていただき、おいしくいただきました。渡辺先生、研究室の皆さん、ありがとうございました!

 改めまして、これからどうぞよろしくお願い致します!

 先日まで展開ゼミに参加させていただき、初めてしっかりと野菜を育てています。日々植物たちの成長をみることが楽しく、可愛らしく、自分が育てた野菜を食べることができとても嬉しいです。あんなに小さかった種がこんなに大きく成長するのかと、植物の生命力、魅力にとても感動しています。

 また、先週は、オガタさんに教えてもらいながら、ハウスで育てているロマネスコを1つ収穫させていただきました。

 花の蕾の粒が集まった、花蕾の集合体で、フィボナッチ数列、フラクタルな構造が特徴的。

ロマネスコ1.jpgロマネスコ2.jpgロマネスコ3.jpg

 調べてみると、フィボナッチ数列とは、1,1,2,3,5,8,13,21,...というもので、フィボナッチ数列は黄金比とも関わりがあるそう。黄金らせんは、ヒマワリの種、シダの葉、カタツムリの殻、貝殻、台風の形など自然界で多くみられ、デザインにも応用されているそうです!

 また、フラクタル(自己相似)とは、図形の一部を取ってもそれが図形全体と似ている成り立ちをしているということ。調べていけばいくほど、自然界の美しい形について、面白いなあと感じました!

 下の写真は、家にあった貝殻を上から撮った写真です。少し似ていませんか。

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 ロマネスコを切って、洗って、ラップをして、電子レンジでチン!

 味は、ブロッコリーの香りと味に似ていて、さらに甘みがありました。マヨネーズや塩をつけておいしくいただきました。ありがとうございました!

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 私は、美味しいものをたべることが好きです。

片平には、おいしいお店がたくさんあるということをお聴きしましたので、これから発掘していくのが楽しみです!         

 おすすめのお店がありましたら、ぜひ教えて下さい☺

 また、私は、音楽鑑賞が好きです。大学では、宮城教育大学交響楽団でフルートをやっています。3月10日(日)に定期演奏会がありますので、興味がありましたら、声をかけてください!

 植物のことや、研究のことなど、初めてのことがたくさんありますので、毎日1UP⤴目指して頑張っていきたいと思います。

 これから、どうぞよろしくお願い致します!

  金 あおい

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修士最終試験、おつかれポンヘッ!

2019年2月 9日 (土)

過日の金曜日、植物分子育種分野になってからは初の、修士最終試験がありました。

今年は、渡辺研でM2が4人。菅野研もあわせると全部で6人います。大豊作です!試験前、借りてきたクロネコのようなM2たち。緊張しています。。。死んだ魚の目をしています。昨日は寝れたんでしょうか。食べれたんでしょうか。

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しかし、本番が始まるとさすがピシッとして、しっかり発表していました!みんなすっかり立派になって(筋肉とか)。

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まるで孫を見るおばあちゃんのような心境の私。手前味噌だけど、うちの孫たちは本当によく出来た子でねえ。。。げほげほ。発表スライドもだいぶ練られており、練習以上の出来だったんじゃないでしょうか。本当におつかれさまでした!


そんなM2たちのの労をねぎらって、急きょケーキ会をすることになりました。韓国から、朴さんも来ていたので、いらっしゃいませの意味も兼ねて。しかし、渡辺先生の審査の合間を縫ってなので、話が出てからケーキ会開始まで、なんと、あと一時間ないという事態に!



こんな時には、困ったときのカズノリイケダへダッシュ!

ケーキを買ってる間に、小川さんが近所のコンビニに飲み物買いに行ってくれるという素晴らしい連携プレーでなんとか間に合いました(うちの小川は本当に気が利く子なのです、うちの息子の嫁にほしいわ)。

おかげでみんなニッコニコのケーキ会になりました!

今週からインターンで研究室に来ている、あおいちゃんの歓迎も兼ねる形になりましたね(M2の発表時には、マイクを質問される先生方に運んでくれるという超大役を担ってくれ、一同、大感謝です)。先輩方の晴れ舞台だから、ちゃんとした服装で来た、とのこと。最近涙もろくて、ちょっと泣きました。

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毎年ですが、修士最終試験が終わると、ああ終わったな(いい意味でね)、という感じがします。しかし、今年は気温が高くなるのが早いので、あんまりうかうかしていられないようです(先日、温室の準備も急ピッチで進められていました)。

まだ最終試験結果が出てないので下手なことは言えないですが、とりあえず、ひとつ荷が下りたであろうM2のみんな、お疲れ様でした。審査される側も大変ですが、審査する先生方やスタッフの労力も大変なものだと推察します。まだまだ審査は続きますので、こちらも下手なことは言えないですが、先生方、本当にお疲れ様でした。


次は謝恩会(13日)でお会いします!


マスコ

でっ、過去の修士最終試験の記事は、こちら。M2の皆、参考になさるとよろしいよ。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/cat9/cat37/

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功績、情報収集、念願 (2/2)

2019年2月 2日 (土)

 気がついたら、2月になっている。2019年の1/12が終わったことになる。8%ちょっとだろうか。雪が舞うことは多いが、積雪は例年より少ない。その関係であろう。空気は乾燥しているし、静電気も起きやすい。静電気が帯電しているのは、よくないと聞いたことがあるので、できるだけ、どこかへ放電するようにしているが、簡単ではない。2月、3月で、2018年度が終わる。せめて、この2ヶ月で「これ」という功績を残したいものである。世の中を見ると、植物科学では考えにくいような「功績」の取り扱いもあるとか。。確かに、物事に対する考え方が違うからであろうか。。。いずれ、形あるものとして残すことは重要である。

20190202150743-42f030dbda050e72bba54dada5fc29727ef91845.JPG 研究をする上で、情報収集は不可欠である。意外な分野の発展が植物科学研究を発展させることもある。何かと例示しろと言われると難しいが。。。その時々で、その10年前には想定してなかったことが、重要となることは多い。もちろん、それを先読みできれば、物事は発展できるが、簡単ではない。できるだけいろいろな可能性を信じて、網をかけるしかないが、予定は未定ということも多い。ただ、先読みばかりではなく、歴史を振り返り、先読みをするというか、ことの顛末を予想するというか。そんなことも可能であろう。ただ、その歴史をいかに残すのか、記録でないようなものについては、困ったことが生じることもある。その解決の方が、大事なことである。ただ、目の前の情報収集もおろそかにはできない。意外なところに落とし穴があったりする。情報過多なのかも知れないが。。。

 時代とともに、技術も発展する。その技術発展を検討し、物事を計画することもできる。できるだけ標的を絞り込み、やれることをやることであろう。驚くことは、技術発展で、天然物と人工物に差異がないというのは。。。もちろん、そうあることを悲願というか、念願にしていた部分もあるはずであろうが。。。そんな情報を見ながら、何をやることが実力を発揮し、苦戦を強いられないようにするのか、考えないといけない。何せ、まだまだ、修行途上の身。まずは、あと2ヶ月、2018年度の功績を手土産に、2019年度を迎えたいものである。

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 わたなべしるす


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