東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】鹿児島県立錦江湾高校・コアSSH「ダイコンを基盤としたトータルサイエンスの実践(ダイコンコンソーシアム)」・コメンテーター(8/18-19)

2011年8月19日 (金)

 昨年度に引き続き、コアSSH「ダイコンを基盤としたトータルサイエンスの実践(ダイコンコンソーシアム)」の運営指導員を仰せつかり、今年度の研究計画討論会などが行われ、研究の方向性、実験方法などについて、20弱の高校の研究を議論しました。

DSCN0937.JPG 昨年までのダイコンの様々なサイエンス的な研究をさらに発展させるということで、「トータルサイエンス」という、文理融合も目指したような研究展開は、このグループの成熟を感じました。このHPでも報告していますが、ダイコンコンソーシアムの成果が、一般紙に取り上げられたり。高校生の研究として、よく頑張っていると思います。

P1010108.JPG これまでの研究を踏まえて、今年度どういうことをやるということについて、参加校の生徒さん、先生方、運営指導委員から厳しい質問が飛び、それをdeepに議論するのを見ているのは、「ダイコン」という材料を用いて、十分な思考ができていると。。冬の研究発表会が楽しみになってきました。こうした活発な活動から、全参加校に対して、「奨励賞」が出されたのは、生徒さん、先生方への、よい励みになったのではと思います。

DSCN0941.JPG 会議の最後には、小中校生へのアウトリーチ活動ということで、数校の先生方と、議論ができたのは、こちらの普段の活動へのよい刺激となりました。ありがとうございました。何より、こうした活発な生徒さんたちと2日間に亘って議論できたこと、また、会議の合間に熱心に質問に来た生徒さんの「エネルギー」のすごさを実感し、その一部を頂き、今年のこりをまた、がんばろうと思わせてもらえました。ありがとうございました。

 最後になりましたが、コアSSHを担当されている鹿児島県立錦江湾高校の讃岐先生をはじめとする多くの先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 明日は、お知らせの通り、コアSSHとの共催で、鹿児島市内の高校生に、自家不和合性キャリア教育を行います。そちらも楽しみです。

 わたなべしるす

 PS. 出張に出かける日には、空港の近くに行って初めて、車窓からですが、被災地にカメラを向けることができました。何とも言えない惨状です。5ヶ月たったのにもかかわらず。。。なんとか、ならないものでしょうか。。。

DSCN0934.JPG それから、7/17の昼過ぎに仙台でそれなり地震があり、今日、7/19の14:36にも震度5弱(M6.8)が。最初の地震では、何もなかったようですが、今日の地震では、研究室でもいくつかの落下物があったとか。それにしても、また、地震が多くなったのは、困ったものです。。。。




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