こんにちは。聖ウルスラ学院英智高等学校の小松優香です。今回はTOEICと地球の未来を考える討論会がありました。TOEICBRIDGEは昨年受けましたが,それよりも難しく,自分の本当の英語能力がどのくらいあるのかがきちんと分かるテストでした。私はリスニングが苦手で会話の内容があまり聞き取れません。聞こえてきた単語から連想して解いてしまう場合も多々あるので,正解数が多い場合でも,勘のおかげということもあるので,点数は自分の能力と重ねて見ることはできません。一応対策としてはスピードラーニングを聞いたりして耳を慣らそうとはしていますが。TOEICの教材をいただいていたので,実際にリスニングテストをしてみたら案外正解しました。勘と言うわけでもなく,まじめに解いての結果だったので正解数を不思議に思いました。よくよく考えてみたら,学校の模試の練習としてのリスニングは点数が取れるのに,いざ本番となると点が伸びません。塾の模試も同様です。リスニング力があまりないのは確かですが,一番の弱点は本番に弱いことだと分かりました。本番になると緊張して聞き流してしまうことがあるので,やはりリスニングができない原因はそこにあると思います。リーディングも同じことが言えると思います。設問が大半英語で書かれているのであせってどこの部分から読み取ればいいかわからなくなるときがときどきあります。しかし,落ち着いてできる授業内の模試対策では普通に解けるのです。本番に強い人が羨ましいとは思いますが,本番に強くなるためにはこのことが重要だと思います。それは,授業中,勉強中,練習中が何だろうが,『常に本番だと思ってやること』です。これは部活でも言えることです。いくら練習をしていても本番を意識しないで練習をしていたら大会の勢いに圧倒され完敗してしまいます。アスリートは常に本気であるから世界で活躍するような素晴らしい選手となるのです。英語とはだいぶ話がそれてしまいましたが,インプットも大切ですが,アウトプットで力を出し切るための本番に向けての本番の練習をしようと思います。9割がTOEIC以外の話となってしまいまいたが,自分の弱点を見つけることができて良かったと思います。
午後からは地球の未来を考える討論会でした。事前に渡されたレポート用紙に自分なりの地球温暖化対策をまとめ,グループで討論し,発表するというものでした。私が考えたのは二酸化炭素吸収アスファルトです。ただでさえ排気ガスが多いのに木を伐採してしまうわけですから二酸化炭素の吸収源が少なくなる一方なので伐採される植物を植えるのだったらいっそのこと現代で多く使われるアスファルトを吸収源にしたらどうか,と言うことです。もしアスファルトが可能だったらコンクリートも可能になり,排気ガスを多く出す工場そのものを二酸化炭素吸収コンクリートでつくり,建物も外もクリーンなものにできたら最高です。ところが,視野を広げようと思ってインターネットで調べてみたら,すでに開発されていました。頑張って編み出してレポートも書いたのに・・かなりショックでした。グループで討論する際,高価なのではという意見も出てきてしまいました。私の4人グループ内では残飯などを微生物によって分解しエネルギーに変えるいわゆるバイオマス発電が選ばれ,これは家庭でも簡単にできてエネルギー源そのものにお金がかからないことが理由でした。残念ながらグループ発表では決勝まで行きませんでしたが,とても貴重な体験ができました。決勝進出を果たした3チームは何かが他の人の案とは違いました。それは現実を見ないことです。コストはどのくらいかかるのか,それは本当なのかをいちいち気にしていたら何も生まれません。科学者に必要なことは発想力なのです。それを可能にするのも科学者がすることです。科学者は頭が良いとか仕事ができるとか英語が喋れるとかそういうことは二の次と考えています。3チームのような素晴らしい発明ができるように日々の生活に科学を結び付けたいです。
今回はこのような経験をさせていただき,科学者への道へ一歩進んだ気がします。皆さんの意見も聞かせていただき,そもそも地球温暖化は悪いことではないという案も出たので,人によって考え方に大きな違いがあり,おもしろいなと思いました。次回は最後の英語サロンと講義があります。楽しみです。
投稿者:事務局 |個別ページ