東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.02.11

第八回目の講義を終えて

こんにちは。聖ウルスラ学院英智高等学校の小松優香です。今回はTOEICと地球の未来を考える討論会がありました。TOEICBRIDGEは昨年受けましたが,それよりも難しく,自分の本当の英語能力がどのくらいあるのかがきちんと分かるテストでした。私はリスニングが苦手で会話の内容があまり聞き取れません。聞こえてきた単語から連想して解いてしまう場合も多々あるので,正解数が多い場合でも,勘のおかげということもあるので,点数は自分の能力と重ねて見ることはできません。一応対策としてはスピードラーニングを聞いたりして耳を慣らそうとはしていますが。TOEICの教材をいただいていたので,実際にリスニングテストをしてみたら案外正解しました。勘と言うわけでもなく,まじめに解いての結果だったので正解数を不思議に思いました。よくよく考えてみたら,学校の模試の練習としてのリスニングは点数が取れるのに,いざ本番となると点が伸びません。塾の模試も同様です。リスニング力があまりないのは確かですが,一番の弱点は本番に弱いことだと分かりました。本番になると緊張して聞き流してしまうことがあるので,やはりリスニングができない原因はそこにあると思います。リーディングも同じことが言えると思います。設問が大半英語で書かれているのであせってどこの部分から読み取ればいいかわからなくなるときがときどきあります。しかし,落ち着いてできる授業内の模試対策では普通に解けるのです。本番に強い人が羨ましいとは思いますが,本番に強くなるためにはこのことが重要だと思います。それは,授業中,勉強中,練習中が何だろうが,『常に本番だと思ってやること』です。これは部活でも言えることです。いくら練習をしていても本番を意識しないで練習をしていたら大会の勢いに圧倒され完敗してしまいます。アスリートは常に本気であるから世界で活躍するような素晴らしい選手となるのです。英語とはだいぶ話がそれてしまいましたが,インプットも大切ですが,アウトプットで力を出し切るための本番に向けての本番の練習をしようと思います。9割がTOEIC以外の話となってしまいまいたが,自分の弱点を見つけることができて良かったと思います。

 午後からは地球の未来を考える討論会でした。事前に渡されたレポート用紙に自分なりの地球温暖化対策をまとめ,グループで討論し,発表するというものでした。私が考えたのは二酸化炭素吸収アスファルトです。ただでさえ排気ガスが多いのに木を伐採してしまうわけですから二酸化炭素の吸収源が少なくなる一方なので伐採される植物を植えるのだったらいっそのこと現代で多く使われるアスファルトを吸収源にしたらどうか,と言うことです。もしアスファルトが可能だったらコンクリートも可能になり,排気ガスを多く出す工場そのものを二酸化炭素吸収コンクリートでつくり,建物も外もクリーンなものにできたら最高です。ところが,視野を広げようと思ってインターネットで調べてみたら,すでに開発されていました。頑張って編み出してレポートも書いたのに・・かなりショックでした。グループで討論する際,高価なのではという意見も出てきてしまいました。私の4人グループ内では残飯などを微生物によって分解しエネルギーに変えるいわゆるバイオマス発電が選ばれ,これは家庭でも簡単にできてエネルギー源そのものにお金がかからないことが理由でした。残念ながらグループ発表では決勝まで行きませんでしたが,とても貴重な体験ができました。決勝進出を果たした3チームは何かが他の人の案とは違いました。それは現実を見ないことです。コストはどのくらいかかるのか,それは本当なのかをいちいち気にしていたら何も生まれません。科学者に必要なことは発想力なのです。それを可能にするのも科学者がすることです。科学者は頭が良いとか仕事ができるとか英語が喋れるとかそういうことは二の次と考えています。3チームのような素晴らしい発明ができるように日々の生活に科学を結び付けたいです。

今回はこのような経験をさせていただき,科学者への道へ一歩進んだ気がします。皆さんの意見も聞かせていただき,そもそも地球温暖化は悪いことではないという案も出たので,人によって考え方に大きな違いがあり,おもしろいなと思いました。次回は最後の英語サロンと講義があります。楽しみです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2018.02.03

I keenly realized my lack of ability.

皆さん、お疲れ様でした!
岩手県立一関第一高等学校2年の八幡佑奈(やはたゆな)です。
向かうときは下り坂、帰るときは上り坂がツルツルに凍っていて、とても怖かったですね...
冬も本番となり、初めて参加した5月に見た、木々が青く生い茂っている青葉山の景色がとても懐かしく感じます。


さて、今回の科学者の卵は、
*TOEIC
*地球の未来を考える討論会:コラボレートwith Natureダイジェスト
でした。


まず、TOEICです。
自分の今の実力を可視化できる良い機会だと思い、勉強に取り組んできました。事前に配布された対策問題集を解いて臨みましたが、満足する結果は得られそうにありません。反省として、取り組み方を後悔しています。2時間連続ではなくて、細々と区切りながら、時間をはからず自由に勉強していたからです。英語力が不足していることももちろんですが、それ以前に、2時間分の集中力、体力がありませんでした。今後のTOEIC 受験でも、大学受験でもこの苦い経験を思い出しながら勉強したいと思います。


次に、討論会です。
4人でのグループ議論では、自分の意見と似ている意見と全く異なる意見の両方があり、新しい視点を得るとともに、自分の意見を発展させることができました。最終的に選ばれたのは自分の意見や自分たちのグループの意見ではありませんでしたが、さまざまな視点、考えを学ぶことができて満足です。しかし同時に、わかりやすく説明したり、発表したりすることの難しさも感じました。他の受講生のレベルが高くて驚きました。自分の説明の仕方は下手でしたが、講評でおっしゃっていたことはできていたので、その部分は続けていきたいです。


今回、両方の活動で自分の能力不足を痛感しました。これまで以上に英語にふれること、他人の考えに刺激を受けることで改善していこうと思います。


次回が、最後の英語サロン・講義です。支えてきてくださったたくさんの方々・友達に感謝しながら、今までの経験に喜びをかみしめながら、講義に臨みたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2018.01.31

科学者の卵養成講座第8回目を終えて

 こんにちは、仙台二華高等学校1年の梶川友寧です。
 先日、科学者の卵養成講座第8回目を終えました。2018年最初の活動となりました。キャンパス内は雪も多く残っており、雪が溶けて氷が張った坂道で何度か滑りそうになりました。
 最初はTOEICテスト。ここ最近毎日のようにTOEIC不安だ、大丈夫だろうかと案じていたのですが、もうどんな結果だとしても受け入れようという気持ちで望みました。電子辞書のTOEIC総復習アプリを活用して勉強していたのですが、本番でListeningを聴いたらアプリでやったよりも速く感じて少し焦ってしまいました。Readingも難しく感じて、最後の方は時間が足りなくなってしまい、焦らず慎重に解けばよかったなぁと後悔しています。でも終わったことは仕方のないことだし、合否が出るわけではありません。でも次受けるときは絶対いい点数を取りたいです。そのためには日頃からのトレーニング、特に英語を耳に入れることが大切だと思いました。TOEICでは複数の国の話し手による英語が放送され、教科書のリスニング音声とは違う訛などがあるので、日常で聴く英語ってこんな感じなのかと考えながら聞こうと思います。
 次は、科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会コラボレート with Nature ダイジェストでした。地球温暖化というよく挙げられる割になかなか解決の糸口が見つからない問題いついて、様々な意見が見られました。今回私は、二酸化炭素を削減するのも大切ですが、間接的なところから、特に森林を保護するところから考えました。日本では酸性雨が問題視されていることもあって、酸性雨を減らせば森林も守られるのではという考えが浮かびました。酸性雨の原因となる窒素酸化物、それを還元したら窒素になる。それを植物の成長にも使えたら酸性雨も防げる、植物も育てられる、まさに一石二鳥なのではないか?と考えました。それを実現するにはなにかしら還元剤となるようなものも必要になるし、それの安全性はどうなるのかなども考えなくてはいけないなと思いました。他の意見では、二酸化炭素を減らす方法として、水素オンリーの世界をつくるだとか、宇宙に進出するとか、私には考えつかなかったことがたくさん出てきて、一人では考えつかなくても、沢山の人が集まれば画期的な考えが生まれるのだとわかり、科学においては、何事も協力することが大切なのだと思いました。そして視点を少しでも先に、少しでも広く見通すことが大事なのだなと思いました。
 今回もたくさんのことを考え、たくさんのことを実感しました。次回は9回目、英語交流サロン5回目と、薬学と物理学についてとのことで、楽しみです。もうすぐ10回目のときが近づいてくるということはまだ実感がありませんが、残りわずかの活動も一生懸命取り組みたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2018.01.31

土台はどうだい?

 新年あけましておめでとうございます。1月末に言ったのは初めてです。宮城県仙台二華高等学校1年佐藤雄大です。思えば第一回卵から8か月が経過し、そろそろ卵料理を食べるときに抵抗感を覚えるようになりました。(遅いですかね...)

 第8回卵、わくわく、たのしみだなあ、と思ってドアを抜けると、そこにはやや青ざめた養鶏場仲間がいました。そうです。TOEICです。ヤツの仕業です。昼食もそこそこに試験が始まりました。模擬問題集やスマホのアプリなどを使って対策はしてきましたが、分からない単語や熟語、省略や倒置が絡んでいるのだろう意味のとれない文章などが多量にあり、勉強不足を痛感しました。リスニングテスト中に気づいたことなのですが、印字してある問題文を読みながら音声を聞くよりも、顔を上げて壁を見つめて聞く方が意味が入ってきやすいと感じました。僕だけなのでしょうか...

 
 そして次に迎えたのが前回卵のときから考え楽しみにしていた「地球の未来を考える討論会 collaborate with NATURE DIGEST」です。自分は地球温暖化についてよく知っているつもりでいましたが、配付資料を見てエルニーニョ現象で熱帯の森林がCO2の放出源になっているという事実にとても驚きました。火がCO2を排出し植物が吸収する、という簡単な関係ではないのか...
 班のメンバーで持ち寄ったアイデアを合わせているとき、CO2以外の温室効果の地球温暖化への影響についての話が出ました。実はCO2による温室効果(単位量あたりの温室効果と大気中の濃度の積)は全体の63%ほどで、他はメタンやフロンなどの微量の気体によるものです。温室効果ガスの存在量としてはCO2が96%と圧倒的なのですがメタンやフロンの単位量あたりの温室効果がCO2の数百倍以上であるためこのような結果になっており、長期的に地球温暖化について考えるならばCO2だけではなく微量な温室効果ガスについても考えなければならないのです。フロンに着目すると、以前は冷蔵庫の冷媒などに使用されていましたが、オゾン層破壊のおそれからモントリオール議定書で規制がなされました。かわりに代替フロンが普及したのですが、温室効果という面ではフロンとさほど変わりないのです...そのため、代替フロンを含めフロン類に規制をかけるべきと考えます。また、現在完全にノンフロンの冷蔵庫が実際に開発されているらしく、それを普及させることで、今より少しクリーンでクールな地球になるのではないかと思います。

 また、発表会をしている間に考えたことがあります。ほかのグループや決勝に行ったグループの発表にはイラストやチャートが使われており、また話し方も緩急をつけており、上手だなあ...とただ口を開けて感じていたのですが、ふと、これらの工夫に「聞き手の理解を助けるためにしている」という共通点が見つかりました。考えてみれば至極当然なのですが、これを考えれば、例えばイラストはどこまでが適切でどこからが過剰なのか、ジョークを入れるべきタイミングや数も明確になるかもしれないな、と感じました。

 今回の第8回卵で、勉強やプレゼンをするとき、やはりなぜそれをするのか考えることでそれがより有意義になり質が高まるのだと思いました。勉強は小さい視点で見ればものごとを理解するためであり、プレゼンは自分の意見、考えを相手に伝えるためのものです。これらの「基礎」や「土台」といったものに一度立ち返り、「土台は大丈夫かな?土台はどうだい?」と自分自身に問いかけることにより、それにどういった工夫を加えれば良いのか明確になると感じました。
 特別講義を受けられるのは次回が最後です。もう一度土台を確かめ、最大限に講義を吸収、活用したいと思います!
 

P.S.第28回日本数学オリンピック(JMO)予選に出場してきました!組み合わせ、幾何、ゲームなど12問の問題を3時間ぶっ通しで解き、その解答のみを記述するというものです。結果は12問中6問正解で本選出場にあと一問届きませんでした...(2年連続です...)
とはいえ受験者の上位10%以上には入ることはできたので、地区表彰は頂けると思います。来年こそは本選に行けるよう頑張ります...

投稿者:事務局 |個別ページ

2018.01.30

Thinking about causal relationships

 こんにちは。宮城県仙台二華高等学校1年の関百咲です。前回の講義についてのブログが書けないままですが、記憶の新しいうちに今回のものを書いてしまいたいと思います。


 1週間前に急いで参考書を買って結局終わらないまま受けたTOEICは、やっぱりbeyond my comprehensionでした。模擬試験の感触ではまずイギリス英語が聞き取れない。発音の違いを調べてみたものの、口を開かない? Tが詰まる? 字面だけではちんぷんかんぷん。やはり「自分で発音できないものが聞き取れるはずがない」という言葉は実に的を射ているのだと実感しました。TOEICの単熟語は知らないものも多く、それこそ聞き取れないのはもちろん、別の単語に聞こえたり熟語の一部だけ聞いて意味を取れなかったりするのは本当に質の悪いミスでした。そして、リーディングはとにかく量で攻められる。模試ではラスト30問くらい、本番はあと7問解けなかったです(す、少しは進歩した......)。パッセージを読むスピードも、問題な言葉やセンテンスを拾う力も、まだまだ及びませんでした。TOEIC満点という言葉はよく聞きますが、それはとる人が多くいるからではなく偉大なことだからなのですね。ノーベル賞みたいな感じで......。

 お陰で今後の英語学習の目標が立てられました。リスニング(主にイギリス英語)と速読です。とりあえずは解きかけの参考書を完了させないと。


 Nature Digestの討論会についても本当に自らの思考力の未熟さをただただ痛感していました。「地球温暖化の根本的な原因は二酸化炭素の排出だから、二酸化炭素を減らさねばならない」私の考えはここから動かず、まさか冷却効果のガスだとか国家レベルでの水素社会形成などという切り口の発想には至らなかったです。

 今回の教訓は、問題に直面した時まず初めにすべきことは、因果関係を正しく把握すること。例えば温暖化だと、私は「本来地中に固定されていた化石燃料が燃焼されて二酸化炭素が排出された」としか考えていなかったところを、本当は「温室効果ガスの排出により熱が地球外へ逃げなくなっている」というように根本から捉えねばならないのだと思いました。そうすればもっと解決策の選択肢が広がります。そして、あらゆる手を使って情報収集すること。原因を理解しても、何をすればいいか漠然としていて分からないときは、とにかく調べてみる。実現可能性やメリットデメリットを比較したり付け足しの改善策を考えたりしてみるのが、賢いアプローチであるように感じました。


 なんと、次回の卵で英語サロンも講義も最終回です。信じられない。今までいろんな分野の知識を得て、そしてひたすら頭を回転させては猛スピードでペンを走らせて......いや、総括は次回かその次にしないと、まだまだ終わったわけではありません。


 次回もなかなかhardかつinterestingな内容になることと思います。最後まで予習も欠かさず、do the best! できるように今から期末試験の勉強をしようと思います。もう、どうして試験日に挟まれてるの!?


 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

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