皆さん、こんにちは。仙台青陵中等教育学校4年 山本望海です。今回は3/19〜20の活動をご報告します。
≪その3 今日の活動を振り返って 3/19(in California)≫
今日は初めてのSTEM校での活動があり、日本の高校での授業との違いを感じました。
日本の授業は座学で先生の話を聞くことがほとんどですが、STEM校での授業は学生同士の作業が多く、とても自主的に活動しているように見え、日本の大学の授業に近いなと思いました。
このような授業を通じて、日本よりも早くから社会に求められるコミュニケーションの取り方や自律的な学習の仕方が身につけられているので、アメリカから積極的にクリエイティブな企画や商品がうまれているのかなと、ふと思いました。
また、私たちはCenter for Environmental
Research&Technology とBOURNSを訪問させて頂き、環境のことを考えて最先端の技術を使って実際に行動に移しているアメリカと、電力の安定供給のための発電方法について討論を未だに交わしている日本の差を感じたり、会社を立ち上げるパイオニアになるために必要なことはなんだろうかということを考えさせられました。
その後STEM校の皆さんと交流する時間があり、ジェンガをして私たちのグループは非常に高く積み上げることができました。(高さは約160cmと私の身長ほど!)
私は高く積み上げる秘訣がないか気になって、調べてみたところ、そもそも、ジェンガのブロックは54個あり、すべて同じ大きさでできているように見えますが、実はちょっとした微妙な大きさの違いや重さの違いがあることを知りました。重心を見極めることが最も大事だそうです。
私は、下の方の段は3つに並べてあった状態から抜かれたりしている=重心が定まっているので、ジェンガの取り方以上に、取ったジェンガの置き方が勝敗を決めるのではと考えました。また機会があればチームを作ってチームごとに作戦を練って「科学的」にやってみたいです。
≪その4 今日の活動を振り返って 3/20 (in California)≫
今日はCity Hallで市長訪問から始まりました。私は市長さんに親書を手渡しする大役を頂いていたので、少し緊張した状態で始まりましたが、その後STEM校の高校生たちと合流してArt Museumへ行き、自由行動でリバーサイド市街地を散策できたことで高校生たちと親しくなり、かなりリラックスした時間を過ごせました。
Art MuseumではWendy Maruyamaさんを中心とする日系アメリカ人の方たちの作品を目にすることができ、戦争が本当にあったのだということとその事実の重さを感じました。また、そういった事実を伝えてくれる作品を守り残していくことは戦争を繰り返さないために大切だと思いました。
これは私の住んでいる仙台の街においても同じことが言えます。リバーサイドと姉妹都市であるということで、ホストファミリーやSTEM校の高校生たちに仙台のことを聞かれる機会が多いのですが、東日本大震災が知られていなかったり、自分自身が仙台のことをあまり知らない・説明できないことに気づかされました。国境を越えて、震災があった事実を伝えていくために何か形に残るものが求められていると思いました。
今日はCity Hallで下の写真のような木を見つけ、ウェルカムパーティーでもらった小さな蜜柑のような果物を思い出しました。見た目は蜜柑にそっくりなのですが、食べてみると蜜柑というよりオレンジの味がしたので、不思議に思いホストファミリーに聞いたところマンダリンオレンジだそうで、1900年代初期、アメリカ農務省フロリダ柑橘局でミカン類とスウィートオレンジを交配育成し、誕生した品種といわれています。
その後、1922年(大正11年)にフロリダの苗木農家であるチャールズ・マーコット・スミス氏により芽接ぎ繁殖されたことがわかりました。
ミカン類とスウィートオレンジが交配されているから見た目が蜜柑で味がオレンジのようだと感じたのだと思います。今が旬だということで、美味しく頂きました。
[参照]http://www.fruit-safety.com/fruits/orange6.php
投稿者:事務局 |個別ページ