昨日はみなさん、今年度最終回である科学者の卵養成講座第10回、そして研究発表会お疲れさまでした。仙台青陵中等教育学校4年 山本望海です。
私は発展コースⅠのメンバーとして口頭発表・ポスター発表をさせて頂きました。まずはじめに、皆さんのご評価のおかげで両発表において賞を頂けましたこと、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。
発表において、後悔したことや知識や言葉が足りず課題は多くありましたが、それも含めて大変貴重な経験ができました。
3月10日の発表を1つの大きな目標として10月から研究させて頂く中で、知らないことがこんなにも多いのかと自分の未熟さを思い知らされて落ち込んだり、何度も実験作業の練習をして自分で出来るようになり、仕事を任せてもらえた時には今までにない達成感を味わうことができました。
また、研究をするということは自分の想像しているよりも、人と人との繋がり・協力・密な情報共有で成り立っていることを知りました。
普段あまり誰かと連絡を密に取ることがない私にとって、私と一緒に研究室に所属させて頂くことができた立石さんをはじめ、研究室の方たちと毎日のように実験の進行状況や予定を連絡し合うことは最初なかなか慣れませんでしたが、研究が進むにつれて分担作業が必須になり、お互いの近況を報告し合うことで作業の効率化が図れることを強く実感しました。また立石さんと私は得意なことが違い、それを活かして研究発表の準備を進めたことで2人と少ない中でも発表準備を無事に終えることができました。
そして、上手くいかなくて落ち込んだときも、立石さんや同じ研究室の方たちに励ましてもらったり、私たちの科学者の卵の先輩である山中さんに過去の経験をお話しして頂いて、また頑張ろうと元気を頂いたりと、精神面でも研究にはたくさんの方の支えが必要なのだと感じました。
この科学者の卵養成講座を受講したみなさんが発展コースⅠに参加したいと思い、切磋琢磨していた中で、選んで頂きこのような経験ができたのことは本当にありがたいことだなとつくづく感じています。私が今年度の1年間で経験したことや学んだことをブログを通じて少しでもみなさんに発信・共有できていれば幸いです。
今回で今年度の科学者の卵養成講座が最後となってしまったことが残念ではありますが、これまでの講義を通じて、科学者として研究の第一線でご活躍されている先生方の研究に触れさせて頂き、研究することの大変さと素晴らしさの両方を感じ、多くのことを学ばせて頂きました。また英語交流サロンでは留学生の高いコミュニケーション能力や学ぶことへの熱意に私も頑張らなくてはと刺激を受けました。
そして何よりも、全国各地から集まってきた皆さんと同じ第9期生として1年間活動できたことが、私の16年間の人生の中で1番かけがえのない財産です。科学に興味があり夢中になってお互いに語り合える同じ高校生が身近にいるという夢のような環境において頂き、大きな刺激を受けられました。
このような環境作りにご尽力いただいた事務局の皆さんや先生方、私の研究活動を支えてくださった堀井教授をはじめとする研究室のみなさん、そして私と一緒に活動してくれた第9期生のみなさん本当にありがとうございました。またぜひお会いしたいです。そのときには少しでも成長した姿をお見せできればと思います。
仙台青陵中等教育学校4年 山本望海
投稿者:事務局 |個別ページ