東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.06.01

第一回講座の感想 

 秋田県立秋田南高等学校の長野将之です。これから1年間、「科学者の卵」として講座に参加させていただきます。どうぞよろしくお願いします。少し遅くなりましたが、先日行われた「科学者の卵養成講座」の第一回を受けての自分の感想を書いてみました。

 まず、昨年度の海外研修報告やアドバイスで印象に残っているのは、多くの方が強調されていた「積極性」です。せっかくこの講座を受ける権利を与えられたのだから、積極的に活動して自分にとってプラスになるようにしないともったいない、という主張がはっきりと伝わりました。それを受けて、この講座では自分も積極的に行動して、様々な能力を身につけたいと、改めて感じました。自分は普段は控えめな性格ですが、この講座では、自分のできる限りのことを尽くしていきたいです。(最終的にはその今の限界を越えるくらいになっていたい。)それと、予習をしておくと講義で理解が深まるという話があったので、次回の講義に向けての予習を、後で自分なりにやっておきたいと思います。

 次に、講義についてです。自分は植物の遺伝子組み換えと言われると、形質を変えたい植物の遺伝子の情報を人間が精密機械などで直接組み替える、というイメージを自然と持ってしまっていました。ですから、アクロバクテリウムという細菌の持つ遺伝子組み換え技術が利用されていると知った時には内心驚きました。また、他の生物の遺伝子を特異的に働かせる「プロモーター」の存在も知りました。後で調べて分かったことですが、プロモーターが目的の遺伝子以外の遺伝子を起動させ、有害物質を作り出す危険性があると指摘されています。また、遺伝子組み換え技術自体も不安定であり、危険なものが偶発的にできてしまう可能性もあり、それは今の技術では制御しきれないそうです。これを受け、遺伝子組み換え技術の弱点を知ったと同時に、自然や生物の力の大きさを再確認できたと思いました。講義全体の感想としては、難しい内容が入っていながらも、とても分かりやすくて勉強になりました。講師の伊藤先生、本当にありがとうございました。

 もうひとつ、講義の後のレポートが悔しい結果となったことを今も覚えています。一つ目の質問に答えるまでに時間がかかってしまい、三つ目の質問の答えはかろうじて書けたものの、二つ目の質問は意味さえ理解できずに終わってしまいました。また、三つ目の質問の答えも物足りないものになってしまいました。このことから、知識を蓄えるインプットの能力以上に、質問の意味を理解し、素早く自分の考えをまとめて相手に伝わる文にするという、アウトプットの能力の重要性を感じました。この講座にはレポートだけでなく、他校の生徒や外国の留学生とコミニケーションをとり、自分の意志を伝え合うというアウトプットの能力を使う要素も含まれています。それらのことを通じて、自分の考えを短い時間でまとめ、相手に伝える力を養っていきたいです。

 最後に、今回の講座全体を通して、この講座に参加できて光栄だな、と思いました。自分はまだまだ未熟者ですが、卵の殻を破って飛び立てる程の能力を持てるよう、自分の可能性を信じ積極的に活動したいと思います。自分はブログ初心者で、拙い文章となりましたが、最後まで読んでくださった皆様に心から感謝します。ありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.31

決意

 初めまして。群馬県立高崎女子高等学校2年の川手里桜です。今回は、記念すべき第1回目の講座に参加して、タイトルにもあるように私が決意したことについて書きたいと思います。他の皆さんが初回の講義に関することを書いている中、空気が読めないブログになってしまうかもしれませんが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

 「常に『なぜ?』の気持ちを忘れない。」 これは講座前半に行われた、昨年度「科学者の卵 養成講座」に参加した方々の発表を聞いて、特に私の心に響いた言葉の一つです。これから1年間かけて私たちは様々な分野の講義を受けるわけですが、その中で私はできる限り多くの「なぜ?」を見つけたいと思っています。講義を通して東北大学の先生方が私たちに教えてくださることの中には、今自分の持つ知識だけでは理解することが難しいあるいは容易に答えを出すことができない高度な内容も含まれているのではないかと思います。そうした壁にぶつかった時に、「よくわからないけれど、先生がおっしゃっていることなのだからこれは当たり前のことなのだろう」、「なぜそうなるのかを知りたいけれど、こんなことを聞いたらあきれられてしまうのではないか」などという風にグチャグチャと頭の中で考えるのではなく、自らの「なぜ?」という気持ちを大切にし、少しでも疑問に感じたことがあったら躊躇せず積極的に質問していこうと思います。与えられたチャンスを生かすも殺すも自分次第。110分間という時間を有意義なものにするか溝に捨てるのかも自分次第。「常に『なぜ?』の気持ちを忘れない。」 この言葉を胸に刻み私は講義に参加していくつもりです。

 最後にこれは個人的なことになりますが、もし皆さんの中に宇宙(宇宙に関することであればどの分野でも構いません)が好きだという方がいましたら、ぜひともお話がしたいので次回の講座で私に声をかけてください。 

これから1年間よろしくお願いします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.30

「第1回・科学の卵」 所感

青森県立八戸西高等学校の河守田桃華です。教授の方々、事務局スタッフの方々、学生スタッフの方々、先日は大変お世話になりました。分かり易くまとめるのでみなさん是非最後まで読んでみて下さい。 ①「科学の卵」に参加する前 私は初め、『周りの人は頭のいい人達ばかりなんだろうなぁ』ととても不安でしたし、青森から行くということで交通の面も不安でした。楽しみな反面不安からのストレスも大きかったです。 ②海外研修報告及び先輩方からのアドバイス 印象的だったのは、『能動的に』というフレーズです。環境は整っているし、チャンスは与えられているから、後は自分次第で決まります。慣れなくて、大変かもしれないけどピンチはチャンスだと思って、本気で取り組んでいこうと思えました。 ③DNAと遺伝子組換え植物 遺伝子の機能を明らかにしたい際、〈突然変異体〉を利用することに感心しました。つまり、1.ある遺伝子が機能しなくなる(〇〇しない)→2.その遺伝子は〇〇するのに必要と分かる→遺伝子の性質が明らかになる ということです。直接見つけ出そうとするのではなく、おかしいところから性質を考察する、という方法を利用していて、自分のモノの見方・考え方が一転したように感じます。また、DNAの抽出は3回目だったのですが、洗剤の役目が細胞膜(リン脂質)を溶かすためだとは初めて知りました。 ④感想 講義は新しい知識が得られて楽しくて、メモの手が止まりませんでした。ただ、理解しきれていないところが少しあるので、そこは自分で調べて、自分のものにしたいと思います。今回予習して行ったのと、最後に教授に質問できたのが良かったので今後も続けたいです。課題はレポートを書く力です。今回はあまり書けなかっので、短い時間で言いたい事をまとめれるように練習していきたいと思います。 ⑤最後に もっともっと成長して色んなチャンス掴んでいこうと思っています。仲間を大切に、切磋琢磨しながら頑張ります。次回からも、よろしくお願いします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.30

卵の殻は、割らなくちゃ。

 ブロッコリーのDNA抽出初めまして。宮城県仙台二華高等学校1年の、佐藤雄大です。27日の、第一回の講義に参加した感想について、まとめたいと思います。

 まず、講義が始まる前に食堂に行ったのですが、そこで初めて「科学者の卵仲間」、すなわち「養鶏場の同僚」と出会いました。この人たちと果たしてまともに戦えるのだろうか、どういう講義内容なのだろう、と考えるととても緊張し食事はスルリと喉を通っていきました。余談ですが、写真をこれにしようかと悩むほど、ネギ味噌豚丼は美味しかったです。

 そしていざ会場に入ると、意識が高そうな人が大勢いて、一瞬会場を間違ったかと疑いました。しかし隣の人と喋ってみると案外気さくな人で、僕の大好きな数学の話にも乗ってくれました。開講式が始まると、教授の方々のユーモア溢れるスピーチや、魅力的な海外研修の紹介のおかげで、緊張は解けていき、また、発展コース、海外研修にも是非参加したい、と強く思いました。

 さて、ここからが本編です。講義が始まりました。ストライプとボーダー、またドラえもんのひみつ道具の例などを用いて、とても楽しくDNAと遺伝子組み換え植物について学ぶことができました。onion1のDNAは、普通のDNA、中でも遺伝子の一文字が違うだけで極長鎖脂肪酸合成酵素ができなくなり、そのため一番外側の遺伝子が表皮にならず、長生きできない、また、それによって表皮は植物の生長に欠かせない器官であることも分かる、という話が面白いなと感じました。ブロッコリーのDNAを取り出したときは、取り出し方は知っていたものの実際に取り出したことはなく、簡単な手法でこんなに綺麗に現れてくれるものなんだ、と感動しました。僕らは毎日DNAを食べていると考えると、やはり僕らは常に食べ物に感謝すべきだ、と感じました。ありがとうございました、ネギ、大豆、麹菌、豚の皆さん。また、アグロバクテリウムについて調べてみると、植物細胞にDNAを送り込むメカニズムはタイプIV分泌系といわれ、ヒト病原菌の多くが細胞にタンパク質などを送り込むメカニズム(タイプIII分泌系)に類似しているようです。つまり、祖先は同じで、そこからヒト病原菌とアグロバクテリウムに分かれていったのではないか、と考えました。

 また、開講式で言っていたことと講義で言っていたことで、一つ共通することを見つけました。それは、「いきなり成功したらなぜ成功したのか分からない」ということです。失敗しても、なぜ失敗したのか考えることで、成功以上のものが得られることに、驚きました

 東北、関東から集まった卵たち。この養鶏場からは、恐るべきことにニワトリは出ないでしょう。みなイヌワシやオオタカとなって、羽ばたいていく卵たちだと思います。しかし僕たちはまだイヌワシの可能態。現実態となるためには、やはり自分の殻を破ることです。間違えるのが恥ずかしい、話すのが恥ずかしい、失敗するのが怖い、そんなことを言っていたらいつまでも炭酸カルシウムの牢獄の中です。やはり、目玉焼きになる前に、酢酸をかけられて無理矢理溶かされる前に、自分の力で、卵の殻は、割らなくちゃ。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.29

伊藤先生の講義を受講して

 こんにちは。そして、一昨日に開講された「飛翔型科学者の卵養成講座」に参加された皆さんお疲れ様でした。岩手県立一関第一高等学校2年の松本英(ひで)です。初めてブログを書きますが、あまり長いと読みたくないと思いますので短くまとめます。
 一昨日のプログラムは、開講式と海外研修に参加された先輩方からのお話と講義「DNAと遺伝子組み換え植物」の3点でした。どれも非常に面白くためになる話ばかりでしたが、私は提出レポートにあった「遺伝子組み換えしたい植物」についてブログを書かせていただきます。私は遺伝子組み換えしたい植物としてモヤシを挙げ、その栄養価を高くしたいと思いました。理由は以下の3つです。
 1つ目は、残食が減ることです。モヤシが嫌いな人を私は聞いたことがありません。そのため、ピーマンのように栄養価の高いが嫌いな人の多い野菜を料理するよりも、嫌いな人のいなくそして栄養価の高いもやしを料理したほうが残されて、処分される確率は低いと考えられます。残食を減らすことは、有限な資源を効率良く利用することにつながると思います。
 2つ目は、貧しい人達を救えるかもしれないからです。モヤシは価格が非常に安く、大量生産が可能です。そのため、もしモヤシの栄養価が高ければ、お金の無い人も栄養価の高い食事をとれます。私の兄は現在大学生で一人暮らしをしています。兄が帰省してきた際に「節約のためにモヤシをよく買っている」と言っていました。その話を聞いた母は兄の食生活について心配していました。しかし、モヤシの栄養価が高くなれば兄のような人も健康に生活でき、母のように心配する人も減ると思います。そして、発展途上国で生活をしている人にそのモヤシの作り方を教え、現地で栽培できれば、飢餓を防げるかもしれないと考えています。
 3つ目は、この遺伝子組み換えが非常に安く、大量に行えることです。私はモヤシの栄養価を高めるために、野菜や果物の実と皮の間の部分にある遺伝子を用いることを考えています。理由は、その部分は非常に栄養価が高いと言われているのに、加工される際に処分されることが多いため、安く、大量に手に入るからです。
 これらの理由により私は、モヤシの栄養価を高めることを考えました。しかし、私はメリットばかりを挙げてきましたが、現在このような商品がないのにはデメリットが多いからだと思います。私は勉強不足のため、どのようなデメリットがあるかはわかりません。これからは遺伝子組み換えについて調べ、学習し、課題を研究したいです。さて、皆さんは「遺伝子組み換えしたい植物」で何を考えましたか?

投稿者:事務局 |個別ページ

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