東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.05.27

初めての「飛翔型科学者の卵養成講座」

DSC_1418.JPG 初めまして!宮城第一高等学校の一年生、佐藤美歩です。

 今回の科学者の卵養成講座は、「DNAと遺伝子組み換え植物」についてでした。DNAについては、中学生の頃に少しだけ調べたことがありましたが、細かいことはすっかり忘れていて、改めて知ることたくさんあって面白かったです。

 さて、講義についてですが、まず特筆すべきは進む速さでしょう。予め渡されていたプリントにメモを取ることはできたのですが、それをまとめたり、どれをレポートに使おうか考えることはほとんど出来なかったです。また、レポートを書く時間もとても短く、自分の言いたかったことが半分も書けなくて悔しかったです。このことから私は、次の講義の予習をすること、講師の先生の話を聞き、メモを取りながら頭の中ではレポートの構想を立てることが大切だと思いました。

 そんな中私が疑問に思ったことは2つあります。

1、何故DNAの析出の実験にはよくバナナやブロッコリーが使われるのか。

2、人間に遺伝子組み換えを施したらどんなことがおこるのか。

 まず、1についてですが、これについては中学生の頃から不思議に思っていました。そして私は細胞壁が壊れやすいからか、DNAが特に多く含まれているからだと思いました。なぜなら、DNAの析出の実験は細胞壁を壊して中のDNA(正確にはRNAや多糖類も含まれている)を取り出して観察する実験だからです。

 次に、2についてですが、これについては講師の先生に同じ受講生の方が「遺伝子組み換え技術は人間に応用出来ますか?」としたところ、講師の先生は「技術的にはできます。」とのことでした。

 ということは、例えば、サッカー選手の遺伝子を赤ん坊に移植したらその子供はサッカー選手になるのでしょうか?もっと言えば自分のやりたくないことをすべてやってくれる自分のコピーだって作れるはずです。・・・とまあ、ここまではまだまだ甘い方です。もしそんなことができたなら、何の疑問も持たずに命令を遂行するロボットのような人間や、思いやりだけを持った悪いことは一切考えないような人間を作れてしまったら・・・?それはもう、人間と呼んでいいのでしょうか?

 技術の進歩や科学の発展も確かに重要ですが、人間には踏み外してはいけない道もあると思うので、倫理観や道徳心を持った行動をしないと、それこそ諸星大二郎さんの描く漫画の世界になってしまうのではないか?と少し怖かったです。

 今回の科学者の卵養成講座では、得るものがたくさんありました。次回の講座も今から非常に楽しみです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.27

科学者の卵第一回

こんばんは、宮城県仙台二華高等学校の小林雅望です。

本日の講義は「DNAと遺伝子組み換え植物」についてでした。伊藤先生の講義は面白く、分かりやすかったです。ありがとうございました。私は植物の遺伝子組み換えの方法すら知らなかったのですが、今回簡潔に教えていただきすっきりしました。アグロバクテリウムに電気ショックを加えるだけでアグロバクテリウムの遺伝子組み換えが可能になり、その組み換えアグロバクテリウムですぐに植物の遺伝子が組み替えられるのは、手軽で驚きました。ここで先生に質問です。アグロバクテリウムの遺伝子には様々な種類がありますが、そのなかで特定の遺伝子と組み替えたい遺伝子を入れ替えることはどのように行うのでしょうか。あるいはただ遺伝子を入れるだけでよいのでしょうか。その場合、植物に入る遺伝子は、組み替えたい遺伝子とアミノ酸を作らせる遺伝子と分裂を促進する遺伝子、ということになりますが、組み換え植物に特定のアミノ酸が増えることは問題ないのでしょうか。

ONION1遺伝子についてのお話も興味深かったです。表皮ができないONION1遺伝子をもつイネが大きく育たないことについて、私は不思議だと思いつつも理由が思いつかなかったのですが、直後に、表皮ができることが内部の形成に必要であり、表皮から内部に指令が出されることで内部が出来上がる、という話を聞き、納得しました。別々の組織に見えても形成に深く関りがあることに驚きましたが、表皮がなく内側がむき出しの場合、水がすぐ蒸発してしまううえ菌にもすぐ感染してしまうので当然のことかもしれません。今の私は先生がおっしゃったような考えを仮定として思いつくことができませんが、これから多くの先生方の講義を聞いて様々な視点を取り入れ、多くの仮定が浮かんでくるようにしていきたいです。

レポートを短時間でまとめることは大変でした。これを乗り越えなければ研究コースへの道は開かれないので必死に書きました。植物で遺伝子組み換えをするアイデアについて、私は食肉植物を組み替えてたくさん家の中に入ってきた虫を食べてもらおうと思い①虫の好きなにおいを出す物質を作る遺伝子を入れる②食べる部位を増やすため、食べる部位のもととなる細胞の分裂を促進させる遺伝子を入れる(分裂したそれぞれの細胞が食べる部位になったら大量の食べる部位ができるから)、とレポートに書いたのですが、付け足したいです。③消化液の分泌を活性化させるタンパク質を多く作る遺伝子を入れる④光合成を抑える物質を作る遺伝子を入れる、です。③について、虫を多く捕まえても消化しきれなければ植物に虫が多くつくだけで人の気分がさらに悪くなりますね。かわいらしい虫なら良いですが家に入ってくる虫はたいていそうではありません。④については植物が光合成で十分に栄養が取れる場合あまり虫に反応しないかもしれない、と思い付け足しましたが光合成の仕組み自体が詳しくは分かっていないようなので実現は特に難しいかもしれません。

講義の前には先輩方のプレゼンテーションがありました。どの先輩も「積極性」が大切だと教えてくれました。自分が興味を持つ分野で研究を行いたい、アメリカへの派遣で日々科学を生活の中心としている人々について知りたい、と思っている私には貴重な言葉です。今回は質問したり他のメンバーとの交流があまりできなかったので次回は積極的に活動したいです。よろしくおねがいします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.27

第一回科学者の卵養成講座を終えて

 宮城県仙台向山高等学校の高橋哲平です。これからよろしくお願いします。今日の海外研修報告、ひよこの皆さんからのアドバイス、そして講義は私にとって刺激的なもので、自分はまだまだだ未熟だなと痛感しました。その中でも一番印象に残っていることについて書きたいと思います。

 一番印象に残ったのことは何を学ぶのか?どう成長するのか?というお言葉です。私はこの講座に参加できるということだけで喜んでしまっていましたが、この言葉を聞いてそれは間違いだったのだと感じました。この講座に参加していても何の目的も持たずにただ漠然と講義を受け、1年後の自分が今とほとんど変わらないようでは全く意味がありません。この貴重なチャンスを生かすも殺すも私次第。そのため私は何を学びたいのか、どう変わりたいのかについて明確な目標を持ち、1年後に自分の成長を感じられるようにこの一年間を過ごしていきたいです。また、アグロバクテリウムが植物を利用するように、この講座や他の皆さんとの会話を通して、自分の学校内だけでは学べないようなことも吸収して卵の殻を破っていきたいです。ちょっと習ったことを使ってみたかったんです。例えを気にしないでくださいね。

 ちなみに皆さんはどんなことが一番印象に残っていますか?ぜひ私に教えてください。

 短く拙い文章ではありますが、ここで締めさせていただきます。ありがとうございました。

 

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.27

科学者の卵第一回/鶏にならず、イヌワシになろう

 こんにちは。初めましての方も多いと思います、初めまして、宮城県仙台二華高等学校の立石朱紗美です。一年間よろしくお願いいたします。

 第一回科学者の卵養成講座の感想についてです。大きく二点に分けて書かせていただきたいと思います。

1.OBOG、ひよこの先輩方やメンターさんからのお話

 まず、以前受講生だった先輩方から本講座の魅力、得られるもの、また受講の上でのアドバイスなど多くのことを伝えていただきました。その中で多くの先輩方がおっしゃっていたのが「積極性」の大切さだったように思います。講義では積極的に質問をし、レポートは全て埋めるようにトライする。英語サロンでは留学生の方々に積極的に話しかける、''質より量''!そしてこの講座に集った仲間との積極的交流と意見の交換を活発に行うこと。これから一年間養成講座を受講させていただく上でのひとつの道しるべになりました、ありがとうございました!私は初対面の方とお話しすることに苦手意識があります。しかし今日の先輩、ひよこの皆さん、ご教授などのお話から、この講座に集った仲間は同じ科学好きで、交流することで得られるものも本講座の欠かせない魅力だと心に強く感じました。''一日最低四人、知らない卵さんに話しかける!"奮起され大きな希望を持った初心を忘れず、最高の環境で、貪欲にコミュニケーションを取りたいと思いました。

2.「DNAと遺伝子組み換え植物」/伊藤幸博教授より

 身近な例えや実験を交えたわかりやすいご講義をありがとうございました。専門的でありながら楽しんで受講させていただくことができました。

 アグロバクテリウムについてのお話を聞いて、今までプラスミドを用いた遺伝子の導入技術は知っていたのですが、どうしてアグロバクテリウム等が感染した細胞に遺伝子を送り込むのかという理由を考えたことがなかったと気づきました。彼らに利益があるから行うのですね。そんな当たり前のことにすら気づいていなかった自分の思考の浅さが恥ずかしいです。物事を「そういうものか」と受動的に学んでいたのだと気づけたので、これからは「どうしてそうなった?」と背景を覗き込む姿勢を身に着けたいと思います。ここで二つほど質問させてください。まず、どうしてアグロバクテリウムは植物に感染するのでしょうか。動物でも良い気がしましたが、細胞分裂を促すホルモンについて植物のものの方が作りやすかったのではないかという仮説を立てました。もしくは動物に感染してこぶを作るとしたとき、動けない植物に比べて動物では自力でこぶを取り除かれてしまう可能性が高いと考えられ、アグロバクテリウムがよりこぶ生成の成功率が高いと期待される植物に感染する性質を持つようになったのではないか、とも考えてみました。植物に遺伝子を送り込むには、セルロースが主成分の細胞壁とリン脂質が主成分の生体膜といった組成の違うものを通過させなければならず、細胞壁のない動物より送り込むのが大変なように感じ、疑問に思いました。

 そしてもうひとつは素朴な疑問なのですが、突然変異体をどこで発見されているのですか?研究室で見つけられているのでしょうか、それとも日常の中にあるものを発見して研究されているのでしょうか?

 昨日のご講義の中で、稲わらの糖化性を向上させるために外にひび割れを作る、というお話が一番興味深い驚きでした。組成を大きく変えることなくかたちの工夫によって求めたものを得る、発想の向きを変えることの大切さやおもしろさを学びました。

 時間内にレポートが書き上げられなかったことなど、不安を感じる場面もありました。しかし科学が好きであることや、研究発展コースⅠに選抜されたい、海外研修に行ってみたいという気持ちも大きくふくらみました。苦しいときこそ伸びられる、それを心にとどめチャレンジしていきたいと思います。長文になってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.05.18

ただいま準備中です

更新までしばらくお待ちください!

投稿者:事務局 |個別ページ

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