土曜までの9月の最初の週がどの様に始まったのか、。。年のせいにはしたくないのですが、週の後半に体調を崩して、仙台市教育センターからお願いされていた2件の出前講義に伺えず。。。申し訳ありません。改めて、日程調整を頂いているようですので、必ず、伺いますので。夏の天候が不安定だったからなのか、いずれ、体調管理と免疫力向上の重要性を改めて。。。世の中では、めまぐるしく色々なことが起きているのだと思いますが、男子100メートルで日本人初の9.98秒。10秒の壁を突破と。放送で何度か見て、このちょっとの大きさの差の大事さというか、大きさというか。そんなことを実感しながら。。。
9/9(土):飛翔型「科学者の卵養成講座」特別講義・進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性
本来なら、お昼前後から、このプログラムのオーナーであるJSTによる「実地意見交換会」があったのですが、最後の少しだけ、議論に参加を。委員をされている鳩貝先生、野村先生などにも、こちらのコンセプトなどを語る時間ができたのは、国内で行われているほかのGSC(グローバルサイエンスキャンパス)にもよい影響ができたのではと。。
会議のあと、引き続き、講義。例年行っている「自家不和合性」ですが、少しばかりスライドをversion up。自家不和合性というサイエンス面を語ることに力点をおいたスライド構成をその背景にあるもの、さらには、応用としての品種改良の側面などについても。少し盛りだくさんであったでしょうか。これまで色々なところで作成してもらっていたポンチ絵を引っ張り出してきて、より話が分かるように並べて、しゃべる初めてのトライ。ほぼ、時間内に収まったのは、ほっとだったですが、あれもこれもだったのは、次への反省と言うことで。
いつもは、ヒマワリの上のハチの写真を使うところを今回は、別プロジェクトの関係で花の写真を提供頂いた四国中央市立川滝小学校・村上校長先生から提供頂いたスイカの雄花、雌花の写真。雄花の上に、ハチが飛んでいて。基本、このハチは、子房を持っている雌花の雌しべ先端に受粉をしてくれることを期待するわけです。これは、ふつうのこと。では、このハチは、どこから来たのか。さらには、この後、どんな花に行くのか。ここで大事なことは「季節感」。渡辺は農学部なのでの、農作物の花の時期はある程度、カバーできていますが、それ以外のものとなると。なかなか。。それでも、ある程度の季節感は、子供の頃からの学校の帰り道で、道草をしたおかげで。。。答えてくれた受講生の方は「リンゴ」だったか、「サクラ」だったか、いずれ、バラ科の花。これは、春先に開花するわけで。夏の花である「スイカ」とは。。。この「科学者の卵養成講座」でよく話をする注意力、観察力になるのだと思います。これをきっかけに、花に注目するだけでなく、身の回りの自然に注意を払ってほしいなと。。。![]()
動物、植物を問わず、子孫を残すことの重要性。このあたりをイントロにうまく入れればよかったのですが、ちょっと失敗。終わったあとの受講生のコメントを見たり、質問を聞いたりしながら。。子孫は多様であるからよいわけです。それを保証するのが、お互いに遺伝子が少しずつ違っていると言うこと。そのために、自分とは異なる遺伝子を有している個体と子孫を残すことが重要になるわけです。小学校からの植物についての教育体系を改めて考えて見る必要があると思ったのですが、動物のほとんどは雌雄異個体。なので、他殖、つまり、他の個体との間で子孫を残すことが一般的。ところが、植物は雌雄同体という方が一般的。つまり、植物も何かの仕組みで他殖をしないといけないわけですが、渡辺の記憶をたどる限り、小中高でそんなことを学んだ記憶がないですし、今の高校生物の教科書も渡辺の頃の倍以上くらいの厚さがありますが、遺伝子を伴うようなことは書かれていても、自殖性、他殖性その有利、不利というか、そんなことは余り語られることもないのでは。ふと、そんなことを。![]()
1つの花の中に雄しべ、雌しべがある、つまり、自殖しやすいことは、動けない植物には有利です。でも、一方で、遺伝的多様性を確保することは困難に。。。遺伝的多様性を産み出す仕組みが、雌雄異熟、自家不和合性になるわけです。もちろん、これも完璧ではなくて、環境などによって、他殖できず、自殖になってしまうことも。遺伝子で物事が決まると言うことではなくて、同じ遺伝子でもその環境によって、生き物は影響を受けます。いい加減と言えば、それまでかもしれないですが。。。可塑性というように言われています。ある種の適応力になるわけです。![]()
こんなことを「いきなり」だったので、すこしパンクしたのだと思います。少しこちらが工夫しないといけない点です。あと、他殖性、自殖性というのは、決まっているものではないと言うこと。他殖性植物も自殖することもあれば、その逆も。このあたりのいい加減さがあると言うことも、高校までの理科で教えるのは、テストをするという点では、難しいことなのだろうと。。。答えに可塑性が出て、どれを書いても「○」になりかねないので。。
自家不和合性と品種改良、栽培化ということも、1つの大事な点として話してみましたが、これももう少し工夫が必要だなと。。。スライドとしては、それなりに考えて並べてみましたが、こちらのしゃべりが不十分だったのだと、反省。もちろん、体調不良でということは、よろしくないので。。。
それでも講義のあとに、たくさんの質問を頂きました。鋭い質問も。ちょっと考えると、その質問はあり得ないと言うことを考えないといけないという質問も。質問をする難しさも、実感してもらえたのでは。生物が好きという方の多くがどちらかと言えば、動物であって、動物と植物でその生殖システムが異なるという点の理解でもあったので、改めて、花を見て、また、考えて頂ければと思います。![]()
わたなべしるす
PS. 最初の会議のところで、この「科学者の卵養成講座」の9年間の歴史、それを継承してくれているひよこさんたち。また、彼らの活躍など、高く評価頂いたように。。。こちらとしては、サイエンスをするというようなきっかけを与えるに過ぎず、そのあと、それぞれが何をすることが大事かを理解してくれているのだと。。。講義の中で、「サイエンスとは、論文そのものがゴールではない。むしろそこから、さらなる精進が始まると思うがよい。」ということを話しましたが、「物事を為すとは、技術の習得などその一連のこと、そのものがゴールではない。むしろそこから、さらなる精進が始まると思うがよい。」ということになるかと思います。受講生の方も、ひよこさんたちもがんばって下さい。というか、こちらも負けずに、がんばるようにしないと。。。
PS.のPS. 今回も、niceな答え、質問をしてくれた方に、渡辺の別刷を。これからの励みになったり、サイエンスをやろうというきっかけになってもらえれば、幸いです。もちろんもらえなかった方。11月にも渡辺が今度はキャリア教育の講義を行います。その時に、改めて、チャレンジしてみて下さい。
PS.のPS.のPS. 最初の渡辺の自己紹介で、愛媛・今治といえば。。。もちろん、タオル、造船、等と答えるのが、一般ですが、時事問題としては。。。これでしょうね。。。niceでした。
PS.のPS.のPS.のPS. 9/17(日), 14:20. 遅くなりましたが、科学者の卵養成講座のHPにも、関連記事を。。。お時間のある方。是非に。。
【アウトリーチ活動】9/3(日)~9/9(土)のアウトリーチ活動(出前講義)(9/10, 17追記)
2017年9月10日 (日)
うどんの夏2017(暦の上では秋)
2017年9月 5日 (火)
こんにちは、マスコです。最近、めっきり朝晩寒くなってきましたね。それもそのはず、暦の上では立秋を過ぎ、処暑も過ぎ、白露がもうすぐです。体調崩しやすい時期ですので、あまり無理せずいきましょう。

さて、そんな今日。なべさんが香川県からうどんを持ってきて下さり、それを茹でてくださる、なべ研夏の恒例うどん会が行われました。
毎年の夏(運が良ければ春夏2回)、なべさんはうどんを香川県近辺から持ってきて下さいます。ありがたいことです。いずれも、なべさんが自ら茹でてくださってまして、その様子は過去のダイアリーをご覧ください(うどん2016夏、うどん2016春、 うどん2015夏、うどん2014夏)。
【学会発表】日本科学教育学会 第41回年会(香川) 課題研究発表「出前講義から垣間見た日本におけるSTEM教育の現状」(8/31)
2017年8月31日 (木)
仙台は36日連続の降雨で、作況指数にも影響しそうだとか。。。一方、四国は畑もずいぶん乾燥していたので、雨が少なかったのでは。子供の頃の瀬戸内沿岸がどれくらいこの時期に乾燥していたのか、あまりイメージがないですが、虫取りに行って、降られるようなこともなかったので、今とあまり変わりなかったのかも知れないですが、気温は少しばかりは涼しかったような。。。少しばかり涼しい8月の最終日。世の中的には、サッカーワールドカップ(W杯)のアジア最終予選のホーム最終戦でしょうか。宿題が終わってないので、どれだけ、応援できるか気になるところですが。。。![]()
そんな夏休み最後の日。大学になると、というか、研究室に配属になると、そんなのはほとんど関係なくなるのが、先輩から言われていたことで。。。ただ、小中高の頃には「夏休み最後の日」として、宿題に追われていたような。。。愛媛大・教育の隅田先生の科研費の分担をしているということもあり、その科研費のキックオフミーティングとして、香川・高松で開催された日本科学教育学会の第41回年会で発表することに。。学会が開催されたのは、高松駅のすぐ近く。大学進学以降、今治との往復によく使ったのが、今治から船で三原、尾道に出て、新幹線、神大を使うルート。もう1つが、高松から宇高連絡線で1hrの船旅をして宇野から寝台列車「瀬戸」を使うか、岡山まで出て、新幹線。高松駅から階段を上がり、船まですぐだったような。。。そう考えると、学会の会場があるところは、かつては海だったような。。。そんな感慨にふけって。。![]()
学会発表では、座長であり、お世話役の愛媛大・隅田先生(ジェンダー・地域格差に配慮したSTEAM才能教育カリキュラムに関する学際的研究)が。発表する先生方(Dr. Suotnik, 稲田先生、大橋先生、林先生)、いずれも、これからの日本の科学教育をどうするかと言うことで、時間目一杯に、。こちらは、これまでの出前講義、科学者の卵養成講座などを行って、何が見えてきて、どうすることがこれからの日本の科学力を上げることにつながるのか。難しい問題が山積みですが、何とかしないといけないという心意気を感じた時間でした。ありがとうございました。こうした方向性を学会発表だけでなく、書き物として、残しておくなど、考えないといけないのだと。。。ふと、そんなことも。色々なことを考えることができた貴重な機会でした。ありがとうございました。![]()
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わたなべしるす
PS. 学会には普段、SSHの運営指導委員会でお世話になっているような先生方にも。忙しい中、渡辺のセッションに来て頂き、ありがとうございました。また、どこかでお世話になると思いますので。よろしくお願いいたします。
PS.のPS. 学会のあと、運営指導委員を賜っている香川県立観音寺一の石井先生と議論する時間も頂戴できました。お忙しい中、ありがとうございました。年度末の発表会に参加できるように、日程調整をしたいと思いますので。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。![]()
窮地、同時、研究(8/29)
2017年8月29日 (火)
小笠原諸島の近くに台風15号が発生した。この前の台風5号では、ずいぶん豪雨の被害が出た。上空の気流の関係で、また、動きが左右されるのであろうが、何事もないことを祈るばかりである。そんなしばらく先の問題ではなくて、今朝の問題。一瞬、何が起きたのか、2011年の震災以降、携帯が鳴ると何かと思う。それも早朝の06:02に。。。携帯の文字列を見て。。。「政府からの発表 2017/08/29 06:02 ミサイル発射。ミサイル発射。***からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい。 総務省消防庁」。今日から出張の愛媛県、香川県の方にはそんなことがあると少し前に予報というか、予告が。。。それがこっちにと言うのは、聞いてない。。。テレビをつけても、たしか、同じ文字列で画面いっぱいに。。。かなりのピンチというか、窮地というか。。。テレビでもインタビューされていたが、どちらからどちらにというお知らせもなく、何を持って「頑丈な建物」と思えばよいのか。。。瞬間的に色々なことを思ったが、外に出るよりはよいと言うことで、そのまま睡魔に。。。
ただ、冷静に考えると、今日からの出張に向けての移動手段の運転状況の確認をしないと。。列車などには遅れがと。。。こんな時こそ、同時にあれもこれも考えるようにしないと。。もちろん、冷静に。慌てるとろくなことがない。まずもって、忘れ物をしたり。。。電子物であれば、fileを送ってもらうなどできるが、そうでないものは、まずもって無理がある。ただ、子供時代を考えると、クワガタムシ、カブトムシをgetするために、虫取り網、ピンセットなど、可能な限りのものを同時に動員して、危険を回避しながらトライした。もちろん、危険が目に見えるので、この場合はやりやすいのかも知れないが、今朝の場合は、目に見えない分、こまったものであった。8月も終わり、こんな時期にもクワガタムシは見つけられるのだと。。。生きている状態でなかったのが極めて残念であったが、大きな力で潰されたというか、衝突なのか。。。そういえば、農学部の助手をしていた頃、夜に虫取りに行くとき、車は手前に止めて、足下を気にしながらといわれたのを思い出した。そんな危機管理ができていれば。。。生きたクワガタムシ(それも、子供の頃であれば、かなりrareなノコギリクワガタか、ミヤマクワガタだったようなので。。。残念感が。。。)を見ることができたのかもと思うと、申し訳なかった。というか、無念なのでした。。。
そんな色々なことが同時にあった火曜日であるが、教育研究に携わっているという点では、「2017年度・全国学力調査」の結果が。問題そのものを見てないので、正確なコメントは難しいが、いつも言われる応用力という文章力・論理的説明力のようなものなのであろうか。高校までを過ごした愛媛県。小学校6年生では上位に名前が。中学校3年生では。。。消えていて。この3年間で何が起きているのか、十分な研究が必要なのであろう。そんなことを見越して、この時期に「日本科学教育学会」での発表をお願いされたのであろうか。「学力調査」といっているが、最終的には「生きる力」になるような。。。言い換えれば、今朝のような危機管理に対して、日頃から意識できるようになれば、物事は少し変わってくるような。。。危機管理のプロの言葉に「悲観的に準備し、楽観的に対応できる」ようにと。。。たしかに、そうなのかも知れない。無事、学会でしっかりした講演をして、帰還できるように。そんな火曜日であった。![]()
わたなべしるす
PS. 木曜日に予定されている学会発表。中身の細かなことは、また、このHPからお知らせするとして。。。議論の中で、それぞれの時代に何をするのか。。。難しい話ですが。。1995年だったでしょうか。仏国に出張したとき、岡山大・農学部の先生とご一緒して。。。その先生が「20代でがんばったことが、30代で活きるわけだよ。30代の頑張りが40代で。。。」。ちょっと背伸びかも知れないけど、できるだけ物事を俯瞰的に見ることができるようになる、そんなことができたら、見える風景であったり、よいこと、足りないことなどが、見えるのでしょうかと。。。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。
楽しい理科 ~SA編~
2017年8月29日 (火)
最近少しずつ太陽が出てきて非常に喜んでいるM1のたかさきです!
もう1週間ほど前の話になってしまいましたが...楽しい理科のはなしがありましたね。
(なべ研のブースでの話は乳井くんが前に書いてくれているのでそちらをご覧ください!)
みんなが楽しそうに花を分解しているとき、わたしは何をしていたかというと...なべ研の1つ上の階で、東北大学男女共同参画推進センターのSAとして、企画・展示を行っていました!
(注:SAというのはサイエンス・エンジェルの略です。サービスエリアじゃありません。ご注意ください。)
今年の企画内容は...
・オレンジパワーでスタンプを作ろう!
オレンジに含まれるリモネンという成分が発泡スチロールと結合して溶けたようになる!という現象を利用したスタンプづくり。
・ピカピカ光るLEDカードづくり
電気の回路を銅箔のテープで作って電気の面白さを学びながら、光るカードを作製。
・ベンハムのコマ
白黒なのに色が見える!?という目の錯覚を利用したコマづくり。
というような感じです。今回、わたしが企画のほうに携わらせてもらったのはLEDカードづくりだったので、そちらの写真を載せたいと思います!![]()
↑今回使用したLEDカードはこの5種類でした!男の子向けのアイデアがなかなか浮かばなくて決めるのにすごく時間がかかりましたが、いろんな人にアイデアをもらい(同期とか)、いいものができたなあと思います!(自画自賛)![]()
汗をかきながら一生懸命教えているわたし...
カード作製中の少年も真剣そのものでした...!
なべ研のバイトちゃんたちや美咲さん、乳井くんも途中で来てくれて嬉しかったです!
みんなと写真撮っておけばよかったなあと後悔しています。
こんな写真しか撮っていませんでした...
↓楽しそうなたかさき(撮影者:美咲さん)![]()
うん。この写真は不要だった。反省。
というわけで、楽しいイベントでした!
「楽しい理科のはなし」で1番楽しんでいたのはわたしかもしれません!と思うくらい楽しかったです。
このイベントが理科を好きになるきっかけになっていたら嬉しいです。
M1 たかさき

