東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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先鋒、復活、特徴(7/24)

2017年7月24日 (月)

 今週あたりから本格的な夏休み。ただ、研究室にいると、植物のcareであったり、春の間は、植物の表現型を見るのが手一杯と言うことで、その遺伝子型であったり、集めたサンプルの解析がこの夏休みの大事な案件。渡辺も学生の頃、春に集めた柱頭、葯のタンパク質を分析していたような。。。いずれ、講義などから解放される分、かき入れ時になるのでは。。そんな中、「テレワークデー」という言葉が。。。なに?これ?でしたが、読めば、出勤せずに、自宅などで働くと、それも政府の呼びかけ。。。先鋒をきるというか、とある会社がほぼ無人とか。。。digital dataのみのようなものであれば、これも可能かと。。。ただ、この背後にあるものとして、2020年の東京五輪があるとか。3年後には、この時期、混雑しないようにという配慮のよう。。。なるほどであるが、テレポーテーションを使うようなことができれば、混雑をしないで、移動ができるのだが。。。さすがにここまでは。。。

20170724195253-14228d6ae098f30cb3d1c4e20efc5a65917aa14c.JPG そんな月曜日、ようやく、仙台も梅雨らしくなって、雨模様。寝ている間でほっとですが、かなりの雨が降ったようで。キャンパス内の木々も一息入れて復活できたのでは。もちろん、このあとの8月の天候、気温がどうなるかで、この雨の位置づけが変わってくるはずなのですが。。。復活というと、叱られそうですが、将棋の藤井四段。棋聖戦1次予選を2連勝とか。「夏休みを強くなるために活用したい」。。恐るべき中学3年生。自分がその時期、そんなことを考えていたか。若い者に負けないように、こちらも復活をかけて、これまでにたまっている書類、書き物を片付けないと。。。

 学生の頃は、遺伝子の塩基配列を決めようとすれば、大変なこと。ところがいまや、機械にかければ、あっという間。そのあとの、数学的というか、特定のシステムに投げ込めば、ほぼ、目的の所も決めることができるような時代。渡辺がやっていた頃から30年もたったのか、30年しかなのか。。。いずれ、恐るべき時代。そんな技術を応用して、蚊に吸われた血液から個人が特定できるとか。何ともすごい方法論。。植物にも応用できれば、違った特徴を見いだすこともできるような。。。そんな解析技術のおかげか、海底1.2kmからかなり不思議な微生物が発見されたとか。。。どうやって生きているのか、特徴を洗い出すと、おもしろいことになりそうな。。進化、生態、いろいろと。。。特徴を争うというと叱られるかも知れないが、ふるさと納税。被災地にエールという記事が。東日本大震災だけでなく、北部九州、今回の秋田など、全国から支援があることを祈るばかりで。。。特徴を出し過ぎて、指導が入るというのも。。。その地域の復活であったり、先鋒としてがんばってきたことを考えると。。。難しいことは分かりますが、。。何とかうまく調整ができないものかと。。。

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 わたなべしるす

 PS. SSHの運営指導委員を賜っている香川県立観音寺第一高等学校の石井先生からうれしいお知らせが。何でも、「第5回 香川県高校生科学研究発表会」で、観音寺第一高等学校の発表が最優秀賞など、高い評価であったと。さらには、生徒さんたちが鋭い質問をしたことも評価委員長から好評であったと。SSHでの不断の活動の賜物かと。年度末の報告会が楽しみにしておりますので。





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河内晩柑のゼリー

2017年7月24日 (月)

先日、ラボに頂いた河内晩柑(和製グレープフルーツとも言われる柑橘ですが)、いとうさんがゼリーにしてくださいました。
ありがとうございます!


河内晩柑のゼリー 作り方

材料:

河内晩柑 適量

ざらめ 適量

水 適量

ゼラチン 適量

①河内晩柑の果肉を取り出し、水とともにざらめを加え、果肉を煮ます。

②さのうが崩れて均一になってきます。

③適度に煮たら、粉ゼラチンを加え溶かします。

④型に入れ、あら熱をとったあと、冷蔵庫で冷やし固めます。


さわやかな香りが涼しげな、オシャレな夏のデザートになりました。
うっすらゼリーにざらめの色がついて、美味しそうですね。
甘さも丁度よく、あまり酸っぱくなくてとても食べやすいです。

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大変美味しく頂きました!ごちそうさまでした。



マスコ

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【アウトリーチ活動】7/16(日)~7/22(土)のアウトリーチ活動(研究室訪問)(7/23)

2017年7月23日 (日)

 この記事を書いているのは、7/22(土)~23(日)。土、日とも、科学者の卵養成講座関連。土曜日は通常の毎月の例会。日曜日は、昨年の受講生が研究重点コースに参加してくれていて。そのcareで。。。土曜の昼すぎの時点では、東北から北海道にかけて、前線の通過でしょうか。仙台の昼間にも通り雨。かなり激しいものでしたが、短時間だったのは、少し残念。全国的にダムの貯水率も下がっているようですので、ひとしきりの雨が降ってほしいものだなと。。。近所の木々を見ると、あちこちで水不足では???と思うようなものもあって、と書いていたのですが、夕方にかけて、北海道から東北北部にかけて、300mmを超えるような豪雨に。。。先の前線だけでなくて、日本近海に3つの台風という情報も。。。で、先週になりますが、研究室に来てくれていた方々の記事を書く時間がなくて。。。おそくなりましたが。。


 7/19(水):飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「植物の花粉伸長に関わる因子の探索」

 今年度が飛翔型「科学者の卵養成講座」の4年目。とうとう、最終年度。そんな中でも、渡辺の所で、重点コースを引き受けることに。もちろん、基礎コースで講義を9月、11月に予定はしているのですが。。。

 一昨年度、昨年度に引き続き、飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コースを今年度も渡辺のところで担当。テーマは少し趣を変えて、「植物の花粉伸長に関わる因子の探索」。受講生は今年度は2名で、1名が宮城県宮城第一高等学校・2年の高澤さん。高校でいくつかの部活を兼担しつつ、こちらの実験も。これまでにも数回来てくれているのですが、バタバタしていて。遅くなりました。この記事を書いている日曜には、もう1名が来てくれて実験しているのですが、それはまた、来週に。

20170723161015-00932cc61492477edb8d7088881435be0245a8a9.JPG 花粉管伸長に必須な元素として、ホウ素というのは細胞壁の合成に重要とか。それ以外の因子を探索してみようと言うことで。最終的な成果は年度末の発表会と言うことで。園芸的なことに詳しいこともあり、実験補助の尾形君にも手伝ってもらっています。過去に研究歴があることから、生徒さんへの説明も丁寧で。。。おもしろい結果が出てくれるのを楽しみにして。。。


 7/20(木):宮城県仙台第一高等学校生物部・研究打合せ

 4月だったと思います。研究室に見学してくれた仙台第一高等学校生物部の2名の生徒さんと指導をされている小松原先生。今回は部活で行っている実験について、こちらとすりあわせ。高大連携と言うことで、こちらで持っている器機を使って実験してもらうことに。渡辺は、昔の実験系は動かせるのですが、最近の器機は。。。そこで、技官の高田君に手伝ってもらう形で。。実験そのものは、来週からと言うことで。

20170723161029-a10f4c1b169fdb6919ad69323dfe5cd1cbf062a4.JPG また、来週も色々なイベントになりそうです。


 わたなべしるす

 PS. 秋田新幹線は、終日運休になった日曜日。夏休みすぐの土日でしたので、観光であったり、出張を計画されていた方。予定変更で大変だったのでは。雄物川が氾濫したというような情報も。ひどくならないうちに終息してくれることを祈りつつ。。。





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【速報】2017年7月20日, 9時11分頃, 福島県沖(M5.6)地震に伴う影響(7/20)

2017年7月20日 (木)

 少し先ですが、10月には常磐線の不通区間の竜田--富岡間が開通するとか。残りも2019年度中にという予定とか。東日本大震災で、東北本線のバイパスでもあった常磐線が全通するのももう少しかなと。

 昨日、今日と、少し涼しいなか、朝の9:00過ぎでした。それなりの地震が。。色々なweb siteでも、東北地方で比較的大きな搖れでしたので、念のため、津波などに用心をという速報が。。。研究室でも机の角においてあったもの、渡辺の引き出しが空くくらいでしたが、震度2-3だったでしょうか。いつもより大きく、少し長めだったので、気になりましたが。いずれ、これといったことはなく。ただ、そのあと、数回の小さな余震が。。。これが何かの前震でなければ、よいのですが。。。そんなことを気にしながら、週末にかけてのイベントを込みにして、改めて、気合いを入れ直したのでした。というか、大事なこと。研究室にいるメンバーを含め、特に、被害はありませんので、ご心配なく。

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 わたなべしるす

 PS. 研究科のHPに掲載されているのを気がつかなかったのですが、生命科学研究科が来年度から組織替え、改組を行うことが決定したと。渡辺は、現在、生態システム生命科学専攻ですが、4月からは分子化学生物学専攻にという予定です。研究科のHPで情報公開されることに連動して、こちらの研究室の分野名が変更されることなど、お知らせしたいと思いますので。





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異変、意義、管理(7/19)

2017年7月19日 (水)

 中四国、近畿、東海、関東甲信越で梅雨明けらしい。九州はそのような話を聞かないし、残すは、北陸、東北だろうか。昨日からの寒気のおかげだろう。15:00頃の気温が25oCくらい。学生時代というか、1995年くらいまでの梅雨というか、夏のような。。。少しほっとする。夜になると、また、涼しい風が吹いてほしい。昨日は宮城県でも大雨、落雷があったとか。。。昔なら、梅雨明け前に大雨、落雷があったように思うのだが。。。いずれ、問題は、超局所的な雨であったり、高温であったり。あれを科学技術で分散させることができたら。。。地球全体の海水を混ぜるような攪拌機とか、地球全体の空気を混ぜるような扇風機があれば。。。そんなことをふと。。。そんな異変とは少し違うような外来両生類種の大繁殖が。何かのきっかけがないと、こんなことは起きない。原因の部分を記事から判読できないが、それの調査を指導されているのが、SSHのダイコンコンソーシアムでお世話になった和歌山県立田辺中学・高校の土永先生。新聞のHPを見て、びっくり。2回ほど、出前講義で伺った折には、SSHをやっている日高高等学校にいらして、その後、異動をされて、今の田辺中学・高校でこうした研究をされているとは。記事を見ると、生育している場所が拡大しているようですが、なんとか元の環境にもどってくれることを祈るばかりで。。。

20170719163822-fd101447aa4392a7f3f475196053f4fe2c5bc4a4.JPG 異変というか、普通でないことが起きたのを元に戻すのは、意義のあること。ただ、単純ではないというのは、外来アリの拡大と言うことでも分かるとおり。子供の頃に、アリにかまれたことがあり、かなり痛い目に遭ったことが。。。昭和の田舎、そのアリが外来種でなかったと思いますが、。。それでもかなりの痛さで。そう考えると、今の外来種には、ちょっとお目にかかりたくないなと。。。そのためにも「防疫」をいかにしっかりやるか、ということになるのだろう。チャレンジングな試みをこのタイミングでやらないと。。。先の外来両生類のようになるのではと。。。世の中は、いろいろな意味でチャレンジングなことをやるのは大事なこと。野球でも鉄道でも。。。ちょっとの違いではないのかと言われるかもしれないが、そのちょっとの積み重ねが大事で、大きな意義を持つような気がするのだが。。。

 仙台は明日から、夏休み。小学校の頃は自由研究をやっていたような。自由研究なので、自由にあれこれと考えることなく、やっていたわけであるが、いまでは、それをお助けするようなイベントがあるとか。。。自由でなくて、枠の中というか、管理されているというか。何をするか、自由気ままに考えて見ること、それが大事なような。いまだと、色々な木の根元を見ながら歩いていると、指の太さくらいの穴を見つけることが。セミの幼虫が羽化するために出てきた通り道。去年、片平丁小学校で行った「セミの幼虫のサンプリング」というか、探索。渡辺が子供時代に蚊に食われながら、ずいぶんやったような。いつだったかの学会でも、。。。いずれ、そんなのがあることからどうやって、おもしろさを発見するのか。そこが自由研究の勝負所のような。。。そんなこともあり、普段、観察することが少ない自然の変化を、朝から晩まで観察してみるのはどうだろうか。おもしろいと思う。そこまで暇でないと言われると困るのであるが。。。ただ、ちゃんと管理されてないといけないものもあるわけで、そんなことでもめるのも。。。今年の夏休み。ちゃんと意義があることを、遺伝的変異という研究対象をしっかり見ることで、やってみようかなと。

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 わたなべしるす

 PS. 今年も片平丁小学校とコラボというか、出前講義で「セミの幼虫のサンプリング」と自宅での羽化の観察を予定。そのために、片平キャンパスの予備調査を担当の先生と。北門の近くにも、前からそれらしい場所を発見。今年も確認作業を。その帰り道。ふと、「知の創出センター」へ。以前、科学者の卵養成講座が始まった頃、お世話になった方が。前から、いらっしゃるのは聞いていたのですが、時間がなくて。。。また、何かでお世話になることがあれば。。。よろしくお願いいたします。




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