東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成23年度活動ブログ

平成23年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

2012.10.01

エクステンドコース第6回!@MIDOA

お久しぶりです!
宮城県仙台第二高等学校の田崎茉侑です。

今年度は昨年度の発展コースに引き続き、エクステンドコースにてMIDOAの実験をさせていただいております。
第6回目の実験を行いましたので、活動内容を報告したいと思います。


◎6日目
活動内容:
1、MIDOAーMCを用いて6種類の金属(オスニウム、イリジウム、パラジウム、白金、金、水銀)の吸着量の限界を調べる。
2、4,5回目で行ったSHLLW(模擬廃液)を使った実験のデータ採集


1、MIDOAーMCを用いて6種類の金属の吸着量の限界を調べる。


MIDOA 6-1.JPG
↑それぞれ50mgに採取したMIDOAーMC


MIDOA6-2.JPG


MIDOA6-3.JPG


↑準備したMIDOAーMCの中にそれぞれの溶液を5mlずつ入れる。

MIDOA6-4.JPG

↑準備した試験管をすべて振動機に4時間かける。


MIDOA6-8.JPG


↑4時間後、MIDOAーMCと溶液をそれぞれ2つの試験管にわける。





2、4,5回目で行ったSHLLW(模擬廃液)を使った実験のデータ採集

MIDOA6-6.JPG




MIDOA6-5.JPG



↑実験のようす

実験のデータに
ついては、エクステンドコースでの発表をご覧ください。



次回の7回目でエクステンドコース、MIDOAの実験は最終日となります。
三村教授、Ranaさんをはじめ、お世話になっている方々へ感謝の気持ちを込めて最終日もがんばります!!

ありがとうございました。








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2012.09.29

エクステンドコース第5回!@MIDOA


みなさんこんばんは。
宮城県仙台第二高等学校の岩渕祥璽です。


第4回目のエクステンドコースで行ったことをレポートしたいと思います。


○4回目の実験内容
・模擬廃液SHLLWによる吸着実験
余談:今回は僕一人だけでしたorz 寂しかった・・・



☆模擬廃液SHLLWについて
今回の実験(エクステンドコース)は、MIDOAの性質を調べるためのものですが、三村教授のコンセプトとしては、原子力発電所から出る放射性廃液の中にある貴重な資源を回収するということです。
つまり、実際の廃液を用いて検証をすることが重要・・・なのですが、実際の溶液は当然 危険です。
今回使用した模擬廃液は、実際の廃液と極力原子の割合を揃えながら、危険な原子を安全な原子に置き換えた、実験に使用が出来る 安全な 溶液です。


例)Tc(テクネチウム)は危険なので、放射性同位体でありかつ安全なRe(レニウム)に置き換える・・・など。

MIDOA 5-1.JPG

MIDOA 5-2.JPG


まず、カラムの中にMIDOA-MC 1gと模擬廃液を500μl入れて、1日放置して、原子をMCに吸着させます。

MIDOA 5-3.jpg


吸着させた後に、次の3種類の溶液を流して、金属の溶離を行いました(第4回目の実験と同じです。)
・純水→15ml
・硝酸 1mol/L→15ml
・硝酸 3mol/L→15ml

MIDOA 5-4.JPG



これらの実験は、第6回目にICPを用いて検証する予定です。


以上が第5回目の実験でした。


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2012.09.09

第3回 科学者の卵養成講座の様子

みなさんおひさしぶりです.

H23年度科学者の卵受講生の徳永です.

 

9/8にあった講座を見学してきたのでその日の様子をレポートしたいと思います.

今回は自然史標本館の見学と東北大学情報科学研究科の徳山先生の講義でした.


 

博物館内の写真はありませんが,化石やステゴサウルスの全身骨格模型,水晶などの鉱物のほか,地球の成り立ちなどがまとめられていて久利先生の解説で見学をしました.

水晶の色が黒い物と白い物の違いや石の色の変化,探索機"はやぶさ"による小惑星イトカワの調査の目的などの解説が印象的でした.

神奈川県から通っている身としては津波によって被害を受けた博物館の「標本レスキュー活動」の報告書の写真に目が奪われました.

津波により救出できなかった標本や破壊された標本多くあった事には驚きました.

 

この写真は自然史標本館の見学のほかに久利先生案内でキャンパスツアーに行ってきた時の写真です.bbq.JPG

nyu-torino1.jpg

写真上は北青葉山憩公園に設置されているバーベキュー施設について説明を受けているところ.

交流会などで使用するとか.

写真下は泡箱の説明を受けているところ.

タウニュートリノを光として捉えるために開発された機械であって,今はこれを小さくした光電子倍増管がスーパーカミオンデで使われているということでした.

ほかにも,懐かしいサイクロトロン・ラジオアイソトープセンターを玄関のみですが見学したほか,金属加工やガラス加工の職人さんが作業をしている建物,生協などの見学をしました.

 

 

2時間目の講義は数学,特に応用数学の講義でした.

数学といっても情報系であったので数式をつかって解答していくような数学ではなく,頭の中「これをしたら次はどうなる」などのシュミレーションをしてくような講義でした.

なかでも「両手を使ったらいくつまで数を数えられるか」という問題はとても興味深かったです.

講義の中では片手で32通りを示せるので1024通りとなっていました.

講義終了後自分でも手首のまわり具合や指と指の間隔などで表せないものかと考えていました.

 

帰りのバスを待っている間では1024の2乗を必死に計算している受講生がいて驚いていました.

 

最後に,徳山先生や実行委員会の方々ありがとうございました.

養成講座を見学でき本当にうれしく思っております.

以上長くなりましたがこれで第3回の報告とさせていただきます.

最後までお読みいただきありがとうございました.

 

H23年度科学者の卵養成講座 受講生

森村学園高等部 徳永 翔 

 

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2012.09.08

エクステンドコース第4回!@MIDOA

みなさんこんにちは。
宮城県仙台第二高等学校の岩渕です。

更新が大幅に遅れてしまいましたが、第4回目のエクステンドコースで行ったことをレポートしたいと思います。


○4回目の実験内容
・カラムを使用した標準溶液の溶離実験


今回の実験では、予め金属を吸着させたMCをどのような溶液を使用すれば溶離(=分離)ができるのかを実験しました。


これが実験に使用したカラムです↓
MIDOA4-1.jpg


二重構造で、、カラム本体と、温度を25℃に保つための水を循環させるための層の2つから構成されています。


まず、カラムの中にMCと純水を入れます。

MIDOA 4-2.jpg


次に、金属溶液を注入し、MCに金属を吸着させます。
MIDOA 4-3.jpg


※この金属溶液について※
6種類(オスニウム、イリジウム、パラジウム、白金、金、水銀)1000ppm(1g/L)をそれぞれ1mlずつ混合させて作成しました。
なので、実際の濃度は約167ppmです。


これを3時間放置して、金属をMCに吸着させました。


ここからが溶離実験です。


図のように、カラムと装置を連結させました。

MIDOA 4-4.JPG


写真からでは分かりづらいので補足すると、

下の溶液(硝酸)→ピンク色のポンプ→カラム本体→灰色の機械
の順番に繋がっています。
灰色の機械には試験管を入れて、流し込んだ溶液を入れました。



流し込んだ溶液は3種類で、
流し込んだ量はそれぞれ
・純水→合計9ml
・硝酸1mol/L→12ml
・硝酸3mol/L→12ml
の3種類です。

なお、硝酸は濃硝酸を希釈して使用しました
MIDOA 4-6.JPG

流し込む様子↓

MIDOA 4-5.JPG


この実験のデータは、7日目にICPを用いて検証する予定です。





以上、第4日目の実験でした。

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2012.08.17

エクステンドコース第3回!@MIDOA

こんにちは!
宮城県仙台第二高等学校の岩渕祥璽です。

1,2回目に続いて、第3回目の実験ををレポートしたいと思います!

○3回目の実験内容
1.SEMを用いた金属を吸着しているMIDOA-MCの観察
2.EDSを用いた金属を吸着しているMIDOA-MCの成分組成確認


1.SEMを用いた金属を吸着しているMIDOA-MCの観察

SEMとは、電子顕微鏡のことで、マイクロメートル単位での物質の観察が可能になります。

MIDOA 3-2.JPG

↑SEM本体

MIDOA 3-1.JPG

↑SEMの操作用PC

これらを用いて、2日目の実験で用意したMCの観察を行いました。

MIDOA-3-3 .JPG

↑観察中の様子


2.EDSを用いた金属を吸着しているMIDOA-MCの成分組成確認

SEMを操作するパソコンとSEM本体を用いて、6種類の金属を吸着したMIDOA-MC+そのままのMIDOA-MCの7種類の成分確認を行いました。

EDSとは←wikipediaのリンクです。


以上が3日目の実験でした。
採集したデータは、発表会本番に公開します!!


4日目は夏休み明けに行う予定です。
それでは失礼します。



○追記(?)○

SEMの観察を行った実験室にあったものなのですが・・・

MIDOA 3-EX.jpg

( ゜Д ゜)

なんじゃごりゃあああああああぁぁぁぁぁぁ

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