みなさんおひさしぶりです.
H23年度科学者の卵受講生の徳永です.
9/8にあった講座を見学してきたのでその日の様子をレポートしたいと思います.
今回は自然史標本館の見学と東北大学情報科学研究科の徳山先生の講義でした.
博物館内の写真はありませんが,化石やステゴサウルスの全身骨格模型,水晶などの鉱物のほか,地球の成り立ちなどがまとめられていて久利先生の解説で見学をしました.
水晶の色が黒い物と白い物の違いや石の色の変化,探索機"はやぶさ"による小惑星イトカワの調査の目的などの解説が印象的でした.
神奈川県から通っている身としては津波によって被害を受けた博物館の「標本レスキュー活動」の報告書の写真に目が奪われました.
津波により救出できなかった標本や破壊された標本多くあった事には驚きました.
この写真は自然史標本館の見学のほかに久利先生案内でキャンパスツアーに行ってきた時の写真です.

写真上は北青葉山憩公園に設置されているバーベキュー施設について説明を受けているところ.
交流会などで使用するとか.
写真下は泡箱の説明を受けているところ.
タウニュートリノを光として捉えるために開発された機械であって,今はこれを小さくした光電子倍増管がスーパーカミオンデで使われているということでした.
ほかにも,懐かしいサイクロトロン・ラジオアイソトープセンターを玄関のみですが見学したほか,金属加工やガラス加工の職人さんが作業をしている建物,生協などの見学をしました.
2時間目の講義は数学,特に応用数学の講義でした.
数学といっても情報系であったので数式をつかって解答していくような数学ではなく,頭の中「これをしたら次はどうなる」などのシュミレーションをしてくような講義でした.
なかでも「両手を使ったらいくつまで数を数えられるか」という問題はとても興味深かったです.
講義の中では片手で32通りを示せるので1024通りとなっていました.
講義終了後自分でも手首のまわり具合や指と指の間隔などで表せないものかと考えていました.
帰りのバスを待っている間では1024の2乗を必死に計算している受講生がいて驚いていました.
最後に,徳山先生や実行委員会の方々ありがとうございました.
養成講座を見学でき本当にうれしく思っております.
以上長くなりましたがこれで第3回の報告とさせていただきます.
最後までお読みいただきありがとうございました.
H23年度科学者の卵養成講座 受講生
森村学園高等部 徳永 翔