東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.12.25

第8回科学者の卵

みなさんこんにちは。宮城第一高校の櫨 聖奈です。先日あった第8回科学者の卵について書きたいと思います。


午前中の英語交流サロンでは、減災アクションゲームを行いました。私は以前、東北大学で行われたサイエンスデイで、このゲームを日本語でやったことがあります。ゲームの流れや雰囲気を掴んでいたので、以前の時よりも考えを明確にしてあらゆる自体を想定しながら発言しようと思いました。しかし単語を調べていったものの、いざ自分が発言する場面になった時にぱっと英語が浮かばず少し焦りました。 減災アクションゲームを英語でやると、減災のためにとるべき行動を判断する力がつくほか、減災に関する語彙を増やすこと、その場面に応じた英語の使い方までも学ぶことができました。単語帳を使っての勉強とは違い、英語を使いながらの勉強はとてもたのしかったです。 また、グループみんなの意見を聞いて、私が気づかなかった意見もあったことから、減災や災害についてを学ぶ時は一方的に教えられるのではなく、自分の考えを持った上で他人と意見を交わし合うことが大切だと気づきました。 来月はTOEICのテストがあるのでそれに向けての勉強を進めていきたいです。


次に安藤先生によるプラズマと核融合の講義についてです。最初は核融合と聞いて、何か恐ろしいものなのではないか、とドキドキしていました。しかし、プラズマはオーロラや雷などのように身近にあることや、これからの未来にとても有望なものだというわかり興味がわきました。特に興味があるのはプラズマを用いた新しい技術です。私は、プラズマを用いた発電方法がでてくるのではないかと思います。例えば雷を利用した発電です。落ちる雷もありますが、避雷も利用できたらいいのではないかと思います。そうは言っても今もその発電方法がないということは、プラズマを利用する科学技術が追いついていないということでしょうか。どうして発電方法にならないのかをしりたいです。また、医療技術への利用も知りたいです。


最後に行われたのは科学者の卵のOB 、OGの方々や大学生、大学院生との交流会です。私にとってこの交流会は、とてもためになり新たな知識や考え方を取り入れることができました。 先輩方に教えてもらったことで、特に印象に残ったことは3つあります。一つ目は苦手な教科をなくす方法です。例えば英語が苦手だという人は、まず英語の何が苦手なのかを知ることが必要だそうです。そして単語がわからなくて意味が理解できないのであれば単語力を強化するというように勉強をしていくそうです。とても効率的な勉強法だと思いました。 二つ目は医療に関わる仕事につきたいと考えた時に、進むべき学部は医学部だけではないということです。今まではそれを表面的にしか知りませんでしたが、交流会を通して具体的にどの学部にいくとどのような仕事ができるのかを知ることができました。学部の選択肢は色々あることがわかったので、自分がやりたい仕事と興味のある分野を照らし合わせながら学部を選びたいです。 三つ目は今からできる入試対策です。2年生の先輩方は受験勉強のことをよく質問していて、その話を聞いているうちに1年生の今の時期から勉強することが大切だと気づきました。また、定期テストの勉強としてやるよりもセンター入試の勉強と思いながらやることも大切だということを知りました。両親に勉強の仕方などをアドバイスされるよりも、現在大学生、大学院生の方々にアドバイスをもらうほうがより現実味があり、勉強に対する意欲がわいてきました。このような機会がまたあればいいなと思います。


毎月ブログを書き始めてからはや8ヶ月。 文章力がない私にとって、はじめの頃は文章を考えることが苦痛でした。ブログを書く回数が多くなるにつれてそのように感じることがなくなり、むしろ楽しんで文章を書けるようになりました。しかし、私の文章は回りくどいと言われることが多いので、それを改善しながらブログを書きたいと思います!

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2016.12.21

第8回を終えて

こんばんは。栃木高校2年の和久井丈です。今回の講座についての感想を綴りたいと思います。

 午前中の英語サロンでは「減災アクションカードゲーム」というのをやりました。そのため、来る途中の新幹線で災害についての単語をたくさん覚えました。そのため、ゲームをスムーズにやることができたと思います。また、災害時には様々な対処法があり最適な方法を選ぶことが大切だということも学ぶことができました。あと、僕の班の留学生は日本語がうまくて驚きました。

 午後は安藤晃教授のプラズマについての講義でした。自然界に様々なプラズマがあること、オーロラはプラズマだったというのも新しい発見でした。また、プラズマは様々な分野で活躍していることも知りました。また、核融合について、核融合と聞くと原爆を思い出します。しかし正しく使えばエネルギー源にもなることを学びました。

 交流会では主に工学部を回りました。そのなかで、一番大切だと思ったことは大学の選び方です。大学へ入ってもやりたいこととやってることが違うという人が多くいるそうです。僕は将来建築関係の仕事がしたいので、しっかりと大学を調べていきたいと思います。みなさんもしっかりと自分のやりたいことを明確にして大学を決めるとよいと思います。

p.s. 皆さんは最近チャレンジをしていますか?なぜそのようなことを聞くのかというと、僕の学校のモットーがチャレンジだからです。全校集会では必ず校長先生が「生徒諸君、チャレンジしてますかー!!」と聞いてきます。そして生徒たちはそれに全力で答えます(笑)そこで私のチャレンジを少し紹介します。先月、ビブリオバトルというものの県大会があり優勝することができました。ビブリオバトルというのは簡単に言うと一人一冊本を紹介してその中で一番読みたくなった本がチャンプ本になるというものです。面白いのでぜひやってみてください。また、全国大会の出場権を得たのですが、学校のSSHでのマレーシア研修とかぶり辞退してしまいました。1月5日~1月10日に行くマレーシアでは数学班で研究している関数についてしっかり英語で発表してきたいと思います。

あと3回しかない科学者の卵養成講座全力で取り組みましょう!

投稿者:栃木県立栃木高等学校 |個別ページ

2016.12.19

東北大学 第8回科学者の卵 受講―Part2

宮城県仙台第三高等学校 鈴木 智寛です。

私は、この科学者の卵に参加して2年目になります。1年目は自己推薦で、2年目は学校推薦での参加をしています。学校推薦は、自己推薦よりも少し遅くに募集がかかります。学校で行っている課題研究などで、もっと詳しく研究を進めて行きたいと考えている高校生に東北大学の科学者の卵が応援してくれるものです。具体的には、研究グループごとに、専属のメンターさん(大学生)がついて、研究についてのアドバイス(データのまとめ方、実験ノートの書き方、ポスターのまとめ方・レイアウト、研究発表の仕方)を行ってくれます。また、研究に必要な実験器具の購入なども支援してくれます。あくまで、サポートなので、主体となって研究を進めて行くのは高校生です。無理のない範囲で研究を進めていけるし、もっと深く、ここについて詳しく実験をして、データを取りたいんだ!という要望を伝えれば、詳しいアドバイスもしてくれます。今回も、東北大学でメンターさんと打ち合わせを行いました。

 私は今年度の初めから地震の液状化現象についての研究をしていて、現在は科学者の卵でのサポートも受けつつ、ブラジルナッツ効果について詳しく研究を進めています。研究の話をするのは好きなので、興味がある人は、次回以降の卵の講義の時にでも話しかけてください。

 今年、自己推薦で受けている人や、来年度以降の参加を考えている人、SSH指定校で課題研究にも力を入れている高校生の方、興味がある方は来年の科学者の卵の受講生募集の時に、科学者の卵のホームページを要チェックですね!

 科学好きの仲間が増える事を祈っています。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

2016.12.19

第八回科学者の卵養成講座を終えて

 宮城県宮城第一高等学校1年の熊倉凜南です。先日の講義について書きたいと思います。

 午前中行ったのは英語サロンでした。今回の英語サロンでは、「減災アクションカードゲーム」をしました。ネットなどで調べてどんなことをするのかということは知っていましたが、実際にはやったことがなかったので初めての経験でした。初めてやってみて特に難しいなと感じたところは、取った絵のふだについて選んだ理由を相手にわかりやすく英語で伝えることです。今までの英語サロンでは、事前に何を言うかある程度自宅で考えていくことができたため、今回と比べるとさほど難しくなかったように感じましたが、今回の英語サロンでは事前に調べられることが『逃げる』や『崩壊』など単語のみしかできませんでした。そのため、実際にカードゲームをやってみて、自分の知っている単語や調べていった単語の中から説明に必要だと思われるものを考えて、それを使って相手が理解できるように瞬時に組み立てることの大変さを改めて感じました。今回の英語サロンでは自分の苦手としている所が分かったので、思ったことを英語で相手に伝えることがもっとスムーズにできるようになるよう、努力を重ねていきたいと思います。

 午後に行ったのは、安藤晃教授による「プラズマと核融合~プラズマ・宇宙・エネルギー」の講義と大学生・大学院生のスタッフ・ひよこの方々との交流会です。プラズマについての講義では、特に核融合技術についてのお話は興味深かったです。私は今年の夏休みに学校で募集していた筑波の最先端の研究を行っている施設(高エネルギー加速器研究機構・食と農の科学館・サイエンススクエアつくば・つくばエキスポセンター・那珂核融合研究所)を訪問してエネルギーについて学ぶ宿泊研修に行き、核融合についての施設等を見学したり、講義や実験などでエネルギーに関するいろいろなことを学んだりしました。その時は、見学がメインだったので、大体の構造や目的が分かっても、具体的なところまではよくわからないことが多くありましたが、今回の講義ではプラズマとはどんなものなのかというところから詳しく説明してくださったので、非常にわかりやすかったです。家に帰ってからもう一度見学した時の資料や内容も見返してみました。核融合技術については難しい内容もたくさんありましたが、今回の講座を聞いてより理解が深まったように思います。

 また、その後の交流会では、私は医学部・薬学部・工学部の大学生の方々から話を聞きました。特に参考になったと感じたところは、大学入試に向けてどんなことに特に力を入れていたか、大学生になってみて高校のうちにやっておけばよかったと後悔しているところはどこか、普段どんな勉強をしていたかということなどです。ずっと聞いてみたいと思っていましたが、機会がなく聞けていなかったので、とても良い機会になりました。今回話を聞いてみてどの大学生も言っていたことは、英語の大切さです。大学に入っても論文を読むには英語が必須ということは知っていましたが、研究室に配属されると研究内容は全て英語で書かなくてはいけないということや教科書が英語のものもあるということは知らなかったので、改めて英語の大切さを痛感しました。

 今回の科学者の卵養成講座を通して自分の英語の未熟さやとらえ方の甘さを改めて感じたので、毎日少しずつでも英語を勉強してきたいなと思いました。今回講義をしてくださった安藤晃教授、大学生や大学院生のひよこの先輩方、本当にありがとうございました。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2016.12.19

第8回卵の感想

卵の感想 秋田県立秋田高等学校1年の早坂椿です。勉強がひと段落し、久しぶりにブログを書きます。秋田では金曜日に吹雪で学校から帰ると雪かきに追われましたが、仙台は雪が積もってなくて、暖かくて過ごしやすいなと感じました。土曜日は人生初めてひとりで新幹線に乗りました。公共の乗り物といえばほとんどバスしか使わず、卵の時しか新幹線を使わないせいか、新幹線はテーブルもあり速度も速く、安全で、最高だと改めて感動しました。しかし、その快適は東北大学さんからのいただきものであり、多くの人が運行のために働いているからこそのものであることを忘れずに感謝の気持ちを持ち続けたいと思いました。 今回の英語サロンは「減災アクションカードゲーム〜地震・津波〜」でした。災害時の行動を分かりやすく表したカードがあり、与えられた災害時のシチュエーションで取るべき行動として最適だと自分が思うカードを選び、なぜ選んだのかをグループの人に説明するというルールです。ゲーム感覚で楽しめて、かつ実際に地震や津波が来た時についての対処法を考えることができました。また、自分のグループはもちろん他のグループの人が選んだカードとその理由を聞くことで、自分が考えつかなかった行動の選択肢を学べてためになりました。私は、テロやバスジャックに遭遇したり歩いていて急に刺されたりした時にどうしたら助かるか頻繁に考えます。これからは、地震や津波をはじめとする災害時からゾンビに囲まれた時まで幅広い危機的状況を想定し、どのように自分や家族の安全を守るか、理由も明確にして考えたり家族と相談したりして、その時に必要な道具や対処法を身につけていきたいです。 日本は2020年に東京オリンピックを控え、外国人観光客の飛躍的増加が見込まれます。そのために各地で彼らへの配慮が見られてきていますが、それと同時に、外国人のための災害時の情報伝達手段をきちんと確立させなければなりません。そこで私は、中学校で国語の時間に扱った教科書の「やさしい日本語」という文章を思い出しました。やさしい日本語は専門用語を簡単な日本語に直したもので、外国人が理解できるように考えられました。例えば「津波」は「高い波」などで表すそうです。その場合、日本語が少しは分からなければなりません。しかし、今回英語サロンで使用したカードは文字が一切使われておらず、全世界の人々が共通して分かるため、災害時に良い利用ができると思いました。 また、もう1つ英語サロンで思ったことは、春と比べて英語を話せるようになったということです。卵の講座に参加して焦燥感を感じたおかげで、英語の暗唱大会に参加してALTと話す機会を得たり、母に頼み込んで夏からAEONに行かせてもらったりと積極的に取り組むことができました。次の講座ではTOEICを受けさせてもらえるということでとても楽しみです。まだ1年生なので不安はありますが、いただいたテキストを英検の勉強と並行させながら解いていきたいです。 お昼には、いつもと同じカレーと野菜ジュースを食べました。野菜ジュースは、良薬は口に苦し!と思って、売っていた中で1番美味しくないものを選びました。しかし、後々考えてみると、良薬だから不味いのであって、不味いからといって良薬とは限らないことに気づきました。因果関係は間違いやすいことがあるから気をつけた方がいいことと、ことわざや先人の知恵は正確に理解しておかないと損をすることが分かりました。 ご飯の後は、安藤教授の「プラズマと核融合」の講義でした。核融合エネルギーと聞いて、特に核という漢字を見て、環境に悪く、世界を脅かすという連想をしましたが、私は全くの阿呆でした。なんと核融合エネルギーとは、二酸化炭素を排出せず、暴走も爆発もしない新エネルギーで、しかもエネルギー源が海水であるため他国に頼る必要がないばかりでなく、少しの燃料から莫大なエネルギーを生み出せるそうです。最強ですね。 そんな夢のようなエネルギーでもデメリットがあるだろうと帰って調べてみると、巨大な施設の建設にお金がかかるという欠点があることが分かりました。現在日本での核融合研究は岐阜県にあるヘリカル装置で行われています。その装置は、高度な職人の技術で作られ、塵が入らないように管理され真空状態を保っています。これはお金がかかりますね。とても大きな装置をどのように真空状態にするのか疑問に思い調べてみましたが難しかったので時間をかけて読んだり先生に質問したりして理解したいです。デメリットのもう1つとして、調べていると、トリチウムが放射能被曝を起こす可能性があるという文章を見つけました。核融合反応では、重水素とトリチウム(三重水素)をぶつけてヘリウム原子になった時に中性子が離れ、もともとその中性子をくっつけていた分のエネルギーが得られます。その離れた中性子にまた水素がくっついて...と繰り返されます。インターネットを利用して調べたために確かであると断言はできませんが、それによると、放射性物質であるトリチウムは毒素は高くないものの、水素は閉じ込めておくのが難しく、そもそも水になってしまうため排水の中から取り出せずにたくさん集まって有害になってしまうという問題点があるそうです。若干キャパオーバーですが、配布された資料によると、トリチウム分離精製装置とあり、それがその問題に対してどのような解決策をとっているのか詳しく知りたいです。 世界の核融合研究では国際協力してITERプロジェクトが進んでいるとのことです。そこでITERのウェブサイトでITERをペーパークラフトで作ってみようというものがあり、作ってみました。カッターを持っていなかったので作るのに2時間ほどかかりましたが、印刷して、切って、折って、組み立てて、久しぶりの工作でとても楽しかったです。完成形はもちろん立体で部品の説明もついているのでより理解することができました。皆さんもぜひやってみてください。 最近は世界のあちこちでエネルギー消費量が増えていて化石燃料がなくなるタイムリミットが近づいています。そんな中で、無尽蔵にエネルギー源が取れる核融合は魅力的ですが、それが実用化される前に化石燃料がなくなって人類が痛手を被り、今までの行為が愚かだったことを理解することで、これからは資源を有効活用しよう、と考えを改めるのではないかと思います。そうでなく、化石燃料が尽きる前に見事核融合発電が実用化して火力発電や水力発電から乗り換えてしまえば、どこかで私たちは「自分たちは化石燃料や自然に見捨てられたのではない。より良いものを作り出し選択をし、それらを見捨てたのだ。」と勘違いしてしまう気がするのです。そして環境問題への国際的な総意は変わらずに遠い未来に後悔しても遅い時が来てしまうのかもしれないのです。現実、発電がなくなってしまえば世界は回らなくなるからできませんが、未来のためにどこかで苦しい時を迎えなければいけないと思います。 講義の次はひよこさんたちとの交流会でした。3回も違うひよこさんからお話をお聞きする機会があり、志望している学科以外についても知ることができました。教員になるための授業を選択できることや、テストがあること(大学と聞いてテストを想像しませんでした...)、バイトするなら家庭教師がいいことなど新しいことをたくさん知ることができました。また、高校でどのように勉強をしたらよいかも聞き、励みや活力になりました。ひよこさん、面白い話や役立つ話をたくさんしてくださりありがとうございました。 今回はなぜかたくさんの人と話せて、とても楽しかったです。これからも、限られた卵の講座の回数の中で、より多くの人とのつながりを大切にしていきたいです。

投稿者:秋田県立秋田高等学校 |個別ページ

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