東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.10.29

第6回科学者の卵

 こんにちは。宮城第一高等学校の荻原 舞那穂です。第6回科学者の卵について書きたいと思います。 

 今回は第2回目の英語交流サロンでした。前回もインド人の方、今回もインド人の方でした。前回の英語交流サロンでは沈黙は避けようと思い、何とか話そうとしましたが、語彙力が低くうまく言葉に表せなかったり、少しごまかしてしまったりしてしまいました。その反省を踏まえ、今回は単語の復習をし、表せない言葉でもほかの言葉で置き換えようと努力しました。同じグループのメンバーに帰国子女の方がいました。彼は自分の言葉で、言いたいことを話していました。私にはまだまだできません。あのようになれるよう、努力を続けたいです。その努力の一環として、現在、今回同じグループだった留学生のAnkitさんとLINEでお話をしています。英語交流サロンでの感想を言い合ったり、アドバイスをもらったりと様々なおしゃべりをしています。Ankitさんからのアドバイスはとてもためになり、話していてとても楽しいです。 

 午後の講義は理論計算機科学についてと薬を作る化学技術についてでした。特に薬を作る科学技術は驚きと感動が詰まった講義でした。薬とは宗教から始まり、今の様な化学に結びついたこと、本当にすごいと思いました。また薬とは今のように根本的に治すという概念はなく、悪いものを外に追い出すという概念も面白いと思いました。2000年前は豚の歯垢や耳垢、腐肉を食べて治そうとしていました。こんな今でいうゲテモノ料理ならぬゲテモノ薬を使用していた理由に、『「こんな汚物が入ってくる体にはいたくない!」と病気が思うように』があると聞き、初歩的であるがこの考えはなかなか賢いなと思いました。クルクミンについて、久しぶりに質問をしてみました。大腸がんに効くとされるクルクミンを大量に食べても分解されてしまいがんは全く治らなかったそうです。であれば、胃で溶けず腸で溶ける軟カプセル剤に入れればいいのではないか。この内容を質問しました。すると、実際に軟カプセル剤に入れる研究は京都大学で研究中と聞きました。私の疑問が大学で研究されていることに感動しました。私は薬学部のオープンキャンパスで座薬を作る体験をしました。座薬は解熱剤や吐き気止めなどの限られた薬剤だそうです。そこで質問です。座薬にクルクミンを入れれば抗がん剤として使えるのではないでしょうか。

 今回の科学者の卵もとても内容の濃いものでした。午後の講義はまちかどサイエンスで常連の2人と聴講しました。お互いの投稿数を競い合ったり、今興味のあることを語り合ったり、講義が終わってからも帰りの道すがら各学校のことを話したり、科学者の卵のおかげで自分の見聞が広がる感じがしてとても嬉しいです。次回も待ちきれません。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2016.10.24

第6回を受講して

 栃木県立栃木高等学校1年の新井駿斗です。秋になり、日々寒さが増して、外に出ている時間が反比例するように減っています。

 

 前回に続き、2回目の英語サロンでは卵3人につき留学生1人となり、一班当たりの編成が変わりました。前回よりも卵一人が話す機会が増え、また自己紹介よりも質疑応答の時間が多く、より深い話ができたため充実感がありました。

 

 徳山先生の理論計算機科学の講義では、数学の発展から情報処理への応用、それに情報の活用を学びました。作図は計算のために作られたことや世界中にはWEBページが約100兆あることを知りました。また暗号が複雑になっていく経過を学び、第二次世界大戦での独英の暗号戦争が情報の活用を大きく変化させたことに納得させられました。
 写真やイラストだけでなく、ゲームがあったり、本の紹介があったりと、実際に考える場面が多く、最初は理論計算機科学と聞いて難しい学問かと思っていましたが、とても身近な存在だと改めて感じました。

 

 岩渕先生の薬学についての講義では、薬の歴史や有機合成化学の歴史を学びました。生気説を提唱したあとに、その弟子が生気説を打破したり、ゴルフコースから採取した放射菌がイベルメクチンのもとになっていたりと、偶然の発見があるところに未知の可能性を感じました。
 2000年ほど前は、薬は悪いものを排出するものであったのに、1500年代から急激に発展していったことに人類の文明の進化を感じました。その背景に有機合成化学の競争があり、毒物や火薬などなかには使い方によっては危険な物質も作られたことを知るなど、薬学について多くの知識を得られた講義でした。

投稿者:栃木県立栃木高等学校 |個別ページ

2016.10.21

第六回講義を終えて

こんばんは、群馬県立前橋高等学校の山田桂一です。早速ですが、本日の第六回講義について記事にしていきます。

本日は、午前中は前回と同じく英語交流サロンがあり、午後は、徳山豪先生による講義「理論計算機科学への招待~数学を用いた最適化と高速化~」、岩渕好治先生による講義「薬を作る化学技術」がありました。

本日の英語サロンは、前回とは異なり一つのテーブルに高校生が3人と留学生の方が一人で前回よりも少人数でした。そのため、前回よりも私が口を開く機会も多く、前回よりもたくさんのことを話せたように思います。前回と比べ、自身の多少の成長を感じられた気がします。しかし、何と言われたか理解できずに聞き返してしまったり単語が思い浮かばずに言葉に詰まってしまったりする場面が多々あったので、英語の学習と実際にそれを使う訓練をさらに行う必要があると痛感しました。

最近、私は将来に海外に出たいと考え始めています。(依然私の英語は拙いままですが......。)そのため、このように、実際に母国を離れて留学してきている方と交流をできるこの機会は私にとって大変貴重であり魅力的なものです。今日私のグループに来てくださった方は、留学は多くの異なる文化圏の人々と交流するうえでとても重要なよい機会だと仰っていました。私も、ありきたりな考えではありますが、グローバル化が進んでいる現代社会で生きていく身としては進んで外に出て多くの人と交流することは大変重要なことだと思います。そういった面でも、学校から外に出て他県の高校生や留学生の方と交流をできるこの講座に参加できていることは幸運なことなのかと少し感じました。この講座ももう半分が終わってしまったが、最後までこの講座に参加を決意した理由を忘れずに、気を緩めることなく取り組めるようにしたいと思います

午後の一つ目の講義では、数学の発展の歴史や「未来を変えた9つのアルゴリズム」について教えていただきました。

個人的には、古代ギリシアでは計算はすべて図形を用いて行っていて、四則演算は基本的に図形を利用することでできる、というのがとても興味深く感じました。時間のあるときにこれについて考察をしてみたいと思います。

また「未来を変えた9つのアルゴリズム」についての説明では、数あてゲームや帽子パズルやトランプを当てるゲームでどれだけ儲けられるかといった問題について実際に頭を働かせながらのことであったため、非常にわかりやすく面白かったです。

この講義を通して、人類の進歩に数学の神秘がいかにかかわってきたのか、また、数学の神秘の可能性について触れることができ、より一層数学を学ぶ意欲が高まったように感じます。

二つ目の講義では、薬学の発展の歴史から岩渕先生が取り組んでいらっしゃる研究内容まで、基礎から先端までの幅広くを教えていただきました。

最初は宗教的なところから始まり、人の手で有機物を合成できることが発見され、そして現在まで発展してきた、その過程を知り、これまで薬に対して抱いた「なんだか得体の知れないもの」という印象が和らいだ気がします。しかし、創薬の成功率は極めて低いことや、創薬には膨大な時間が必要であることから、やはり薬学の分野は険しいものなのかと感じました。また、たった今私が飲んだ薬には研究者たちの膨大な努力が詰まっていると考えると、ますます有難いものであるように感じてきました。

そして、クルクミンが先導する創薬研究については、この成分がどう働くからがんの治療に有効なのか、それを有効に標的器官に届けるにはどう工夫をしたらいいのか等々、実際に創薬の現場で取り組まれているプロセスについて明確に知ることができ、大変興味深かったです。

最後に途中でも書いたように、すでに半分が終わってしまったこの講座ですが、この講座への参加を決意した動機を心に留め、ここで学んだことを風化させることなく有用なものとして自分に取り込めるよう、学び取る姿勢を決して失わぬように最後まで取り組んでいきたいと思います。

投稿者:群馬県立前橋高等学校 |個別ページ

2016.10.18

第6回 科学者の卵

こんにちは。仙台ニ華高校の相沢咲希です。英語サロンと1つ目の講義について書こうと思います。まず、英語サロンについてです。前回、思っていることをなかなか言葉にできず、留学生の方の話を聞く時間が長かったので、今回は話すこと、質問することを目標にして参加しました。前回よりグループの人数が少なかったこともあり、長く話すことができました。また、留学生の方の話に対して、質問することができました。ただ聞くだけで、何となく分かった、という状況だった前回に比べ、少しですが進歩を感じることが出来ました。 研究内容についても教えて頂き、私の希望する進路にも関係があったので、とても興味深かったです。また、同じグループの高校生と仲良くなり、英語サロンのあとも、色々なことを話せて楽しかったです。2回の英語サロンを通して、聞いたことはある 、思い出せない...... という単語が、意外に多いことが分かりました。この曖昧になっている単語を、しっかりと定着させ、使えるようにしていきたいです。 次に、数学の講義についてです。私は今まで、授業を受け、問題集を解き、何となく数学の勉強をしてきました。しかし、今回講義を受けて、私にとって教科書の中だけの存在だった数学が、実生活の場に出てきた気がします。数学の勉強方法や楽しみが、答えを出すことに加え、数学を使って何かを考えることに広がりました。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2016.10.17

第6回目の科学者の卵

 こんにちは。宮城第一高校の櫨 聖奈と申します。今回は先日行われた第6回目の科学者の卵について書きたいと思います。

 最初に行われた英語交流サロンでは、前回の記事で述べた通り、英語交流サロンを楽しんでより積極的に話すことと留学生の出身地について多くの情報を得ることを目標にして挑みました。今回は3人の卵に対して留学生1人、と1つの班の人数が少なかったので前回よりも自分の意見を発信することが多かったです。また人数が少ない分、一つの話題を深く話したので、だんだんと専門用語や難しい単語が出てきて会話がスムーズに進みませんでした。私にはまだまだ語彙力が足りないことを痛感したので今後は単語力強化に努めます。
 留学生と話した内容の中に、日本の観光名所や特産品についてがありました。日本のことはだいたいわかっているつもりでしたが、実際は表面的なことしか知らず上手く日本のことを説明することが出来ませんでした。海外にばかり目を向けるのではなく、まずは日本のことをよく知るべきだと思いました。
 留学生のアントネットさんの出身国のフィリピンについては驚いたことが多々ありました。その中でも最も驚いたことを紹介します。それは日本には季節が4つあるのに対してフィリピンには2つの季節にしかないことです。暑い夏と雨が降る時期しかないそうです。12月が一番寒いそうなのですが、それでも気温は25度もあることに驚きを隠せませんでした。地理で学んでいたことなのかもしれませんが、授業で聞いただけではわからないこともあると思うので実際に外国に行って実感したいです。


 次に徳山先生による講義についてです。私は学校で学ぶ数学は、数学に直接関係している仕事につかないと数学を使う機会はないと思っていました。(例えば教師です。)でも、暗号や検索の仕組みにも数学が利用されていることを知り驚きました。また、いくつかのものの中からある一つを当てる時に、何回質問すれば一つに絞れるかというのは2の○乗すれば求められるというのを知りいつもより数学が楽しく感じました。以前読んだ謎解きの本に、似たような問題がありその時は一から数えて答えを出していたのですが、数学を使えばこんなにも簡単に答えが出るのだということに気が付きました。このような数学を裏で操っているような問題を解くことが好きなので、その思考力をどのようにして鍛えるのか知りたいです。


 最後に岩渕先生による講義についてです。まず化学反応のことについて、少し講義の内容とはそれてしまうかもしれませんが書きたいと思います。化学反応といえば化学の実験で使うものという概念が強かったのですが、肉を焼くなどといった日常生活でも多くの化学反応が起こっていることを聞き新鮮さを感じました。よく料理は化学だと聞きますが、そういうことかとハッとしました。私たちが当たり前のように感じている状態の変化もただ単に起こっているのではなく、すべてが化学の動作として起きているのだと感じたからです。日常生活を化学反応として考えるととてもおもしろいと思いました。
 私が飲んだことのある薬の形は、粒状の薬と粉薬、シロップ、カプセルの4つのみです。だから資料の中にあった薬の形の種類がたくさんあることに驚くとともに、形によって病気に効きやすい効きにくいがあることに面白さを感じました。実は私は粉薬はもちろん、粒の薬でさえ飲むことが苦手です。もし私が薬学の道へ進むとしたら、現在ある薬が効き目を変えずにより飲みやすい形に変える研究をしたいです。


 6回の卵を通して県外の友達が増えてきたことをうれしく思っています。今回から学校推薦の方も加わったのでさらに交流を深めるとともに科学に対する考えを共有していきたいです。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

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