東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.10.16

科学者の卵、1回目の講座に参加して

皆さんこんにちは!宮城県仙台二華高校2年の西貝茂辰です。僕は学校推薦で科学者の卵に参加することになり、10月15日が初めての講座となりました。

まず午前中の英語サロン。1名のインドからの留学生の方と、他3人の高校生で話をしました。最初インドからの留学生だと聞いて訛りが聞き取れるか少し不安だったのですが、スムーズに会話をすることができました。留学生の方はManagement of science and technologyという専攻で、僕自身Cicil Engineeringにとても興味があったので研究の話をいろいろ聞かせてもらってとても楽しい時間でした。少し具体的に言うと、都市全体でより効率的で無駄がない発電をするために、ビッグデータを用いて日中や夜間の電気使用量を分析し発電量を変えられないかという研究、また都市全体で原子力・火力といった既存のエネルギーと風力や地熱といった再生可能エネルギーを組み合わせることで、その日その日の気候に左右される自然エネルギーの欠点を補ったり地震で原子力発電所が使えなくなったときに電力不足にならないようにしたりするシステムの開発、の大きく2点の研究を行っていました!次回の英語サロンでもどんな話が聞けるのかとても楽しみです。

午後の1つ目の理論計算機科学についての講義はメンターさんとの打ち合わせがあり出席できず、2つ目の創薬の化学技術についての講義のみ出席させていただきました。メンタリングでは自分が学校で研究を進めていた段階では気づいていなかった実験の不備であったり実験を進めるうえで悩んでいた課題についてであったりについてアドバイスを頂け、とても有意義でした。

2つ目の薬を創る化学技術についての講義。僕はもともと分子生物学的なアプローチでのCRISPRなどの技術を用いた創薬技術については以前興味を持って調べたことがあったのですが、生物学的な視点とはまた違った化学的な視点から見た創薬技術は、とても興味深いものでした。Ephedra Sinicaの喘息への有効成分の化学式を明らかにして実際に医薬品にしたなどの創薬技術についての歴史、左手型と右手型では片方が薬になり片方が毒になることもあるという事実、またアルツハイマー病に効く薬がアセチルコリンを分解しないようにすれば良いという発想で作られていてさらにその創薬の過程なども解説して頂け、また自分の興味の幅は増えたような気がします。最後に薬剤耐性菌の出現について質問させて頂いたのですが、丁寧に社会システムやアプローチの仕方についても詳しく解説して頂けてありがたかったです!

3月の発表会に向けて自分の学校での研究も進めて発展性のあるものにする必要があるので、結果が出るかわからない不安も大きいですが頑張っていきたいと思っています。また今回他の受講生のみなさんとあまりコミュニケーションをとれなかったので、次回はもっと話していきたいと思います!事務局やヒヨコの方々、ありがとうございました!

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2016.10.16

第六回科学者の卵

こんにちは埼玉県浦和第一女子高校の木村江梨花です。今回は、二回目の英語サロンと、理論計算機科学、薬を造る化学技術についての講義でした。

英語サロンでは、ベトナムの方とお話ししました。日本語での相談禁止という条件があったので、わからない単語だらけで、相手に伝えることが難しく感じました。今回自分の語彙力のなさを知ることができたので、単語を覚える努力をしようと思いました。

理論計算機科学では、面白い問題があり、楽しんで講義を受けることができました。情報科学に興味があり、発表をするというのを目標に講義を受けました。最初は、間違ってたら恥ずかしいという、気持ちがあり、発表をためらってしまいました。しかし、ほかの人が発表しているのを見て、手を挙げようという気持ちになり、帽子の問題を、解答することができました。何とか正解の解答ができました。これからも積極的に発表をしようと思います。

薬を創る化学技術は、ためになる知識を得ることができました。特に驚いたのは、カレー粉とココナッツオイルを混ぜて熱を加えるとがん細胞に効く物質ができるということです。このような発見を積み重ねがんを治す薬をつくれるように頑張って欲しいと思いました。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校 |個別ページ

2016.10.15

第6回 科学者の卵

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の川崎弥矢です。今日の英語サロンと講義2つについて、感想などをまとめていこうと思います。

    

英語サロンは、今回から人数が留学生1人に対し、高校生34人というグループでした。私のグループは、ベネズエラの留学生の方と、山形と宮城と埼玉の高校生というグループでした。前回は、緊張してしまい、たくさん話せなかったので、積極的に話そうと思って臨みました。事務局の方からのブログにもありましたが、間違えても責める人なんていませんでしたし、むしろ好意的で、自分の思っていることは、どんどん伝えるべきだなと思いました。あまり絵を描くことは得意ではありませんが、簡単な絵によって理解が深まる場面もありました。事前にお知らせのあったテーマと留学生の方の出身国の文化、研究内容について詳しく英語で聴くことができ、とても楽しかったです。次回は、さらに積極的に話そうと思います。

  

1つ目の講義は、理論計算機科学についてでした。私たちがよく利用する検索サイトや暗号、お金を儲ける方法などについてでした。ただお金を儲けたり、暗号を解いたりするのではなく、その中には数学の規則性が隠されていて、それを利用することによって、効率良くできる方法があることに驚きました。これまで、数学の具体的な利用方法をあまり知らなかったので、数学が好きでも嫌いでもないという感じだったのですが、この講義を聴いて数学が好きになりました。もちろん、女子にも数学は必要です。数学を使う未来のために、今しっかりと学校の数学の勉強を頑張りたいと思いました。講義の中では取り上げられなかった部分のレジュメも大変おもしろかったです。機会があれば、徳山先生の紹介してくださった本も読んでみたいと思います。

  

2つ目の講義は、創薬の化学技術についてでした。薬の歴史を中心に、有機化合物の構造、岩渕先生の研究内容まで内容が幅広く、おもしろかったです。大昔は今では信じられないような物が薬として使われていたことに驚きました。最近、学校のSSHでグループ研究が始まり、有機化学についてやっているので、様々な構造式が登場し、わくわくしました。構造式のほんの一部を変えるだけで、性質がガラリと変わり、薬が毒になってしまうことが一番の驚きでした。薬学のことは、あまり知りませんでしたが、この講義を聴いて、とても興味が湧きました。今、学校でやっている授業は化学基礎で、この講義のように複雑な内容はまだ出てきていませんが、自分でさらに調べてみたいと思いました。

  

2つの講義では、まちかどサイエンス常連の2人と隣で受講しました。たまたまサイエンスカフェなどがきっかけで友達になったのですが、投稿数で競い合っている友達と科学について休み時間や帰りに話すのも楽しかったです。今回のたまごNewsletterにあった実験ノートの書き方は、とても参考になりました。グループ研究のメンバーで共有して、より良い研究をしていきたいと思います。Tohoku INVENTORは本当に参加したいのですが、私は埼玉に住んでいて、東北大学から距離があり、参加することができません。皆さんのブログ等でのご報告を楽しみにしています。事務局やひよこの皆様、今回も大変お世話になりました。ありがとうございました。また次回、卵の皆さんと一緒に勉強できることを楽しみにしています。今度は学校推薦の方ともお友達になりたいです。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校 |個別ページ

2016.10.14

第5回目の科学者の卵

 こんにちは。宮城第一高校の櫨 聖奈です。今回は9月16日に行われた科学者の卵について感想や考えを書きたいと思います。 

 この日の最初は、科学者の卵で最も楽しみにしていた英語交流サロンがありました。現在コミュニケーションツールとしての英語を使えるようになることを目標としている私は、全部で5回しかない英語交流サロンを有意義に過ごそうと考えていました。そこで1回目は、積極的に話をすることと、文法などは気にしないで伝えたいことは一生懸命伝えることを目標に挑みました。多少の不安はあったものの留学生の方々がとても明るく接してくださり、英語で会話することをこの上なく楽しむことが出来ました。わからない単語が出てきても、お互い別の単語で表現したり絵やジェスチャーで表現したりして理解するよう努めました。このことから、文法や単語がわからなくても伝えたいという気持ちがあれば会話としても成り立つことがわかりました。英語交流サロンも後半に差し掛かってきたころ、留学生の方が私に「上手に英語話せているね」と言ってくださいました。私はこの言葉を聞いて自信がつき、より積極的に話せるようになりました。最初に述べた私の目標に大きく近づけたと思います。明日の英語交流サロンも前回よりも楽しんで、もっと積極的に話すことを目標に参加します。

 続いて午後の行われた浅井先生の航空宇宙工学の講義についてです。私は、1から実験しその実験装置までも作り上げ、何度も実験を繰り返したライト兄弟に心を打たれました。ライト兄弟はできないことはないと信じ、実験を繰り返して夢を実現しました。夢を追い続けて努力した彼らは、飛行機を飛ばしただけでなく、あきらめない強い気持ちや努力の大切さも私たちに気づかせてくれました。

 私は幼いころ、よく紙ヒコーキを作って遊んでいました。当時はくるくる回りながら飛ぶものやすぐに落下してしまうもの、かと思えばスーっと飛ぶ飛行機ができて、ただ喜んでいただけでした。その時はなんの疑問を持たず、ただうまく折れたのだと思っていたのですが、浅井先生の話を聞いたり講義中に紙ヒコーキを飛ばしたことにより、紙ヒコーキも飛行機と飛ぶ原理は同じだということに気づき驚きました。他にも航空宇宙工学の講義では新しい知識を多く吸収することが出来ました。

 トンボなどの小さくて薄い羽で飛んでいる虫の羽はどのようになっているのかということも調べていきたいです。

 

 最後に堀井先生によるがんの講義についてです。内容がとても濃く学ぶことがたくさんありました。私は今まで、がんは突然なるもので恐ろしいもの、がんにかかってしまったら完全には治らないもの、と思っていました。しかし講義を受けて、がんを予防できることやがんの種類によっては治療して治るものもあること、最初から悪性なのではなく良性から悪性になるということがわかりました。世の中には、私のようにがんに対する知識が少なく、がんを恐れることしかできない人もいると思います。だから、がんのことをもっとみんなに知ってもらうための機関をより良いものにし、正しい知識を持ってもらうべきだと思います。

 このように第5回目の科学者の卵も有意義な時間を過ごすことが出来ました。明日の科学者の卵も頑張ります‼

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2016.10.14

平成28年度GSC全国受講生研究発表会~ポスター発表報告~

宮城県仙台第三高等学校 鈴木 智寛です。先日、東北大学 科学者の卵受講生代表として、グローバルサイエンスキャンパス(以下GSC)の全国受講生発表会に参加させてもらいました。レポート形式で、この発表会の内容と、私の研究、大会で経験したことを少し紹介しようと思います。

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(ポスター発表会場の様子)

開催日:平成28年9月18日19日

場 所:一橋大学一橋講堂 中央議場(学術センター2階)

主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構

GSC全国受講生発表会は高校生が主役だ。生物・化学・数学・地学・環境・物理・生命科学・医科学・防災・総合・その他、という多岐にわたる分野から53題のポスター発表があり、全て高校生の研究発表なのである。なんといってもこれが特徴であろう。

 2日間の日程の中で私たちは大きく分けて4つのプログラムに参加した。

 1日目......受講生ポスター発表1(審査対象)、受講生ポスター発表2(受講生相互発表)

 2日目......アカデミックセミナー、ランチミーティング

この活動ブログでは、1日目のポスター発表について報告する。

私は、発表10分、質疑応答5分で計5回のポスター発表を行った。

 「留学生向け減災アクションカードゲーム(身近な災害編)の開発と評価」という題で研究発表を行った。この研究の目的は、防災教育教材として東北大学のG-Safetyのメンバーにより開発された減災アクションカードゲームを留学生にも分かりやすい教材へと発展させることである。私は、留学生に向けて英語でDMAC(Disaster Mitigation Action Card Game/減災アクションカードゲーム)を行い、事前・事後のアンケート結果を集計し、ゲームの理解度や分かりやすさに加え、防災意識の変化、国ごとの防災の違い等を考察し、留学生向けDMACの有効性を証明した。

 高校生になってから研究発表を何度か行い、やっと相手の目を見て話す、質疑応答でも自分の意見をしっかり話すということが出来てきたと感じた。ポスター発表では決められた時間内で自分の言いたいことを分かりやすく説明することが要求される。発表する時は、自分の研究の一番の成果を念頭に置き、主張を進めて行くことが重要だと学んだ。反省点としては、ポスターの文字の多さ、統計処理の甘さがあった。実験データに関しても、丁寧に正確に行うことが、濃密で面白い研究につながると学んだ。

 去年、研究を始めて分からないことが多かったが、研究を通して色んな事が分かって、発見があってとても充実していた。まだまだ分からない事もあり、GSC全国受講生発表会では、全国の大学教授や大学生、科学が大好きな高校生の方々と意見を交えることで、自分では発見できなかった謎も見つかり、もっと勉強して、もっと深い所まで知りたい!という気持ちに繋がった。また、全国でも自分と同じ高校生が頑張っているという事を体感して、私もやってやるぞ、という思いになった。良い刺激を受ける事ができた。科学を知りたい、という志をもった友達も増えたことは、とても嬉しかった。

 今回のGSC全国受講生発表会で一番印象に残ったのは、みんな楽しそうに自分の研究について話して、発表していた、ということだ。それゆえ、自分はポスター発表の質疑応答の時間がとても充実したものであったと感じた。楽しい、面白いという感情は研究に対するとても大切な気持ちのように感じた。私も、謎を解明した時、新しい発見があった時、考えても考えても分からない事に遭遇した時の楽しさ、深さ、興味、熱中する気持ちをいつまでも持ち続けたいと、強く思った。

 今回、GSC全国受講生発表会の準備や手助け、アドバイスをしてくださったJSTの皆さま、GSCの大学教授や講師の先生、東北大学 科学者の卵の先生方、事務の方々、一番お世話になった久利 美和先生、ありがとうございます。多くの事を学べたGSC全国受講生発表会、来年も参加したいと、ひそかに思う私...。

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(ポスター発表)

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そういえば、GSC全国受講生発表会のポスター発表で地学分野の研究発表を聞いていた時に質疑応答の中のディスカッションで「現場に実際に行って、良く観察して勉強することが大切だ。」という事を再確認する場面がありました。この時、私の尊敬する先輩、徳永 翔さんの記事(http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/hiyoko/2016/09/01134645.php)の中で、「自分でいろいろな現場をみにいくそれにより違った見方や、自分の考え方を含んだ伝え方ができるようになる」という言葉を思い出しました。研究していく中で、現場を見ることの大切さを心にとめ、これからも邁進していきます。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

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