東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.09.20

第5回講義の感想

 岩手県立水沢高等学校の菅原麻由果です。先日行われた第五回の講座について、振り返ろうと思います。

 今回から英語交流サロンが開始され、私はベトナムと中国の留学生と英語で交流しました。私は英語があまり得意ではないので、留学生の方々の話の全てを聞き取ることはできませんでした。しかし、外国の方と交流するということ自体が普段の生活の中でなかなか体験しえないことだったため、私にとってはとても新鮮で楽しかったなと感じています。今回の出会いをその場限りのものにせず、これからも交流を続けていきたいと思います。一方で、常に自分が受け身の姿勢だったことは、今回の反省点です。それは、失敗を恐れてなかなか話題を提供できなかったことが原因であり、その根底には自分の英語力不足があると思います。次回の英語交流サロンでは自分がムードメーカーとなれるよう、今から少しでもできることをしていきたいと思います。

 午後の一つ目の講義は航空宇宙工学についてでしたが、今まで自分が触れたことのなかった分野ということもあり、とても新鮮でした。ベルヌーイの定理やクッタの理論など今まで聞いたこともなく、少し難しい内容だったかもしれませんが、映像を用いた浅井先生のわかりやすいご説明もあり、自分なりに理解できたことが多かったと感じます。特に、火星探査飛行機については私自身もとても興味がわきました。もし今後火星探査に成功することができたら、宇宙を知るにあたって大きな一歩になります。今回のこの機会をきっかけに宇宙に対して関心を持ち続けていけたらいいなと感じます。

 二つ目の講義は、堀井先生による病理学についての講義でした。先日、私は学校行事で医学部研修をする機会があったのですが、今回の学んだことはそれに比べてさらにハイレベルな内容でとても勉強になりました。また、私は毎月講座に参加した後、講義の内容を家族に伝えているのですが、今回の講義については私の家族も関心が高かったように感じます。特に、母にはいい刺激になったようで、一緒に国立がん研究センターのホームページで、がん予防について学ぶことができました。だから、今回のこの講義を受講できたことは、私や私の家族にとってとてもいい経験になったと思います。

 これからもさまざまな方と交流できたらなと思います。次回もよろしくお願いします。

投稿者:岩手県立水沢高等学校 |個別ページ

2016.09.20

GSC全国受講生研究発表会に参加してきました

科学者の卵養成講座 サブコーディネーターの下山せいらです。
9月18-19日にグローバルサイエンスキャンパス全国受講生研究発表会に参加してきました。
東北大学の「科学者の卵養成講座」をはじめ、全国14大学がこのグローバルサイエンスキャンパス(GSC)をやっています。
年に一度の各大学の代表の受講生が研究発表を行う発表会です。
卵からは昨年度から今年度にかけて研究をしている8名5件が参加しました。

高校生と大学がコラボした研究は、高校では難しい実験にも挑戦でき、
研究のプロが研究をサポートしてくれるのです。
大学生になったらやってみたいという研究を高校生がチャレンジしていたり、
大学の先生のアドバイスで、研究で困っていたことが解決し、結果を出していました。
図1.png
6テーマに分かれて、ディスカッション形式のアカデミックセミナーでは、
私は「日本の研究競争力」に参加してきました。
日本の論文の投稿数が横ばい~落ちてきた現状と、それをどうしたらいいか?
近年のノーベル賞受賞が相次いだ日本が、これからもノーベル賞級の研究をやっていけるか?
といったテーマでディスカッションを行いました。
予算のせい?英語力のせい?人手が足りない?日本人の性格?
なかなか難しいテーマでした。

OGとしてスピーチもさせていだたいたり、高校生と交流したりと
盛りだくさんの2日間でした。

参加した皆さま、お疲れ様でした。



PS 9月17日の読売新聞朝刊に載りました!

投稿者:事務局 |個別ページ

2016.09.20

第5回の講義について

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の木村江梨花です。 先日初めて英語サロンが行われました。私の班ではスイス、中国の方とお話しました。私は英語があまり得意ではなく、海外の人と話す機会が今までにあまりなかったので、最初は緊張してしまい、上手く話すことができませんでした。しかし、留学生の方が私にわかりやすく質問してくれたので、なんとか話すことができ、次第に自信がもてるようになりました。今回の英語サロンで、文法や、単語がわからなくても、伝えようという気持ちがあれば、コミニュケーションができることがわかりました。とてもいい経験になりました。 また、講義の方では、飛行機、がんについて学びました。飛行機を飛ばすために必要な条件、がんのできかたなどたくさんのことを学ぶことができました。飛行機の講義は、飛行機をよく利用する私にとって、とても興味深い内容でした。がんの講義は少し難しかったけど、がんについてより深く知ることができるよい機会となりました。 英語サロン、二つの講義どちらも楽しく受けることができました。次回の科学者の卵も楽しみです。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校 |個別ページ

2016.09.19

第5回科学者の卵 ~英語、飛行機、そして進化~

こんにちは。福島高校1年の沖野峻也です。今回は、午前中に「英語交流サロン」が開かれ、午後には、航空機に関する講義とがんに関する講義が行われました。                                                                                                                                                                 

 英語交流サロンでは、私のグループでは中国とマレーシアからの留学生2人と英語で交流しました。マレーシアのの方は機械工学を勉強されており、排気ガスが少ないエンジンを研究しているそうです。マレーシアには様々な文化が混合していると聞き、一度は行ってみたいと思いました。中国の方は、土木工学について勉強されており、津波の威力にも耐えられる津波避難所について研究されています。彼は当初、欧米の大学に進学したかったそうなのですが、自分のやりたい研究をするべく東北大学に進学したと聞きました。私の周りの友人には「今の偏差値だと○○大学に進学しようか」とか「親が言うから△△大学に行こうか」と、自分が何をやりたいのか明確な目標を持たないで進学を決めてしまいそうな人がいます。しかし、それではただ受身の人生になってしまうように思われます。私は、この留学生のように自分の意志で進学を決定したいと思いました。

 午後からは、まず航空機に関する講義が行われました。私は幼いころから飛行機が大好きで、どうしてあんなにきれいに飛べるのか、ずっと疑問でした。揚力が翼の上部と下部の気圧差によって発生するということは知っていましたが、翼の周りに渦が発生して飛ぶということは初めて知りました。また、垂直尾翼や水平尾翼、そして上反角という三つの機能それぞれが、飛行機を安定させて飛ばすための重要な役割を担っていると分かりました。

帰宅後、早速作ってみた紙飛行機が以下の写真です。

改良型ヘソヒコーキ

 普通のヘソヒコーキよりも前の折り返しの回数を増やし、重心を前に設定しました。しかし、そのままだと前のめりに突っ込んでいってしまうだけなので、主翼の後ろのへりを持ち上げてバランスをとりました。また、写真では見にくいと思いますが上反角をつけたり、主翼の淵を下に折り返して垂直尾翼の役割もつけました。

 実際に飛ばしてみると、普通のヘソヒコーキよりもかなりスピードが速いにも関わらず、安定した飛行が可能でした。改めて航空力学の凄さを実感しました。

 次に、病理学の講義を受けました。私の親族にもがんが原因で亡くなった人がおり、現在の病理学でどこまでがんについてわかっているのか疑問でした。しかし、がんには5年後生存率が著しく低いものもあれば、そこまで高くないものなどまちまちであることが分かりました。「がん=不治の病」という印象を持たれがちですが、正しい知識を知り、正しく怖がる必要があると思いました。がんは、生物がごくまれに起こすミスの積み重なりによって起こります。しかし、そのミスは進化の一因にもなるそうです。現在も人類をはじめとしたすべての生物は進化しているのだと実感しました。

次回の講義も楽しみにしています。ありがとうございました。

投稿者:福島県立福島高等学校 |個別ページ

2016.09.18

エコライドの特徴と東京オリンピックを見据えた計画

仙台三高 鈴木 智寛です。突然ではあるがみなさんは、エコライドを知っているだろうか?

エコライドとは、ジェットコースターと同じ原理で走ることができる新しい交通機関の事をさす。ゆるやかな傾斜のあるレール上をなめらかに下りながら走行する。レール最下点まで下がった後は、レール側に設置したモーターで、元の高さまで引き上げられ再び走行が可能になる。

エコライドの利点として挙げられるのが、輸送にかかるエネルギーと建設費用等の節約である。ブレーキ本体もレール側に設置され、車両に動力もないため、車両本体の軽量化が可能になっている。また、1kmあたりの建設コストはLRT(次世代型路面電車システム)とほぼ同等だが、道路の中央分離帯や歩道上に敷設でき、建設用地を新たに確保したり、既存道路を広げたりする必要がないのも利点だ。

私が調べた範囲で現在は、東京大学生産技術研究所と泉陽興業が研究を進めているらしい。

S__109584390.jpg

私がこの「エコライド」について調べ進めていくと、東京オリンピックとの関連性がある事に気が付いた。

「エコライド」を東京の街に導入すればいいのではないか。東京には高層ビルがたくさんあるし、そのビルの高低差を利用し、ビルに駅を作ればよいのだ。そう考えた。

しかし、調べていく中で、問題も見つかった。上記のようなLRTやエコライド等の鉄道型の公共交通システムを導入するためには、従来の鉄道に比べて安いとは言え、数十億円〜百億円単位の建設コストがかかる。費用対効果や用地買収について住民の合意形成が不可欠な公共事業のため、導入にはお金と時間がどうしても必要になるのだ。やはり、お金の問題も大きいようだ。しかし、お金だけでなく、地球の環境面のことだったり、利用のしやすさも念頭に置いて、事業を進めていくことも大切だと、私は考える。

そうした中、近年急速に進んでいるのがITによる交通リソースの有効活用だ。様々な技術が開発されている昨今。考えようによっては様々な応用方法が提案できる。今後は、カーシェアリング、オンデマンド交通、自転車シェアリングなどのサービスが既存の公共交通ともシームレスに結びついて、都市交通網を形作っていくことになるだろうと考えることもできる。日本の都市交通網がどう進化していき、日本の最新技術がどういった形で利用されていくのか。そういった点にも注目していくと、東京オリンピックが近づくまでの日本の変化が楽しみで仕方がない。

そして、私には東京オリンピックで叶えたい夢が1つある。東京オリンピックで日本語と英語の通訳のボランティアをしたいのだ。今年のリオオリンピックでは、ボランティアの人々の活躍も目立った。ニュースで、日本の大学生が現地で通訳のボランティア活動をしているのを目にして、感動した。自分の少し上の先輩達は、こうやって社会と関わって、社会の歯車の1つとなって世の中を動かしているのだ。考えを広げてみると、私にだってできることはたくさんありそうだ。あとは、勇気を持って行動に起こすだけ。東京オリンピックの時まで、どれだけ自分が成長できるか、自分次第である。

参考文献

テレスコープマガジン 007 都市交通網の新展開

http://www.tel.co.jp/museum/magazine/mobility/141014_topics_05/

物理基礎 数研出版

PS. 私は、9月18、19日に東京の一橋大学一橋講堂 中央講場で開催される「グローバルサイエンスキャンパス平成28年度全国受講生発表会」に参加する。1日目は「留学生向け減災アクションカードゲーム(身近な災害編)の開発と評価」という題で、研究成果のポスター発表がある。2日目は、アカデミックセミナーにて、東北大学のブースに参加予定である。初めての参加で緊張もあるが、せっかく得られた良い機会なので存分に楽しみながら勉強してこようと思う。

仙台三高 鈴木 智寛

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

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