東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.08.08

第4回特別講義に参加して

 こんにちは、仙台二高の門間です。第4回特別講義の活動報告をさせていただきます。

 今回は、日英サイエンスワークショップ発表会を見学させていただきました。感想を率直に言うと、英語を聞き取るのがとても大変でした。実は講義の前まで学校の研修でアメリカに行っていて、今回はその経験を活かし、積極的に質問して発表会に参加していこうと心で決めて臨んでいました。しかし、英語のスピードが速く、発表している内容も専門的であったため、結果的には内容を理解するのがやっと、質問の内容も初歩的なものにとどまり、理想通りにはいきませんでした。それでも、外国の方の発表を聞き、自分の見識を深めることが出来たのは、それ自体が良い刺激になりました。発表の内容は災害対策の研究やソーラーパネルに使う酸化チタンについての研究など様々な分野にわたっており、「世界にはこんなに専門的な研究をしている高校生たちがいるのか。」と、驚き、感銘の連続でした。将来研究者になったら、国籍に関係なく様々な人と協力、あるいは競争しながら研究を進めていかなくてはなりません。今回の発表を通してそれが楽しみになったと同時に、自分の英語力、科学への見識の低さに焦りを感じました。これからの講義、日々の学習、部活ともに全力投球して、将来必要な力を蓄え、さらに様々な経験を積んでいきたいです。

 発表をしていただいた皆さん、そしてこの場を設定、準備していただいたスタッフの皆さん、素晴らしい発表会をありがとうございました。

投稿者:宮城県仙台第二高等学校 |個別ページ

2016.08.07

日英サイエンスワークショップ2016に参加しました!

 こんにちは。仙台白百合学園高等学校2年の石井美土里です。私は昨年度の科学者の卵の受講生です。本日は、昨日まで行われていた日英サイエンスワークショップの感想を書きたいと思います。

 私は、7月31日から8月6日まで科学者の卵養成講座の代表として、日英サイエンスワークショップに参加しました。初対面の人と寝泊まりをし、共同研究をするという前代未聞のプログラムで、初めは戸惑いも大きいものでした。しかし、周りの参加者が積極的にイギリス人と話しているのを見て、刺激を受け、少しずつ声を掛けることが出来るようになりました。

 私が配属されたのは、放射線を研究する研究室でした。この研究をしようと思ったのは2011年の東日本大震災を経験し、福島県で発生した原発事故を同じ東北に住む人として、風化してはいけないと思ったからです。関係者のみが入ることが出来るセキュリティがしっかりしている部屋に入り、福島県、宮城県、東京都の土の放射線量を比較しました。福島県の土は、震災直後より、放射線量の値は明らかに減少しましたが、宮城県や東京都の土の放射線量よりは大きいという結果を得ました。研究室での講義は全て英語で専門用語が多く、理解出来ないこともありましたが、新たな単語を覚えることが出来たのは大きな収穫でした。また、科学者の卵養成講座の発展コースなどで研究室に配属されたことはありましたが、今まで見たことが無い実験装置を見ることが出来、嬉しかったです。8月6日に行われた最終プレゼンでは、研究した成果を英語で発表しました。外国人と共同研究をして、共にプレゼンの準備をするのは、難しいこともありましたが、充実した時間を過ごしました。今年の受講生に卵の先輩として少しでも刺激を与えることが出来たら嬉しいです。

 また、研究室での研究以外にもほとんど毎晩のようにculture exchange というプログラムがあり、日本とイギリスの文化が融合された楽しい時間でした。そこでは、折り紙や習字などを一緒にやったり、逆にイギリスのゲームを楽しんだりしました。また、閖上や岩沼、名取などの震災で大津波の被害に遭った地域を訪問し、津波が来た現場を視察したり、お話を伺ったりしました。そして松島での観光も行い、自由時間もイギリス人とショッピングをしたり、写真を撮ったり、有意義に過ごしました。
 

 日常生活で英語を使うことはほとんどありません。学校で習った英語を実践することもできません。今回のプログラムでは、自分の英語力を試すことが出来ましたし、イギリス人に自分の英語が通じたことは、大きな自信に繋がりました。また、文化や思考の違いが大きくても理解し合い、尊重しあうことを学びました。初めてづくしの経験でしたが、全てが終了した今、自分が一回りも二回りも成長したことを強く感じています。
 

 これから、科学者の卵養成講座の重点コースの研究が始まります。これまで培った知識をフルに活用して、立派な研究発表が出来るように頑張りたいと思います。

 最後になりますが、今回のプログラムでお世話になった全ての方々への感謝の気持ちを忘れずに、今後の人生の糧にしていきたいと思います。有り難うございました。

投稿者:仙台白百合学園高等学校 |個別ページ

2016.08.06

第4回特別講義

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高校の川崎弥矢です。本日の講義の全体的な雰囲気と内容について書いていきたいと思います。


今回はいつもと異なり、発表会を聴くという内容でした。科学の力はもちろん、英語の力もすごいなと思いました。自分はどうかというと、英語は嫌いではないのですが、得意ではないです。英語で質問をしている方がいらっしゃり、すごいなと思いました。今のままだと、発表もコミュニケーションもできないのではと思い、英語がもっとできるようになりたいと思いました。2回目の講義で精読と多読の違いのお話がありましたが、精読が英語の授業だとしたら、多読が今回の発表に近いのではないかと思いました。私の高校では、多読を推進していて、楽しんで読むようにと言われています。このような英語の発表や講演も楽しめるようになりたいと思いました。また、わからない単語がある度に、調べていては置いてかれてしまうところも多読に似ているのではないかと思いました。それらから、もっと頑張らなくてはと刺激を受けたのが一番の収穫だったと思います。


内容は、高校の授業で聞いたことや、科学者の卵の講義で聞いたことの延長のような感じではないかと思いました。グループごとに感じたことを書いていきます。

1グループ目は日本とイギリスのエネルギー面での違いでした。川の勾配など自然環境や発電方法などの異なりが大きく、驚きました。

2グループ目は、津波被害の想定についてでした。内容にもありましたが、実際に起こってしまった後に電波が入り、使えるかどうかはわからないので、事前に知っておくことが大事になると思いました。

3グループ目はマイクロ流路のサイズ・送液流量による中和反応の違いでした。グラフを見てみると、その違いにより、かなりの差が現れていて、おもしろいと思いました。

4グループ目は太陽光発電を中心とした、使用するナノ材料の物性とデバイス特性との関係についてでした。中学校の理科の授業で、太陽光発電を含めた再生可能エネルギーを推進するべきかどうかというテーマで、議論をしたことがあったので、とても興味深かったです。

5グループ目は細胞死・突然変異を防ぐDNA修復の仕組みについてでした。紫外線の種類により、損傷などの影響の程度が異なることを知り、DNAのメカニズムをさらに知りたいと思いました。

6グループ目は、窒素固定をする根粒菌の異なる条件下での細胞の形の変化についてでした。高校の生物の授業でつい最近やった内容で、能率的・効率的ということでより農学に近く深めることができ、身近になった気がしました。

7グループ目は微生物を利用した適切な環境についてでした。ガスの発生状況が写真で見てはっきりとわかるくらいに、差がついていて、それぞれの微生物にあった利用が重要になるのではと思いました。

8グループ目は個人ゲノムの意味と適切な活用についてでした。ゲノムは住所などと同じように個人情報であり、その使い方や保護に関する法律などの整備がさらに求められるのではと思いました。

9グループ目は土壌中の放射性物資の地域による違いについてでした。福島のグラフが宮城や東京に比べて大きく異なり、テレビなどで見聞きしたことはありましたが、科学の事故の怖さを改めて感じ、防ぐために何ができるか考えたいと思いました。

10グループ目は生体に近い三次元培養系などの培養条件の違いと酵素の量の変化についてでした。科学の進歩による正確さの向上で、さらに科学が進歩すると思うと、未来がとても楽しみになりました。


まだまだ、英語の力も科学の力も伸びしろがあることを実感したので、次回からの英語サロンでも、自分を伸ばしていくために、積極的に参加していきたいと思いました。長くなりましたが、見ていただき、ありがとうございました。


川崎弥矢

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校 |個別ページ

2016.08.04

第三回目の科学者の卵

 こんにちは。宮城第一高等学校の櫨 聖奈と申します。ようやくほかの皆さんに追いつきました。忙しさにかまけてブログの更新を後回しにしてしまいました。申し訳ありませんでした。

 これから第3回の講義について書きます。

 午前中はサイエンスカフェが行わました。普段よく、こんなものができたいいなと考える私にとって科学技術の進歩を考えるのはとても楽しい時間でした。しかしそれがどう悪用されるのかということまでは考えたことがなかったので、それを考えることは新鮮でした。科学技術によって赤ちゃんのDNAを操作して目の色や髪の毛の色を変えることができるという話や個人情報が漏れやすくなったという話を聞いて、私たちの希望をかなえられたり生活がより便利になるということは良いことだと思います。しかしこれから私たち人間の役割がなくなってしまうようにまで科学技術が進歩してしまったらよくないと思います。だから科学技術と人間をうまく調和させていくべきだと思います。

 午後1番に行われたのは海野教授の講義です。私は地震の予測や地震の仕組みについて興味があるのでこの講義をとても楽しみにしていました。講義を受けて、津波の発生メカニズムやきちんと理解していなかった縦揺れ、横揺れの地震の仕組み、マグニチュードについて詳しく知ることができました。マグニチュードにマイナスがあることは知らずとても驚きました。

 この講義が行われた次の日に東北大学でサイエンスデイが行われていて、ちょうど海野先生を見かけたので少しお話をしました。講義だけではわからなかったことを詳しく教えてくださり、この時から地震のことをよく考えるようになりました。私は、まだわかっていない地震(特に前震以外の先駆現象や前兆現象について)を知りたいと思っています。また、先日起きた熊本地震について疑問があるので、今度、海野先生の研究室を訪問したいと思っています。

 海野先生の講義の後に行われたのは伊藤先生の講義です。馴染みのあるキャラクターを使っての説明、DNAを取り出す実験を通して遺伝子のことが詳しくわかりました。「DNAを食べたことはありますか」と聞かれたときに普段そのようなことを考えないで食べていたので、毎日食べていると思ったときにはなんだか不思議な気持ちになりました。遺伝子が生き物の形や性質を決めるということは知っていましたが、DNAの塩基配列が1つ違うだけで違うものができあがるということにはとても驚きました。

 DNAを取り出す実験では以前見た時よりも多くのDNAを見ることができました。学校の授業で自分のDNAを取り出したのですが、うまく取り出すことができなかったので、いつか機会があったときにもう一度自分のDNAを見てみたいと思いました。

 私は、科学者の卵が行われるたびに他県や他の学校の友達が増えることや、科学の考えを学べることがとてもうれしく楽しいです。明後日、第4回目の科学者の卵がおこなわれるので有意義な時間を過ごせるよう頑張ります。

 最後まで読んでくださりありがとうございました!

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2016.08.04

第2回目の科学者の卵

 こんにちは。宮城第一高等学校の櫨 聖奈の申します。先ほどに引き続き第2回の科学者の卵について書こうと思います。

 第2回目の科学者の卵は、初回のような緊張はなく今日は何をするんだろうといった期待やわくわく感でいっぱいでした。

 会場に着いて自分が割り当てられた席に行くと、周りには同じ県に住んでいる人はおらず驚きましたが話していくうちにとても仲良くなりました。いままで会ったことのない積極性がある人もいて同じ年でこうも違うのかと驚きました。モールとピンポン玉を使ったゲームでは、たくさんのアイデアが浮かび良いと思ったものを試してみましたが、なかなか思うようにはいかず最後まで記録が伸びなかった時にはとても悔しい思いをしました。しかし、班の仲間の意見やほかの班の考えは私には思いつかなかったものばかりで自分の視野や考えをより深めることができたので良かったです。いつもは控えめな私ですが、この時は周りに負けないよう自分の意見をどんどん発信するよう努めました。

 サイエンスチャレンジの後に行われた橘先生とリチャード先生の講義では、多くのことをを学べた時間となりました。橘先生と講義では自分には何が足りないのかということ、英語を勉強するにあたって大切なことを学びました。私にはリスニング力とリーディング力が足りておらず、現在は先生が紹介してくださったLinkEnglishで鍛えているところです。英語は基礎が大切だと聞いたので高校の内容を勉強するだけでなく中学校までの内容を完璧にしていきたいです。

 リチャード先生のAllEnglishの講義では、最初は内容を理解できるか不安でしたが先生がわかりやすく話してくださったので理解することはできました。しかし話すスピードがとても速く聞き取るので精一杯でした。私もあのスピードで話を理解し、自分の意見を言えるようになりたいです。

 英語を話す際に文のストレスの位置が違うだけで意味が通じないということには驚きました。以前ALTと話した時に、文法も単語のアクセントもあっていたのに言いたいことが伝わらなかったことがありました。それはリチャード先生がおっしゃっていた文のストレスの位置を間違えていたからなのだと思います。今まではただ単語の発音が良ければよいと思いそればかりを練習していましたが、これからはメトロノームで刻みながら読むことと文のストレスの位置に気を付けて練習していきます。

 このように第2回の講義は初めての体験ばかりでとても楽しかったですし、科学はもちろん英語がもっと好きになった一日でした。

                                 (次回に続きます)

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

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