東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.08.04

第1回目の科学者の卵

 宮城第一高等学校の櫨 聖奈と申します。

 先日ようやく夏休みに入り、とても忙しかった毎日が少し落ち着いたので今更ながら第1.2.3回の科学者の卵の感想や考えを書きたいと思います。講義が行われてからずいぶん時間がたってからの投稿となってしまい申し訳ありません。

 最初に第1回目の講義についてです。5月28日、私はとても緊張しながら東北大学へと向かいました。なぜなら初めての科学者の卵の参加ですし東北大学にも行ったことがなかったからです。午前中に行われた先輩方のお話では、とても生き生きした先輩方を見てこの機会を決して無駄にはできない、必死にくらいついて新たな自分を見つけようと心に決めました。

 渡辺教授の講義では、驚いたものと興味深いものがたくさんありました。自家不和合性の話で、りんごは違う品種の花粉をかけて育てているということを初めて知りました。種の部分と食べるところの関係が違うというのはとても興味深かったです。家族にこの話をしたらとても驚いていて、その日は植物の話でもちきりでした。

 植物は一言で言い表せないくらい不思議で奥が深いもの。いくつか葉緑体について疑問があるので、次、渡辺教授にお会いした時に質問しようと思います。

 私はこの日、同じ学校だけでなく他の学校の方、他県の方のお話を聞いて考え方や行動力に刺激を受けました。また、初めて受けた大学の教授の授業もその世界にすぐにとけこむことができ、とても有意義な時間を過ごすことができた1日でした。そして、これからの科学者の卵がとても楽しみだなと強く思った日でもありました。

                                  (次回に続きます。)

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2016.07.28

第3回の感想です。

秋田県立秋田高等学校1年生の早坂椿です。更新が大変遅れてしまい、申し訳ありません。第3回の科学者の卵はサイエンスカフェ、地震学の講義、遺伝子組み換えについての講義という流れでした。 サイエンスカフェでは、この前よりもグループのメンバーと上手くコミュニケーションをとることが出来ませんでした。前回、いかに他の人に頼っていたのかを知り、自ら進んで会話を繋げようとすることでコミュニケーション能力の向上が図れたと思います。また、同じ1年生の方が科学部に所属していて科学に関してとても物知りなこと、2年生の方が数学Ⅱについて難しい話をしていたことなどを通じ、自分の相変わらずの無力さを改めて感じることとなりました。そんな人たちと将来一緒に仕事をするのかと思うと4分の期待と6分の恐怖をいだきます。やはり、科学者の卵は刺激があり、学習意欲、研究意欲を掻き立てられる良い存在です。さて、サイエンスカフェの内容としては、科学技術の利用における倫理的な問題についてでした。ダイナマイトや原子力エネルギーをはじめ、当初は純粋だった科学技術の発明や発見が、悪事に利用されてしまうことは周知の事実です。また、自分勝手な技術は自然破壊にも繋がることがあります。だから私は、自己推薦書にも書いたのですが、科学技術の発達と共にそれに関した緻密な制度の整備が必要であることを強く感じています。そんな中、サイエンスコミュニケーターという職業があることを初めて知り、興味が湧きました。高校の先生が今は文系と理系が手をとって新しいものを生み出す時代だとおっしゃっていましたが、全くその通りであることがよく分かりました。物事にはどうしても良い面と背中合わせに悪い面がありますが、科学者が良き社会と、豊かな自然と共存することができるように自分で考えてみたいと思います。 次に、地震学の講義についてです。 地震は私の苦手な分野です。レポートでは苦戦し、特にに逆問題についての良い例が思い浮かばずとても悔しかったです。帰っていつも通り生活をすると、生活の中で何度も逆問題を解いていることが分かりました。科学分野についても発見していきたいです。私が講義を受けて思ったことは地震学はまだわかっていないことがたくさんあるということです。日本は地震の研究において良い環境がそろっていて、近年大きな被害をもたらした地震により地震予知などの需要が高まっていると思うので、科学のチカラで早く解明できたら良いと思います。実際に電磁気学を駆使した地震予知の機能が東日本大震災の際に異常を検知できていたそうです。しかし、人類が地震を完全に予知できるようになると、科学が自然を従えたかのように態度を大きくしてしまわないかとても不安です。自然に対して謙虚な科学の発展を私は願っています。 最後に、遺伝子組換え植物の講義についてです。私はじゃがりこの成分表示のところに「遺伝子組換えでない」と書いてあるのを不思議に思っていながらも、調べようとしなかった自分を情け無く思いました。遺伝子の違いで生物の性質は変化し、カリフラワーは花をつくるための遺伝子を失っていることや、ヒトとチンパンジーは全DNAの1.2パーセントしか違っていないこと、遺伝子のコピーを失敗することで進化することなど初耳て驚くことがたくさんありました。また、遺伝子組換えによる稲の糖化性の向上の研究で、セルラーゼを入れたら形が変わるなら形ができてから入れようという発想の転換が素晴らしいと思いました。表皮をつくる遺伝子を失ったONION1が葉緑体も失うことから、葉緑体ができるには水分が必要なのかと疑問に思いました。そもそも、葉緑体がどのようにできるのか全く分からないので、インターネットや本を利用して調べたいと思います。 今回は更新が遅れてしまい、とても残念です。何かと後回しにしていがちでしたが、将来に役立つことであり、遅れると記憶も考えのや思いの熱量も新鮮身を失ってしまうので、今度からはなるべく早く更新したいです。また、ほぼ学年平均というTOEICの結果を受けて、今年の夏は英語に力を入れていきたいです。

投稿者:秋田県立秋田高等学校 |個別ページ

2016.07.20

プラナリア好きがいた!

飛翔型「科学者の卵養成講座」事務局でサブコーディネーターをやっております
下山せいらです。

前々回のブログの最後に

そんなプラナリアに惹かれたのは、高い再生能力とつぶらな瞳と意外なところに口があることと・・・
長くなるのでまた。 と書き込みました。

先日の伊藤先生の講義でもプラナリアは理学部で扱う生物と紹介していただいたり、
プラナリア好きを報告してきてくれた受講生もいました。
プラナリアもポピュラーなナマモノになってきましたね。

今回はプラナリアの話を書きます。

プラナリアって何?といいますと、
きれいな川にいる茶色い矢印頭により目の切っても再生して2匹になるすごい動物。

ぷら.png

プラナリアって微生物?
微生物は目に見えないサイズの生物のことを言うのでプラナリアは数ミリ~30mmくらいにはなります。目で見えます。

プラナリアってプランクトン?
水中で流れに逆らって泳げるネクトン、流されていくプランクトン、底にいるベントスという分類でいうとプラナリアはベントスです。ちなみにプランクトンは小さい生物だけでなく、2m超のエチゼンクラゲも含まれます。

プラナリアって何の仲間?
扁形動物門の自由生活のプラナリアの仲間は、陸のコウガイビル(ヒルではない)、海のヒラムシ。寄生性のサナダムシや吸虫なども仲間です。


高い再生能力と、メスで切断したら再生して1~2週間でそれぞれが小さいプラナリアになります。

これは、トカゲの切れた尻尾が生えてくるレベルではありません。
切れた尻尾からトカゲがもう1匹できるということです。
また、トカゲはピンチになったら、自分のタイミングで尻尾を切り離します。
プラナリアも自分のタイミングで尻尾を切って再生することもありますが(無性生殖)、
メスで切られるといった他人のタイミングでも再生できます。

ちぎれて増える、切られても増えますが、プラナリアは卵からも産まれます。
プラナリア2匹が接合して2匹とも卵を産む雌雄同体生物です。

つの卵.png※外来種のプラナリアの卵です。数週間たつとぱかっと開いて真っ白なプラナリアが複数出てきます。



あの手この手で増えていくプラナリア。
淡水域はプラナリアばかりになりそうですが、水質汚染に弱いのできれいな水のあるところにしか住めません。

プラナリアの魅力はこれだけではないのですが、長くなるのでまた。

投稿者:事務局 |個別ページ

2016.07.20

第三回講義!

岩手県立水沢高等学校の千葉萌々香です。忙しくてこんなタイミングになってしまい申し訳ないのですが、やっと書く時間が出来たのでいつも通り第三回講義について書きたいと思います。

まず今回のサイエンスカフェはこの前とは全然違った形でした。新しくできそうな技術をいかに悪用するかということを考えるのは、ちょっと後ろめたい気持ちがありましたが、それを考えてこそ本当にいい技術はできるのだと感じました。そして科学を担うにあたって、たくさんの人とのつながりを大切にし様々な視点で物事と向き合えたらいいなと思います。ディスカッション形式で議題テーマについて初対面の人と話し合うのは凄く新鮮でしたが、自分では気づかないような発見をすることなどができ、とてもいい経験となりました。また、昼食後にひよこの方々とお話しすることが出来て嬉しかったです。

次の講義のテーマは地震でした。2011年に東日本大震災が起きてから地震について調べる機会が多かったのですが、初めて知ることがたくさんありとても興味深かったです。そして今の日本の地震被害を軽減させるために、私たちの知らないところで色々な技術が生まれていることを改めて学ぶことが出来ました。しかし、課題も沢山あるということが分かったので、私たちの世代がもっと地震について関心を持ち、それを直すためにはどうしたらよいかを若者一人一人が考える必要があると思いました。また海野先生、私の質問に丁寧に答えていただきありがとうございました。レポートに質問できなかった分を書いたので、答えていただければ幸いです。

次の講義のテーマは遺伝子でした。実験をしたり、私たちに馴染みのあるキャラクターを用いて分かりやすく面白く説明していただき、理解しやすく楽しみながら講義を受けることが出来ました。私が思ったのは遺伝子の重要性です。生物の性質の違いは遺伝子の違いがこんなにも関係してることは初めて知りました。特に驚いたのはお酒の強い弱いが遺伝子と関係していることです。そしてDNAの塩基配列が一つ違うだけでONI1のように全く違うものができるというのには衝撃を受けました。アグロバクテリウムはあんなに小さな細菌なのに、遺伝子組み換えのような大きな仕事をこなしていてすごいなと思います。今後のアグロバクテリウムの活躍を期待しています。

最後にお忙しい中私たちのために集まっていただいた先生方、ひよこの方々、関係者の皆さん本当にありがとうございました。次回はいつもと違う形式ですが頑張ります!

投稿者:岩手県立水沢高等学校 |個別ページ

2016.07.19

~第3回 科学者の卵を受講して~

 

 こんにちは。宮城県仙台二華高等学校の武田一紗です。

第3回の講義から早くも3日が経ってしまいましたが、講義の感想を記事にしたいと思います。(初投稿なので読みにくいかもしれません、すみません。)

 

午前中は、「科学・社会・生命倫理」をテーマにした「サイエンスカフェ」がありました。

ワークショップ形式で同じテーブルに座った人同士で意見を交換しながら、科学における倫理について考える時間はとても新鮮に感じました。もしも、ただ新しい技術を開発するだけで「悪用されるかもしれない」という危険性を考えなかったら。どんなに人々の生活を発展させてくれる技術でも、むしろ私たちに害を及ぼすものになってしまいます。無我夢中で何かに没頭するあまり、周りのことが自分の頭に入らなくなってしまうのは怖いことです。長神風二先生からのレジュメにあった、「科学者としての『普通の感覚』を忘れないこと」という言葉が心に残りました。

 午後は2つの講義があり、1つ目は海野德仁教授による「地震学のススメ」でした。地震という「結果」に関する事象、データを集めて原因を探っていく、「逆問題を解く」という考えが私の中にはなかったので、「なるほど~!」と思わず感心してしまいました。原因を直接目で見ることができないからこそ、地震波トモグラフィなどの手法を上手に利用して、大昔から人間が恐れている地震の正体を解き明かす日が来るのが楽しみです。

 2つ目は、伊藤幸博教授による「DNAと遺伝子組換え植物」についての講義でした。

ブロッコリーからDNAを取り出す実験を学校では行わなかったので、私にとって今回が初めての実験になりました。生物基礎の教科書の写真にあったように、白いフワフワしたDNAが析出しました。普段、野菜を食べるときに「DNAを食べている」という感覚は全くありませんでしたが、この実験を通して少しその存在を身近に感じられました。また、講義を聴くにつれて、遺伝子組換えの際に欠かせないアグロバクテリウムの賢さが分かりました。土の中にいる何気ない存在なのに、植物に感染して自分の遺伝子を入れることができるなんて...。遺伝子を組換えて食糧にも燃料にも使えるイネができるように、この遺伝子組換え技術を利用して環境に配慮したより良い暮らしができるようになればいいと思います。

 毎回、科学者の卵養成講座での仲間が増えていくことがとても嬉しいです。私は、皆さんと比べて「サイエンス」に関する知識量がまだまだ少ないです。でも、科学者の卵で他校・他県の皆さんと交流できるこの貴重な機会を逃さず、少しでも皆さんと「サイエンス」を語れるように努力していきたいと思います。

西日本から徐々に梅雨が明け、もう夏本番でしょうか...。(仙台も暑い日が続きそうです。)ですが、暑さに負けず、多くのことを吸収し、自分が少しでも成長できる夏休みにすることが今年の夏の目標です。次回の、8月6日の日英サイエンスワークショップも楽しみにしています。

長文失礼しました。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

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