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研究概要|新学術領域

領域の研究内容3

 ゲノム・遺伝子相関に関して代表的な3つの例「自家不和合性」「ゲノムインプリンティング」「イトヨの種分化」を中心に記述していますが、このようなゲノム・遺伝子相関のテーマは様々な最先端分野に求めることが可能です。
 生物進化の初期段階を扱った高橋計画班員(リンク)、いもち菌と宿主であるイネの遺伝子間のせめぎ合いを扱った寺内計画班員(リンク)、ジベレリン生合成遺伝子と受容体が進化の過程で新規機能を獲得したことを扱った松岡計画班員(リンク)、さらに多くの公募班員の研究から、ゲノム・遺伝子相関の共通機構・原理を明らかにすることを通じて、より幅広い生命現象を理解することを本領域は目指します(図4参照)。


【図4】上記サムネイルをクリックすると拡大画像を表示

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 私達が目指すゲノム・遺伝子相関:新しい遺伝学分野の創成は多くの関連分野にも波及すると考えられます(図5参照)。  例えば、現在極めて急速に、様々な生物のゲノム解読が進んでいますが、一方で、遺伝子と表現型との関係が極めて非直線的であることも浮かびあがってきています。
 この非直線性の原因の一つであるゲノム遺伝子相関の実体を我々が体系的に把握できれば、生物に対する理解が加速することが期待されます。
 また、ゲノムの組み合わせによる遺伝的協調やコンフリクトの実体をきちんと把握できれば、優れた家畜・作物の育種などに応用できることが期待されます。
さらに、このゲノム遺伝子相関の知見は、外来種の影響を予測するなど、生態保全といった観点からも、有益な基盤情報提供に貢献することが期待されます。
すなわち、ゲノム科学、育種、生態保全学のような複合領域からの最先端研究も私達の興味であります。


【図5】上記サムネイルをクリックすると拡大画像を表示

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