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研究成果が【科研費NEWSレター】に掲載されました

本年度4月に米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文の内容が、科学研究費助成事業(科研費)による最近の研究成果を紹介する冊子「科研費NEWSレター」の2012年度vol.2に掲載されました。

http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/22_letter/index.html
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/22_letter/data/news_2012_vol2/p15.pdf

この論文では、植物の背丈の制御に関わる受容体とそのリガンドの組み合わせを報告しました。
以下に概要を記します。

植物は環境に適応して背丈を柔軟に変化させます。したがって、背丈のコントロールの仕組みの解明は、植物の生存戦略の理解のために非常に重要です。一方で、植物の背丈は作物の生産性にも大きく関わります。有用部位の生産力を変えずに背丈だけを低く出来ると、作物が倒れにくく栽培の手間が省け、かさ張らないために密度高く栽培できます。また、茎の成長のためのエネルギーが有用部位に回るので肥料の効率的な使用が可能になります。したがって、人為的に植物の背丈を変化させる技術の開発は作物の生産性の向上に有望です。しかしそのためには、そもそも植物が背丈をどのような仕組みでコントロールしているのかを解明する必要があります。


今回植物の背丈をコントロールするリガンドと受容体の組み合わせを発見したことにより、今後は植物の背丈を特異的に操るための薬剤の開発などが可能になると考えられ、作物の生産性向上につながると期待されます。

本研究結果を新たな出発点として、背丈のコントロールに関わるさらなる仕組みの解明を目指していきたいと考えています。

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鋭意レポート執筆中です。しばらくお待ちください。

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