文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」
エピジェネティクスは、数多くの分野に関連が深く、本新学術領域研究でもその理解の為のキーワードの一つとなっています。
植物の分野でも例外ではなく、この度、金(理化学研究所)、玉田(基礎生物学研究所)、木下(奈良先端大)の本領域の班員らにより、Plant & Cell Physiolosy誌にPlant Epigeneticsの特集号を発刊致しました。
http://pcp.oxfordjournals.org/
Kinoshita, T. and Jacobsen, S. PCP (2012) 53: 763-765
Buzas, D., Tamada, Y. and Kurata, T. PCP (2012) 53: 785-793
Kim, J-M., To TK. and Seki, M. PCP (2012) 53: 794-800
Yun, J-Y., Tamada, Y., Kang, YE. and Amasino, RM. PCP (2012) 53: 834-846
Kim, J-M., To TK., Ishida, J., Matsui, A. Kimura, H. and Seki. M. PCP (2012) 53:843-856
5月号の特集では、植物のエピジェネティックスの最先端研究の総説や原著論文が網羅されています。低分子RNA、ヒストン修飾を介したDNAメチル化の機構、トランスポゾンの活性制御、クロマチン修飾を介した植物の開花制御、環境応答とエピジェネティクス、生殖過程のリプログラミング、ゲノムインプリンティングなどなど、本新学術領域のテーマも数多く含まれます。
左の表紙イラストはコンピュターグラフィクスを用いてシロイヌナズナをクロマチンで描いています。
詳細は是非ご一読下さい。