東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】今治市立富田小学校・特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(9/27)

2012年9月27日 (木)

 一昨日、昨日と、西条高等学校今治西高等学校という高校での講義でした。今日は一転、小学校4年生。伺ったのは、今治市立富田小学校。富田小学校とは、渡辺が通っていた、桜井小学校と隣の校区。富田小学校の校区でもたくさん子供の頃、遊びましたし、何よりお世話になった小学校の時の担任の先生のご自宅があった場所も、富田小学校の校区。小学校卒業後から折を見て伺っておりました。その意味で懐かしい場所での講義となりました。また、富田小学校には、初めて、今治市内で出前講義を行ったときからお世話になっている、「授業の達人」である、村上先生が今年から、教頭先生として、赴任されたこともあり、こちらもぜひ伺いたいと。そんなことが重なっての講義となりました。

DSCN3767.JPG 4年生が対象ということもあって、渡辺が小学生の頃から、小学校で夏に栽培される「ヘチマ」を題材として、「ウリ科」の身近な作物の類似点と多様性を講義。前日の今治西高等学校での講義で、「ヘチマは、雄花と雌花があることは知っている。小学校で習ったから。でも、同じウリ科の、スイカ、キュウリ、メロン、ゴーヤになると。。。。」という以外と知られてないというか。。。実際の実物がある方がよいので、「ヘチマ」と「キュウリ」を、村上教頭先生とクラス担任の越智先生に用意して頂きました。それにしても、渡辺が小学校の頃から、今でも「ヘチマを使っているのは??」と思いましたが、キュウリ、スイカ、メロンとなると、栽培が困難。結実させることが難しい、病気になりやすいということがあるのだろうなと。。。

DSCN3771.JPG さて、講義では、クイズ形式で、「種子」、「子葉」、「雌花」、「果実」、「果実の横断面」などを、ヘチマ以外に、スイカ、キュウリ、メロン、カボチャ、ゴーヤについて、比較を行ってもらいました。同じような種、切り口が似ているもの、その切り口が何に似ているか、メロンに「Tの字の茎の一部が残っているのはなぜか」というようなことを話したり。どのクイズにもとても積極的にこたえて、また、とてもよく考える力があるのは、さすが、「授業の達人」が理科の授業をしているからだろうと。感動でした。また、質問コーナーでも、こちら困るような「なぜ、種の大きさが違うのか。。。。」。。。考えました。かなり。それと何より感動したこと、というか、一番の感動は。3, 4時間目が講義だったのですが、途中でチャイムが鳴り、10minの休憩。一度休憩をしますかと聞いたら、子供たちが、「続ける!!!!」という反応があったのも初めて。すごい集中力で、全員が、3, 4時間目を一気に突破という感じでした。すごかったです。

DSCN3777.JPG 講義のあとは、恒例の給食タイム。給食の時間にもたくさんの質問があって。終わったあとには、久し振りでした。「サイン会」。帽子、下敷き、資料集、教科書、ノートなど、いろいろなものに。少しでもこれからの励みになったのであれば、幸いです。十分質問ができなかった方は、ぜひ、質問とかを手紙に書いておくってください。お待ちしております。

 最後になりましたが、橋田校長先生、村上教頭先生、担任の越智先生、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。今回も講義のあと、校長先生、教頭先生と今日の講義についての反省会というか、初めての「常盤小学校の講義より進歩したと、村上教頭先生から、お褒めの言葉を頂けたのは、望外の喜びでした」。ありがとうございました。これまで以上に修行に励みたいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 前日の教室の確認など、打合せで、村上教頭先生が作成中のソーラーカーを目にして。すごい感動でした。やっぱり、超えるにはあまりに高い壁だと。。。修行あるのみと。。。

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