仙台の暑さだけでなく、北海道もずいぶん暑いような。いずれ、今年の梅雨はかなりアンバランスで。。。比較的天候が順調にここまで推移していたので、九州北部豪雨は農業にも大きな打撃が。。。先週末は、来客対応で久しぶりに仙台市の沿岸部へ。復興にはまだまだという所も多く。。。物事の難しさを実感。。。![]()
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7/10(月):仙台市立荒町小学校・仙台市理科特別授業「環境と植物から考える」
仙台市教育センターからお願いされている「仙台市理科特別授業」も先週の川前小学校に続いて、第二弾。仙台市立荒町小学校。渡辺の自宅と片平キャンパスの間。通勤の途中に、通学しているのを見かけることもある児童の皆さん。8月の七夕には商店街に七夕飾りが。そんな小学校へ2年続けて。坂本校長先生には、昨年もwelcomeして頂き、七北田小学校、教育センターでお世話になった方。ありがたいことです。教頭先生も七北田小学校から今年異動になったと。。。世の中、狭くできています。また、今年度から、本事業を統括頂いている教育センター・長谷部先生も授業参観頂きました。ありがとうございました。玄関先には、welcome boardが。いつもありがとうございます。![]()
講義は「環境」がお題。講義の日は30oCを超えるような気温。いつもよりラフな格好で。。。申し訳ありません。というのも、研究室から自転車で10min足らずの場所なのもあって。自転車で急ぎというのもあって。。最初のイントロで、渡辺の紹介を。愛媛県今治市出身。もちろん、今治タオルのことを知っている児童の皆さんも。それ以外は。。。知っていました。今日もイベントがあるからでしょうか。こうした「社会環境」問題に目を向けるのも大事なこと。渡辺がどんなことがきっかけで、東北大に来たのか。ジャポニカ米、インディカ米の名前と特性を知っていたのは、びっくり。![]()
あとは、いつものように、スーパーコンピュータで予想したこれからの気温上昇。それに伴って、どの様な作物がこの東北で適地になるのか。もしかしたら、カンキツがということにならないと思いますが。。。いずれ、児童の皆さんが、校長先生の年齢になる頃には、。。しっかりと環境のことを考える習慣をつけて下さい。また、今回の講義は、植物から環境を見つめ直すと言うことで、植物があるおかげで、地球上に生命体が生きていること、温室効果ガスなど、学んでもらえたのでは。でも、そんな植物もストレスには弱いと。人間と同じように。![]()
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そのために、品種改良を行っている実態であったり、イネ科、アブラナ科作物が日々の生活でどの様に貢献しているかを。改めて。。。ということで、あっという間の2hrでした。荒町を自転車で走っているのを見かけたら、声をかけて下さい。![]()
PS. 時間の関係でゆっくりお話しできなかったのですが、今年から教育センターで特別授業を統括頂いているのが、長谷部先生。前・植物園園長をされていた鈴木先生のお弟子さん。世の中、狭いなと言うか。植物の話をゆっくりしたかったのですが。。。また、こうした機会があることを。。
7/12(水):宮城県宮城第一高等学校コスモス理科実験講座「研究室見学」
4月にキャリア教育の出前講義で伺った「宮城県宮城第一高等学校」。こちらが記事にできてないのですが、科学者の卵養成講座の重点コースで、2年生の高澤さんが実験にいらしています。いつか、このHPからも広報したいと思うのですが。。。すみません。。。
そんな講義を聴いた生徒さんたちから希望者と去年の科学者の卵養成講座の受講生、さらには、引率の先生方をあわせて、20名近い研究室見学に。会議の関係で、最初の所は、M1の学生さんたちに研究室の中の案内とガラス室を。外の暑さを考えると。。。ということで、外は短めに。![]()
そのあとの1hrほどを渡辺が担当。簡単に研究室を説明と思ったのですが、自家不和合性についての質問事項があったというので、自家不和合性を含め、栽培化(domestication)などの、最近、研究の発展が著しい所の話を。あちこちに話がそれた分、そのあとの質疑の時間が少なくなりましたが。。。何となく、大学でやっている研究のようなことがイメージできたでしょうか。オープンキャンパスに多くの方が、参加されるとか。説明するのを忘れていましたが、渡辺の所も、公開します。今日、見学したので、というのであれば、それでも。そうでなくて、もっとdeepにと言うことであれば、是非是非に。お待ちしております。
PS. M1の高橋さんが紹介してくれたようなイベントもあります。そちらもあわせて、どうぞ。![]()
7/13(木):清真学園高等学校SSH東北大学研修「実験と講義」
朝から10mmほどの降雨が。久しぶりでした。おかげで幾分、涼しくなりましたが、何とかもう一雨ほしいところ。。。ただ、天気予報では来週まで雨が見込まれておらず。。。少し残念ですが。そんな木曜の午前。清真学園高等学校でSSH活動に取り組んでいる生徒さんたち、12名と2名の先生方が、実験と講義で研究室訪問。いつもなら、本館3Fの会議室で、というところですが、今年からはプロジェクト棟で。SSHも色々な学校とコラボしてきましたが、茨城県の高校へのアウトリーチ活動は初めて。宇宙環境適応生態の藤井先生のご紹介で。。![]()
実験と講義、というパターンは、3月の山形県立鶴岡南高等学校以来。実験も同じように「バナナからDNAを」というやってみれば、単純かも知れないですが、工夫をすれば、あれこれと考える余地はあって。どうやって、どこまで潰すのか、かき混ぜるのか、どうやったら、迅速に濾過ができるのか。課題研究でどうやればよいかを考えるためのトレーニングになったのではないでしょうか。もちろん、最後にはきれいに析出してくれたので。歓声が上がっていたのは、印象的でした。しっかり、考えるという週間の第一歩にしてもらえれば。そのあと、急遽、研究室の見学を。昨日までが「理工系」の研究室でしたので、生物系の研究室の見学もよかったのではないでしょうか。![]()
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研究室見学が予定より長くなり、講義時間を少し延長しての対応。渡辺の専門である、植物の生殖、自家不和合性について。植物の雌しべが自他の花粉を識別しているのは、さすがに不思議だったのでは。先の実験同様に、観察をすること、その観察から違いに気がつくこと、そんなことを大事にして下さい。時間の関係で質疑の時間が十分でなかったです。こちらで配付した資料であったり、それでも困ったとき、mailで質問、お待ちしております。![]()
今回の企画を頂いた清真学園高等学校・十文字先生、大録先生をはじめ、関係の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよい形でコラボできればと思います。また、研究室スタッフの増子さん、岡本君、乳井君、ありがとうございました。再来週のオープンラボでの来客があると思いますが、それまでは一段落。スタッフ、院生の皆さんにはお世話になりました。ありがとうございました。![]()
【アウトリーチ活動】7/9(日)~7/15(土)のアウトリーチ活動(出前講義、研究室見学)(7/10, 12, 13追記)
2017年7月13日 (木)
第31回生命科学セミナー「ハイブリッド・コムギ」開催(7/13)
2017年7月13日 (木)
午前中が清真学園高等学校が研究室でのSSHの研修。午後には朝の雨も上がり、晴れ間も。。。もう少し雨降りで涼しくなってくれればと思うのですが。。。しばらくは雨雲がかかりそうにもなくて。。。と、書いたら、雨雲が来ないかなと。。ほとんど、雨乞いのような世界ですが。そんな午後に、第31回生命科学セミナー「ハイブリッド・コムギ」を豪州・アデレード大から岡田博士をお招きして、。豪州のコムギの単位面積当たりの収量は欧米に比べると低いとか。その理由は、干ばつなどの環境ストレスによるとか。
そんなで、収量増加に向けた対策として、これまで行われてきたのが、F1雑種育種。いわゆる、ハイブリッド育種になるわけです。イネでの実用化というか、イネで話を始めて聞いたのが、渡辺が高校生の時に、NHK特集で見た番組。琉球大・新城先生が話をされているのを見て、かっこいいと思って、この道に来たわけなので、。。現在では、中国では、実用化されていて。。あと、トウモロコシでのF1雑種育種もかなりの収量増があったのは、植物育種学で学んだこと。トウモロコシの場合、細胞質雄性不稔だと、特定の病害とのlinkで一時期その系統は使えなかったような。。。そんなことを思い出させてくれるイントロでした。
コムギの細胞質雄性不稔、木原先生、常脇先生とつながる研究室で確立されていたとか。これも色々な場面で話を聞いたことがあるような。。。このあたりの記憶がきちんとしてないのが、だめなわけです。年を取ると。。。このシステムを使うためには、outcrossをどうやってうまくさせるのか。。。いわゆる、品種評価。観察の重要性を改めて、コメント頂きました。何より、しっかり現場で見ていて、おもしろいことに気がつくこと、多いですから。コムギの近縁種でoutcrossをするというか、自家不和合性を持つと言われているのが、ライムギ。その表現型を見ると、なるほどと。自殖性のコムギと並べられると、一目瞭然。普段、自家不和合性を研究していると、outcrossが一般的なので。目からうろこでした。そんな中で。コムギが受精できないとき、2回目の開花をすると。。。びっくりでした。そこに、渡辺が学生の頃の作物研・星川教授の名前が出てきたのは。。。ある種の感動でした。
現場を大事にしたサイエンスのあり方というか、農学、農業への貢献の重要性を改めて感じた1hrでした。ありがとうございました。![]()
わたなべしるす
PS. 遺伝子導入品種の評価にかかるコストが、200億円/品種とか。。。これからのあり方も、考えさせられる数字でした。それから、渡辺は、喫煙しない、できないのですが。。。豪州のタバコへの課税はすごいものがあるとか。で、禁煙したい人は、豪州へという案内も。いかがでしょうか。
祝、大学院合格(7/12)
2017年7月12日 (水)
7月にあれこれとあるイベントも今週あたりで一段落でしょうか。いずれ、気温の上昇で睡眠不足になっているのが、困ったものですが。
先々週の土日が、平成30年度・博士課程前期2年の課程自己推薦入学試験。今年度は、2名の学生さんが受験。オープンラボで色々と話をしたり、プレゼンなどを拝見して、とてもしっかりした方々であると。で、今日は、その合格発表。HPがシステムチェンジを行ったこともあって、いつもと違った雰囲気でしたが。。。。渡辺研究室を希望されていた2名の学生さん、両名とも合格。おめでとうございます。次世代を担う大学院生として今から楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。
今年の2名は動物、植物を研究材料としている生物系の方々。卒論もかなりしっかりと実験されており、忙しいと思いますが、そんな実験の時、いつもと違うような観点で観察してみること、是非、心がけてみて下さい。どこに着眼点をおくかで、ずいぶんと違った世界が見えると思います。何かの折に、研究室の近くまで来ることがあれば、是非、お立ち寄り下さい。お待ちしております。![]()
わたなべしるす
取材、広報、新企画(7/12)
2017年7月12日 (水)
今朝の仙台は熱帯夜。というか、昨日の夕方にかけて気温が下がらなかった原因が不明。。。日中よりも夕方の方が暑かったような。。。そんな中、先月、Nature Plantsに論文発表したことに連動した取材が。どこからか。。。それは、きちんとしたところに広報されるまで、内緒と言うことで。。。お許しください。でたら、また、お知らせしますので。
それから、そのNature Plantsの論文。表紙の写真にはならなかったですが、web上で、こちらが提供したアブラナの写真が公開。スクリーンショットをそのまま使ってよいのか、。。ちょっと気になったので、渡辺が撮影した写真ですが。。。こちらの今回の一側性不和合性について、それをうまく2つの単語を使って表してくれていました。感動。どれくらいの間、あるのか、不明ですが。。。できるだけあれば、よりよい広報となるなと。
そんな昨日の午後。渡辺もお世話をしている科学者の卵養成講座の新企画。どんなことが起きるのか、これから中身を詰めて。。。それについても、また、HPでということで。お許しください。![]()
わたなべしるす
PS. 久しぶりの降雨が期待されるとか。。。気温が下がるためにも。。。と思うばかりです。
第29, 30回生命科学セミナー「昆虫学セミナー from UC Riverside」開催(7/7)
2017年7月 7日 (金)
九州北部でまだ、豪雨の状態であるにもかかわらず、仙台は快晴。。。なんか申し訳ないとしか。。。そんな中、カリフォルニア大・リバーサイド校から3名の来仙。1名は、科学者の卵養成講座でお世話になっている、日本語学の佐藤先生。あとの2名が昆虫学の山中先生、Adams先生。佐藤先生には、昨年度末の科学者の卵養成講座で、リバーサイドでの実習中、最初から最後までお世話に。山中先生には、昆虫学の実習の時に。今回、栃木県・那須で「国際昆虫ホルモンワークショップ」が開催されるということからの来日。それにあわせての、セミナーのお願いでした。昆虫に関わる、山中先生とAdams先生にtotal 2hrのセミナーをお願いすることは、以前もHPで情報発信したとおり。子供の頃、色々な虫を捕まえて、遊んでいた渡辺には楽しみなセミナーなのでした。
前半が山中先生から、昆虫の脱皮などに関わるホルモン、エクジソン。昔、応用昆虫学概論を害虫研の松田先生に習ったとき、このホルモンを制御して、カイコに処理をすると、齢数があがって「モスラ」ができないのかと、話をしたら、。。。「それはね、昆虫が外骨格で、食道が神経で押さえられているのを忘れたのですか??」と言われたのを、今でも思い出すのでした。ショウジョウバエとはいえ、1.5倍に大きくなったのでも、十分なのだと、今なら、思うわけですが。その当時は、カイコをモスラにしたくて。。。そんなちょっと外れた話は、渡辺の脳みその中でのイベントで、講義はステロイドホルモンである「エクジソン」の分泌に関する話。なるほど、と思いつつ。植物にも存在するような遺伝子の名前もあって。。。ちゃんと勉強しないといけないなと。。。というか、植物にも「ブラシノステロイド」というステロイド骨格を持つ植物ホルモンもあるわけだし、アブラナ科植物ではじめに見つかったホルモンなので。。。山中先生の研究の細かな中身。その当たりは。。。ただ、普通を普通としないで考えること、大事なことを改めて、再認識したのでした。教科書を書き換えるようなことをやるためには、誰もやらないことをやらないといけないのだなと。。。昔、岩手大・農学部にいた頃、奈良先端大・磯貝先生の特定領域研究で「チャレンジングなことをやってみて下さい。そのための5年間ですから。」と行って頂いたのを思い出したのでした。
2つ目のセミナーは、Adams先生。スライドと話はもちろん、英語。と思いきや。英語のスライドに、ひらがな、カタカナ、漢字が。山中先生の粋な配慮が。ありがとうございました。また、セミナーの最初で、ホルモンの機能を説明するところでは、日本語での発音も。こちらも粋でした。脱皮を説明されるところで、セミの脱皮の様子。今年も仙台市立片平丁小学校の子供たち対象に、予定していることもあり、こんな動画を作るのは、大事だなと。。。改めて。タイトルにあった「失恋の記憶」、虫の世界でも大きな問題なのだなと。。。。これに「ホルモン」が関係する。。。植物の花粉と柱頭の相互作用を考える上で、ホルモンというideaはなかったので。。。なるほどと。
いずれ、あっという間の2hrでした。ありがとうございました。また、今年度末、リバーサイドへの科学者の卵養成講座での訪問の時に、お世話になります。
わたなべしるす
PS. セミナーを始める前というか、labにきて頂いたときに、こちらの最新の実験結果であるNature Plantsの話をしながら、リガンド-レセプターという意味で、植物と昆虫で共通性があると言うことで、盛り上がれたのはありがたいことでした。![]()
PS.のPS. セミナーのあとは、科学者の卵養成講座の統括をされている工学部・安藤先生も交えて、交流会を。昆虫、日本語、植物、電気というheteroな組合せでしたが、とても盛り上がったのは不思議なもので。。。ほっとできた時間でした。
PS.のPS.のPS. この日の午前中は、科学者の卵養成講座の今後と言うことで、佐藤先生を交えて、懇談会。よりよいものができればと。よろしくお願いいたします。

