東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【お知らせ】平成28年度科学研究費助成事業・新学術領域研究(研究領域提案型)「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」採択(7/8)

2016年7月 8日 (金)

 前線の南側は37oCを超えるような猛暑。仙台は、少しずつ暑くなってきましたが、数日前からの20oC前後よりは少し暑い感じ。。。研究科の研究室対抗ソフトボール大会。結果は学生さんが書くであろうことを。。。それなりの戦力ですから、うちの研究室も。。。そんな戦力の話は、別の新聞紙上でも記事になるくらいで。。。戦力と言えば、教育研究を推進するために、今となっては、科研費(KAKENHI)は不可欠なものとなりました。4月から年度が替わり、研究を継続できているのも、そのおかげ。ありがたいことです。と言うのは、これまで研究を行ってきてくれた研究室の先輩方。感謝するとともに、その先輩たちのおかげというのを忘れず、現有戦力が研究に邁進することだろうと。。。

 そんな科研費で、今日はほっとするお知らせを。。。平成28年度科学研究費助成事業・新学術領域研究(研究領域提案型)「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」という研究領域の計画研究代表者として参画し、昨年度の秋冬には、申請書書きなどをサポートし、1ヶ月ほど前にヒアリングを受けたのでした。前回の平成23年度の時には、3/11の震災の混乱の中、申請書書き、ヒアリングの準備などがあったのを思い出します。話題を28年度に戻すわけですが、たぶん、今日付の文科省のHPに採択課題の速報が。。。

20160708191450-f36243b898379d8018658182bea6f3dbd4d38980.JPG 人文・社会系、理工系、生物系、複合系であわせて、21の新規領域の発表が。。。渡辺が計画班として、参画している「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」(領域代表・東山哲也:名古屋大学・理学研究科(WPI)・教授)という提案課題の採択情報も。。。前回は、震災という中での難産でしたが、今回は年をとったからでしょうか、物事に対する「切れ」がよくなかったのか。。。いずれ、難産だったと。。領域設立、これからの運営・研究展開でお世話になった関係の先生方のご協力に感謝し、これからの5年間精進したいと思いますので、よろしくお願いいたします。研究の現場を預かってくれるスタッフ、院生の皆さんも同じく、よろしくお願いいたします。

 前回はずいぶんheteroな材料・研究対象を用いた共通原理の追求と言うことがテーマだったように思いますが、今回は「植物新種誕生原理」という、種分化、栽培化、遺伝育種など、より現場に近いテーマ。これまでの研究を基礎基盤として、この5年の研究・発展が、次の5年につながるような「原理」を導きだし、領域全体、広くは植物科学、自然科学に貢献したいと思います。近いうちに、領域のホームページが構築されると思いますし、また、そこからも情報発信をしたいと思いますので。

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 わたなべしるす







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【お知らせ】仙台市教育センターとのコラボによる夏休み企画:8/16-17実施(7/6, 27追記)

2016年7月 6日 (水)

 朝は、ずいぶんと強い雨降りの中で研究室へ。天気予報の予想通り。前線が来たよりになっているからのようです。早く見積もっても梅雨明けは3週間程度先。このように降ったりやんだりを繰り返しながらではないかと。午後から明日にかけては、少し気温が上がるようですが。いつもながらの仙台の梅雨らしく、涼しいというか、少し肌寒いくらいで。

 少し先になりますが、渡辺が行っているアウトリーチ活動関係のイベントを企画しています。お盆明け、すぐという日程なので、少し厳しいのですが、教育研究を行っていて、議論をしたり、プレゼンをしたり、いずれ、どの様に話をするかで、ずいぶんと空いてからの受け入れ方もちがうはずだと思います。今でこそ、少ししゃべるのになれていましたが、学部生、院生の頃、師匠である日向先生によく言われたのが、しゃべりに抑揚がなくて、途中に、「ああー」とか「ええー」とかあって、聞きにくいと。。。少し場数を踏むようになったからだと思います。ちょっとだけ、まともになったのは。あと、緊張をあまりしなくなったのは。。

20160706201446-3e6e75cf39c0beafada17ec3b2a8095b919f6df2.JPG こんな渡辺がアウトリーチ活動を行い、それも渡辺のふるさとである今治で行うようになったきっかけが、愛媛県教育委員会認定「授業の鉄人」というのは、どんな方なのだろうと。。。是非、お目にかかり、理科の授業について話をしたいと思ったのが、最初でした。別の出前講義が終わったあと、確か、運動会の準備をされていたときにお目にかかり、そんなすごい先生の前で「出前講義」と言うので、ずいぶん緊張したのを今でも思い出します。当時は、今治市立常盤小学校の理科の先生をされていた村上圭司先生。その後、愛媛県総合教育センター今治市立富田小学校でお世話になり、現在は四国中央市立川滝小学校で校長先生をされながら、愛媛県内の色々なところで、理科教育に関わる幼稚園から大学までの色々なレベルの現場の先生方、あるいは、学部生、大学院生、もちろん、小学生への出前講義も。そんなスーパーすごい方のところに先日も出前講義に伺い、まだまだ、修行が足りないと思ったというのをHPに書いたと思います。

20160706201505-60422b703b975223151646c0982049166c9554d8.JPG また、一方で、渡辺が仙台市教育センターから「仙台市理科特別授業」をお願いされたり、市内の小学校、中学校の先生方向けに「環境に関する講義」の話をお願いされていたりすることもあり、村上校長先生を仙台にお招きして、大学院生には、広く科学を学ぶ心を教えるということの神髄を。小中学校の先生向けに、理科の授業についての秘伝を。また、小学生向けには、これがすごい出前授業だという本物を。と言う、贅沢な企画を立てました。ポスターは、研究室スタッフの増子さんにお願いしたものが、これです。

以下の画像クリックでPDFをダウンロード出来ます(A3サイズ 3.9Mb)。

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読みにくい部分もあると思いますので。以下に、その文字列を抜き書きしたもの。

(1) 大学・大学院生向け特別セミナー
日時:2016年8月16日(火) 16:00~18:00
場所:生命科学研究科本館3F セミナー室(306号室)
講義タイトル:「自然から学び、追究しようとする心を育む」
講師:四国中央市川滝小学校 校長 村上圭司 先生
(単位認定セミナー: 2単位)

(2) 仙台市教育センターとのコラボ企画・小学生向け出前講義
日時:2016年8月17日(水) 10:00~11:30
場所:仙台市立片平丁小学校・理科室
講義タイトル:「みんなで力を合わせて発電に挑戦しよう」
講師:四国中央市川滝小学校 校長 村上圭司 先生
(仙台市立片平丁小学校の3~6年生の希望者を対象に行います)

(3) 仙台市教育センターでの小学校理科教員向け特別講義
日時:2016年8月17日(水) 14:00~16:45
場所:仙台市教育センター・理科講義室
講義タイトル:「科学的思考力を伸ばす授業展開と教材教具の工夫(講話・実技)」
講師:四国中央市川滝小学校 校長 村上圭司 先生
(あらかじめ、仙台市教育センターへの申込が必要です)

 また、近くなったら、このHPからアナウンスすると思いますが、またとない機会。お盆明けすぐでなかなか、日程調整が大変と思いますが、HPを見て頂いている関係の方々に、ご参加頂ければ、幸いです。

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 わたなべしるす

 PS. 台風1号は、どうやら、先島諸島の近くを通過するくらいで、瞬間最大風速が85m/sというのは。。。大きな被害が出ないことを祈りつつ。。

 PS.のPS. 仙台市内の多くの小学生に体験してほしいのですが、時間など色々な制限があり。。。申し訳ありません。渡辺が今年度、仙台市立片平丁小学校・学校評議員を仰せつかっていることから、片平丁小学校での実施となりました。他の学校の皆様方、お許し下さい。当日の模様は、ビデオで撮影するなど、何かの形で、公開できるように、仙台市教育センターにもご協力をお願いしたいと思いますので。

 PS.のPS.のPS. 7/27(水), 10:30. 研究科のHPにセミナーの案内単位認定セミナーとして、掲載されたというお知らせを頂きました。あわせて、ご覧頂き、セミナーは、8/16(火)というお盆の多忙な時期ですが、万障繰り合わせの上、ご参加頂ければ幸甚です。

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【お知らせ】オープンキャンパス(7/27-28)に伴う研究室公開について(7/4)

2016年7月 4日 (月)

 気がついたら、7月。週末は大学院の入試。研究室の来年度に向けたメンバーがどうなるのか。研究を行う上では、いろいろな実験を研究室内外とコラボしながら、展開して頂くのは、大学院生ですので。。。大学の学部生向けというか、大学院を希望する方に向けて「オープンラボ」を行っているわけです。一方で、大学受験に向けて、高校生に公開しているのが「オープンキャンパス」。渡辺の所は、学部生が卒論を行うと言うことで、受け入れることが、昔は可能であった時代もあるのですが、現時点では、大学院生に教育研究することしかないので。。。教育研究を行う上で、今や不可欠となったのが、科研費などの外部資金。戦国時代であれば、軍資金と呼ぶのでしょうか。そのことについては、また、どこかで。。。

20160704144511-ca46b122cf7659f6dbbd7efbd46f87565501474e.JPG 今年で6年目になりますが、オープンキャンパスと連動した研究室公開。これまでもずいぶん多くの高校生が見学に来てくれました。他の学部のオープンキャンパスを拝見したことがないので、どの様なイベントを行っているのか、不明ですが。。。1度だけ、「科学者の卵養成講座」との連動企画で、青葉山の理学部・薬学部の図書館でイベントをやったとき、青葉山までの道路が混雑していたのだけ、記憶があります。昨年末に開業した仙台市地下鉄東西線もあるので、少しは道路の混雑は軽減されるでしょうか。駅からバスを使って、川内、青葉山キャンパスへという方は、地下鉄東西線を利用すれば、時間も読めて、行動しやすいのでは。その途中にある「青葉通一番町駅」からであれば、渡辺の研究室がある片平キャンパスまで徒歩で10min程度。平地ですし。学校全体での行動というのであれば、少したいへんかもしれないですが、それでも、昔よりは、時間を読みながら、行動できると思います。もちろん、個人で参加の方は、地下鉄を利用すれば、いくつかのキャンパスをと言うのも可能と思います。

20160704144529-9a9dc687f1502caa8d58669da7555a7ba30e6ac2.JPG さて、オープンキャンパスは、月末の7/27(水)-28(木)。この間、基本、渡辺は研究室におります。研究室までの道順は、渡辺のHPにありますし、あらかじめ、いつ頃研究室を訪問というのであれば、準備をしてお待ちしております。ここ数年、2-3の高校から高校生が見学にいらしています。研究室を見てみることで、実際にこんなところで、研究をしているという実感が芽生えるのではと思います。そういえば、渡辺の卒業した農学部は、この夏が最後の雨宮キャンパスでの公開とか。。。寂しくなります。新しい設備が青葉山キャンパスにできつつあるとは言え、育った場所がなくなるのは。。。等とはいってられないので、。。。これまでの出前講義、科学者の卵養成講座など、お目にかかったことのある方。是非、お立ち寄り下さい。お待ちしております。もちろん、事前申し込みなしでもwelcomeですので。


 わたなべしるす

 PS. 時間を見つけて、「科学者の卵養成講座」のHPに記事を書く予定です。そちらもよろしければ。。。



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【著書出版】「植物学の百科事典(丸善出版(株))」の項目「植物の性」を執筆・出版(6/17)

2016年6月17日 (金)

 一昨年の年末、書類などの片付けをしていた頃だったのを思い出す。編集委員長をされた神戸大・理・三村先生からmailをいただき、「植物学の百科事典」というのを丸善出版(株)から出版するので、協力をということであった。いつもよくお願いされるのは、受粉、自家不和合性関係。この類いであれば、さほどではないのだが、今回のお題は「植物の性」。。。お願いの発端が、東日本大震災のあと、被災地復興などで、お世話になったこともあり。。。ただ、さすがに難しいお題で。。

20160617182305-d999ce173b971ead0cf181c966dd9b2259ce8685.jpg 少し色々な書物を調べたり、実際の関係植物の写真を撮影したり、昔の写真からpick upしたり。。。書いている方が、かなり勉強になった。執筆の段階で、いくつかの興味深い論文があったことなどもあり。何とか、出版にまでたどり着いたというお知らせを。。渡辺が大学の書店でまだ見る時間がないのであるが、見つけたら、手に取ってみようと思う。というか、依頼の時の文章が見当たらないのであるが、お願いされたのは、一般の方が呼んでおもしろい原稿。ということであったので、ちょっとした歴史的なこと。意外と知られていない身の回りの植物、作物についてのこと。そんなことを知っていてもしょうがないかもしれないが、ちょっと得をした気分になれるような原稿にと務めたつもりである。何かのおりに、書店で見ることがあれば、手にとって頂ければ、幸いである。少々高価なものなので、研究機関、学校などがtargetされていると思う。高校のSSHなどで出前講義を行っていて、高校生の興味の多くは、植物より動物。。。植物が自己花粉と非自己花粉を識別できると言うと、不思議に思ってくれる。そんな不思議が詰まった本だと思っている。へーーと思う普段の観察から、物事始まるように思う。

20160617182328-8d6532fe1be19ebabbc603b0e00a95484e86c48a.jpg ということで、何かのおりに手にとって、ご笑覧頂ければ、幸いである。


 わたなべしるす

 PS. 出版されて知ったことだが、日本植物学会編、日本育種学会編集協力だったと。。。出版されて、項目を見て、なるほどと思った次第であった。。。

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【お知らせ】2016日EUフレンドシップウィーク展示「EUと宇宙」記念講演会(6/10開催; 6/4)

2016年6月 4日 (土)

 6月最初の土曜日。近畿・東海まで梅雨入りしたとか。梅雨前線の北側に仙台が位置する関係で、この土曜日は好天に恵まれたようで。。。その前日には、附属図書館で学部一年生向けの講義、「大学生のレポート作成入門--図書館を活用したスタディスキル--(自然科学分野を例とした研究における情報収集及び、論文の真実と評価)」の打合せ。渡辺の担当が、6/14(火), 21(火)となっている関係で。去年までは、川内キャンパスの講義室で講義でしたが、今年は図書館での実習も行うと言うこと、また、レポート評価のこともあって。。。去年より、講義もpower upしてできるのではと。。受講されている方、お楽しみにお待ち頂ければ、幸いです。

20160604205920-1fbebd3e814a655a79711fa121d86be477499c8b.JPG その附属図書館の1階展示コーナーに、2016年度日EUフレンドシップウィーク展示「EUと宇宙」を発見。「日・EUフレンドシップウィーク」とは、2001年に始まったイベントとか。。。今年は宇宙がテーマとか。コペルニクスの本、アリアンロケットの歴史であったり、ヨーロッパ共同原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器のことまで。そういえば「ブラックホール」ができるとか、そうでないとか。。。宇宙戦艦ヤマト世代には、すごい装置ができたものだと。。。

20160604210028-ee8c52116a4ec4106732664362577d45100b08a7.JPG この展示企画の一環として、特別講演とトークセッションが6月10日(金) 16:40~19:20に開催されると。。詳細は附属図書館のHPを見て頂きたいのですが、簡略すると、以下のように。

20160604205957-09b882ae289a1a60819294d1bea0639f6fdae128.JPG日時:6月10日(金) 16:40~19:20
会場:附属図書館本館2階グローバル学習室
(なお、申込不要・入場無料)

 第1部:特別講演(16:40~17:45)
 講師:大学院工学研究科 吉田 和哉 教授
 演題:「宇宙探査ロボットの研究と日欧フレンドシップ」

 第2部:トークセッション(18:00~19:20)
 テーマ:「国際宇宙大学(ISU)と東北大学」

20160604205823-dec489ae739989bed9853e4a1e6fef9eeae24112.JPG 渡辺も高校時代にロケットの打ち上げ、核融合にも興味があり、。。。そんなデコの企画にはとても興味があるのですが、。。あいにく出張中のはず。。。この記事をご覧になった方、是非、興味がある友達などにもご紹介頂ければ、幸いである。


 わたなべしるす

 PS. 渡辺が学部1年生向けに講義をする部屋の入り口の所におもしろい企画が。新しく東北大に来た方は、どこから来たのか。。。愛媛県にも3つほど、シールが。。。もちろん、世界各国から。。。さすが、こんな所というすごい場所も発見。恐れ入りました。。。感動でした。

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