この時期、忙しさが落ち着くはずなのですが、今年度は、毎日のmailの数も増えず、情報量が増えたのか、何なのか、少し精査する必要があるのではないかと。あるいは、梅雨明けによる高温で脳みその機能低下か。。いずれ、なんとか、この煩雑な状況の打破を。。。
さて、昨年度からお世話になっている「楽しい理科のはなし」。昨年度は、仙台市立泉ヶ丘小学校。今年度は仙台市立長町小学校へ、7月21日。去年と同じく「キャベツとブロッコリー」の講義。当日、楽しんで頂けたのは、頂いた手紙からも拝見できました。そのイベントをまとめたものが、7月30日の河北新報社の記事として。昨年度同様に、渡辺以外は、物理系の先生方。子供頃、虫取りも好きでしたが、物理系も好きだった渡辺。そんな子供時代を思い出すと、楽しいイベントだなと。 このイベントがきっかけとなり、夏休みの自由研究であったり、今後の何かへの興味につながればと思う次第です。
ということで、すでに紙面をご覧になった方もいるかもしれないですが。。。解像度はよくないかもしれないですが、全体の紙面と、渡辺のところを。。ご笑覧頂ければ、幸いです。また、8/23(火)には、この連動企画もありますが、それを広報する時間がなくて。。。また、お知らせします。
わたなべしるす
【新聞掲載】楽しい理科のはなし2016--不思議の箱を開けよう--、仙台市立長町小学校・特別講義が新聞掲載(7/30)
2016年8月 2日 (火)
【お知らせ】平成28年度・新学術領域研究「植物新種誕生原理」ホームページ立ち上げ(7/13)
2016年7月13日 (水)
先日、平成28年度科学研究費助成事業・新学術領域研究(研究領域提案型)「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」採択というお知らせをしました。計画班としては「複二倍体種形成時の受粉・ゲノム安定性に機能する「鍵と鍵穴」因子の解析」ということで、研究を展開します。また、総括班、国際活動支援班では、広報を主に担当します。 その記事の中にも、領域のホームページを近日中にと言うことでしたが、急ぎ、概要と班員名簿を構築しました(http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/plant/)。この後、随時、研究概要の充実、領域としてのイベント、各班ごとの活動状況等を公開したいと思います。本来なら、構築したHPからこうした記事を書くことができればよいのですが、まずは、渡辺のHPからと言うことで。よりactiveな活動を構築するHPから情報発信しますので、しばらくお待ち頂ければと思います。また、広い意味での「植物の生殖過程」を研究されている方々とご一緒できるのを楽しみにしつつ。。。
わたなべしるす
PS. 領域融合的な研究というのがコンセプトになるかと。概要を見て頂いても。。。そんな点を気にかけて頂ければと。。。
【お知らせ】愛媛県立今治西高等学校・蛍雪大学2016に今年も参加(8/24(水)開催, 7/13)
2016年7月13日 (水)
仙台も梅雨空。向こう10日ほどは雨模様。仙台周辺のダムの貯水率、どれくらいなのか、不明ですが、予想されている猛暑には、何とか耐えることができるのでは。。。一方で、関東は。。。これからの雨雲の行方、前線の行方を見ながらだと思いますが、。。少しでもそちらに雨が降ってほしいなと。今日あたりの九州への雨をそちらに回せないものか。。。 今年もすでに後半戦。大学での教育研究も成果を形に見えるようにしないと。一方で、最近、大学に求められつつある社会貢献も。そんな社会貢献、渡辺が卒業した学校への出前講義くらい、ありがたいものはありません。何より、昔の自分自身を振り返ることができたり、思いを新たにできますので。。。先月もふるさと出前授業で、今治市立桜井小学校へ。来月には、昨年からリクエストされた「愛媛県立今治西高等学校・蛍雪大学2016」。普通のアウトリーチ活動は、小中高の先生方が基本、計画をするもの。それに対して、本企画は、卒業生である大学生、大学院生が企画・運営を行っているもの。こんな母校である愛媛県立今治西高等学校のことを思って、企画・運営をされているイベントはこれがきわめて、稀なものだと思います。その意味で、サポートとできればと思い、今年度もお手伝いをさせて頂くことになりました。なにより、渡辺の時代に大学生、大学院生、大学教員とすりあわせがあるのが、唯一、教育実習の時くらい。2年生時に来られた実習生の方が、東北大・理学部から来られた方だったような。。。そんな時代から見れば、今は、高校と大学の垣根がなくなったというのか、よい意味で、透明化されたというのか。
日時:2016年8月24日(水)
場所:愛媛県立今治西高等学校
<当日プログラム>
1時間目:講座別プレゼンテーション(9:00~10:00)
2・3時間目:蛍雪大学オリジナル授業(10:00~12:00)
放課後:HR特別講義・個別進路相談会(12:10~14:00)
設置される講座は、医療、理工、農学、人文、法学、経済、教育、文理融合。昨今の大学事情を理解された、多様な講座構成で、受講される、渡辺の後輩たちも楽しんで頂けるのでは。。。何より、9月にも、出前講義で伺っています。また、今回も別の形のイベントとして、後輩たちを指導できるのは、ありがたいことだと。より多くの後輩たちが参加してくれることを。詳細は、蛍雪大学2016のHPをご覧頂ければ、幸いです。もちろん、渡辺は「農学」を担当しますので。。。
わたなべしるす
PS. なにより、イベントを執り行う学部生、大学院生ももちろん、渡辺の後輩たち。そんな高い志を持った後輩たちとイベントをできることは、望外の喜びですので。当日、よろしくお願いします。
【研究成果】ザゼンソウにおける花成ホルモン(FT, MFT)遺伝子の機能解析をSci. Rep.に発表(国内2研究室との共同研究; 7/9)
2016年7月 9日 (土)
研究材料のメインは、アブラナ科植物。それ以外にイネ科(イネ)、マメ科(ミヤコグサ)、カタバミ科(ゴレンシ(スターフルーツ))などを扱ったことがあります。それから、変わった材料として、発熱植物であるサトイモ科ザゼンソウ。渡辺が2005年に今の研究室を立ち上げたとき、前年度から始まった岩手大での21st-COEを兼任しており、その当時から共同研究を行っているのが、宮崎大・稲葉研究室(植物生理学研究室, テニュアトラック推進機構)。このコラボもずいぶん長くなりました。 今回は、ザゼンソウ花成ホルモン(FT, MFT)遺伝子の機能解析についての成果発表。発熱機構と花成とのlinkage。論文の公開は、はじめてとなるNPGのScientific Reportsにとなりました(Ito-Inaba et al. (2016) Characterization of two PEBP genes, SrFT and SrMFT, in thermogenic skunk cabbage (Symplocarpus renifolius). Sci. Rep. 6: 29440., http://www.nature.com/articles/srep29440)。もちろん、Open Access Journalですので、ご覧になって頂ければ、幸いです。この実験をさらに発展させるようなコラボができればと思います。
わたなべしるす
【お知らせ】平成28年度科学研究費助成事業・新学術領域研究(研究領域提案型)「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」採択(7/8)
2016年7月 8日 (金)
前線の南側は37oCを超えるような猛暑。仙台は、少しずつ暑くなってきましたが、数日前からの20oC前後よりは少し暑い感じ。。。研究科の研究室対抗ソフトボール大会。結果は学生さんが書くであろうことを。。。それなりの戦力ですから、うちの研究室も。。。そんな戦力の話は、別の新聞紙上でも記事になるくらいで。。。戦力と言えば、教育研究を推進するために、今となっては、科研費(KAKENHI)は不可欠なものとなりました。4月から年度が替わり、研究を継続できているのも、そのおかげ。ありがたいことです。と言うのは、これまで研究を行ってきてくれた研究室の先輩方。感謝するとともに、その先輩たちのおかげというのを忘れず、現有戦力が研究に邁進することだろうと。。。
そんな科研費で、今日はほっとするお知らせを。。。平成28年度科学研究費助成事業・新学術領域研究(研究領域提案型)「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」という研究領域の計画研究代表者として参画し、昨年度の秋冬には、申請書書きなどをサポートし、1ヶ月ほど前にヒアリングを受けたのでした。前回の平成23年度の時には、3/11の震災の混乱の中、申請書書き、ヒアリングの準備などがあったのを思い出します。話題を28年度に戻すわけですが、たぶん、今日付の文科省のHPに採択課題の速報が。。。 人文・社会系、理工系、生物系、複合系であわせて、21の新規領域の発表が。。。渡辺が計画班として、参画している「植物新種誕生の原理-生殖過程の鍵と鍵穴の分子実態解明を通じて-」(領域代表・東山哲也:名古屋大学・理学研究科(WPI)・教授)という提案課題の採択情報も。。。前回は、震災という中での難産でしたが、今回は年をとったからでしょうか、物事に対する「切れ」がよくなかったのか。。。いずれ、難産だったと。。領域設立、これからの運営・研究展開でお世話になった関係の先生方のご協力に感謝し、これからの5年間精進したいと思いますので、よろしくお願いいたします。研究の現場を預かってくれるスタッフ、院生の皆さんも同じく、よろしくお願いいたします。
前回はずいぶんheteroな材料・研究対象を用いた共通原理の追求と言うことがテーマだったように思いますが、今回は「植物新種誕生原理」という、種分化、栽培化、遺伝育種など、より現場に近いテーマ。これまでの研究を基礎基盤として、この5年の研究・発展が、次の5年につながるような「原理」を導きだし、領域全体、広くは植物科学、自然科学に貢献したいと思います。近いうちに、領域のホームページが構築されると思いますし、また、そこからも情報発信をしたいと思いますので。
わたなべしるす