発熱植物・ザゼンソウの共同研究は、今は宮崎大に異動された稲葉先生と岩手大時代から行っており、前回は発熱部位で発現している遺伝子の網羅的解析でした。今回は、その前回の発表から得られた遺伝子の中から興味深い遺伝子(Papain-type cysteine protease遺伝子)の解析で、渡辺のところでは、どこの細胞で発現しているかというin situ hybridization等で貢献しました(Ito-Inaba et al. (2012) Isolation and gene expression analysis of a papain-type cysteine protease in thermogenic skunk cabbage (Symplocarpus renifolius). Biosci. Biotechnol. Biochem., 76: 1990-1992.)。
昨年の震災の影響が大きいということもあり、今年の論文発表は少ないですが、これから少しずつそうした面も回復していきたいと思います。
わたなべしるす