【お知らせ】第14回学生懸賞論文募集(クミアイ化学工業)(9/3)
2025年9月 3日 (水)
仙台の昨日の最高気温は、37.4oCという最高気温の記録更新。今日は少し涼しいですが、33.0oC。40年くらい前に仙台に来たときには考えられない酷暑。今年のコメの作柄もこの高温でよくないのではと気になるところ。もちろん、それに連動した新米の値段も。地球環境の極端な変化にも耐えるような仕組み、品種、肥培管理などが必要となるのだろうと。
そんな折、今の農業を考える一助になるようなお知らせを頂きました。クミアイ化学工業による「第14回学生懸賞論文募集」。
(1) 応募資格は、大学、大学院、農業大学校、短期大学、専門学校、に在籍する学生(グループによる共同執筆も可)。
(2) 論文のテーマは、『食料と農業の未来』―持続可能な社会を実現させるために―。(食料や農業に関連した題材を取り上げ、自由に論じてください。)
(3) 文字数は、4,000字以上10,000字以内。渡辺の展開ゼミ、学問論演習を履修した方にはそれほど厳しくない文字数。
(4) 詳細な募集要項はこちらから。
この暑さはこの秋も続くようで秋作の野菜などの収穫にも影響が出ることは必至。是非、農業、食糧をこの機会に考えて見てはいかがでしょうか。〆切は10/31(金)の当日消印有効。もちろん、mailでの送信も可。特別賞はなんと「お米一年分!!」。是非、チャレンジを。
わたなべしるす
【お知らせ】2025年度 生命科学研究科 秋の説明会; 9/20(土)に対面で実施(9/3)
2025年9月 3日 (水)
春にも実施しましたが、「生命科学研究科 説明会」の秋versionを9/20(土)に実施します。次年度から渡辺の研究室で大学院生をやりたい方を募集します。それに伴う説明会は、
【日時】2025年9月20日(土) 10:00~17:00 (受付開始 9:30~)
全体説明 10:00~
対面でのポスター紹介 11:00~12:30
オープンラボ 14:00~17:00
(12:30~14:00は移動、お昼休憩)
【参加登録】
説明会は一応、事前登録制ですので、下記フォームより参加登録を行ってください。(登録〆切 9月18日(木) 17:00)
参加申し込みフォーム はここから。
【全体説明会場】
東北大学片平キャンパス 生命科学プロジェクト総合研究棟
(片平キャンパスD-4)
という形式で行います。
春5月と同じようにオープンラボでは、生命科学研究科本館3Fの303室で、ケーキ、お茶などを用意してお待ちしております。研究室の雰囲気、学生さんとの議論などもできるようにしております。是非、お立ち寄りください。
わたなべしるす
【著書増刷】「エッセンシャル植物生理学-農学系のための基礎-」、第6刷完成!!(7/10)
2025年7月28日 (月)
2022年10月20日に出版した「エッセンシャル植物生理学-農学系のための基礎-」。お知らせが遅くなりましたが、このたび、2025年7月10日に第6刷が完成しました。修正は第1章の最後のまとめの欄外注に1ヶ所、行いました。それから心苦しい話なのですが、262ページでカラー刷り、多数のコラム、植物生理学でありながら、遺伝学、形態学なども含んで、本体定価が3,200円だったのですが、昨今の物価高で第6刷から本体定価が3,500円に値上げとなりました・・・・。
300円の値上げはありましたが、これまでになかった書籍という評価を頂いておりますので、まだ手に取ってない方、是非、書店、netなどでご覧頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
わたなべしるす
【研究成果】花粉への給水時の柱頭乳頭細胞における液胞動態の制御が重要(6/9)
2025年6月 9日 (月)
受粉時に花粉は乳頭細胞から給水されると言われていますが、なにがどうなったら、雌ずいから花粉に水が流れるのか。その一端に液胞動態が関係しているのではないかと。液胞膜、乳頭細胞などを蛍光タンパク質で標識して、共焦点レーザー顕微鏡で観察。発表した論文は、
Fukushima, K., Hayashi, M., and Watanabe, M. (2025) The regulation of vacuole morphology in stigma papilla cells is involved in water transfer to pollen in Arabidopsis thaliana. Plant Reprod. 38: 15.
附属図書館からの「2025年度オープンアクセス推進のためのAPC支援事業の実施」のおかげで、この論文はOpen accessに。Suppl. dataには動画も。是非、ご一読ください。大事なことを忘れていました。筆頭著者はこの3月に学位を取った福島君。遅い時間までdeepな議論を頂いたのが、助教の林さん。次につながるよい論文でした。