さて、実験の内容ですが、「花粉の不思議・花粉と雌しべの相互作用」ということで、花粉発芽に必要な条件を検討し、今、お花が咲いている植物を使って、様々に交配してみる、ということを計画しました。ところが、最初の発芽に必要な実験をしているうちに、次々とおもしろい発見があり、後半の実験は秋以降にすることにして、前半を集中的にやりました。反復実験をして、どこまでそのデータが正しいことを示しているのか、他の実験と比較して、何が言えるのか、こちらは途中・途中でコメントしたり、研究補助員の増子(鈴木)さんに、指導してもらったり。ほとんどを3人が相談して、どの方向にどのような実験をすることが、より発展できるのかを考える、「今日のお料理」的な準備された実験ではなくて、自分たちで自由にデザインできる、そんな研究を行ってもらい、それを見事に達成してくれました。指導している立場としても、感動でした。
細かな内容は、年度末に発表することとして、また、受講生からのブログがあるとして、ここではこのあたりで。秋以降にも、この大量のデータを読み解き、残った交配実験をしてみることにしています。また、この場で皆さんにおもしろい結果を報告することにします。
では、では。
わたなべしるす
PS. 渡辺の研究室にもブログを記してあります。また、受講生の山田さんの投稿記事もあります。あわせてご覧下さい。