東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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2014年1月の記事一覧

2014.01.24

平成24年度修了生・山中さん、自由研究コンテスト入賞のお知らせ

みなさん、こんにちは。事務局の白戸です。
このニュース欄で何度かご紹介したことのある、卵修了生の山中美慧さん(宮城県仙台第二高等学校 2年)が、平成26年1月8日(水)の朝日新聞(宮城県版)25面に掲載されていました。ご本人の了承をいただきましたので、記事をご紹介いたします。

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アジサイ色素で太陽光発電
 実用化めざし「復興に役立てたい」


~仙台二高・山中さん、自由研究コン入賞~ 


 仙台二高の2年生で化学部の山中美慧さん(17)が、アジサイの色素を使って太陽光から効率よく発電する技術を開発し、世界レベルの科学者の育成をめざず高校生の自由研究コンテストで入賞した。

 このコンテストは、第11回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2013、朝日新聞社、テレビ朝日主催)。協賛社賞の「アジレント・テクノロジー賞」に選ばれた。
 山中さんは中学1年生のとき、自宅に咲いているアジサイは赤く、となりの家のアジサイは青いことが気になった。土が酸性なら土の中のアルミニウムを根から吸収しやすく、アジサイが持つ色素アントシアニンと結合して鮮やかな青色となることを突き止めた。
 そして東日本大震災が発生。復興支援に役立つものを開発したいと、津波をかぶった土地でも育つアジサイの色素と、再生可能なエネルギーをつくる太陽電池を結びつけた。
 太陽電池の一つに、太陽の光を受けた色素が電子を放出し、低コストで発電できる「色素増感太陽電池」がある。色素の種類で発電効率が変わる。コストのかかる人工合成の色素のかわりに、アジサイから採れる天然の色素が使えないかと研究を始めた。
 赤や紫、青と色が違うアジサイからそれぞれ色素を抽出して発電能力を比べたところ、青色が最も安定して発電できた。アルミニウムの存在が重要と分かり、中学生の時の研究とつながった。
 アジサイから抽出した色素に超音波を当てて劣化を防ぎ、長期保存する手法も考えた。
 入賞した山中さんは、5月に米ロスアンゼルスで開かれるインテル国際学生科学技術フェアに日本代表として派遣される。英語で研究発表をし、70の国・地域の高校生と交流する。
 山中さんは「一人の力ではここまで来られなかった。関わってくれた人すべてに感謝したい。アメリカでは自分の力を最大限に発揮したい」と話す。今後も研究を続け、より性能のいい太陽電池の開発をめざす。「実用化につなげて震災復興に役立てたい」と意気込んでいる。 (福島慎吾)


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一つ前の記事でご紹介した金あおいさんを含め、理系女子が大活躍ですね!
山中さんのアメリカ派遣でのご活躍をお祈り申し上げます。

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2014.01.24

第57回日本学生科学賞(宮城)県審査より~卵受講生、知事賞受賞のお知らせ

みなさん、こんにちは。事務局の白戸です。
ご報告するのがだいぶ遅くなってしまいましたが、今年度の卵受講生の金(こん)あおいさん(宮城県仙台第二高等学校・二年)が、昨年12月に第57回日本学生科学賞 県審査(宮城県)で知事賞〔高校の部〕を受賞(最優秀賞6点の一つ)、また、全国では「高校の部 入選 一等」の8点の一つに選ばれましたことを、ご報告いたします。

 平成25年12月6日(金)の読売新聞34面(宮城県版)
に紹介されていましたので、ご本人の了承を得てこちらにご紹介させていただきます。

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振動反応の簡素化成功
知事賞


「振動反応における新しい発見」  仙台二高 2年 金あおいさん

 酸化と還元の反応を繰り返すことにより、混合液の色が赤と青に交互に変わる「BZ反応」。その反応に、通説とは違ってセリウムは必要ないとの仮説を立て、5ヶ月間実験を繰り返して証明した。
 今年5月、科学部に入部した。夏休みに教育実習で仙台二高を訪れていた科学部の先輩から「BZ反応」の基礎を教わるうちに、セリウムがなくても、反応を起こせるのではないかと思いついた。実験は30回以上も失敗を繰り返したが、反応が見やすい細長い容器で試すなどして、粘り強く続けたことが実を結んだ。
 入部してから半年でのスピード受賞だが、「素人なので、顧問の先生と先輩方のアドバイスのおかげです」と謙遜する。「これからは、複雑な実験から不要な物質を抜くことで、実験モデルの簡易化をしたい」と語る。将来は研究者になって、「iPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究をしたい」と笑顔で話した。


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現受講生のご活躍、とっても嬉しいですね。
本当は新聞をコピーしたものを貼り付けたかったのですが、お写真が黒くなってしまうため、このように文字のみとさせていただきました。ご了承ください。

現受講生、修了生、大学生となったみなさんも、自分達も学内で、部活でこんな活動をして地元の新聞に掲載されました!という時は、ぜひ事務局にご一報ください。よろしくお願い申し上げます。

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2014.01.22

【お知らせ】火星大気風洞見学予定のみなさまへ

こんにちは。事務局の白戸です。
2月8日、浅井圭介先生企画による火星大気風洞見学の詳細が決まりました。
参加者は17名の予定です。    集合時間:2月8日(土)11時10分  集合場所:さくらホール入口(片平キャンパス)    見学場所:流体科学研究所 高速流実験棟      「火星大気風洞」「磁力支持天秤装置」    見学時間:11:15~12:00 (約45分)

 
集合場所は科学者の卵講座開催地である「さくらホール入り口」です。
前回の講義資料と一緒にお渡しした地図で場所を確認して下さい。  

さくらホールの前に、浅井先生研究室より助教・沼田大樹先生が待機し、
参加者が揃ったところで見学施設にご案内します。 また、見学者は人数を半分に分け、火星大気風洞と磁力支持天秤装置の
説明を交互に受けてもらう予定です。どうぞお楽しみに!


 また、ランチにはさくらキッチン(東北大学北門食堂)」 をご利用いただけます。 が!工学部の学食よりだいぶ小さいことと、お時間に限りがございま すので、お昼ご飯は念のためご用意された方がよろしいかもしれません。
どうぞ余裕を持ってご来場くださいますよう、お願い申し上げます。


特に遠方のみなさん、当日の天候によっては遅延が出る恐れがありますが、
どうぞ焦らずに事務局や担当の先生までご連絡下さい。

 質問等ございましたら、事務局までお気軽にご連絡下さい。

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