今週はプロ野球のクライマックスシリーズ、ドラフト、日本シリーズが。渡辺は、現在の球団名より、その前身の「大洋ホエールズ」のイメージのまま、応援。。緑とオレンジの湘南カラーの帽子、そのあとの紺色に白いダブリュー(W)の帽子を小学校時代にかぶっていたこともあって。そんなで、ここ数日、落ち着かなかったですが、無事、日本シリーズに進出。CSと日本シリーズの間には、ドラフトも。どの様な結果になるのか。。。大学の教官にドラフトが導入されたら。。。いずれ、三原マジックのようなことが必要になるのであろうと。もちろん、10ゲーム以上離れた3位だったのに。。。という申し訳なさはあるわけですが。。。そんな今週は。
上島町立魚島小中学校「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(2017年度ふるさと出前授業-8, 10/25)
秋のふるさと出前授業も、今年度は6月、9月に続いて10月に。11月が意外と予定が飛び飛びで入り、その関係もあって、この時期に。いつもより暖かい日差し中、台風一過でできるのはありがたいことです。ただ、一難去ってまた一難、この週末に台風22号が日本に近づくとか。。。そんな中、最初は、上島町立魚島小中学校へ。昨年度のふるさと出前授業では、同じ上島町立岩城小学校、弓削小学校へ。平成の市町村合併で越智郡魚島村だったところが、岩城村、弓削町、生名村が合併して、上島町に。渡辺が子供時代を過ごした桜井小学校から東へ海上を行くと、途中に、銅の精錬をしていた「四阪島」が。そのさらに東に、魚島が。子供の頃、「さかなの島??」と思ったところへ、こうして出前講義で伺うことができるとは。ありがたいことで。。。魚島小学校・中学校へは、弓削港を経由で。学校の予定表には、9月22日から、この日に、渡辺の講義があることを。感謝です。 弓削までは去年、岩城小学校、弓削小学校へ伺っているので。ここまで走っているところ。そこからは、新境地。途中、高井神島を経由して。何でも、島方で漫画家を知っている方がお願いして、港にはいくつかの家に漫画の主人公が。。。40minくらいだったでしょうか。無事、魚島に。初めてのところは感動もの。学校へは港から山の中腹に坂を上がるのですが、少し遠回りをして。。。玄関先には、welcome boardがお出迎え。ありがたいことです。田井校長先生は出張でお目にかかれず、残念でした。教頭先生、理科の谷川先生と簡単な打合せをしたあと、講義時間まで校内を見学。
講義は、去年の岡村小学校・関前中学校の合同で行ったときと同じで、魚島小学校、中学校の児童生徒の皆さん。今回のチャレンジは小学校2年生から中学校3年生までという7学年という離れた児童生徒の皆さんに楽しんで頂ける講義にすること。講義の中身は、リンゴをモデルにした「花の不思議な世界」。開花から結実まで。中学生は学んでいることも、小学生にはということも。。。最初に、教頭先生から丁寧な渡辺の紹介を頂きました。ありがとうございました。そうした教頭先生の話の前からですが、児童生徒の皆さん、静かに待っていて、静かに話を聞いているところ。渡辺が子供の頃は、お客さんが来たら、静かにするというのは、ある種の約束事だったのですが、。。。そんなことを実行できる児童生徒の皆さんはすばらしい!と、感動。渡辺からも少しだけ自己紹介。なぜ、遺伝学、育種学ということを学ぶきっかけになったのか。遺伝子を混ぜたら、何が起きるのか。そんなイントロをしたあとに、花の名前のクイズ。
花の名前、島内での栽培はほとんどないので、島外から来るような花もよく知っていて、よく考えてくれたのは、感動でした。その時、中学生は小学生が答えるのをサポートしたり、ヒントを出したり。もちろん、小学生が分からないときは、しっかり、お兄さん、お姉さんという立場で、ピシッと。まさに、その場を読んで、どうすればよいか、分かっているのが、感動でした。それと平行して、花の分類。○○科、ということも考えてもらい、その仲間に何があるか。よく考えてくれていました。さすが!!
花の雌しべの先端の構造を電子顕微鏡、動画で。実際の大きさを実感してもらったり、花粉が吸水をして、花粉管を発芽することを観察で発見してもらい。。。中学生は理科の時間に習ったことかも知れないですが、小学生にはもちろん、初めてのこと。そんな中でも、吸水する過程で何を起きているのか。また、リンゴの開花から結実までに何が起きているのか、写真を見ながら。そんな中で、とても現実味があったのが、リンゴの大きさの日本とアメリカの違い。いつもなら、渡辺が何となく説明するところを、今回は、アメリカ・ノースカロライナ州から来ておられるALTの先生がその当たりをサポートしてくれて、理解を進めることもできました。ありがとうございました。摘果をすることで、栄養を集めることがこんなにも果実を大きくするのだと実感できたのでは。。。
リンゴの品種をどれくらい知っていますか、というところで、あわせて、ミカンの品種をどれくらい知っているか。さすが、柑橘の生産一位の「愛媛県」の児童生徒の皆さん。よく知っていました。あと、リンゴは赤いと思いがち。青いリンゴというか、黄色系もずいぶん、育成されてきました。ところが、赤いリンゴが消えてしまうと。それは、より赤いリンゴをほしいと思うから。。。リンゴの着色に多様性があるのは、環境の影響。そんなのも受け入れることができるようになったのでは。また、リンゴの果実のどこに花があったのか。これかは、花があったところを上にしておけるかな?
講義の最後のところは、自家不和合性。自分の花粉がきらいで、他の花粉がよいと。不思議なことだったかも知れないですが、動画の効果はてきめん。なるほど、理解してもらえました。遺伝的多様性を持つことの重要性はさすが、中学生。しっかりと答えてくれました。また、果実がどのような遺伝的背景になっているのか。考えてもらったり、種子を捨ててしまうのは。。。それは、植物にとっての子孫をなくしてしまうこと。改めて、植物のどこを食べたり、そうでないかなど、これからの給食の時間にちょっと考えることができれば。毎日の食生活がおもしろく見えるのでは。講義が終わったところで、中学生の代表の方がしっかりとした挨拶を。これからも頑張ってください。この豊かな自然を観察しながら。最後の最後は、世界に向けて情報発信。
最後になりましたが、今回の出前講義の準備を頂きました魚島中学校・教頭先生、理科の谷川先生をはじめ、関係の先生方には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、機会を見つけて、伺うことができればと思います。とても楽しい講義でした。ありがとうございました。
PS. 最初に書けばよかったのですが、魚島小学校中学校は、昨年度のふるさと出前授業まで、統括頂いていた元・吹揚小学校・高橋校長先生の母校。さら、その魚島小学校中学校に勤務された先生方もご一緒に。道中で、あれこれとお話を伺いながらで、。。そんなことを伺えたのも、とても貴重で、ありがたい経験でした。ありがとうございました。
PS.のPS. 当日は、愛媛新聞社の記者の方が取材。ありがたいことでした。明日の新聞に掲載されると。楽しみして拝見したいと思います。
PS.のPS.のPS. 昨年の国分小学校に伺ったとき。渡辺が子供時代から俳句、短歌、作文などの登校にチャレンジする「うしお」というのが。この魚島小学校中学校でも発見しました。その「うしお」に採択された俳句、詩、作文が。渡辺は俳句だったか、たんかで掲載されたのを思い出しました。文章を書くのは大事なことです。これからも頑張ってください。校長先生から表彰される記事もありました。あと、理科に興味がある人。教室と同じ2Fだったでしょうか。理科のことを解説した本がたくさん、シリーズである(空想科学読本)のを見つけました。
PS.のPS.のPS.のPS. 渡辺の研究室がある片平キャンパスの近くにある片平丁小学校に出前講義に伺ったとき、お宝と思えるような書き物があったですが。。。この魚島小学校中学校の校長室でも。歴史があるので、色々なものがあるのだなと。何れ、感動の1日でした。ありがとうございました。
PS.のPS.のPS.のPS.のPS. 21:25. 魚島小学校中学校のHPに、今日の出前授業のこと、その中で話をした「子孫を大切に」ということで、リンゴの子孫である種播きをしたと。。。うまく発芽してくれれば。。発芽して、うまく生長することを楽しみにしておりますので。ありがとうございました。
今治市立日高小学校「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(2017年度ふるさと出前授業-9, 10/26)
10月のふるさと出前授業、2日目は今治市内からスタート。今治駅から見ると、西側になるのでしょうか。日高小学校へ。ふるさと出前授業が決まったあとだったとはいえ、来年の新入生関連のイベントがあり、いつもより短い時間割でしたが、とてもactiveな児童の皆さんで。最初に、森校長先生から渡辺の丁寧なご紹介を。ありがとうございました。渡辺の最初の話は、体育館できちんとできていた児童の皆さんについて。先生方もピシッとした指導で、こちらが体育館に伺うときちんと静かにできている。今治の先生方の指導であり、子供たちだなと。大事なことですと。是非、続けてほしいなと。 渡辺から自己紹介をしたあと、花の名前のクイズ。ガーベラ以外はGoodな理解。ヒルガオの判別も。しっかりとした観察が理科の基本ですから。あと、キク科のアスターという植物を知っていたのは、niceでした。で、講義はリンゴをモデルに開花から結実へ。電子顕微鏡での雌しべの拡大写真から、花粉に模様がある理由。花粉が雌しべにつきやすい、さらに、媒介昆虫の表面にも。それを実際に代表の方に協力してもらって実演。花粉、ムシの大事さを理解してもらえたのでは。花粉が発芽して、花粉管伸長する様子は感動だったようです。おーーーと。
リンゴだけでなく、多くの果樹の栽培では摘果をするのは、普通のこと。より大きな果実形成のため。昨日の魚島小学校中学校のように、ALTの先生がいないので、機能のことを説明しながら、実演。大きなリンゴを作ることの大変さを理解してもらえたのでは。今回のふるさと出前授業で、話題にした「赤いリンゴ」と「黄色いリンゴ」の違い。このまま、赤いリンゴでむらがあったり、そうでないものを区別するというか、むらがあるものは、おいしくないようなことをしていると、大変なことになると。もちろん、真っ赤なリンゴの方がおいしそうかも知れないですが。。。赤くすることの大変さなど、分かったもらえたのでは。
最後のポイントは、自家不和合性。なぜ、他の遺伝子を持つ花粉と混ぜることが大事なのか。実際の自家不和合性の動画には、感動をしてもらいました。では、なぜ、遺伝子を混ぜることが大切なのかを。しっかり考えてもらいました。ずいぶんと苦戦しましたが。そんな風に考えることが大事ですから。そのあと、リンゴのどこに「花」があったのか、観察。こんな風になっていたのかと分かってもらえたのでは。
さらに、リンゴの果実の部分を食するわけですが、種子の部分は捨ててしまいます。それでよいのか。本当はどうしてほしいのか。もし、リンゴがこの世の中を統括していたら。。。そんなことも考えて、命の大切さも実感してもらえたかと。最後は、全体で世界に向かって情報発信。
講義が終わったところで、森校長先生とお昼を頂きながら、これまでのふるさと出前授業であったり、不思議なご縁のお話も。今回のふるさと出前授業を統括頂いた理科の大谷先生は、渡辺の高校時代の同期。渡辺は理系で大谷先生は文系でしたので、直接存じ上げないのですが。。。また、pick upでお世話になった野間先生には、以前、乃万小学校でお世話になったと。いずれ、世の中の狭さというか、人のつながりのありがたさを実感できた時間でした。ありがとうございました。最後になりましたが、森校長先生、西坂教頭先生、野間先生、理科・大谷先生をはじめとする6年生の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
PS. この記事を書いているのが、10/26(木), 21:50. この時点で、日高小学校のHPに出前講義のことが記事に。ありがとうございました。
今治市立大西小学校「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(2017年度ふるさと出前授業-10, 10/26)
午後からは、造船業で有名な今治市立大西小学校へ。渡辺が子供の頃は、越智郡大西町。平成の大合併で、今治市に。少し時間的に早く伺ったこともあり、理科の芥川先生、手塚教頭先生と植物・昔と現在の子供たちの違いなどについての色々なことを議論できたのは、貴重でした。ありがとうございました。芥川先生には、以前、今治自然科学教室でお目にかかったことがあると。渡辺は名前などを覚えるのが苦手なので、申し訳ありません。また、何かの機会にお声かけ頂ければ、幸いです。 講義では、芥川先生から渡辺の簡単な紹介を。そのあと、渡辺から簡単な自己紹介と小学校の頃の渡辺について。そんなことを話したのも手塚教頭先生との話から。子供のうちに、色々なことにチャレンジすることは大事だと。それから、高校時代に、なぜ遺伝学、育種学を目指したのか。その中で、日本型、インド型のイネについても。インド型のイネの方がパサパサしているというのを知っているのは、対したものだなと。また、普段のご飯粒を「のり」の代替として、使うことができると。しっかり使っている方がいたのは、さすがでした。
植物の花のクイズは、少し苦戦だったでしょうか。それでもしっかり考えて、なぜ、そうなるのかを導き出すことの大事さを学んでもらえたのでは。これからの理科の時間にも大切にして下さい。また、リンゴの花と似ているということで、たくさんのバラ科果樹の花をイメージできたことはよく観察できているなと。で、受粉時の訪花昆虫の意義などを考えてもらう時、いつもように代表の方にモデルになってもらい。花の蜜を集めているときに何が起きるのか。是非、来春、観察してみて下さい。
リンゴ果実の生長の時、小さな時は、サクランボに類似している形態。よくイメージできたなと。また、摘果をする理由、摘果しないアメリカのリンゴが小さいことも同じく、代表の方の協力で分かったと思います。今年の講義のはやりは、リンゴが赤いものが栽培されにくい状態になっていると。それは、消費者の問題があると。。。確かに、真っ赤なのがよいかも知れないですが、なくなるよりは。。。そのことの大事さも分かったと思います。
最後は、自家不和合性と果実のどこに花があったのか。なぜ、他の遺伝子と混ぜることが大事なのか。それについて、的確にピシッと答えてくれた方。とてもniceというよりもexcellentでした。植物だけでなくて、生き物にとっての遺伝的多様性の重要性もあわせて分かってもらえたのでは。果実の横断面の観察から、蕚片のあとがあることも分かってくれたのでは。もちろん、リンゴの果実を食べること、大事な子孫である種子を捨ててしまっているのは。。。子孫である種子を大事にして下さいね。
今回は、最後に質問、今日の講義の感想を答えてもらうということで、少しだけ時間をとったのですが、たくさんの質問、感想を。とても立派でした。是非、夢を持って、日々、努力をして下さい。きっと夢をかなえることができますので。
最後になりましたが、手塚教頭先生、理科の芥川先生、6年生の先生方をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。所用で山本校長先生にお目にかかれなかったのは残念でしたが、また、来年も伺うことができればと思いますので。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
PS. 校長室で歴代の校長先生の写真を拝見していたところ、渡辺が中学校の時に技術家庭でお世話になった先生とおぼしき先生の写真が。色々なことを教えて頂いたことを思い出したのでした。不思議なご縁であり、時間でした。
PS.のPS. 最後の集合写真を忘れていましたが、気がついてくれた児童の方が。最後まで片付けをしてくれた方々が、代表で。世界に向かって情報発信。 PS.のPS.のPS. 大西小学校のことではないのですが、ずいぶん前の行になるので、ここに。木曜日の愛媛新聞に前日の魚島小学校中学校での出前授業のことが。愛媛新聞の電子版というか、HPのtop pageにも掲載頂きました。慌ただしくして見る時間がなかったら、魚島小学校中学校の田井校長先生からmailでお知らせ頂いたり、今年度のお世話役をやって頂いている吉海小学校の村上校長先生からも新聞記事を見ながら、吉海小学校の児童の皆さんと喜んで頂いたと。ありがたいことです。これからもがんばる力を頂きました。残りの愛媛での出前講義をがんばりたいなと。。。
【アウトリーチ活動】魚島小中、日高小、大西小・出前講義(10/25, 26追記)
2017年10月25日 (水)
バイトさんようこそ!ケーキ会
2017年10月23日 (月)
こんにちは、こんばんは。
M2のオオハタです。
ご無沙汰しております。
昼間に伊藤さんも記事で書いていましたが、
いやー今回の台風はなかなか凄かったですね。
「超大型台風」なんて言われていましたが、
実際どのくらい大型なのかといいますと......
大型:直径1000km~
超大型:直径1600km~
そして今回の台風はなんと、直径2200km!
おっそろしいですよね......
被害が最小限で済むことを祈るばかりです。
さて、かなり遅くなってしまいましたが、
先日新しいバイトさんの歓迎会がありました!
今日のケーキは、テラスエルで購入してきましたよ~。
今年入ってくれたバイトさんは、
小笠原さん、菅原さん、堀井さんの3人。
3人ともなべ研のケーキ会に参加するのは初めてです。
購入したケーキたちをお披露目すると...
このリアクションです!!
(決してやらせではありません、笑)
皆、どれにしよう~と目を輝かせておりました。
そして、ケーキを選んだあとは
みんな一斉にスマホでケーキの写真撮影タイム!
いや~、このリアクション、フレッシュで何だか懐かしいですね~。
私も初めてケーキ会に参加したときは、それはそれは大興奮で、
めちゃくちゃ写真を撮っていた覚えがあります。笑
毎月恒例のケーキ会でたくさんのケーキを見慣れてしまったばっかりに、
いつの間にかあの頃の気持ちを忘れていたような気がします。
ケーキ会に参加できるのもM2は残りわずかですし、
おいしいケーキが食べられる喜びを一回一回噛み締めないと、ですね(しみじみ)
なべさん、いつもいつもごちそう様です!
それでは、いざ!ケーキ会開始です!
みんな美味しそうにケーキを頬張っております。
そしてケーキを食べ終わったあとは、
バイトさんたちの自己紹介タイムです。
写真の右から順番に...
にこにこ頼れる堀井さん。
「おいでよ ののの森」菅原さん。
おしゃれで大人っぽい小笠原さん。
もう10月なので、バイトさんには既に
色々なお仕事を手伝ってもらっています。
わたしが仕事中にちょっかいを出しても、
三人ともにこにこ対応してくれます。
みんな可愛くて素直でとってもいい子です。
いつも邪魔してごめんね。ありがとう。笑
これからもよろしくお願いします!
M2 オオハタ
ラン、LAN、嵐
2017年10月23日 (月)
超大型と言われている台風21号は現在北海道の南の海上を東寄りへ進んでいて、広い範囲で風の強い状態が続いているそうです。
仙台も朝方にピークを迎えてかなりの雨風でしたが、大学周辺および研究室は特に被害もなく、現在は晴れ間も見えています。
各地で大きな被害も出ているようで、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
さて、今回の台風21号には「ラン」という可愛い響きの名前が付けられています。しかしその意味は「嵐」。まさにそのものですね。
台風の命名法には決まりがあって、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前を付けることになっているそうです。発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いていて、一巡すると1番目(ダムレイ、カンボジア語で"象"の意味)に戻る決まりです。
ちなみに今回のランは139番目で、日本が提案した名称も多数あって、「テンビン」、「ヤギ」、「カジキ」、「クジラ」、「コンパス」など、すべて星座の名前に由来しているそうです。
学校が休校になり、時間を持て余している子ども達とネットでこんなにわか知識を得た母でした。
いとう
【アウトリーチ活動】仙台市立七北田小学校、栃木県立宇都宮女子高等学校・出前講義(10/22, 24追記)
2017年10月22日 (日)
10月になって20oCを超えたり、10oCが最高気温だったり。。。展開ゼミの講義枠を後期に持っているわけですが、植物にも厳しい環境変動の今年の秋の終わりから冬の初めの感じのような。。。それでも高温をもたらす台風21号が北上中。。。コースは仙台を直撃しそうな。。。植物を管理しているガラス室の開閉もあったり。。。いずれ、天候不順は困ったもので。。。ただ、こんな悪天候でも、プロ野球のCS(クライマックスシリーズ)は行われ、雨に泣かされるシリーズのような。。。この記事を書いていた土曜日の昨日もセリーグは中止になったとか。こんな台風が近づいている10月中旬には、2つのアウトリーチ活動を。
仙台市立七北田小学校・仙台市理科特別授業「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(10/16)
昨年まではNSPでお世話になっていた仙台市立七北田小学校。仙台市教育センターの理科特別授業で伺うことに。最初にNSPでお世話になった内藤校長先生から数えて、4人目の校長先生が今年から赴任されたのですが、出張をされていてお目にかかれなかったのは、残念でした。ただ、最近、小学校だけでなくて、高校などでも。。。いずれ、渡辺が子供時代は、校長先生に会うことが珍しかったので、同じようなものなのですが。。。welcome boardがお迎え頂き、ありがとうございました。 さて、5年生に「花の不思議な世界」。NSP最後の世代で、去年は「ヘチマの仲間」であるウリ科の講義。先月の仙台市立北仙台小学校へ行ったときに、七北田小学校からの転校生がいたのはびっくりでしたが、5名を超える全国からの転校生もいて。最初に渡辺の自己紹介と渡辺の子供時代の話も。講義の初めは、花の名前のクイズ。ガーベラの名前が出てきたのは、niceです。で、
一緒に「○△科」ということも。アオイ科というのは難しいようでしたが、「オクラ」の花にハイビスカスが似ていると言うことをしっかり観察できている方も。そのあとは、ヘチマの雄花と雌花を使って、受粉をやってみよう。花粉が着くと雌しべの先端が「黄色」くなることにきがついてもらえたのでは。是非、できなかった多くの方々もやってみて下さい。楽しいものです。受粉と言うことで、電子顕微鏡での観察、動画での花粉発芽、花粉管伸長がどうなっているかを見てもらい、考えることを。難しかったかも知れないですが。。。このあたりで折り返し。
リンゴの花の開花から結実まで。摘果をするという日本の農業をのすごさも実感。そのリンゴには、自家不和合性が。なぜ、そんな形質が必要なのか。ちょっと難しかったでしょうか。遺伝的多様性が大事なこと。最後は、リンゴの果実に残っているがく、乾燥した雌しべ、おしべも。是非、また、自宅で観察して下さい。最初の自己紹介のところがちょっと長かったので、最後は駆け足で。最後になりましたが、5年生の担当の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。また、来年も伺えればと思います。新しい校長先生にお目にかかるのを楽しみにして。。
わたなべしるす
PS. この週末は、第30期竜王戦七番勝負第1局。渡辺竜王に羽生棋聖が挑戦。挑戦者が勝てば、史上初の永世七冠になるとか。。年末まで楽しめそうです。この記事を書いている日曜日には、第1局は挑戦者の羽生棋聖が勝利とか。。。
PS.のPS. 10/26(火), 20:00. 遅くなったのですが、七北田小学校のHPに出前講義のことが当日のうちに記されていました。ありがとうございました。
栃木県立宇都宮女子高等学校・SSH特別講義「大学教授からの進路選択アドバイス」(10/14)
秋雨前線と台風21号の関係で仙台は雨。宇都宮駅に到着した頃にはやんでいて。。。講義のお世話になっていた吉永先生が異動され、今回で10年目になるのですが、担当は阿久津先生が。講義内容は最初の数年は渡辺の研究している自家不和合性について。その後は自家不和合性と渡辺の人生を振り返るキャリア教育に。近いところだと、渡辺の母校の今治西高校で同じパターン。1.5hrほどで通常の2コマ分を入れるので、しゃべりすぎの渡辺にはちょっとということもあって。。また、例年通り、これはという答えをしてくれた方に論文の別刷をプレゼント。理系を目指す方はある種のきっかけに。文系の方も研究をするとはこんなことということのヒントになれば。。。 前半は植物の生殖の仕組みと自家不和合性。スタッフの増子さんが色々な場面で作ってくれたポンチ絵に差し替えたversionでチャレンジ。スライドの枚数が多くなった分、分かりやすい部分はあるかも知れないですが、その分、しゃべりすぎという問題点も。。。なにげに見ている植物がこんなに工夫をして子孫を残しているのというのは、びっくりされたのでは。。。花を見たり、媒介昆虫のハチなどを見たら、考えるきっかけになってくれれば。また、自家不和合性というようなtrickyなことというか、意外と賢いのだなと。そんなことを考えて見て下さい。
後半はキャリア教育。残り時間は半分以下で。。。ただ、渡辺がサイエンスをやるきっかけになった子供時代のアニメの「博士、教授」。また、小学校の頃に帰り道でやった「道草」。そんな中で色々なことを考えたり、行動をすることは実は大事なのですが。。。なかなか、そんなことができない時代になっているわけですが、できるだけ「いい」加減を見つけるように、チャレンジをしてほしいと。また、高校時代の数学は論理的思考をつけるために重要なこと。そのために、やり方を覚えるのではなくて考えるようにしてほしいと。2年ちょっとで、大学受験。うまくいくこともあれば、そうでないことも。でも、選んだ道がよかったのだと思えるようにしっかりやってほしいと。やれば結果はついてきますので。また、相性というのをよく考えて、研究室、研究内容を選んでほしいと。思ったよりも「相性」って、大きいですから。キャリアを積むとか、キャリアという言葉があふれていますが、人生をよりよい方向に歩むきっかけになればと。。。
もちろん、今回も講義だけでなくて、こちらから問いかける双方向。最初、少し反応がどうかなと思いましたが、最後の質問のところは、かなり多くの方が10名を超えていたでしょうか。この点はほっとでした。いずれ、サイエンス・人生を考える上でのヒントになればと。。。最後はいつものように世界に向かって情報発信。今回は校長先生が出張されており、昨今の教育事情などを話す機会がなかったのは残念でしたが、来年は是非、お目にかかることができればと。。。お世話になった阿久津先生、1年生の先生方にはこの場を借りてお礼申し上げます。生徒の皆さんからのレポートを楽しみにしておりますでの
わたなべしるす
PS. 講義が終わったあと、片付けの時間にもたくさんの質問にきた生徒さんが。その最後は、サッカー部と競技かるた部の2名の生徒さん。宇都宮女子高でサッカー部というか、サッカー選手と言えば、なでしこジャパンの安藤梢選手の母校。玄関先には、大会出場の時の記念のものも、。。是非、母校の先輩の様々な活躍の歴史を学ぶことは大事なように思ったのでした。もちろん、渡辺もこれまでの母校のことを改めて学ばないといけないなと。。。 PS.のPS. 出張に出かけると、宇都宮女子高での出前講義のきっかけを頂いた先生に片平キャンパスで久しぶりにお目にかかり。。。びっくりでした。10年目ということを記念してだったのでしょうか。ありがとうございました。これからもお世話になります。
がんづき、ごちそうさまでした!
2017年10月18日 (水)
仙台からこんにちは、マスコです。最近、仙台は急に気温が下がってきました。インフルエンザの噂もちょいちょい聞きます。気をつけたいです。
仙台一高の高校生たちが、もちもちした甘いものを持ってやってきてくれました。
大変もちもちして美味しい、小松原先生、生徒のみなさん、ありがとうございます。
我々スタッフ、学生も一つづつ美味しく頂きました。お心遣い、ありがとうございました。
仙台一高の生徒の皆さんは、忙しい学業の合間を縫って、研究室で実験をコツコツ進めています。今後も、ぜひ頑張ってください!