東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】今治市立乃万小学校「キャベツとブロッコリー」(2014年度ふるさと出前授業-9、11/4)

2014年11月 5日 (水)

 午前中は朝倉小学校。市町村合併で旧越智郡朝倉村だったところ。渡辺にはそのイメージは今でも。。。一方で、大学の頃だったと思います。原チャリに乗っていたとき、ナンバープレートはもちろん、仙台市。住民票があるところなので。ただ、奇抜さがないので、今治市でなくて、朝倉村というのがいいかなと思ったことも。ただ、そうは簡単には。。。そんなうちに。今治市に統合され。。。そんな朝倉小学校からは今治市でも離れた場所の乃万小学校。学校はちょうど、耐震工事と言うよりも耐震強度がなくて、立て直しになった校舎が完成していて、ずいぶん雰囲気も違っていて。。。ちょうど古い建物を取り壊している所でした。写真を撮り忘れたのが、残念でした。去年からお世話になっている井原校長先生との話題はやはり、小学校の統合。旧市内の統合だけと思っていたら、島嶼部もという話が。。。今治の町全体を何とかしないといけない時期に来ているような、。。再開発でなくて、今治の町の根本の部分をどうにかすると言うところから。。。もちろん、渡辺にそんな権限があるわけでもないわけで。。。ただ、渡辺を育ててくれた町が、と思うと。。。そんなことで、校長先生と。

DSCN4902.JPG あっという間に、準備の時間となり、午前と同じ「キャベツとブロッコリー」の講義。ここでは、人数の関係もあるかと思いますが、6年生だけで。渡辺の自己紹介をしたあとに、トマトの発芽から果実形成までを一通り復習。朝倉小学校から比べると町の中心に近い分、意外と畑を見てない感じで。。。それに続いて、キャベツとブロッコリーの同じく、発芽から開花まで。それぞれを比較すると、発芽して間もない頃は似ているけど、大きくなると違うこと。また、「キャベツのしん」とよく言う部分は、植物で言う「茎」と言うことを改めて、認識してもらい。。。では、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜた植物はどうなるのか。。。

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DSCN4906.JPG グループに分かれて、考えてもらいました。考えるのに困ったグループもありましたが、ほぼ、時間内に終わって、プレゼンと質疑応答。多くのグループは、問題なくプレゼン、質疑応答をこなしていました。植物の形態学の基本をきちんと理解して、キャベッコリーを書いていたのが、すばらしかったです。これも今治の理科専科、自然科学教室の賜物ではないかと。一方で、いくつかのグループでは、考えた人と発表をする人の間で息が合わないところがあったり、発表の場になって、意見がまとまってなくて、お互いに発表、質疑などを押しつけ合う場面も。。。小学校時代のグループ学習は重要で、それが将来の共同研究など、様々なことに発展するのだと思います。そうしたときのためにも、しっかりグループ活動は、身につけて、もめたり、突然、半旗を翻すような「後ろから石を投げる」と言うような行動はよくないと。あわせて、発表をしているときに、発表の邪魔をすることはよくないと。これも大事なことです。できない大人もいたりして、困るわけですが。。。今から身につけてほしいことだと。。。そんなことを話していたら、集合写真を撮るのをすっかり失念してしまいました。申し訳ありません。。。

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DSCN4911.JPG 最後になりましたが、乃万小学校校長・井原先生、野間先生をはじめとする6年生の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. この記事を書くの1日遅れなのは、ばたばたで申し訳ありません。気がついたら、乃万小学校のHPに講義の記事を見つけました。ありがとうございました。

 PS.のPS. 昨日の記事を書いているの、失念していましたが、6年生の先生は、自然科学教室でお世話になった先生だったような。。。また、もう1名、学年が違うのですが、講義の前半、来て頂きました。これからも、自然科学教室のつながりを持てればと。。。ありがとうございました。



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