この前の東北、北海道を中心とした寒波。今回は北陸方面でしょうか。仙台では雪もほとんど消えて、ですが、北陸方面の雪が少しでも早く収まることを祈りつつ。そんな寒波との連動なのか、経済市場もかなりの下げ幅。。。研究に影響するのか。。。それは分からないですが、渡辺の出身地・今治市が誇る一大産業の造船に関する記事を発見。世界第4位とは。。今年度もあと2ヶ月弱。できるものをできることから。。。
そんな中。学内広報誌「まなびの杜」の「Line-up of Leading-edge Research 最新の研究ラインナップ」に、2017年にNature Plants誌上において「新規一側性不和合性の解明」として掲載された論文について、短い記事で取り上げて頂きました。HPだけでなく、こうした冊子体でも取り上げて頂けるのは、ありがたいことで。「まなびの杜」のwebsiteから読むことができますので、お時間の許す方、是非に。。これを励みに、さらに、教育研究を展開したいと思います。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 世の中的に忘れてはいけないのは、「将棋の藤井聡太四段が初の五段に昇級」。中学生でというのが冠につくようで。そんな時期。。何をしていたのか。高校受験のために、。。だったような。将棋と科学の世界は基礎の部分が違うとはいえ。すごいことだなと。。。
PS.のPS. 今治といえば。今も話題になっている「獣医学部」。ずいぶんの倍率になっているとか。。。また、出前講義で今治を訪問する機会があれば。。。
【広報誌掲載】2017年のNature Plantsに掲載された論文の記事が、本学広報誌「まなびの杜」に掲載(2/6)
2018年2月 6日 (火)
【研究成果・受賞】平成29年度東北大学全学教育貢献賞受賞(1/5)
2018年1月 5日 (金)
大学も昨日の1月4日からスタート。まだ、お正月気分が残るところはあるのかも知れないですが。年末年始は雨、雪という久しぶりの荒天だったような。。。 そんな中、渡辺が行ってきた、全学教育での「基礎ゼミ」、「展開ゼミ」というゼミ形式での少人数教育に新機軸をもたらしたということを評価され、平成29年度東北大学全学教育貢献賞を頂きました。新機軸な点をまとめると、「野菜栽培を通じて、観察力・文章力養成を目標としたwebベースの双方向完全公開型、新規授業手法を構築・実践」したということになります。農学部にいた頃、形態学の実験がつらかったことを思い出します。ただ、一方で、写真を撮ればよいかというと、そうではなくて、見ている全ての場所にピントを合わせるという点では、スケッチをしてみることはよいことだなと、今さらながらに。このHPをご覧の方は、展開ゼミの様子もあわせて、ご覧頂いているのではないかと思いますが、大学での講義をこうしたwebベースの双方向で、かつ、このように完全公開型というのも新規な点です。講義で学生が記録したことに、教員がコメントをするというのは、ほとんど例がないことだと思います。ただ、植物の栽培など、適切なタイミングでコメントすることが重要な場面があり、そうしたとき、どの様な遠隔地でも相互にコミュニケーションができるという点では、他の講義にも応用できるのではと思います。
また、何よりも、webベースということから、文章を書くことの重要さを改めて、受講生が相互に比較しながら、自分の立ち位置を理解できるのも、新しい発想です。多くの場合、レポートなどを相互に見せることはないと思いますので。渡辺自身が大学生として、講義を受けていた当時のことを振り返りながら、こんなことができたらということで、始めた形式を少しずつ進化させたものです。このような形での表彰を頂けるとは、望外の喜びでした。何より、この講義をサポートしてくれた研究室のスタッフの皆さん、また、受講生として、基礎ゼミ、展開ゼミでがんばってくれた皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。この基礎ゼミ、展開ゼミの概念などをまとめたものをスタッフの増子さんが作ってくれたものを、あわせて、上記に掲載しておきました。展開ゼミのHPを見て頂きながら、その中身でどの様なことを期待しているかなど、参考になれば、幸いです。これを機に、普段の大学院教育に加えて、全学教育にもさらなる貢献ができるように精進したいと思いますので。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 表彰式、表彰状、副賞の写真などは、このような感じでした。ありがたいことです。関係の皆様にたくさんのお礼をしないと。。。
PS. のPS. 研究科のHPにも、関連記事が掲載されています。あわせて。。
【お知らせ】平成30年度入試説明会・オープンラボ(仙台開催)は、5/19(土)に決定、東京会場は5/12(土)に実施(12/22)
2017年12月22日 (金)
このところ、比較的暖かい日中。今しばらく、続くようですが、来週にかけては、また寒さがもどってくるとか。。。仙台は雪にはなりそうにないのが、ほっとですが。。。気がついたら、今日22日は冬至とか。。日の入りが仙台で、16:20。。。確かに気がついたら、日が暮れているのは、毎日のことのような。。。また、市内の小中学校は明日から冬休みとか。。17日間あると。渡辺が子供の頃は、愛媛県今治市内は、お正月をはさんで、前後1週間ずつだったような。。。お国柄というか、地方色なのでしょうか。 で、お正月をはさむということは、新しい年が始まり、3ヶ月もしたら、新しい年度がスタート。渡辺自身は、片平で研究室を構えてから、14年目がスタートとなるのが、2018年4月。干支も一回りして、次なる大きな目標を立てないと。。。その2018年4月には、生命科学研究科が改組。渡辺の研究室は、大学院生命科学研究科、分子化学生物学専攻、分子ネットワーク講座、植物分子育種分野という長い名称に変化。基本は、大学院生命科学研究科植物分子育種分野と書くことがほとんどなのでしょうから。分野名を覚えておけばと、思っている次第で。少しずつ、新しい分野名をこのHPからも情報発信したいと思います。で、その改組後の最初の大きなイベントとして、入試説明会、オープンラボが来年の5月ということで、開催日が決定しましたので、お知らせしておきます。というか、できるだけ多くの方に、仙台会場、東京会場にきて頂けたらと思っておりますので。
まずはメインとなる「仙台開催」から。
1. 仙台開催
<入試説明会>
【日時】平成30年5月19日(土) 10:00~(予定)
【場所】片平キャンパス 生命科学プロジェクト総合研究棟1F 講義室
入試説明会で、今回の改組に伴う講義の変更など、大学院での研究を含めた色々な話を予定しています。渡辺の研究室も短い時間で、プレゼンを行い、研究室紹介ができるかと思います。お昼をはさむので、お腹もすいてくるところはありますが、何とか合間で食事をできれば。。それに引き続き、研究室に移動して頂き、14:00からが研究室公開に。
<オープンラボ>
【日時】平成30年5月19日(土) 14:00~19:00(予定)
【場所】片平キャンパス 生命科学研究科本館 3F 303号室
百聞は一見にしかず、まずは、研究室を見てみて下さい。また、渡辺だけでなく、研究室のメンバーと話をして頂くことも大事かと。あと、ここ数年、恒例のイベントとなっている「ケーキ会」も設定しますので。どこのケーキかは。お楽しみといういうことで。渡辺はアルコールがだめなので、labではケーキ会がほぼ月一で開催なので、その一環として。たくさんの方の見学をお待ちしております。今からといわれそうですが。
続いて、仙台開催の1週間前になりますが。。。
2. 東京開催
<入試説明会>
【日時】平成30年5月12日(土) 13:30~15:30(予定)
【場所】フフクラシア八重洲 (会議室H) (https://www.fukuracia.jp/yaesu/)
こちらは、2hrという短い時間の設定の予定。また、近くなったら、どのようにして申し込むかなど、このHPから、お知らせします。なお、東京会場には、ケーキをというのでもよいのですが。。。せっかくですから「仙台の銘菓」をと思っています。仙台の銘菓???、お楽しみに。
次年度も仙台開催は土曜日の1日のみの予定。もし、東京開催、仙台開催のどちらの日程にも都合が合わない方。是非、mailでご一報下さい。これまでも、そうした方に合わせて、別日程で研究室見学を設定していましたので、次年度も同様に行いたいと思いますので。 受験を考える方に、いくつかの研究室、渡辺のコンセプトなどの情報を。まず、研究室の立地。今年の4月に渡辺が学部生、院生、助手時代を過ごした農学部が雨宮キャンパスから青葉山キャンパスへ。平地から山へ。。。平地とはかなり寒暖差、積雪の違いもあるようで。。。雪は少ないとはいえ、仙台駅から歩いて15-20minというは。これだけは、青葉山キャンパスにある、農学部、理学部生物学科よりは、自転車で自由に行動できるというアドバンテージはおおきいのでは。。。もちろん、実験するための環境としての実験室、植物を栽培できるガラス室なども。モデル植物の時代は終わって、どんな植物種を使っても「分子育種」が可能な時代になりつつあるので。
もちろん、そんな植物の「分子育種」を可能にするためにも、境界領域との異分野融合は今では不可欠。有機化学、情報科学、構造生物学など渡辺が研究を始めて30年で培ったコラボをフルに活用して、実験をできるようにしたいと思いますので。もちろん、科研費の研究会などにも参加して、それぞれが広く研鑽できるような環境も。。。さらに、成果を上げて、学会発表にチャレンジ頂ければと思います。
ということで、より多くの皆様をお目にかかれるのを楽しみにしています。もちろん、受験の学年である学部4年生だけでなく、学部の1~3年生、あるいは、高校生でも見学をwelcomeですから。。。。
わたなべしるす
PS. そういえば、昨日は第76期将棋名人戦・A級順位戦の8回戦。今期は11人という変則での総当たり戦。誰が名人への挑戦権を獲得するのか。。勝負の世界は厳しいわけですが。。というか、今の時代、どこも厳しいのではないかと。。。
【研究成果・受賞】2017年日本育種学会秋季大会(第132回講演会)における日本育種学会優秀発表賞受賞(12/15)
2017年12月15日 (金)
2017年日本育種学会秋季大会(第132回講演会)は、岩手大学農学部での開催でした。渡辺が1997年12月から2005年3月まで助教授として、教育研究を行ったところ。その当時の学生だったのが、技術職員をしている「高田くん」。彼が長年研究を行ってきた一側性不和合性について、発表課題として「Brassica rapaの種内一側性不和合性を支配する花粉・柱頭認識因子の決定」を口頭発表で行ってくれました。この研究は8つの研究室による共同研究で、ほぼ20年近くの研究の集大成という大きな発表でした。 その発表が、この度、2017年日本育種学会秋季大会(第132回講演会)における日本育種学会優秀発表賞受賞を受賞しました。学会での受賞は、2012年に大学院生だった大坂くんの発表以来。ちょうど5年ぶりの受賞です。花粉と雌しべの相互作用である、自家不和合性研究の1つの発展型であり、新展開になるものと、期待している研究です。さらに発展させて、より大きな成果にしたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
わたなべしるす
【お知らせ】ふくしまサイエンスフェア(福島県立福島高等学校SSH事業)に協力(12/16開催、11/20)
2017年11月20日 (月)
昨日の日曜日には、仙台でも初雪。こちらは、アウトリーチ活動で室内だったので気がつかなかったのですが、中心部でもそれなりにだったようで。。。そんな時期なので、ふるさとの愛媛からミカンの頂き物があったり。。。ありがたいことと同時に、気持ちが温かくなります。ということで。お知らせを。 この年末の寒さが来る頃になると、SSH事業の運営指導委員を仰せつかっている、福島県立福島高等学校の「ふくしまサイエンスフェア」に今年も参加します。今年で6年目。渡辺は実験を担当して、「バナナからDNAをとりだそう」という実験を午前、午後に1回ずつ、行います。
日時:平成29年12月16日(土) 11:00~15:30
場所:福島市こむこむ ポスターにあるとおり、当日は、福島県内のいくつかの中高生も企画を出していて、毎年、渡辺も感心しながら、拝見しています。そちらに、興味があってという方ももちろんwelcomeです。もちろん、入場無料。少しでも科学に触れる機会が増えることは、よいことかと思いますので。たくさんの来客をお待ちしております。
わたなべしるす