東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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2009年9月の記事一覧

2009.09.14

第4回特別講義、終了

9/12(土)の午後から、第4回特別講義を実施しました。
今回は、前半に工学研究科の安藤先生から、プラズマ工学ということで、核融合、宇宙工学という観点でお話し頂きました。渡辺も高校生の当時、核融合発電にあこがれ、それを研究するために大学へと言うことを考えた時期もあり、とても興味深い内容でした。講義についての安藤先生からのコメントは、また別の機会にと言うことで。

後半には、生命科学の渡辺が「キャリア教育第1弾」ということで、「博士になるとは?研究者とは?---いろいろな出会いがあり、決断があり、そして。。。---」ということで、講義を行いました。こうしたキャリア教育というのは、高校でもあまり実施されてないようで、当日の質問こそ少なかったですが、受講生にはよい刺激になったようです。

講義としては、渡辺の小中高の時代にどのようなことに興味があり、また、なぜ、そのことに興味を持ったのか、ということを背景に、東北大・農学部へなぜ進んだのかという点のお話をしました。時代もありますので、どの程度生徒さんたちと、考え方を共有できたのかは、不明ですが、何かの刺激になったようです。さらに、大学、大学院、研究者になるという過程で、何を考え、どう進んだのか。その選択によって、大きく道が変わると言うことも、お話ししました。

最後にレポートとして、受講生自身の人生を振り返り、また、これから、どう進路を考えるのかと言うことについて、まとめてもらいました。全体の2/3程度のレポートにしか、目を通していませんが、いくつかの共通点、気になったことがありましたので、記しておきます。皆さんの参考になればと思います。

・進路に悩んでいる。そういうことを考える機会になった。
・英語が苦手である。どうすればよいのか。
・これからの人生には、まだまだ多くの決断があるのだ。
・自分の行きたい進路が明確になってきた。

というようなまだ、悩みがつきないヒトから、

・現時点で、行きたい大学、学部、研究者、教授になりたい

というように目標がはっきりしている受講生もたくさんいました。

12月には、もう一度、キャリア教育を行うことを予定しています。このプログラムの代表である木島副学長から、また、ちがった角度のお話があると思います。そうしたことも参考にして、ぜひ、目標をはっきりさせることが一人でも多くなれば、この講義を実施して良かったのだと思います。

なお、当日は、プレスの方も見えられ、近日中に新聞紙上に取り上げて頂けるとのこと。記事が出ましたら、また、HPでお知らせします。

関連記事を渡辺の研究室のHPにも記してあります。お読み頂ければ、幸いです。

事務局・渡辺しるす

PS. 当日の参加者は、
高 校 生 :84名
保 護 者 :13名
学校関係者: 0名
報道関係者: 1名(朝日新聞)

でした。ありがとうございました。

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2009.09.04

第4回講座(2009/9/12)・キャリア教育には、教員、保護者の方々もぜひ、ご参加を!!

8/13にもお知らせしましたが、第4回講座(9/12)では、特別枠として「キャリア教育」を行います。この「科学者の卵」における1つのポイントとして、「理系の職業や進路の魅力を児童・生徒等に伝える取組」というのがあります。生徒さん自身に自分の将来をどうするのか、理系の進路、職業とは、どのようになっているのかというのは、毎日接している教員・保護者の方がにも、一緒に考えていただけるよい機会ではないかと思います。

高校教育の間には、どうしても将来の大学受験のことが大きな問題として考えざるを得ません。これは、講義をつとめる渡辺も同じでした。それでもその間に、いろいろなことを考えていましたし、そのときに考えていた大学像、大学院像、研究者像というのと、実際は、異なる点も多数ありました。こうした高大間のギャップを埋める上でも、こうした「キャリア教育」をこれからも展開していきたいと思います。

今回の「キャリア教育第1弾」が、生徒さん自身と教員・保護者の間での将来を議論する1つのきっかけになっていただければと思います。

では、9/12に、片平でお会いしましょう。


わたなべしるす

PS. 興味ある方は、渡辺の研究室のHPをご覧ください。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/

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