東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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2010年8月の記事一覧

2010.08.21

「科学者の卵養成講座」エクステンドコース・第1回実験の様子、新聞記事に掲載(8/21)

 渡辺の研究室でのエクステンドコースの実験については、以前にこのHPで報告したり、受講生の山田さんの記事渡辺のHPもありますが、そのときに取材頂いた河北新報さんで、今朝の新聞にそのときの模様が記事として、掲載頂きました。ありがとうございました。さらに、うれしいことに河北新報のHPにも記載されております。記事を書いている時点では、topページに出ております。お時間のある方は、ぜひ、ご覧ください。

DSCN4404.JPG さらに研究を発展させ、また、取材頂けるよう、指導したいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 渡辺のHPも、このことについて記しておきました。あわせてご覧ください。

DSCN4423.JPG


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2010.08.17

「科学者の卵養成講座」全国大会、2日目(8/17)

 昨日に続いて、9:00-17:00まで15min刻みで、各大学において取り組んだ研究成果を物理、化学、生物、地学という広範囲の発表がありました。質疑も活発で、今日も東北大の受講生が多くの質問をしていたのは、よい成果の1つと感じました。何より、分野を問わず、質問をすること、異分野融合を目指したことがここに現れているのを実感しました。

 午前、最後の発表が「生命・ガン」チームでした。ガンが遺伝子異常であることを、うまく説明し、また、実験の手法、変異がどのように起きるかを流れるように説明をしていたのを聞いていて、3月の発表会を思い出しました。途中で、スライドのトラブルがありましたが、微動だにせず、発表を続けて、また、質疑にも的確に答えていたのは、さすがよいチーム力だと。最後には、ご指導頂いた堀井先生もいらして、コメント頂きました。ありがとうございました。

DSCN4426.JPG 2日間の発表を聞いていて気になったのは、発表時間を守る発表をしたところと、時間をoverしているにもかかわらず、やめないような発表。国内学会でもありますが、国際会議でこうした場面をよく見ますが、あまりエチケット的にはよくないのを感じました。もちろん、自分の思いの丈をしゃべりたいのは、わかりましたが。。。そういえば、このことについて、師匠の日向先生に「1minでスライド1枚」と。あまり欲張ったプレゼンは禁物なのかもしれない。ぜひ、年度末の成果発表会では気をつけてほしいと感じました。


 わたなべしるす

PS. 渡辺の研究室にも関連記事がありますので。

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2010.08.17

サイクロトロン・RIセンターからの返信掲載

サイクロトロン・RIセンターの  四月朔日(わたぬき)先生から返信を頂きましたので掲載致します。(実行委員)

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PETについて、陽電子と電子がくっついて人体の中で光るということなのですが、

その光は人体に対してはまったくの無害なのでしょうか?

変な質問だと思いますがよろしくお願いいたします。

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もう少し詳しく言いますと、陽電子と電子がくっつくと陽電子と電子は消滅ガンマー

線と呼ばれる電磁波に変わります。

可視光線も同じく電磁波ですが消滅ガンマー線はそれよりずっと大きなエネルギーを

もった電磁波で、体の組織を透過することができます。なので、体の外にある検出器

で測定することができ、人体の内部の様子を調べる検査として利用できるのです。

消滅ガンマー線はX線とおなじ電離放射線と呼ばれる電磁波で、体の組織を通過する

ときに、細胞やDNAを傷つける場合があります。これを「放射線被ばく」といいますが、

大量に浴びると、がんが発生しやすくなったりすることもあります。

しかし、PET検査による放射線被ばくは影響が確認されているレベルより(100ミリ

シーベルト)も十分に低いレベルのもので、一般的なPET検査では人が1年間に自然界

で受ける放射線量(2.4ミリシーベルト)と同じ程度(2.2ミリシーベルト)で、

胃のX線検査(4ミリシーベルト)よりも少ない量となっていますので、PET検査を1

~2回受ける程度の影響は心配しなくてもよい程度です。何十回も受けたとすると、

放射線被ばくによる影響を心配することにもなります。



        東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター

        四月朔日 聖一

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