東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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2014年3月の記事一覧

2014.03.07

渡辺正夫先生が平成25年度野依科学奨励賞を受賞!!

科学者の卵の参加のみなさま、こんばんは。
本日は、この養成講座の実行委員で、初年度から「科学者の卵」に情熱を注いでくださる
渡辺正夫先生(生命科学研究科、教授)が、


平成25年度 野依科学奨励賞を受賞

することに決まりました。渡辺先生、おめでとうございます!!


生命科学研究科のHPのお知らせにも載っています。

以下のご活動、ご活躍が評価されました。


『渡辺正夫教授が、平成25年度「野依科学奨励賞」を受賞しました。今回受賞の対象となった業績は、「双方向交流を通じた新たな出前講義の方向性の試みと実践~児童・生徒からの手紙への返事と電子媒体活用による出前講義~」という、これまで22都府県で565件のアウトリーチ活動を行い、受け取った17,506通の手紙、レポートに対して、1人1人に質問への回答、励ましを書き、小中高生の科学へのモチベーション向上に貢献してきました。こうした一方向的なものでなく、「双方向交流を通じた出前講義」のあり方を確立し、今後の大学人がアウトリーチ活動を行う上での新しい方向性を示すとともに、子どもたちの生きる力を一層育むことに、大きく貢献すると期待されたことが評価されたことによります。

「野依科学奨励賞」は、2001年ノーベル化学賞を受賞された野依良治博士の協力を得て、2002年度より、子どもたちの優れた学習・探究活動と子どもたちの科学する心を育てるために、優れた実践活動を行っている教員や科学教育指導者に対して、その功をたたえることを目的として創設されたものです。

 なお、表彰式は、3月25日(火)、15:30から、国立科学博物館で執り行われます。

 「「野依科学奨励賞」の受賞者の発表及び表彰式の開催について」の公式報道発表については、国立科学博物館のプレスリリースを参照ください。

 

所属:生態システム生命科学専攻・植物生殖遺伝分野
名前:渡辺正夫
URL:http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/ E-maiil: nabe@ige.tohoku.ac.jp 』


渡辺正夫先生のHPにも情報がアップされています。


DSCN0196.JPG
DSCN0753.JPG

DSCN1835.JPG             (渡辺先生HPより、お写真を拝借しました)


私が小さい頃は、このような出前授業のようなものがありませんでした。

あったとしても、そういう機会にめぐり合えませんでした。

今の子供達はとても恵まれていると思います。

そして、渡辺先生から手紙の返事をいただいた子供達の喜びを思うと、嬉しくなります。

みなさんも、渡辺先生から何かを感じ、学んでいただけたら幸いです。


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2014.03.07

第5回講師・東谷篤志先生の新聞記事のお知らせ

科学者の卵養成講座に参加のみなさん、こんばんは☆
平成25年12月の講師・東谷篤志先生(生命科学研究科、教授)が河北新報(WEB版)
に取り上げられています。今回は「線虫の活躍」ではなく、イネ「冷害」のメカニズムに
ついてです。

URLはこちら:
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140307_13005.html

イネ「冷害」メカニズム解明 東北大・東谷教授らのグループ


(左から)常温、冷温下、冷温下でジベレリンと糖を投与して育ったササニシキの稲穂

 東北大大学院生命科学研究科の東谷篤志教授(ゲノム継承システム)らの研究グループは、宮城県古川農業試験場などの協力を得て、イネの低温障害「冷害」の発生メカニズムを解明した。特定期間に植物ホルモンと糖を与えることで、収量低下を抑えることもできるという。

 東北の太平洋沿岸は夏場の冷たい季節風「やませ」の影響で、気温20度程度の「冷温」になるとイネの花粉が10分の1に激減する。花粉が少ないと出穂しても受粉できず、種子が実らなくなる。


 研究グループは花粉が作られる葯(やく)の遺伝子解析を進め、冷温下では植物ホルモンのジベレリンの生成に関わる酵素が減少し、十分に花粉ができないため冷害になることを突き止めた。


 イネの花粉が形成される時期に水温を20度以下の冷温状態にし、ジベレリンと糖(ショ糖、スクロース)を与えると花粉を作る能力が保たれることも分かった。ササニシキの場合、1割程度に落ち込む収量を6割強に維持できた。


 冷害研究はこれまで形態学的解析が中心で、育種現場でも経験的な掛け合わせで種を選抜してきたため本質的なメカニズムは不明だった。ジベレリン活性を抑え草丈を低く改良したササニシキやコシヒカリが冷温に弱いことも分かり、ジベレリンと冷害の関連が裏付けられた。


 東北は度々、冷害に見舞われ、中でも1993年の大冷害は被害が甚大で、海外からコメを緊急輸入する事態になった。


 東谷教授は「低コストで収量が維持でき、大規模冷害を避けることができる。ジベリレンの投与で草丈が伸びて倒れやすくなるため、抑える改良が必要だ」と話す。


2014年03月07日金曜日


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今度ポスター発表に参加予定の現エクステンド生・古井瑛恵さん(秋田県立秋田南高校)
は、まさに関連した研究を発表します。
また、この東谷先生の研究ですが、共同研究で渡辺正夫先生のお名前も!
英語ですが、こちらに論文が掲載されています。
(科学者を目指し、論文を書くには英語が必須なのがよくわかります。)

青森県の皆さんには「やませ」という言葉は、日ごろ聞きなれた言葉だと思われます。
(他の県のみなさまはどうですか?) ポスター発表会は多岐にわたる研究が発表さ
れますので、どうぞお楽しみに。

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2014.03.04

SSH三本木高校の新聞掲載記事

みなさん、こんにちは。事務局の白戸です。
昨日、活動ブログに成田美優さんからの投稿が増えました!ご覧下さい。

2月の卵開催の時に青森県立三本木高等学校の生徒のみなさんから、新聞記事を
いただきました。日ごろ、私が「科学の部活動などで新聞に載ったら、卵と関係のない
活動でもいいので、新聞記事をください!」
とお願いしていたことを、覚えていてくれてありがとうございます。

2013年12月24日、地方新聞「デイリー東北」より:

ブナやプラズマ 専門的に
SSH三本木高校 9テーマの研究発表


 文部科学省スーパーサイエンス(SSH)に指定されている青森県立三本木高校
(福井武久校長)は19日、同校でSSH研究発表会を開き、2年生40人がブナの
成長やプラズマ放電の応用など9テーマの専門的な研究を紹介した。

 発表会はSSHに理解を深め、後輩に研究を引き継いでもらうのが狙いで3回目。
同校1、2年生と付属中学3年生ら約560人が出席した。

 樹木の研究班は、2009~11年に八甲田の「三本木ユメと生命の森」に植えら
れたブナの成長記録を報告。人が手を加えず樹種が混在する環境より、下草を刈
り、他の木が生えないように管理した方が成長が早かったとの結果を伝えた。

 プラズマ班は、大気への放電で生じた硝酸態窒素を溶かした水によるコマツナ
の試験栽培を発表。放電後の水に、肥料を溶かした水と同等の成長促進効果が
確認されたとした。

 このほか、シジミの水の浄化作用や風力発電の効率、酸性雨など多彩な研究
が発表され、大学教授らが個々のテーマに助言を加えた。各チームは内容をさ
らに掘り下げることに意欲を示した。 
                                (西舘康司)


みなさん、いかがでしたか?
SSH指定高校のみなさん、似たような記事があったらどんどんお知らせ下さい。
それ以外でも個人的な活動で科学イベントに参加したことなど、お知らせいた
だければ、事務局で代理投稿します!よろしくお願い申し上げます。

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