東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成22年度活動ブログ

平成22年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

2010.12.18

今月の講義

こんにちは、仙台向山高校の須藤です。

今月の講義は木島先生のキャリア教育と鳥山先生の遺伝子組換えの講義でした。

 

キャリア教育では、研究する事柄に対する強い気持ちがあればたくさんの発見を見つけられるということ、先生自身の体験談を交えた『夢にしがみつかない』というお話がとても印象に残りました。たいていの場合自分の夢を絶対あきらめてはいけないという話しか聞かないので、『しがみつかない』という話を聞くことができ自分の将来の夢への考え方・捉え方が変わったような気がしました。

木島先生には今年度の私たちの学校の野外巡検でお世話になったそうで、学校でも野外巡検担当の先生方からもいろいろな話を聞けました。

 

鳥山先生の遺伝子組み換え植物の講義では、DNAを取り出す実験、ウツボカズラの話など授業で触れた話題がたくさんあってとても楽しかったです。内容とリンクしている、スライドの端に書かれた座右の銘も奥が深いものばかりで、レポートにはどれを書こうか迷ってしまいました。

しかし、内容以上にところどころドラえもんが出てきたりままどおるが出てきたりと終始笑いっぱなしだったことが印象的でした。

 

今回も楽しい講義をありがとうございました。次は23日に萩ホールで行われるはやぶさの講演会に参加します。次回の講義もはやぶさの講演会もとても楽しみにしています。

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2010.12.13

第7回講座の状況など(12/13)

前略 遺伝の渡辺でございます。土曜日の講義はいかがだったでしょうか。当日は、渡辺は少々遅刻をしたり、このプロジェクトの予算を出してくれているJSTの方とのお話があったりで、皆さんとゆっくりできませんでした。JSTの方からは、高く評価されましたので、次回以降もぜひ、がんばってください。


今回の参加人数は、

高 校 生 :     82名
エクステンド生 :    3名
保 護 者 :      0名
学校関係者:      2名(秋田南高校、宮城第一高校)
報道関係者:      0名
JSTの方々:      3名

でした。ありがとうございました。急に寒くなったからでしょうか。お休みされている方が多かったのが、気になりました。


わたなべしるす

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2010.12.12

12月11日の講義を終えて

こんにちは、岩手県立西和賀高等学校の高橋です
今回はキャリア教育の二回目と「エンジョイDNA~遺伝子組み換え植物と植物の環境適応」の抗議でした。
キャリア教育では木島明博先生の学生時代、そして教員になられてからのお話を実際に聞くことができました。「夢にしがみつかないこと」、「後ろ向きにならないこと」と貴重なアドバイスをいただきました。私は何か失敗したりするとすぐに後ろ向きな考えになってしまうので、これからは常に前向きに明るく過ごしていこうと思います。
鳥山欽哉先生の「エンジョイDNA~遺伝子組み換え植物と植物の環境適応」講義では、実際に遺伝子を取り出す実験をしながら実験をしたり、途中途中にユーモアが入ったりと、とても面白い抗議でした。ハイブリッドライスが普及すれば、世界の食糧事情も良くなったりするんだろうなと素人ながらに思いました。
次回の講義は来年なので、参加できるよう、まず無事に年を越したいと思います。
それでは、短いですが今回はこの辺で終わらせていただきます。

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2010.12.09

発展コース第2期「レアメタルのリサイクル」を終えて

 はじめまして。福島県立安積高校の小林と申します。

 発展コース第2期「レアメタルのリサイクル」に参加させていただきました。少し遅くなりましたが、結果の報告をしたいと思います。

 まず、僕達が行ったことを説明します。

 近年、レアメタルなど貴金属が注目されてきました。

レアメタルとは電気機器の性能を上げるために使用する金属で、例えば自動車触媒などに使われるPt(プラチナ)などのことをいいます。

 レアメタルは、特定の地域でしか採取できないものが沢山あり、価格が高いものが多く、日本のように鉱山資源の乏しい国では、利用する量のほとんどを海外からの輸入によって手に入れることになります。

 その中で、国内で以前から注目されてきた都市鉱山(廃棄された家電製品の山)が、さらに注目されるようになりました。そこの家電製品からレアメタルを回収しようというのです。

 そこで僕達は、そのリサイクルの1つ、携帯電話からの金の回収をやりました。

 回収方法についてはプレゼンの時に説明するので、ここでは省略させていただきます。

そして結果ですが・・・

途中で異変がありましたが、金はしっかりと回収できました。とはいうものの、かなり小さく、本当に金なのか分からないくらいだったのですが。

 この実験で、廃棄された家電製品からレアメタルが回収され、再利用出来るようになるのは素晴らしいことです。まだ、レアメタルのリサイクル自体は実用化が難しいようですが、実行に移すことが出来れば、鉱山資源の枯渇問題の解決に大きく近づく事が出来ると思いました。

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2010.11.24

発展コース(第2期)「レアメタルのリサイクル」 携帯電話からの貴金属の リサイクル

「科学者の卵養成講座発展コース第2期が11月よりはじまりました。早速、「レアメタルのリサイクル」携帯電話からの貴金属のリサイクル」を担当されている伊藤 聰先生(工学研究科)より、第一回目の実習の様子を報告して頂きました。

研修概要は、  「レアメタルのリサイクル」携帯電話からの貴金属のリサイクル

携帯電話やパソコンなどの電子機器類には、レアメタルを含むさまざまな非鉄金属が使われており、これらの使用済み物質は貴重な資源であり、私たちの住む「都市」は膨大な有価金属が眠っている「鉱山」すなわち、「都市鉱山(urban- mine)」とみることができます。資源の乏しい日本は、これら有価金属のほとんどを海外からの輸入に依存しており、その一方で、資源を新たに採取・輸入するのではなく、身近にあるこれらの貴重な資源を繰り返し使っていこうという考え方や取り組みが、2001年の家電リサイクル法施行以降、特に活発になってきました。例えば、携帯電話1トン(携帯電話約1万台分)から回収可能とされる金は、約280グラムとも言われており、これは通常の金鉱石に含まれる金含有量(3グラム/トン)よりも遥かに多い値です。また、地球温暖化防止の観点から、再利用・再資源化を推進することでCO2の排出を抑制できると考えられます。このプログラムでは、使用済み携帯電話のプリント基板から金、銀を採り出すことの基本原理および操作を講義・実験を通して学びます。

第1回目はガイダンスと講義、それから実習開始で、携帯電話スクラップを融解させて濃縮スラグを作成しているところです。この中に金や銀がはいっていますが、どれだけはいっているかはお楽しみ。


携帯1回目-1_025.JPGのサムネール画像




写真1:携帯電話スクラップに薬剤を加えて高温電気炉内1000℃程度に加熱して融解反応させているところです。
写真は放射温度計と光高温計を用いて温度測定を行っている様子です。


携帯1回目-2_025.JPGのサムネール画像


携帯1回目-3_025.JPGのサムネール画像













写真2と3:携帯電話スクラップ中に含まれている金、銀などの貴金属は融解反応によって生成した金属鉛相と酸化物混合物のスラグ相の2相に分かれるわけですが、貴金属が捕集された金属鉛をハンマーを用いてたたいて整形し、不要な不純物が濃縮したスラグを分離している様子です。




この中に集まった金、銀を2回目にさらに反応させて金銀合金を作製し、次いで金と銀を分離して輝く金を得る予定です。
さて、どのくらいの金が得られるでしょうか。

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