東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成22年度活動ブログ

平成22年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

2011.04.30

震災を乗り越え、春を迎えました。

こんにちは、お久しぶりです。福島県立福島高校の阿部翔太です。

今日は、約1カ月半前に大震災があったとは思えない程の小春日和でした。

時の流れというのは、恐ろしいですね・・・

このような形で記事を書くことになってしまったのは非常に残念です。

「科学者の卵 養成講座」という場でこの一年間様々なことを学ばせていただきました。物事を科学的にとらえる思考、科学の最前線を知る、などと同時に、多くの地域からの友達も増えました。震災直後は周囲との連絡が取れず大変不安でしたが、春の訪れと同時に復興の兆しが見え以前ほどの不安はなくなったように思えます。

卵の皆さんも以前のように元気でいると信じています。

修了証書、表彰状合わせて3枚私の手に届きました。このような形での授与となり残念に思いますが、同時にこの一年で学んだことは、震災にも負けない確かなものなのだと実感することができました。

さて、福島高校もこの震災で学校施設機能の50%以上が失われた状態で今勉強しています。5月の幕張メッセでの発表を最終目標とし、研究してきたプラズマも、装置・環境とも厳しい状況にありますが、研究のアシスタントをしてくださっている安藤先生の協力もあり何とかなりそうです。ありがとうございます。

また、フクシマと言えば第一に原発問題が懸念されていますが、この経験で科学知識の重要性に改めて気付かされました。知識は自分の命を守り・的確に行動するための材料となるものだと思います。

しかし悲しいことに、「福島県民お断り!」をはじめとする心ない風評被害は当分続きそうです。

このような実態を知り、この一年間で学んだことを生かし、将来は人に科学知識を発信する立場での仕事をしたいと考えています。

最後に、私と同じ状況に立たされているのは、自分だけではないので協力し合い元以上の復興に力を注げればと思います。

1年間本当にありがとうございました。

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2011.04.29

とっても充実した一年でした

  青森県立弘前中央高等学校の土岐です。

 地震から一ヶ月半近く経ったのですね・・・。被災地の方々がすこしでも早く元の生活に戻れますよう・・・。私も募金くらいしかできることはありませんがしていきたいと思います。

 

 遅くなりましたが修了証が届いたのでご報告させていただきます。とても嬉しいです。一年間講座に参加して思ったことは「とっても楽しかった」ということです。ほかの参加者の方のように深い知識やひらめきがあるわけでもなく、わからないこと、難しいことが多かったです。それでも毎月講義を受ける度に工学系の分野など今まであまり関心を持っていなかったことや詳しくは知らなかったことにも興味がわき、テレビを見て「これはこの前の講義で聞いた内容のことだな」「講義を受けた先生がテレビで報道されてる!!」などと思って毎日を過ごしていました。

 

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 他校、というより他県の友達もたくさんでき、学校の違いに驚いたり、言葉の壁にぶつかったり(笑)面白かったです。宿題を教えてもらったりもしました。21年度の講座に応募して、落ちてそれが生まれて初めて仙台に来るきっかけになりました。そういうちょっと講義とは関係のないひとつひとつのことが私にとっては貴重な体験でした。

 講座でも研究室を見学させていただいたり、大学生の方に大学生活について質問したりなかなか体験できない経験をしました。講義では毎回汚い字で拙い内容ばかり書いていました。それでもふと思いついたような疑問に丁寧に答えて時には図も書いて説明していただいてとても嬉しかったです。

 講義で一番衝撃を受けたのは谷口先生の「身体を使って考える環境問題」です。最初にみんなで意見を出し合って考えた二酸化炭素を減らす方法。「シャンパングラスの世界」の話を聞いて、始めに自分たちが真面目に話し合っていたことがとても恥ずかしく思いました。私のなかでは科学はいつも人のそばにいて助けになる筈のものでした。でも世界からみたらなんというか・・・全然人のそばにいないというか・・・。日本の高校生なのだから仕方ないといえばそうなりますがごく狭い地域、先進国でしか通用しないようなことばかり考えていました。

 中学校の頃、社会科の先生が「世界がもし100人の村だったら」を使ったクイズを出して、一年に何人人が死ぬが、それより多く人が生まれるだとか100人の内何人が中国の人かなどを聞いてかなり驚きました。しかし講義で実際に役割カードを使いロールプレイをしていろいろな格差が今までより身にしみて感じました。

 私が将来やりたいと考えているのは生物の仕組み、特に行動や感情についての研究です。今のところは興味があってただ知りたいというだけで「将来こうやって人のために役立てたい」というようなものはまだありません。そういうことが科学が人のそばにいない原因なのかもしれないと思いました。

 前に「二位じゃダメなんですか」という発言が話題になりました。でもそれがみんなの本当の気持ちなのかもしれません。真理をひたすら研究するのも、新しい技術を開発して発展させるのも、それで人々を助けるのも科学者の役割だと思います。一人で3つ全ては無理だと思いますがこれからの科学者はもっと世界を知ろうとして、そしてもっと自分の研究をみんな、つまり一般の人たちに理解されるように努力していかないといけないのだろうなと思いました。

 話が随分それてしまいましたが先生方、大学生の方々、仲良くしてくれたみんな、本当にありがとうございました!!東北大学で一年間勉強できてとっても楽しくて、幸せでした!!

 またまた拙い&長い文章ですみません。

 

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2011.04.25

一年間を振り返って

こんにちは。秋田県秋田南高校新二年生の沼田です。

 最初に今回、被災した方々にお見舞い申し上げます。この大地震で秋田は停電や断水が数日続いたくらいでした。応援をすることはだれにもできることだと思います。そして実行してなんぼだとも思います。そんな中で今自分が生きているすばらしさと自然の強さを身をもって学ぶことができました。またその強さに打ち勝つことができるのは科学者だけだと思います。

 福島の原子力発電所の問題では何十年もかけて作られた科学の最先端である箱がたくさんの人を混乱させていることをいたましく思います。自分のように放射線や原子力の知識がない人たちにきちんとした情報をいち早く与えることを求めるとともに、正しい情報を自分自身で集めることの重要さに改めて気づきました。

 ところで先日修了証をいただきました。まさかこんなことまでしてもらえるとは全く思っていませんでした。本当にうれしい気持ちでいっぱいです。それと木島教授のコメントを読みました。そのなかで自分の進路を決めつけすぎているひとがいるとあり、まさに自分のことではないかと思いました。これからのことはもっといろいろ学んでから決めていきたいです。

 この一年間は長いようであっという間に過ぎ去ってしまいました。科学者の卵では常になぜということを問われてきました。また身の回りからあてはまるものを探すということもありました。そこから科学者になるにはまだ解決されていない問題を解決できる力が問われてくると思います。だから今はまわりの環境から考えて自分なりの答えを持つくせをつけるべきだと思いました。将来科学を引っ張っていくべき『科学者の卵』になるために学んでいきます。                            そして東北大学の方々普通では得られない経験を頂き本当にありがとうございました。

 長文失礼しました。

 

 

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2011.04.24

修了証届きました

どうも、岩手県立西和賀高等学校の高橋です。
まずは3月11日の東日本大震災で被災した方達にお見舞い申し上げます。
私の住んでいる地区は内陸の方だったので3日間の停電程度の被害で済みましたが、たった3日の間に自分がいかに普段の生活で電気に依存しているのかを思い知りました。そして、電気が回復した時には、普段通りの生活を送れることのありがたみをしみじみと感じました。
 電気と言えば、福島の原子力発電所の放射能漏れが大きな問題になっています。未だに事態は収束せず、有効な打開策もないままで、被害だけが増え続けています。日本はこれからどうなるのか少し不安を覚えてしまいます。
 現在たくさんの人たちが被災地の復興に向けて支援をしてくれています。しかし、震災が残した爪痕は大きく、日本が完全に復興するまでは長い年月がかかると思われます。これからの日本を創っていく若者として、科学の道を志す若者として、復興に向けて何をするべきか、何が必要なのかを考えて行動していきたいと思います。
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さて、修了証書と表彰状が届きました。本当に一年間やりきったんだなぁという達成感やら、もう終わってしまったんだなぁ、もっと参加したかったなぁ、という残念な気持ちやらで複雑な気分です(笑)
科学者の卵のおかげで科学に対する視野、考えが広がり、前よりもさらに科学に興味・関心を持てるようになりました。また、友達もでき、交流していく中でいい刺激を受けることができました。科学者の卵で学んだこと、気づいたことをこれからの生活に役立てていきます。一年間お世話してくださった方々、本当にありがとうございました。
最後に、私の近所の風景を載せて終わりたいと思います。
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珍しくも何ともない風景ですが、こんな当たり前の風景をこれからも大切にしていきたいです。

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2011.04.23

とてもうれしく感じます。

 宮城第一高校 新2年の進藤友恵です。

 大震災が残した傷跡は深く、大きいものです。未だに避難所での生活を余儀なくされている方々もいらっしゃる中、家で生活して学校に通える事をとても幸せに感じています。先日我が家もガスが通り、ライフラインが全て復旧しました。コンロの青い火を見て、私はこの震災を通して「いかに我々は科学に頼った生活を送っていたか」を強く感じました。また、福島第一原発の事故では原子力という諸刃の刃の存在が浮き彫りとなっています。私たちは、日本は、はたしてこれから生きていけるのだろうか。地震の中何度も思った事です。一体いつまで地震の影響は残るのだろうか。テレビで沿岸部の様子を見ると思う事です。しかし、そのたびに「私たちが復興していかなければいけない」と再認識しています。世界中の科学の力が今、被災地の復旧に大きく貢献しているように、「未来の科学者の卵」として我々が将来を通してできる事を模索していくべきだと感じます。
 さて、先日科学者の卵修了証と基礎/発展コースの最優秀賞の賞状が届きました。一瞬これは夢なんじゃないかしらと疑いましたが、幸い現実でした。心沈む事柄が多い中で、この3枚の賞状は私にとってとてもうれしいものです。一年間、ずっと続けてきたものが高い評価を受けられた事を誇りに思います。発展コースで研究所の先生方や院生の方の丁寧な説明の元高度な実験を行えた事は、私の一番の思い出です。
 来年の講座は夏頃に集中的に行われるとききました。私の通う宮城第一高校では修学旅行の代わりに「夏期研修」とよばれる一泊二日の遠足があるのですが今年は中止となったので、私の今年の夏の楽しみは科学者の卵講座だけとなりました。なのでその分精一杯頑張っていこうと思います。本当にこの一年、とても楽しかったです。



長々と失礼しました。

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