東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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2011.08.24

【講演会ご案内】宇宙の遺伝子・素粒子で探る大宇宙の進化~国際リニアコライダー計画

科学者の卵のみなさま、こんにちは。

第2回養成講座にてサイクロトロン・RIセンターの施設見学をいたしましたが、

さらに興味を持たれた方へ、下記の講演会をご案内します。

岩手県・北上山地に加速器を誘致するにあたり、素粒子や宇宙の壮大な謎に

ついて優しく解説する内容の講演会です。

高校生の参加も歓迎とのことですので、ぜひご参加ください。

 

※尚、こちらの講演会は、科学者の卵養成講座の一環ではありませんので、

旅費等の支給はありません。ご了承ください。

 

*******************

日時:平成23年9月11日(日)14:30~16:30

場所:東北大学川内キャンパス 東北大学百周年記念会館 川内萩ホール会議室

講演タイトル:「宇宙の遺伝子・素粒子で探る大宇宙の進化~国際リニアコライダー計画」

講師:山下 了 准教授(東京大学素粒子物理国際研究センター 理学博士)

対象:どなたでも(中・高校生以上向けの内容です)

申込:東北大学大学院理学研究科・理学部 アウトリーチ支援室のホームページ内

    WEBフォームより申込が必要です。

 

※その他詳細につきましては、コチラを確認ください。

 

 

 

 

 

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2011.08.23

トップページの写真を更新しました

 お待たせしました。

トップページの集合写真を今年度版に更新しました。

8月12日に、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター前で撮影したものです。どうぞゆっくりご覧ください。


2011tamago.jpg

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2011.08.22

科学者の卵(プレゼン会議)が報道されました

8月13日(土)、第3回科学者の卵養成講座にて開催されました、

「平成22年度プレゼン会議」の様子が、8月20日(土)河北新報の夕刊、ならびに

河北新報WEBニュースにて報道されました。

(河北新報WEBニュースはこちらからご覧いただけます。

  リンク切れの場合はご容赦ください)

 

また、8月12日(金)第2回養成講座の様子が、東北大学理学部広報室の

「理学研究科日記」に掲載されています。

合わせてご覧ください。

 

いわぶち

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2011.08.22

【ご案内】野村総研 NRI学生小論文コンテスト2011

科学者の卵のみなさま、こんにちは。

野村総合研究所の「第6回NRI学生小論文コンテスト2011」募集について

ご案内します。

 

NRI学生小論文コンテストは、日本と世界の未来について次世代を担う

若いみなさんに考える機会を持っていただくための論文コンテストです。

 

高校生の部のテーマは「2025年の日本を担う私の夢」。

 

募集期間は2011年6月1日(水)~9月7日(水)ということで、

すでに募集が始まっています。

 

詳細は、コチラからご確認ください。

興味のある方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011.08.21

質問への回答(生命科学・渡辺, 8/21)

 生命科学の渡辺です。8/20まで鹿児島県でのSSH・ダイコンコンソーシアム出前講義でした。そんなこともあり、その合間に質問が来ていたのを見ていたのですが、移動などの時間で、書きためたので回答しておきます。

DSCN0996.JPGまず、
<岩手県立一関第一高等学校・小野寺美咲さんへ>

1. 8ヶ所植えたのですが、芽が出たのはたった1ヶ所だけ・・・

「種をまくときは、きちんと発芽を確認するために、たとえば、しめらせたろ紙とかの上に、種を置いて、根っこが出たら、プランタに移すともう少し発芽率が上がると思います。」

2. ピーマンはナス科だし、自家不和合性ではないよね?

「ナス科の野生種は自家不和合性です。身の回りにあるナス科のもので、野生種のものは見つけにくいですね。観賞用タバコ(Nicotiana alata)というのが、自家不和合性というのは見ることができると思います。では、ピーマンは、自家和合性です。」

3. 自家不和合性なのはアブラナ科だったはず。。

「説明不足かもしれないですが、高等植物の半数くらいは、自家不和合性を持っているといわれています。アブラナ科植物だけではありません。」

4. 今回、ピーマンが小さくなってしまったのは?

「先の説明の通り、ピーマンは自家和合性ですから、訪花昆虫がいれば、自分の花粉で種ができて、ピーマンは大きくなります。では、小さくなった理由は、「栄養や水の不足によるもの」ということを書いてありましたが、その通りだと思います。次に育てるときには、肥料をあげたり、もう少し大事に育ててみましょう。たくさんのピーマンができると思います。」

DSCN0951.JPG次に、
<山形西高校・柴田季子さんへ>

1. リンゴの自家不和合性の話であった「種」と「食べるところ」の遺伝子がちがくなってしまうのか??

「まず、種はどうやってできるか。これは、花粉の持つ父親由来の遺伝子と雌しべの中にある母親由来の遺伝子が受精して、胚ができ、それが種になります。つまり、種は、両親の遺伝子を持っているということです。ここには、花粉、卵それぞれでの、「減数分裂」が重要であり、親植物の遺伝子は、2nの状態ですが、減数した花粉と卵は、それぞれnです。つまりn + nで2nに戻るわけです。種は。では、リンゴの食べるところは、??。これは種の周りのめしべの細胞、減数していない細胞(2n)が、成長するわけです。つまり食べるところには、父親の遺伝子が関与する余地はありません。なので、「種」と「食べるところ」の遺伝子は、違うということになります。」

2. 純粋な種はどうやって作るのですか?(1のような農作物のとき)

「自家不和合性ですから、自分の花粉で種が取れません。普通の方法では。そこで考えられて、自分の花粉で種を取る方法は、未熟な雌しべ、つまり、つぼみの状態の雌しべに、花粉をかけるということです。多くの場合、つぼみ状態、未熟なつぼみの時期には、自家不和合性の雌しべ側の因子の準備ができていません。つまり、そのときの雌しべは自分と他人の花粉を識別できません。ただ、受粉した花粉を発芽させて、受精できる能力はある。この方法を使います。つぼみの萼、花びらをピンセットで除去すれば、雌しべを出すことができます。これを蕾受粉といいます。花粉は成熟した、開花したおしべから出ているものを使います。他にも5% CO2処理だったり、濃度は忘れましたが、数%のNaCl溶液をかけることでも、自家不和合性は打破されます。処理のタイミングは、受粉して、花粉管が雌しべの中に入ろうとしている時期だといわれています。」

3. なぜ近親交配をすると劣悪の遺伝子が増えてしまうのですか

「植物だけでなく、生物は基本的に遺伝的に多様といわれています。これは何を意味するかというと、特定の遺伝子を見たときに、ホモではなくて、ヘテロだということです。遺伝学がわかるかどうかわかりませんが、AA, aaという優性、劣性ホモではなく、Aaというヘテロということです。これはいろいろな遺伝子が混じり合うからです。もちろん、すべての遺伝子でヘテロというわけでなく、遺伝子によっては、AA, aaだったりします。では、こうした生物というか、植物において、近親交配をしたら、Aaというところで、分離が生じて、aaという劣性ホモの場所(遺伝子座)が増えてきます。こうして、劣悪遺伝子が増えるということになります。」


 これらで回答になっているでしょうか。不明なことがあれば、また、HPにuploadしてください。

 それから、HPを書くときに、必ず、タイトルを入れてください。記事ではそこをclickしたら見えるようになります。一番新しい発展コースの記事のところにタイトルがなかったので、最初の文章を入れておきました。次回以降、。。


 わたなべしるす


DSCN0999.JPG

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