東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

COE成果報告会

2008年3月 4日 (火)

皆様、こんにちは。岩手大学COEプロジェクト『熱ー生命システム相関学拠点創成 --生物の寒冷適応機構をモデルとしてー』の博士研究員として、渡辺先生の研究室に所属させていただいている風間です。
 先日、COEプロジェクトの2007年度研究報告会が岩手大学で開催されたので、冬の盛岡へ出張して参りました。仙台以北の冬は、未体験な上に、今年は例年よりも寒さがきびしいのでドキドキでした。今回は、研究報告会ということで、研究員、RAの学生さんが、今年度の結果をプレゼンして、議論をするのが目的でした。

このプログラムでは、タイトルからも分かる通り、低温に対するさまざまな植物の反応、防御などを研究しております。扱っている植物も、シロイヌナズナ・ザゼンソウ・イネと、バラエティに富んでいます。特に、ザゼンソウなどは外気温に反応して発熱する器官を持っていることが知られており、そのシステムの解明への研究はこのプログラムの大きな柱となっています。さらに、発熱の制御をモニタリングすることで、工学面への応用も目指しており、興味深いです。このように、さまざまな研究分野の研究者が、議論をすることはそうないので、毎年一回、有意義な時間を過ごしています。

一方、冬の盛岡を満喫できたかと言うと、そうでもなかったです。。。ほとんど一日中建物の中にいたので、寒さも感じることなく、寒さが緩んで来た仙台へ戻ってきました。写真は、岩手大学といえば、宮沢賢治というわけで、宮沢賢治も在籍した旧盛岡高等農林学校本館です。現在は、岩手大学農学部附属の農業教育資料館となっているようです。その周辺の植物園なども、さまざまな植物が植えられていて、なかなか楽しいです。

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