今年で2年目となる七北田小学校・NSPで、特別実習「キャベツの仲間を交配してみよう」を行いました。数日前の雨以来、寒気が入っているようで、結構寒い中でしたが、30名近い小学生の皆さんと、昨年度NSPを学習し、今年は、隣の七北田中学校に通っている生徒さんも参加してくれました。
最初に、渡辺の方で、アブラナの花の構造などを説明して、どうやって、めしべだけにするのか、おしべを除くのかという「遺伝学」の基本を講義しました。そのあと、実習になったわけですが、さすがに30名の皆さんにやってもらうのには、帰宅の時間の関係もあり、2名の生徒さんに代表してやっていただき、残りの生徒さんは、これから、また、花が咲く残りのキャベツの仲間の交配をとなりました。皆さんとても熱心で、いっぱいの生徒さんがやりたいと手を挙げてくれたのですが、理科の井上先生が機転を利かせてくれて、じゃんけんをして、2名の生徒さんを決めてもらったのは、ほっとしました。ありがとうございました。その2名の生徒さんの交配というか、手先の器用なこと。とても感動しました。きっと良い種ができると思っています。ぜひ、みんなで交配実験をやってみてください。
残りの生徒さんには、合間に生のキャベツの仲間の味を楽しんでいただきました。花を食べたときには、「みつ」があったおかげだと思いますが、あまい、もっとたべたいと。。キャベツの仲間が嫌いな生徒さんも、好きになってくれたのではと思っています。食べるだけでなく、キャベツの仲間を研究することも楽しいことだというのを覚えてくださいね。
今年はNSPで4年生に、ウリの仲間のキュウリ、スイカ、ヘチマなどを授業することになり、また、楽しみが増えました。
わたなべしるす
PS. 七北田小学校のサイエンスブログにも記述がありました。linkしておきます。
参考までに。
http://www2.sendai-c.ed.jp/~nanashou/ppblog/pp_blog/index.php?mode=category&aim=CDFDB2CAA4CEC9F4B2B0&display=box
2009年4月の記事です。
仙台市立七北田小学校でのNSP特別実習「キャベツの仲間を交配してみよう」(4/24)
2009年4月24日 (金)
人前でしゃべることの難しさ。。。
2009年4月22日 (水)
人生ではじめて、プレスリリースというものを体験しました。。。。。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2009/04/news-20090421-2.html
なんと難しいことなのかと思いました。今回のは、未来の科学者の卵育成という教育ものでしたので、まだ、それほどでもないのかと。。。それでも、30min以上に亘り、報道機関から乱れうちのような質問を回答することは、とても大変だと。。。ただ、とても良い経験でした。
次は、ぜひ、研究室のサイエンスの高さを示すことができるようなそんなプレスリリースをしたいと思う、今日この頃でした。
わたなべしるす
お花見
2009年4月20日 (月)
皆様こんにちは。
渡辺サブグループでは、ようやく引越しの段ボール箱が消え失せたところです。
そして渡辺先生は時おり出張も入り忙しそうになさっています。
16日木曜日は植物生殖遺伝分野のお花見でした。すでに開花終期でしたが意外に多くの人が桜の下で昼休みを過ごしていました。前日は冷たい雨が降っていましたから、風もない穏やかな陽気がありがたく思えました。
ラボに届けられた時から楽しみに待っていたお弁当を開けるとイチゴに目が行き、去年も大きなイチゴが入っていたことを思い出しました。何ということなく一年経ってしまったんだなぁと切ない気持ちになりかけましたが、柔らかい日差しに花びらが舞う中での歓談と、お弁当のブリの照り焼きやコーラに救われました。菅野サブグループの今野君が幹事さんでしたね。引越し直後で忙しいところ、お疲れ様でした。
お花見参加者13名中5名がM1の新入生です。こちらに来て、どんな気持ちで過ごされているのか考え及ばないですが、5人が並ぶ姿に新年度の始まりを強く印象付けられました。皆さんにとって実り多い年になりますように・・・。それから私の方は、新しいお部屋の整理整頓に対する情熱をなくさないよう努めたいです。。。
宮野
3階に引越しました
2009年4月13日 (月)
春が2階から落ちてきた。
(重力ピエロ by. 伊坂幸太郎)
増子です。
先日まで風が冷たい毎日だったのが、急に暖かくなり。。。
まさに春が落ちてきた感じ。
気温が上がった為か、先週はじめから桜が一気に咲き始めました。
先週末が見ごろで、現在は少しづつ、葉桜になってきています。
植物生殖遺伝の花見は今週の木曜日(の予定)。
今年も楽しみなのですが、花が残っているのか。。。そして晴れるのか。
ちょっと心配しています。
さて、前年度末から続いている、研究室の引越しもいよいよ佳境に入っています。
先週、居室と実験室を完全に3階に移し、新体制の中で新年度を迎えています。
最初は教授室の棚移動から始まった引越しも、徐々に実験室、居室完全移動と進み、本日ついに低温室の移設に。
これが終われば、設備的には完全移行完了といったところでしょうか。
荷ほどきにはまだまだかかりそうですが。。。とりあえずほっとできます。
新しい居室、実験室は耐震工事が終わった新しい建屋の3階、303号室。
白い壁と床が気持ちよい、とても住み易い空間です。
居室、実験室共に、高田技官が構想半年を掛けたシステマチックな造りになっています。
新しい建屋に引っ越すと共に、M1の学生4人がラボメンバーに仲間入りしました。
期待の新人は、全員男子です。
既に男子高的なノリで、それぞれの個性がすごく楽しいです。
去る4/9に、皆でケーキを囲んで新メンバーとの顔合わせを行いました。
今回は、M1全員に好みのケーキを聞いて購入したのですが。。。
大坂くん:(レア)チーズケーキ、おだくん:ティラミス、鈴木くん:ホワイトチョコケーキ(実際は無くてザッハトルテ)、須藤くん:モンブラン、(名前はアイウエオ順)というわけで、ケーキの好みもそれぞれの個性が光り。。。楽しかったですww
いずれ、新しい研究室メンバープロフィールも更新予定です。
そんなこんなで、ラボの男女比率が、1:1から、一気に7:3になりました。
私は、宮野さんと今高さんのお二人にどこまでもついて行こうと思っております。
4月末には、新しいPDの方が加入、ますますのパワーアップが予想される渡辺サブグループ。
新しいメンバーと一緒に、とにかく楽しい研究室生活が送れますように!!!
昨年度は本当に多くの皆様にお世話になった一年でした。
この場を借りてお礼を。。本当にありがとうございました。
今年度もスムーズなお手伝いが出来るよう、ますます精進していきたいです。
昨年度に引き続き、倍旧のご利用ご協力、ご鞭撻ご叱正の程、よろしくお願いいたします!!
増子
福島県立相馬高校、相馬農業高校での特別講義・実習「アブラナの交配」(4/10)
2009年4月11日 (土)
昨年度からの継続で、相馬高校でアブラナ科植物の多様性研究を行っている関係で、実際に交配可能な、ブロッコリーとコールラビーの交配について、講義、実習を行ってきました。相馬高校は今年度から、残念なことにSSH指定校からは外れたようですが、どちらの植物もきちんと育ってあり、1-2週間後には、開花しそうでした。そこで、近くに咲いているカラシナを材料にして、遺伝学的な実験をやるための交配とはどうやるのかということを講義し、ブロッコリーでやる場合の注意などを実習しました。今年の春は早いようなので、あっという間に咲くだろうと思っています。
また、相馬高校の植物の生育などをサポートしていただいている相馬農業高校でも、同様に、交配などを講義、実習しました。植物が一回り大きく、さすが、農業高校さんだと、。。。両者が協力体制を今まで以上にできれば、よい研究ができるのではと思っております。
秋に雑種植物を見るのが楽しみになってきました。
わたなべしるす