未曾有の東北関東大震災から、20日近くたちます。外はそれなりに春らしくなっているのかもしれないですが、身の回りでは春らしいと言うことは、植物が花を咲かせようとしているくらいで、感じることができません。普段であれば、この時期に学生さんの入れ替えである、「卒業式」という大きなイベントがありますが、今年は、この状況ですので、「卒業式」はなくなりました。そこで、2010年度を振り返って、何があったのか、そのことを踏まえて、明後日から始まる、2011年度はどうするべきなのかを。。。
4-6月の第1四半期には、1名のM1の方と、4名のアルバイトの1, 2年生の方をお迎えできました。4名のアルバイトさんのwelcomeをできたのは、8月にずれ込みました。なにより、新しいメンバーをお迎えできるのは、うれしい限りです。研究面では、Nature, PNASをはじめとする多くの論文発表を行いました。多くの出前講義、年度初めの恒例行事である、「オープンラボ」も行われ、多くの方々にきて頂きました。そうした方々の中でlabにきて頂けるようになった方には、この震災で、開始が遅くなること、お許し下さい。今年度は、スポーツ大会はあまりふるいませんでした。出前講義では、肥料をたくさんあげすぎて、田植えをしたイネが枯れそうになり、ご迷惑をおかけしました。それくらい、「イネ」は塩濃度が高くなると、弱いものなのだと。今回の震災で大量の海水をかぶった水田の回復には、長い時間がかからざるを得ないことを考えると、余りに痛々しいものだと思います。この時期に行った出前講義では、20年以上お会いしていたなかった方々ともお会いできたりする機会もあり、そうした機会を設定頂いた方々に、感謝したいと思います。ありがとうございました。
7-9月の第2四半期にも、Natureの論文発表ができました。学内では、大学で発行している「東北大学 Annual Review」をはじめとする、理学研究科、環境科学研究科など多くのHPに記事を公開できました。より多くのところで、研究教育面を評価頂いたことは、うれしい限りです。出前講義、研究室訪問も数多くあり、社会貢献もできたのではと思います。学内の「サイエンスカフェ」に参加できたのも有意義でした。学会発表も学生さんたちに行ってもらいました。渡辺も学会でワークショップを企画できました。植物だけでなく、広く動物の研究の方々にも興味を持っていただけた良い機会でした。
10-12月の第3四半期では、論文発表、学会での「サイエンスイラスト」の重要性をお話しできる機会があり、良い意味での異分野交流になりました。また、こうした機会を持つことができ、より発展させることができればと思います。出前講義もそれまでの半年以上に活発に行い、いずれも好評でした。次年度にまたつながればと思います。出前講義も小学校、高校、その保護者、一般社会人など、対象に幅が持てたことも、うれしい限りでした。論文発表も共同研究でありました。
1-3月の第4四半期では、これまでのアブラナ科植物の自家不和合性研究を評価いただき、「第7回日本学術振興会賞」を授賞しました。これまでスタッフ、学生、共同研究者として、ご協力いただいた方々に感謝したいと思います。もちろん、師である、「日向先生」に。出前講義も多く行いましたが、サイエンス中心の出前講義だったのが、「自分作り、キャリア教育」の方が多くなったのも特徴的でした。
あとは、残すところ、JSTの未来の科学者養成講座・「科学者の卵」の発表会(3/12), その関連で、八戸港に入港していた海底掘削船・「ちきゅう」の見学会(3/13), 3/19-22に開催予定であった、日本植物生理学会仙台年会を残すばかりの3/11に「東北関東大震災」見舞われたのでした。。。。。研究室としても、6年目を終わろうとして、人的にも、研究教育面でも、これからという矢先でした。4月からは、4名のM1の方をwelcomeするところでした。
人生、ここが踏ん張りどころなのでしょう。これまでお世話になっている共同研究の先生方、今まで以上に、お世話にならざるを得ないと思います。この数年では、解決できないかもしれない難関をなんとか乗り越えたいと思いますので、次年度もこれまで以上に、ご支援頂きますよう、お願い申し上げます。
わたなべしるす
4-6月の第1四半期には、1名のM1の方と、4名のアルバイトの1, 2年生の方をお迎えできました。4名のアルバイトさんのwelcomeをできたのは、8月にずれ込みました。なにより、新しいメンバーをお迎えできるのは、うれしい限りです。研究面では、Nature, PNASをはじめとする多くの論文発表を行いました。多くの出前講義、年度初めの恒例行事である、「オープンラボ」も行われ、多くの方々にきて頂きました。そうした方々の中でlabにきて頂けるようになった方には、この震災で、開始が遅くなること、お許し下さい。今年度は、スポーツ大会はあまりふるいませんでした。出前講義では、肥料をたくさんあげすぎて、田植えをしたイネが枯れそうになり、ご迷惑をおかけしました。それくらい、「イネ」は塩濃度が高くなると、弱いものなのだと。今回の震災で大量の海水をかぶった水田の回復には、長い時間がかからざるを得ないことを考えると、余りに痛々しいものだと思います。この時期に行った出前講義では、20年以上お会いしていたなかった方々ともお会いできたりする機会もあり、そうした機会を設定頂いた方々に、感謝したいと思います。ありがとうございました。
7-9月の第2四半期にも、Natureの論文発表ができました。学内では、大学で発行している「東北大学 Annual Review」をはじめとする、理学研究科、環境科学研究科など多くのHPに記事を公開できました。より多くのところで、研究教育面を評価頂いたことは、うれしい限りです。出前講義、研究室訪問も数多くあり、社会貢献もできたのではと思います。学内の「サイエンスカフェ」に参加できたのも有意義でした。学会発表も学生さんたちに行ってもらいました。渡辺も学会でワークショップを企画できました。植物だけでなく、広く動物の研究の方々にも興味を持っていただけた良い機会でした。
10-12月の第3四半期では、論文発表、学会での「サイエンスイラスト」の重要性をお話しできる機会があり、良い意味での異分野交流になりました。また、こうした機会を持つことができ、より発展させることができればと思います。出前講義もそれまでの半年以上に活発に行い、いずれも好評でした。次年度にまたつながればと思います。出前講義も小学校、高校、その保護者、一般社会人など、対象に幅が持てたことも、うれしい限りでした。論文発表も共同研究でありました。
1-3月の第4四半期では、これまでのアブラナ科植物の自家不和合性研究を評価いただき、「第7回日本学術振興会賞」を授賞しました。これまでスタッフ、学生、共同研究者として、ご協力いただいた方々に感謝したいと思います。もちろん、師である、「日向先生」に。出前講義も多く行いましたが、サイエンス中心の出前講義だったのが、「自分作り、キャリア教育」の方が多くなったのも特徴的でした。
あとは、残すところ、JSTの未来の科学者養成講座・「科学者の卵」の発表会(3/12), その関連で、八戸港に入港していた海底掘削船・「ちきゅう」の見学会(3/13), 3/19-22に開催予定であった、日本植物生理学会仙台年会を残すばかりの3/11に「東北関東大震災」見舞われたのでした。。。。。研究室としても、6年目を終わろうとして、人的にも、研究教育面でも、これからという矢先でした。4月からは、4名のM1の方をwelcomeするところでした。
人生、ここが踏ん張りどころなのでしょう。これまでお世話になっている共同研究の先生方、今まで以上に、お世話にならざるを得ないと思います。この数年では、解決できないかもしれない難関をなんとか乗り越えたいと思いますので、次年度もこれまで以上に、ご支援頂きますよう、お願い申し上げます。
わたなべしるす