そんな将棋の世界でもそれぞれの差し手に特徴がある。たまにテレビで対局を見ると、じっと考えている、体を動かす、飲み物を飲むなど、考えるときにもくせのようなものがある。習慣なのだろう。自分でも何かをしているとき、知らない間にくせは出てくる。そんなくせを自分だけでなく、周りにいるlab memberのことを知っておくこと、lab memberだけでなく、色々な方のを理解しておくことは、重要であろう。共同研究であれば、この領域のプロであって、やり方はこっちより、そうでない方が得意とか。そんなくせを理解するために「麻雀」がよいとか。それももちろん、アナログで雀卓を囲んで。。。パソコン上では、そんな仕草をしているのか、顔色なのか、わからない。そんなことをプロ野球の監督が書いてあった。たしかに、学生の頃、麻雀をやると、それぞれのくせがわかり、その後の人付き合いというか、友だちづきあいというか、そんなのに役に立つというか。そんな側面はあったと。。。ただ、町中の雀荘は減っているとか。デジタル化が進んでいるからと。。。それぞれが何を考え、その場の流れがどうなっているかを理解すること。それは大事なこと。助手の時代には、学生さんに誘われていったこともあったような。。。久しぶりに学生さんを誘っていって見ることを考えた方がよい時代なのだろうか。。。
麻雀をすると、自分の配牌がどうなっていて、何を積もり、何を切るのか。何がどれだけ、かわにあるので、戦略をどうするのか。そんなことを考える。牌の数も決まっているので、ある程度の戦略は見えてくる。もちろん、くせも含めて。ただ、実験、研究はそうした制限がないので、考える因子の数が多くなりすぎて、単純ではない。そうしたとき、今までになかった発想、見る角度、などを変えると、見えなかったものが見えてくるときがある。特に専門がちがえば、何でこんなことに気がつかなかったのであろうと。。。そんなsuggestionを頂くことが多い。昨日の新聞に「素数の極端な偏りなく分布」というのを見て、へーーーーーと思った。1とそれ以外の数で割りきれない。そのくらいしか覚えてないが。。。それに法則があるというのは、。。。そんなことがあるのかと思って記事を読んだ。いくつで区切るかというのが、ポイントらしいが。。。何でその数で区切ろうと思ったのか。。。とても不思議であった。DNAの塩基配列を見たとき、そんな風にちがって見えたら、ゲノムというとてつもない数の塩基の並びが全くちがって見えるのではないとおもったが。。残念。渡辺にはその数学力がない。。。誰か、コラボして、こんなことができれば。。。そんなことを思った2月最後の金曜日であった。
わたなべしるす