ついに今日で9月も終わり。科研費の申請書の〆切が気になりながら。。。少しずつ書いては、出前講義という感じでしょうか。今月最後の出前講義は、仙台市立七北田小学校 NSP。5年生向けに「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」。10日ほど前に、木町通小学校と同じ内容。七北田小学校に着いたら、見上げるような大きなマメの鞘が。。。。たぶん、「ナタマメ」だと思うのですが。。。さすがに、石垣島で見つけたことがある「モダマ」よりは小さそうに見えたのと、モダマはたしか、亜熱帯くらいの気温がないといけなかったような。ナタマメなら、本州でも可能だったような。。。そんなのを見つけて、驚いて。今日の講義は、最後にも少し書きますが、仙台市教育センターの青木先生、豊川先生が渡辺の講義を参観ということで。。。
最近、忙しいのもありますが、忘れ物が多くて。。。ということで、研究室のスタッフの方に色々な場所に、カメラ、リンゴ、博士、。。。何とか忘れ物もなく、講義をスタートできました。130名を超える5年生。夏休み前には、田植えとイネの観察などを行って、植えたあとには観察するようにいっておきましたが、やっぱり夏休みが入ると。。。出穂期がちがうのですが、見てくれてなかったようでした。少し残念。。。講義のあとに、見に行ってみると、出穂期が早いと思われるものは、稔ってないというよりもトリに食べられたのではという穂になっていて。一方、ひとめぼれくらいの出穂期のものは、周りに水田があるからでしょう。稔っていました。七北田小学校の少ないイネより、田んぼのほうがという感じだったのでは。。。これはあくまで、渡辺の観察。帰り道で水田に行くと、しっかり、イネの籾をむいて観察している児童の方々も。すばらしいことです。
最初は花の名前と何科の花か。バラ、リンゴ、イチゴがバラ科というのは、皆さんには驚きのようでした。一方、3年生からNSPをやっているからでしょうか。アサガオ、ヒルガオはヒルガオ科、ユウガオは、ウリ科でカンピョウというのを覚えてくれていたのか、知っていたのか、いずれ、立派でした。感動でした。また、ハイビスカス、コスモスの花もしっかり理解していて。ただ、キク科の花は多いので、「ガーベラ」という名前は難しかったようですが、名前を聞いて、「あああーーー!!」ということは、知っているのだなと。
雌しべの先端を電顕で観察した写真は感動だったようです。あのような写真を小学生で見ることはないでしょうから。また、花粉管が伸びていく動画は、かなり感動だったようです。中学校で習うようなことですが、もちろん、動画でなくて。よく観察できていました。さらに、リンゴの花から、リンゴができるまででは、リンゴを並べておいて、講義の休み時間にたくさんの児童の皆さんが触ったことで、ぴかぴかに。ちょうど外国でよく見かけるリンゴのように。日本では、この表面のwaxを取り除かないで出荷。これもある種の農業というか、文化の違い。ぜひ、外国に行ったら、見てみて下さい。あと、リンゴはバラ科で、花が咲ききったあとの小さな果実の時は、ちょうど外国産のサクランボみたい。そこから摘果をして、1つのリンゴを大きく育てる。これも、去年のメロンの時に講義をしたので、覚えてくれていました。立派でしたよ。で、リンゴには、自家不和合性というのがあって、自分の花粉と他人の花粉を区別できると。さすがに、植物なので、そんなことはないだろうと思っていた子どもたちも、動画を見て、びっくり。他人の花粉だけが動き始めると。。。やっぱり動画の効果は大きいです。さらに、リンゴの花が咲いていた当時とリンゴの果実を比べると逆さま。ぜひ、おうちでみんなに話してみて下さい。ということを話したら、あっという間。それぞれのクラスごとに質問の時間がありませんでした。レポートに質問はお願いしますね。
最後になりましたが、椎名先生、5年生の先生方を初めとする先生方にお世話になりました。ありがとうございました。これから秋・冬のNSPシーズンとなります。よろしくお願いいたします。
わたなべしする
PS. 最初にも書きましたが、仙台市教育センターの青木先生、豊川先生を交えて、校長先生、椎名先生と理科の話を。終わったあとには、立派に育てられている畑、水田を見て、こうして、命の大切さを理解してほしいという議論も。最近は、動物を小学校で飼育するのが難しくなりましたので。この前の今治南高等学校と日高小学校の連携は、重要と思いましたので。
PS.のPS. 出前講義と直接関係はないのですが、研究室でアルバイトをしてくれている1年生の進藤さんが、基礎ゼミ発表会で、「ポスター・プレゼンテーション賞」を受賞したというお知らせを頂きました。去年も、渡辺が主催していた基礎ゼミの受講生がダブル受賞。2年続けての受賞というのはうれしいですね。そうそう、明日からの後期では、展開ゼミを行います。また、別のところでお知らせしますが、まだ、2名の学生さんしか、申込がありません。。。お待ちしております。
PS.のPS.のPS. 10/1(火)、17:30ころですが、七北田小学校のHPに昨日の講義の記事を見つけました。ありがとうございました。
最近、忙しいのもありますが、忘れ物が多くて。。。ということで、研究室のスタッフの方に色々な場所に、カメラ、リンゴ、博士、。。。何とか忘れ物もなく、講義をスタートできました。130名を超える5年生。夏休み前には、田植えとイネの観察などを行って、植えたあとには観察するようにいっておきましたが、やっぱり夏休みが入ると。。。出穂期がちがうのですが、見てくれてなかったようでした。少し残念。。。講義のあとに、見に行ってみると、出穂期が早いと思われるものは、稔ってないというよりもトリに食べられたのではという穂になっていて。一方、ひとめぼれくらいの出穂期のものは、周りに水田があるからでしょう。稔っていました。七北田小学校の少ないイネより、田んぼのほうがという感じだったのでは。。。これはあくまで、渡辺の観察。帰り道で水田に行くと、しっかり、イネの籾をむいて観察している児童の方々も。すばらしいことです。
最初は花の名前と何科の花か。バラ、リンゴ、イチゴがバラ科というのは、皆さんには驚きのようでした。一方、3年生からNSPをやっているからでしょうか。アサガオ、ヒルガオはヒルガオ科、ユウガオは、ウリ科でカンピョウというのを覚えてくれていたのか、知っていたのか、いずれ、立派でした。感動でした。また、ハイビスカス、コスモスの花もしっかり理解していて。ただ、キク科の花は多いので、「ガーベラ」という名前は難しかったようですが、名前を聞いて、「あああーーー!!」ということは、知っているのだなと。
雌しべの先端を電顕で観察した写真は感動だったようです。あのような写真を小学生で見ることはないでしょうから。また、花粉管が伸びていく動画は、かなり感動だったようです。中学校で習うようなことですが、もちろん、動画でなくて。よく観察できていました。さらに、リンゴの花から、リンゴができるまででは、リンゴを並べておいて、講義の休み時間にたくさんの児童の皆さんが触ったことで、ぴかぴかに。ちょうど外国でよく見かけるリンゴのように。日本では、この表面のwaxを取り除かないで出荷。これもある種の農業というか、文化の違い。ぜひ、外国に行ったら、見てみて下さい。あと、リンゴはバラ科で、花が咲ききったあとの小さな果実の時は、ちょうど外国産のサクランボみたい。そこから摘果をして、1つのリンゴを大きく育てる。これも、去年のメロンの時に講義をしたので、覚えてくれていました。立派でしたよ。で、リンゴには、自家不和合性というのがあって、自分の花粉と他人の花粉を区別できると。さすがに、植物なので、そんなことはないだろうと思っていた子どもたちも、動画を見て、びっくり。他人の花粉だけが動き始めると。。。やっぱり動画の効果は大きいです。さらに、リンゴの花が咲いていた当時とリンゴの果実を比べると逆さま。ぜひ、おうちでみんなに話してみて下さい。ということを話したら、あっという間。それぞれのクラスごとに質問の時間がありませんでした。レポートに質問はお願いしますね。
最後になりましたが、椎名先生、5年生の先生方を初めとする先生方にお世話になりました。ありがとうございました。これから秋・冬のNSPシーズンとなります。よろしくお願いいたします。
わたなべしする
PS. 最初にも書きましたが、仙台市教育センターの青木先生、豊川先生を交えて、校長先生、椎名先生と理科の話を。終わったあとには、立派に育てられている畑、水田を見て、こうして、命の大切さを理解してほしいという議論も。最近は、動物を小学校で飼育するのが難しくなりましたので。この前の今治南高等学校と日高小学校の連携は、重要と思いましたので。
PS.のPS. 出前講義と直接関係はないのですが、研究室でアルバイトをしてくれている1年生の進藤さんが、基礎ゼミ発表会で、「ポスター・プレゼンテーション賞」を受賞したというお知らせを頂きました。去年も、渡辺が主催していた基礎ゼミの受講生がダブル受賞。2年続けての受賞というのはうれしいですね。そうそう、明日からの後期では、展開ゼミを行います。また、別のところでお知らせしますが、まだ、2名の学生さんしか、申込がありません。。。お待ちしております。
PS.のPS.のPS. 10/1(火)、17:30ころですが、七北田小学校のHPに昨日の講義の記事を見つけました。ありがとうございました。