この週末から今日にかけて、好天に恵まれて。そういえば、先週の盛岡三高、大館鳳鳴高への出前講義でも晴天に恵まれました。本当に空梅雨で、。。。今週は、台風11号がこちらに来る予想が出ていますが、風は吹くようですが、雨には。。。。少し梅雨らしくなってもらわないと。。。農作物だけでなく、街路樹など水が心配になるくらいになってきました。盛岡でも夜中に地震がありましたが、今朝は、四国でとか。。。あの当たりでこんな大きな地震が起きることはなかったので、。。子供の頃は。やっぱり、日本全体が地震が多くなるようなそんな時間帯というか、何がきっかけなのか。地球の中を見ることができたら。。。いつもそうおもいますが、これだけは。。。
そんな中、ここ数年、恒例となりました、宮城第一高等学校理数科「研究室見学」。4月に出前講義を行い、その時に、合わせて、科学者の卵養成講座の説明会。それからしばらくして、この時期に研究室見学と言うことが多くなりました。今回は1年生6名、2年生2名。引率で柏葉先生、福地先生というtotal 10名が、午後から2hrほど、いらっしゃいました。出前講義で渡辺のことはわかっているので、研究室の内容を話すために、5月のオープンラボで使った資料を基にして。高校生にとって、大学院というのは、大学の次の世界。なので、生命科学研究科がどの様な学部から構成されているのか、そんなことを説明しながら。大学でこれという大学に行けない、或いは、これという研究室、指導教員に出会えないとき、是非、大学院でちがうところを目指してほしいと。そのためにも、いまは、オープンラボという仕組みがあるので。もちろん、そんな仕組みを使わなくても、高校の先輩たちは、多くの大学にいるはずなので、そんな先輩を通じて、是非、大学の研究室を見てほしいと。そういえば、この前のオープンラボでは、宮城第一高校の先輩が来てくれました。ありがたいことですと。。。そんなことで、話を始めて。実験補助をしてくれている増子さんは、今の高校名になる前の宮城第一女子高等学校時代の先輩。その最後の卒業生だったのが、去年の3月に卒業した、曽根さん。そんなことを話して、先輩たちが、いかにがんばって活躍しているかを。。身近なロールモデルとして、参考になったのでは。。。
そんな前置きのあとは、植物生殖、自家不和合性、栽培化に関わるような話を。植物も動物と同じように遺伝子というか、DNAというか、A, T, G, Cで書かれている生き物。では、どうやって、他殖を維持しようとしているのか。その中でも自家不和合性というのは。自家不和合性のことは、4月の出前講義でも話をしているので、あまり詳しいことは話しませんでした。もう少し時間をとれば良かったかなと。。。栽培化というのは、進化を特定の方向に推し進めていること。選抜圧をかなり強くかけるので。その意味で、栽培化、品種改良というのは、おもしろいことではないかと。。。訪問してくれた生徒さんの中には、植物の品種改良に興味があるという方も。ありがたいことです。是非、大学院で一緒に研究できればと思います。楽しみにしていますので。
また、栽培化をする上で、鍵となる遺伝子はいくつかあり、脱粒性がなくなること、自家和合性になることも大事なポイント。では、なぜ、そうなのかと言うことを。。。簡単に。もちろん、自家和合性になった原因はわかっていますが、自家和合性になって、自殖弱勢が発現しないようなメカニズムはわかってないわけで。。それをきめれば、きっと、Natureに論文が載るだろうと。Natureも少し知名度が上がったのか、せっかくですので、古くなりましたが、渡辺の2010年の別刷をプレゼント。是非、Natureに載るような論文を書く、そんな研究室を目指してくださいと。最後は、オープンラボでも好評だった、渡辺の研究質の良いところ、そうでないところ。何より、町中にあり、平地です。渡辺が学生時代を過ごした農学部もあと、1.5年ほどで青葉山に。。。寂しくなるとともに、地下鉄が開通するとは言え。。。山の上はたいへんかなと。渡辺も学部4年の時に、理学部生物の竹内先生のところに実験で1年、伺いましたが、雪がある季節は。。。と思いましたので。その点、片平はよいところだと思いますので。もちろん、これという師匠にであうことの大切さも。何より、今の渡辺があるのは、日向研究室で色々なことを学んだからに他ありませんので。。。
そんな1hrあまりの講義のあとは、大学院生の皆さんにお願いして、研究室の中を案内。居室、研究室と。種子の整理をしてくれている学生さんと一緒に なったりで。こんなことも実験としてするんだなと言う感じは味わってもらえたのでは。もちろん、遺伝子関係の実験器具も。PCRの増幅装置がたくさんあっ たのは、驚きだったのでは。。。
続いて、顕微鏡、sequencerなど、生物関係の実験では欠かせないものを。もちろん、遺伝資源であったり、低温処理をすることの意味も合わせ て。。。また、遺伝学の実験には不可欠な交配実験の様子も。。。種子の整理と合わせて、つながった形として、理解できたのでは。。。合間には、柏葉先生と 9月に予定している課題研究の中間発表会などについて、discussionなどできました。今から、楽しみにしておりますので。
ガラス室からの見学のあと、研究室に戻り、渡辺のイスに座って、教授の気分で撮影会も。ここには写真はありませんが、生徒さんには良い記念になったのでは。。。もちろん、最後は、世界に向けて情報発信。最後になりましたが、今回の研究室見学を設定頂きました柏葉先生、福地先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は、理数科の発表会でしょうか、今後ともよろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 高校生向けの理数科のパンフレットに、去年の渡辺の研究室訪問の時の写真を使って頂きました。ありがとうございました。
PS.のPS. 今年も「バリィさん」は、大人気でした。せっかくですので、質問をしてくれた生徒さんにプレゼント。良い思い出になればと。。。
PS.のPS.のPS. 夕方にかけては、仙台第一高等学校の生物部の生徒さんが、実験の相談というか、打合せというか、そんなでいらしてくれました。そんなこともあって、uploadが少し遅くなりました。
そんな中、ここ数年、恒例となりました、宮城第一高等学校理数科「研究室見学」。4月に出前講義を行い、その時に、合わせて、科学者の卵養成講座の説明会。それからしばらくして、この時期に研究室見学と言うことが多くなりました。今回は1年生6名、2年生2名。引率で柏葉先生、福地先生というtotal 10名が、午後から2hrほど、いらっしゃいました。出前講義で渡辺のことはわかっているので、研究室の内容を話すために、5月のオープンラボで使った資料を基にして。高校生にとって、大学院というのは、大学の次の世界。なので、生命科学研究科がどの様な学部から構成されているのか、そんなことを説明しながら。大学でこれという大学に行けない、或いは、これという研究室、指導教員に出会えないとき、是非、大学院でちがうところを目指してほしいと。そのためにも、いまは、オープンラボという仕組みがあるので。もちろん、そんな仕組みを使わなくても、高校の先輩たちは、多くの大学にいるはずなので、そんな先輩を通じて、是非、大学の研究室を見てほしいと。そういえば、この前のオープンラボでは、宮城第一高校の先輩が来てくれました。ありがたいことですと。。。そんなことで、話を始めて。実験補助をしてくれている増子さんは、今の高校名になる前の宮城第一女子高等学校時代の先輩。その最後の卒業生だったのが、去年の3月に卒業した、曽根さん。そんなことを話して、先輩たちが、いかにがんばって活躍しているかを。。身近なロールモデルとして、参考になったのでは。。。
そんな前置きのあとは、植物生殖、自家不和合性、栽培化に関わるような話を。植物も動物と同じように遺伝子というか、DNAというか、A, T, G, Cで書かれている生き物。では、どうやって、他殖を維持しようとしているのか。その中でも自家不和合性というのは。自家不和合性のことは、4月の出前講義でも話をしているので、あまり詳しいことは話しませんでした。もう少し時間をとれば良かったかなと。。。栽培化というのは、進化を特定の方向に推し進めていること。選抜圧をかなり強くかけるので。その意味で、栽培化、品種改良というのは、おもしろいことではないかと。。。訪問してくれた生徒さんの中には、植物の品種改良に興味があるという方も。ありがたいことです。是非、大学院で一緒に研究できればと思います。楽しみにしていますので。
また、栽培化をする上で、鍵となる遺伝子はいくつかあり、脱粒性がなくなること、自家和合性になることも大事なポイント。では、なぜ、そうなのかと言うことを。。。簡単に。もちろん、自家和合性になった原因はわかっていますが、自家和合性になって、自殖弱勢が発現しないようなメカニズムはわかってないわけで。。それをきめれば、きっと、Natureに論文が載るだろうと。Natureも少し知名度が上がったのか、せっかくですので、古くなりましたが、渡辺の2010年の別刷をプレゼント。是非、Natureに載るような論文を書く、そんな研究室を目指してくださいと。最後は、オープンラボでも好評だった、渡辺の研究質の良いところ、そうでないところ。何より、町中にあり、平地です。渡辺が学生時代を過ごした農学部もあと、1.5年ほどで青葉山に。。。寂しくなるとともに、地下鉄が開通するとは言え。。。山の上はたいへんかなと。渡辺も学部4年の時に、理学部生物の竹内先生のところに実験で1年、伺いましたが、雪がある季節は。。。と思いましたので。その点、片平はよいところだと思いますので。もちろん、これという師匠にであうことの大切さも。何より、今の渡辺があるのは、日向研究室で色々なことを学んだからに他ありませんので。。。
そんな1hrあまりの講義のあとは、大学院生の皆さんにお願いして、研究室の中を案内。居室、研究室と。種子の整理をしてくれている学生さんと一緒に なったりで。こんなことも実験としてするんだなと言う感じは味わってもらえたのでは。もちろん、遺伝子関係の実験器具も。PCRの増幅装置がたくさんあっ たのは、驚きだったのでは。。。
続いて、顕微鏡、sequencerなど、生物関係の実験では欠かせないものを。もちろん、遺伝資源であったり、低温処理をすることの意味も合わせ て。。。また、遺伝学の実験には不可欠な交配実験の様子も。。。種子の整理と合わせて、つながった形として、理解できたのでは。。。合間には、柏葉先生と 9月に予定している課題研究の中間発表会などについて、discussionなどできました。今から、楽しみにしておりますので。
ガラス室からの見学のあと、研究室に戻り、渡辺のイスに座って、教授の気分で撮影会も。ここには写真はありませんが、生徒さんには良い記念になったのでは。。。もちろん、最後は、世界に向けて情報発信。最後になりましたが、今回の研究室見学を設定頂きました柏葉先生、福地先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は、理数科の発表会でしょうか、今後ともよろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 高校生向けの理数科のパンフレットに、去年の渡辺の研究室訪問の時の写真を使って頂きました。ありがとうございました。
PS.のPS. 今年も「バリィさん」は、大人気でした。せっかくですので、質問をしてくれた生徒さんにプレゼント。良い思い出になればと。。。
PS.のPS.のPS. 夕方にかけては、仙台第一高等学校の生物部の生徒さんが、実験の相談というか、打合せというか、そんなでいらしてくれました。そんなこともあって、uploadが少し遅くなりました。