不定期にお送りする大坂正明の日記。
早くも第2弾です。
今日は三重からの投稿です。
はてさて、8月を締めくくる今日をとりとめのない日記でお送りいたします。
ただいま小生は三重大学生物資源学部生物圏生命科学科陸圏生物生産講座分子遺伝育種学教育研究分野(長ッ)の
諏訪部准教授のもとで実験に取り組んでおります。
私の研究テーマは新規自家不和合性因子の探索ということで、とても歴史の深く、たくさんの方々が背負ってきたこのテーマを今自分が持っているとかんがえると大変うれしく思います。今は先代の五十川さんが残していってくださったデータをおもに、自分がだすデータをプラスし、論文を仕上げようとしている状態でございます。
そのデータを出すために三重大学の諏訪部さんにお世話になっております。
三重はまだ暑く、台風も避けて行ってくれたので、来津以来ずっと晴天が続いております。
今日で一週間が経ちました。
あと2日。ラストスパートかけておいしいもの食べ歩きではなくて実験に取り組んでいこうと思います。
あぁ~
太る太る
自称プロDJ兼プロサーファー大坂(嘘です)がお送りしました。
シーユーネクスト
バイバイ
写真は諏訪部さんです
2009年8月の記事です。
吾が足は三重の勾がりの如くして甚だ疲れたり
2009年8月31日 (月)
冷水プール
2009年8月30日 (日)
いつもの夏なら気持ち良かっただろうに・・・。
当研究室では、低温感受性・耐性に関与するイネ雄性生殖器官特異的遺伝子について(平たく言えば耐冷性の)研究も行っています。そのサンプルは冷水が循環している田圃中に植わっていて、サンプリングのために毎日膝まで冷水に浸かります。暑い日には気持ち良いのですが、今年は冷夏・・・。気分は小中学校のプール開き。プルプル震えながら田圃に入ります(笑)。
今年度この田圃でのサンプリングは一昨日で終了!!
風邪をひかないで良かった良かった。
文責 M1 おだ
なつです。 みなさん、ぼくはげんきです。。
2009年8月25日 (火)
今年は仙台には夏が来ないので、
私、自らが迎えにいってあげました。
場所は鹿児島。うだるような暑さってこういうことを言うのですね。
これでたっぷり日焼けして、こんがり健康的な肌になりましょう(お肌は曲がり角)
なにをしに行ったのかというと、実験材料のイネを播いてきました。
自分で手を動かすって気持ちよいものですね。
そして、なにより愛着がわきます。
でも、ここで思い出したのが松岡修造なのはなぜなんでしょう。
困ります。完全に脳内テロですよね。
桜島は2日目から1人漢(オトコ)祭りをはじめました。
たぎるものを噴き出すのは良いのですが、
わたしらの目の中まで侵食するのはやめていただきたい。
花粉症の人が「目を取り出して洗いたい」と言うのがわかる気がしました。
もっともっと話したいんですけど、ページの関係で。。。(←言ってみたかった)
るーぺ
鹿児島県立国分高校での理数科特別講義と実験「アブラナ科植物の多様性とその研究者の履歴書」(8/21)
2009年8月22日 (土)
SSH九州地区発信の「ダイコン多様性プロジェクト」(機関校:鹿児島県立錦江湾高校)が採択され、その指導委員を務めることから、その参加校でもある鹿児島県立国分高校で、理数科特別講義と実験を行いました。鹿児島県の国分市(今は、霧島市と呼ぶようですが、、。。)といえば、葉たばこの生産が日本でも有数だったような記憶があります。
午前中の講義では、アブラナ科植物の多様性を最初に概説し、小生がなぜこのような研究に至ったかという点について、文科省も推進している「キャリア教育」を行いました。話として出てくる例は、生徒さんには、少々古い事例かもしれないですが、これからの自分の進路を決める上で、参考になったようで、いくつかの質問をいただきました。ぜひ、満足行く進路・人生の岐路を決断してもらえればと思います。
午後からは、バナナ果実を使って、DNAを単離する実験を行いました。比較的簡単なプロトコールですが、初めてこのような実験をする高校生には、楽しい実験だったようです。白いDNAの沈殿が見えたときには、あちこちで歓声が上がっていました。この感動を忘れないで、これからも日々の実験に取り組んでもらいたいと思った次第です。
国分高校もSSH九州地区発信の「ダイコン多様性プロジェクト」参加校ですので、すでにダイコンの栽培・観察を開始していました。観察するポイント、栽培のポイントを1hr近く議論し、これから何ができるかということを、生徒さん、指導される先生方にも方向が見えたようでした。ぜひ、おもしろい結果を出して、コンソーシアムのHPにデータがuploadされるのを楽しみにしております。
わたなべしるす
「ダイコン多様性研究コンソーシアム」との共催による「小中校生向け・実験と講演の集い」(8/20)
2009年8月20日 (木)
8/20に「ダイコン多様性研究コンソーシアム」と科研費・若手研究(S)の共催により、鹿児島市立博物館で、「小中校生向け・実験と講演の集い」を行いました。鹿児島市内の小中学生とその保護者の方が40名参加頂き、「アブラナ・ダイコンの多様性と自家不和合性」について講義を実施し、その後、あらかじめ用意してもらった1000mlの牛乳パックに、ダイコンを播種し、生長観察をしてもらうという実習も行いました。
参加者には、幼稚園の方から中学2年生までと多様で、アブラナの多様性にちなんだようでした。ダイコンとカブが同じ種であるという勘違いをしている子供さんが多く、形で見るのは間違っていることを話しました。また、昨日までのSSHコンソーシアムで使ったダイコンの花を解剖してもらい、花びらが4枚、おしべが6本、雌しべは1本しかないことを観察してもらいました。最後に、アブラナには自家不和合性という自己花粉を拒絶するシステムがあるという不思議を理解してもらいました。
参加者唯一の中学2年生は、来年から科学オリンピックに参加したいと話をしてくれ、花が咲いたダイコンを見て、ロゼットの葉っぱと、花の脇についている葉っぱの形がなぜ違うのか、そんなことにも気がつく生徒さんでした。この観察力があれば、科学オリンピックでも、すばらしい成績を出せるのではないか、また、将来、どこかで一緒に研究をしてみたいと思いました。がんばってください。
小学生の中には、最後に握手をしてほしいという生徒さんもいました。ぜひ、がんばって、よい科学者になってほしいものです。それから、みんなで種播きをしたダイコン、これから少しずつ大きく生長するはずです。しっかり観察して、ダイコンの味も楽しんでもらえればと思います。
いつもは、仙台市中心の小中学生への講義でしたが、鹿児島市内という違った土地での講義も、違った刺激をもらうことができ、これからも継続して、アウトリーチ活動をできればと思います。
わたなべしるす
PS. 当日、皆さんと一緒に撮った写真など、しばらくお待ちください。