東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2008年8月の記事です。

親子で学ぼう・大雄寺てらスクールで、出前講義

2008年8月11日 (月)

8/10に、栃木県大田原市で、市民向けの出前講義を行いました。
今までは、小学校、高校などが多かったのですが、今回は古い歴史のあるお寺でした。何か時代を200年以上前にもどった感じで、江戸時代にあった、寺子屋を思い出し、「読み書きそろばん」を思い出しながら、植物の生長、食糧、環境問題を講義してきました。

講義に先立ち、東北大大学院生の倉澤さん、長谷川さんが遺伝子とは何かと言うことで、実習、実験をやっていただき、子供たちは親御さんと不思議そうに遺伝子をみていました。彼女たちは、本学のSAとして活動していることもあり、子供さんたちへの接し方もなれたもので、こちらが驚くほどでした。

参加してくれた子供さんの年齢層も幅広く、講義をする上では、少々悩みましたが、いつの日か、植物、食糧、環境問題に興味を持ってくれることを祈るばかりでした。

そういえば、お寺の境内にハスの花が咲いていました。岩手大の21世紀COEを兼任していますが、その中に、「ザゼンソウ」という発熱植物の研究がありますが、ハスの花も発熱植物を思い出し、シャッターを押しました。お寺、ハス、ザゼンソウ、不思議なつながりかもしれません。

講義も有意義でしたが、いろいろと、考えさせられる、とても良い時間でした。

わたなべしるす

追伸 
8/13付けの下野新聞のweb siteにも紹介されました。

http://www.shimotsuke.co.jp/movienews/20080812/36378

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JST・SSH東北地区ミニコンソーシアム「アブラナプロジェクト」

2008年8月 7日 (木)

8/2-3に、岩手大に場所を借り、今年に入ってから、JST・SSHの高校で出前授業などを行ってきました。
その一環として、東北地区をモデルケースとして、ミニコンソーシアムを形成して、「アブラナプロジェクト」を推進してはということになり、その立ち上げなどを行いました。
アブラナ科植物は、モデル植物のシロイヌナズナから、キャベツ、ハクサイ、カブ、ダイコンなど身の回りの野菜がたくさんあります。それらを様々な角度から、研究しようというものです。遺伝子、色素、形態等々たくさんあります。年度内は、東北地区での研究推進ですが、できれば、全国に広げることができればと思っています。月末には、四国、10月には九州地区の高校で講義を行います。
こうしたプロジェクトを通して、植物に興味を持ち、環境、食糧などを解決できる人材育成ができればと思っています。
全国に広がることを楽しみにしつつ。

わたなべ

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立秋近くなれど。。

2008年8月 4日 (月)

8月になり、少しは涼しくなるのが、昔の仙台でした。少なくとも、小生が仙台に来た20年近く前は。。こんなところにも、地球的規模での変化が来ているのを実感します。

花屋さんの前を通ると、一足先に秋らしい花が目立つようになりました。今の暦と言うよりも、旧暦に合わせたかのように。その意味で、あと3日もすれば、立秋というのは、何となくうなずけます。

一歩先を考えるのは、やはりとっても難しいことですが、そのヒントは以外にも昔のことにあるのかもしれません。そんな気がしたりしています。

今日が、生命科学研究科の大学院入試でした。受験生の方は、この暑い中、本当にご苦労さまでした。研究室の方は、改修工事という大規模改修ですが、それを乗り越えた来年の4月からは新しい環境で実験できるのが楽しみな状態です。新しい学生さんと研究ができることを楽しみにしつつ。。

わたなべしるす

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