東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

仙台市立七北田小学校でのNSP特別講義「環境と植物から考える」--それを研究する博士 --(2/17)

2009年2月17日 (火)

今年度最後の七北田小学校・NSPで、環境という問題について、植物、人間、さらには、それを研究する博士ということで、サイエンスからキャリア教育を含んだ形で特別講義を6年生、120名に行いました。6年生とは、「キャベツとブロッコリーの講義」以来で、環境についても地球温暖化、森林伐採などいろいろな観点から、学習しているようでした。

今日の講義では、植物がCO2を固定できる、地球温暖化を抑制することができる。さらには、果物を例にして、「旬」というのがある。つまり、旬でない時期に栽培することは、様々な点で、環境に負荷をかけているということをまず、最初の1hrで講義しました。次の1hrでは、そうした植物とか、環境を考える博士がどのようにして、誕生するかを「渡辺」を例にして、小学校から現在に至るまでを講義し、博士になるヒトが、別に特別ではなくて、普通の小学生であったこと、でも、一生懸命がんばることを講義しました。

講義のあとに、数名の生徒さんから、いくつかの質問を受け、研究者になってみたいという生徒さんと会えたことは、うれしい限りです。是非、東北大で一緒に研究できる日が来るのが楽しみになってきました。

来年度からは3-6年生という幅広い学年の特別講義を仰せつかりました。その来年の4年生になる生徒さんと掃除の時間にお話もできました。来年度からも楽しみです。来年度の最初の講義は、キャベツのなかまで交配実験を行い、いろいろな雑種植物を育成することです。黄色い花がたくさん咲くことが楽しみになってきました。

最後に、6年生の皆さんは、あと数ヶ月で中学生です。NSPで学んだことを元に、中学での理科もがんばってください。


わたなべしるす

PS. 七北田小学校のhomepageにも講義のことが掲載されていました。

http://www2.sendai-c.ed.jp/~nanashou/ppblog/pp_blog/index.php

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