東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

仙台市立七北田小学校でのNSP特別実習「キャベツの仲間を交配してみよう」(4/24)

2009年4月24日 (金)

 今年で2年目となる七北田小学校・NSPで、特別実習「キャベツの仲間を交配してみよう」を行いました。数日前の雨以来、寒気が入っているようで、結構寒い中でしたが、30名近い小学生の皆さんと、昨年度NSPを学習し、今年は、隣の七北田中学校に通っている生徒さんも参加してくれました。

 最初に、渡辺の方で、アブラナの花の構造などを説明して、どうやって、めしべだけにするのか、おしべを除くのかという「遺伝学」の基本を講義しました。そのあと、実習になったわけですが、さすがに30名の皆さんにやってもらうのには、帰宅の時間の関係もあり、2名の生徒さんに代表してやっていただき、残りの生徒さんは、これから、また、花が咲く残りのキャベツの仲間の交配をとなりました。皆さんとても熱心で、いっぱいの生徒さんがやりたいと手を挙げてくれたのですが、理科の井上先生が機転を利かせてくれて、じゃんけんをして、2名の生徒さんを決めてもらったのは、ほっとしました。ありがとうございました。その2名の生徒さんの交配というか、手先の器用なこと。とても感動しました。きっと良い種ができると思っています。ぜひ、みんなで交配実験をやってみてください。

 残りの生徒さんには、合間に生のキャベツの仲間の味を楽しんでいただきました。花を食べたときには、「みつ」があったおかげだと思いますが、あまい、もっとたべたいと。。キャベツの仲間が嫌いな生徒さんも、好きになってくれたのではと思っています。食べるだけでなく、キャベツの仲間を研究することも楽しいことだというのを覚えてくださいね。

 今年はNSPで4年生に、ウリの仲間のキュウリ、スイカ、ヘチマなどを授業することになり、また、楽しみが増えました。

わたなべしるす

PS. 七北田小学校のサイエンスブログにも記述がありました。linkしておきます。
参考までに。

http://www2.sendai-c.ed.jp/~nanashou/ppblog/pp_blog/index.php?mode=category&aim=CDFDB2CAA4CEC9F4B2B0&display=box

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