東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

岩手県立水沢高校でのSSHアブラナ科植物多様性コンソーシアム設立会議と特別講義・実習「Brassica oleraceaの多様性と形態的特性計測」(8/2-3)

2009年8月 4日 (火)

 SSH東北地区発信の「アブラナ科植物多様性コンソーシアムプロジェクト」(機関校:岩手県立水沢高校)が採択され、その指導委員を務めることから、設立・評価会議へ参加し、その第1回目のSSH特別講義・実習を行ってきました。東北地区中心ですが、佐賀県の高校も参加し、北と南の融合というようなプロジェクトで、これからが楽しみです。

 講義・実習では、アブラナの栽培方法、栽培特性、注意すべき点など、多くのことを講義しました。小学校の頃には、植物をたくさん栽培したのかもしれないですが、高校生になってからは、初めてのようで、かなり管理が難しいことを実感しているようでした。

 キャベツの仲間を主体として、その変種の生長解析、生理・生化学・遺伝子解析など多様性に富んでおり、2月に予定されている「年度末報告会」での発表でどこまでそれぞれの高校が発展できるのか、また、それをHPを使って、外部に発信できるか、伸び盛りの高校生、とても楽しみになります。植物の種播きから、開花というステージを観察するわけですが、生徒さんも大きく開花するのではと思っています。

再来週には、鹿児島での「ダイコンコンソーシアム」。こちらの方もどの程度発展しているのか、どのような参加校なのか、とても楽しみです。

 HPができあがり、情報交換が始まることを期待しつつ。

わたなべしるす

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