3月も半分が終わり、今年度も残すところ、2週間ほどとなった。高知だったような気がするが、サクラが開花したとか。今日から、熊本出張ですが、ソメイヨシノらしきサクラが、咲き始めています。たくさんの菜の花とともに。さすが南国という感じです。
さて、今年は、寒気と暖気の入れ替わりが激しく、先週、大雪が降ったにもかかわらず、今日は、10oCを超えている。。。。そんな気温の変化が激しい仙台でも、もう少しすれば、アブラナの花が咲き始め、遺伝学、生理学、生化学の実験をしたり、そのサンプルを集めたり、5月が終わる頃までは、ゆっくりと休ませてくれそうにもない。ある一時に集中して、実験をする楽しさであり、つらさでもある。この時期を逃したら、春は、また、来年。。。そんな悲劇にならないように、植えた植物に問題がないか、実験をしたい世代をきちんと植えているか等、きちんとしたいものである。
遺伝学の実験には、F1, F2, F3など世代はつきもので、どの世代でどのような表現型を見ることをできるのか、また、BC1など、違う材料を使う方がよいのか、そんなことを考えるのも、遺伝学の実験をする楽しみでもある。遺伝子型は、昔から比べれば、ずいぶんと簡単に決めることができるようになった。それだけに、表現型をきちんと評価できる目を養うことがより重要となる。
世代といえば、「次世代の研究者の卵」とも言える高校1, 2年生を対象とした、「科学者の卵養成講座」も、先週の土曜日の3/13の発表会で、第1期生とも呼べる、まさに、未来の科学者の卵たちが、たくさん巣立っていった。こうした次世代の生徒さんとの交流は、いろいろな意味でよい刺激となった。なんといっても、元気であり、そのあふれる元気に引っ張られて、何とか、この1年運営ができたような気がする。こうした次世代教育の重要さを実感した今年度でもあった。こうした教育と普段の研究もさらに活発にして、次年度は、このHPから発信したいものである。
わたなべしるす
PS. 科学者の卵の最後の評価については、以下に記してある。興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。
http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/news/2010/03/16145041.php
http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/activity/2010/03/16164451.php