東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

天候不順・春には春にやること、新しい年度に。。(4/17)

2010年4月17日 (土)

 今年の4月の天候と言うより、今年の春の天候は毎日、春と冬が入れ替わるような天候不順です。今日はついに、4月というのに「雪」。盛岡にいた頃には、5月の雪も体験しましたが、ソメイヨシノに雪というのは、久しぶりです。仙台でのこの時期での雪は、もしかしたら、1984年に高校を卒業して、東北大に来たとき、確か、4/23前後に、雪が降って、なんとすごいところだろうと。。。それ以来の雪のような。。。

DSCN4134.JPG ここ数年、桜の開花が早くなり、年によっては、この時期には桜が終わっていることもありましたが、平均的にいえば、この時期には、桜の時期と言うより、「菜の花」の季節というのが、このところの春先でした。来週にはイネの実験のための種播きも始めようかというのに、冷たい雨と言うより、冬のような天気である。これで本当に、今年の春の実験であったり、準備ができるのか、不安になる毎日です。。。

DSCN4135.JPG 唯一、ほっとしているのは、いつもよりも種播きが遅かった「菜の花」の花が咲かないと実験ができないと困っていた部分については、この天候はありがたい涼しさというか、寒さです。5月には「菜の花」を使って実験ができるでしょう。と、ほっとしている、今日この頃でもあります。

うずまきER100413 .jpg 年度が替わって、あっという間に半月。いろいろなことがありすぎて、何をどこまで処理できたのか、分かりません。ただ、新しい年度と言うことで、新しい「出前講義」のお願いもありました。今まで、七北田小学校で展開していたNSP (Nanakita Science Project)を担当されていた先生の異動で、新しい小学校でも同じような出前講義をお願いされました。また違ったところで講義ができるのが楽しみです。何より、伺った学校には葉ボタンがもう少しで咲きそうになっていました。これを使って、「種ができるまでと言う生殖の講義」、「雌しべの上で何が起きているのかという自家不和合性の講義」ができそうです。小さい頃から、慣れ親しんだことが、大人になってから意外な面を見せてくれると思いますので。

 地球温暖化が叫ばれていますが、今年はまさか、「冷害」????なんてことになり、実験が破綻しないことを祈りつつ。というより、ちゃんと、毎日、おいしいお米が食べれますように。。。


わたなべしるす



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